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2008/10/10

KIP081009「地味化が進む国際家電イベント(2)」

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 2008年10月09日(木)   第2622号
 日刊! 関西インターネットプレス
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■本日のコラム「地味化が進む国際家電イベント(2)」
 木曜日担当:関西デジタルプレス「デジ・プレ」編集長 野々下 裕子

10月は取材だらけでてんてこまいのNonoshita です。個人スケジュールお
よびKIP で紹介したイベントなどはGo ogle カレンダー機能を使って更新
しておりますが、今月はほぼ毎日イベントでカレンダーがうまりそうな勢
い。来月から年末にかけてもたくさんイベントがあるので、ぜひともカレ
ンダーのほうもチェックしてみてください。

というわけで今回は前回に引き続き、IT&エレクトロニクス系のビッグイ
ベントである「CEATEC JAPAN 2008 」の取材レポートをば。取材では、最
近話題になっている低価格ノートパソコンことUMPC系の出展がチェックポ
イントの一つでしたが、ケータイのほうが圧倒的に注目度が高い状況でし
て、パソコン系のブースや展示は昨年よりも少なめでありました。

そうした中でがんばっていたのが工人舎。いわゆるパソコン系メーカーで
単独ブースを出展してたのはマイクロソフトと日本AMDぐらい。同社の
基本ラインナップに加えて音声入力対応とかオリジナルボディデザインが
できるとか、ややマニア度を抑えた内容だったのですが、注目度は高いほ
うだったのでは。

パソコン系の展示では東芝の「NB100」やソニーの「VAIO type T」のほか、
NEC や富士通、パナソニックがそれぞれ新型ノートパソコンを自社ブース
内で出展していましたね。特にUMPCに急きょ参戦したNB100 は人だかりが
すごかったですね。

こうした各メーカーでの展示以外にも、パソコン系についてはホールの一
角を使って「モバイルコンピューティング PLAZA」というコーナーが用意
されておりました。主にインテルのAtomプロセッサを搭載したノートパソ
コンやらUMPC、でもってMID(Mobile Int ernet Devaice )などの端末が
まとめて展示されていて、さらにそれらを利用したサービスやソフト開発
などを提供する会社の出展エリアになっておりました。

たとえばパナソニックの新型レッツノートなんかは、タフブックなどと合
わせてこちらのほうに大量展示されていて、本家ブースよりも見やすかっ
たぐらい。というか、つまりコーナーにあまり人が集まってなかったって
ことなんですが。(苦笑)

まあ、UMPCとかMID とかいわれても、その違いを専門家に聞いても、前者
がキーボードがあって、後者はタッチパネルというぐらい違いがあいまい
なのが現状。でもって、さわってみると基本機能はオフィスソフトの閲覧
とネットとワンセグで、小さいノートパソコンというだけで、これといっ
た大きな特徴がないんですよね。

ポータビリティ性で考えれば、iPhoneをはじめとしたスマートフォンがあ
るし、日本のビジネスマンにはPDA がなじまなかったという背景もある。
このあたりの端末の名称というか、棲み分けについては、来年ぐらいには
もう少し整理されてくるやもしれませんが、いずれにしてもCEATECのお客
にとってはあまり興味のない分野だったようでした。

興味があるといえば、やはり大きな目玉になってるのはケータイのほうで
しょうか。ところが、あまりにも話題になりすぎたのか、ドコモの展示は
とんでもない混雑ぶりで、展示を見るのに「40分待ち」という状態。これ
は話にならん、と移動した隣のKDDIことauのブースもとんでもない人混み
でゆっくり商品をチェックする余裕もないほどでありました。

まあ、auについてはちょうど一コーナーを占めていたコンセプトデザイン
が、先日こちらでも紹介したガッキケータイだった(むーん)のですっと
ばし、ソーラー電池型ケータイや、自分の位置が直感的にわかる(?)実
空間透視ケータイや搭載カメラをモーションセンサーがわりに使う技術を
チェック。といってもあまりじっくり取材はできませんでしたが。

