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2008/10/02

カエルニュース 第320号

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  社民党衆議院議員・小児科医・阿部知子のメールマガジン
 \^o^/「カエルニュース」 第320号  2008/10/2  \^o^/
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   ★☆漂流する政治の終止符は有権者の手で☆★

 自民党の総裁に麻生氏が決まり、民主党の代表に小沢氏が三
選されて、さていよいよ「二大政党による政権交代」を争う総
選挙だとメディアの論調は横並びである。国民は全員観客席に
座らされ、二大政党は「刺客」や「お国かえ」という手段も駆
使して選挙の勝ちを取りにいくという構図の中で、次の時代の
選択を迫られる。

 たかが一票、されど一票、主権在民の憲法の下での一票一票
の重みは、敗戦後はじめて参政権を得た女性達ならずともしっ
かりと行使したいものであるが、AランチかB定食しかないメニ
ューではとりあえずの政権交代、あるいはよりマシなものを選
ぶことしかなくなってしまう。果たして政権交代はその程度の
ものなのだろうか?

 1993年の細川内閣の登場で、それまでの自民党単独政権が終
わりを告げ、続く1994年の村山政権で自民党は再び与党となっ
たものの、以降今日に至るまでいずれかの政党と「連立」を組
んで政権を維持してきた。また、対する野党も今回は民主党を
第一党として社民、国民新党がこれに協力する形となり、選挙
後の「連立」政権を視野に入れた。

 いわゆる小選挙区制の導入が、二大政党による政権交代を目
的としたものであることは当初から言われていたが、十数年を
経て十分に国民の判断を仰ぐ政党としての骨格を準備したかど
うかは疑わざるを得ない。自民党の総裁選をみても、その候補
者の主張はバラバラで、他方民主党の中にも幅のある主張が入
り乱れている。外交政策から経済政策・税制・社会保障の考え
方など、どれ一つとっても極めて違いがわかりにくい。

 とりあえず、自民党の長期政権で生まれた行政の不始末や政
・官・業の癒着を絶つために「政権交代」という考え方もある
が、官僚機構の腐敗や堕落・無責任は実は政治家の判断や政策
の誤りから来るのである。例えば年金のずさん管理は、1942年
に始まった厚生年金が40年後に受給者にきちんと年金を渡すと
いう目的よりも、戦費の調達やインフレ予防のために国民から
保険料を集め、それを申請主義に基づいて給付してやる(裁定)
という制度設計であったことにそもそもの原因がある。官僚政
治からの決別とは官僚バッシングすることではなく、一人一人
の政治家がきちんとした哲学や政策を持ち、政党としての目指
すべき社会像を共有してはじめて可能となる。

 今問われているのはその第一段階、すなわち個々の政治家の
力量・見識であり、次に政党としてどのような主張をまとめ上
げるかである。各党が連立を組みながら進むであろう今後の政
界再編の中で、議員は有権者との最前線に立ち、自分の言葉で
語り、広く有権者の声と共鳴させながら、自分の所属する政党
の政策へと高めていくべきである。政治家と政治の真価が問わ
れる時と思う。少子高齢社会は未曾有の経験である故に、新し
い政治の流れもこの混迷の中で真剣に有権者と向き合った政治
家の中から生まれてくるはずである。

 有権者には是非そうした政治家を選びとって欲しい。


                     阿部 知子 

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                 ◎ 編集・発行: 阿部知子事務所
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