して、これほど話題になっているわりに全体に対してケータイ系の出展は
それほど大きくなく、あとはウィルコムが技術紹介ブースを地味に展開し
ていたぐらいでした。その内容も先日も紹介したモバイル系の専門イベン
トでチェックしたもの以上におもしろいものは特にナシ。

唯一、千葉工業大学デザイン科学科とウィルコムの産学協同プロジェクト
として、W-SIM を利用した医療機器の新しいデザインを提案していたコー
ナーがおもしろかったかな。たとえば「薬○君」というデジタル薬袋は、
W-SIM 付きの袋にICチップデータの付いた薬を入れておくと、効能や飲み
合わせの悪いものなどといった情報を標示してくれるというものを提案し
てたりして。展示説明も学生くんがやってるのが初々しかったですね。

とまあ、例年だともう少しエレクトロニクス系の展示もチェックするので
すが、今年はほとんど興味がわくものがなかったのが正直なところ。各企
業や業界がニッチなイベントを展開する傾向にある中で、こうしたごった
煮の大型イベントは来場者にとっては会場が広くてそのわりに人が多くて
見たいものは見られず、ただしんどいものになってきているように感じま
した。不景気という以前にこれでは来
場者が減るはずです。

とにかく見てるほうが心配になるぐらい新鮮味に欠ける内容になっていて、
そろそろ展示のパターンも考え直すべきではないのかと思うところ。燃料
高騰でエコが加速しているように、不景気とかの影響でこうしたイベント
がどかんと新しい方向性に向かう可能性はないものでしょうかね。

ちなみに来年のCEATECは10月6〜10日の予定だそうです。


[今回の検索キーワード]
CEATEC/UMPC/MID/ケータイ/W-SIM

・CEATEC JAPAN 2008
http://www.ceatec.com/
・千葉工業大学とウィルコムの産学協同プロジェクト
http://www.wcmf.jp/topics/080927_chiba.html
・千葉大学の生徒によるサイト
http://www.geocities.jp/design_cit_w/


【プロフィール】
野々下 裕子/ののした・ゆうこ
今年の秋はけっこう連休が多いなぁと感じる関西デジタルプ
レス=「デジ・プレ」編集長。ちょうどいいので連休に合わ
せて開催される大型イベントにちょくちょく出かけるように
してたりします。すでに横浜トリエンナーレには出かけたの
ですが、他にもいくつか近場でおもしろイベントに参加する
予定。どんなイベントなのかはまたいずれ紹介しようと思っ
ているKIPコラム&ブログへの感想などがありましたらば
「nono@digipre.com」宛にてよろしくであります。


●お知らせ

平成20年度「大阪府デザイン・オープン・カレッジ」開講のご案内
http://www.pref.osaka.jp/oidc/college/

只今、経営資源として欠かすことができないデザイン活用に関する知識・
技術を習得していただく機会の一つとして「大阪府デザイン・オープン・
カレッジ」を先着申込順で受付ています。 詳細・お申込はHPからお願い
します。
(1)「儲かる商品を生みだす商品開発プログラム」
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(3)「現代に生きる匠の技」
 ―伝統技術の復元・復興と現代生活への活用―

問合先:大阪府産業デザインセンター  
TEL:06-6949-4791 FAX:06-6949-4792 電子メールアドレス:info@oidc.jp


【KIPカレンダーはこちらのURLからもご覧いただけます。】
http://www.google.com/calendar/embed?src=immqifkol7qr07e67gil1l0iso%40group.calendar.google.com&ctz=Asia/Tokyo

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 「日刊! 関西インターネットプレス」http://www.digipre.com/kip
 発 行  関西デジタルプレス http://www.digipre.com
 発行人  野々下裕子 kip@digipre.com

 配信協力 まぐまぐ http://www.mag2.com/
      bloguru.com http://www.bloguru.com/kip
 講読の変更・解除 >http://www.mag2.com/m/0000000122.htm
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