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2008/09/30

異文化理解のすすめ 第0141号

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ALOHA! 皆様お元気ですか? 日本の秋は一足一足やって来ますね。まさに
“小さい秋見つけた”の歌そのものを、久しぶりに日本で体験しています。
北ヨーロッパにやってきた突然の春の体験やハワイの雨季とは異なる、
細やかな季節の変わりめに、日本の自然の豊かさと情緒を味わっています。

ハワイでしたら季節のカレンダーは、街で目に付く(多分この季節ならばハロ
ウイーン)商品に教えられますが、日本の四季は自然界が恵んでくれる旬の農産
水産物や道端の草花、体感できる気候の変化や人々のファッションと、
実に色々です。
ふ〜ん、日本人はこのような自然の変化を敏感に察しながら、自分たちを取り巻く
自然とともに生きてきた民族なのですよね。日本人のアイデンティティーを考える
と、この季節の移り変わりと共に生きてきた事実を無視出来ませんね。

そんな日本から、ハワイのからっと晴れた陽光を少し恋しがりながら、、、、、
日本人の感情表現について、今回は語り合いましょうね。
 
                        ノブコ タカハシ ムーア

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<お知らせ>
*スクールハウスインターナショナルのウエブページが新しくなりました。
 ぜひご覧下さい: http://www.shihawaii.com

*ノブコ T.M指導による“英語によるコミュニケーションテクニック向上クラス”
を、10月に開催いたします。このクラスは11月に実施するクラスに先駆けて、特別に
用意いたしました。10月9日、16日、23日、30日(木曜日)の朝10時〜12時までの
クラスで,場所は海老名です。ご関心のある方は shi_nobuko@hotmail.com まで、
詳細をお問い合わせください。

*10月18日(土曜日)、横浜の県立青少年サポートプラザ(青少年センター別館)
にて、ノブコT.,M.の講演会があります。ご関心お持ちの方は、同じく上記メイル
アドレスまでご連絡ください。
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日本人って、私も含めてですが、感情表現が下手な民族だと一般的には理解されて
いるようです。でもこれは、決して国民性ではなく、育ってきた時代背景、時代の
価値観や風習がたぶんに影響しているのではないでしょうか。日本でも歴史上では、
国民が感情豊かに楽しく暮らしていた時代があったようです。戦国時代後の天下
泰平の江戸時代には、庶民文化が栄え、町に人々の踊りや歌や笑い声が聞こえて
いたり、逆に社会不安のあった鎌倉末期時代でも、その不安を吹き飛ばすために
人々が踊り狂ったりしたとか。感情を外に出さないと、人間の心は重くなって
しまうようですが、皆さんもそんな体験がありませんか? 私が“よさこい踊り”
を始めて見たのは、数年前のワイキキのメイン通りのパレードでしたが、その時の
踊る人たちのダイナミックで、ファッショナブルな踊りっぷりにすっかり圧倒させ
られました。思わず関係者の方に、その私の感激ぶりを伝えに行ったほどです。
そして、翌年のワイキキのパレードでは、“よさこいソーラン踊り”のグループが
登場! 祭りや踊りに熱中している時の日本人の顔は、皆生き生きとして感情が
発散していますよね。

でも、日常生活の中で、生き生きとした日本人の顔に出会うのは、本とに少ない
です。特に電車の中や通りすがりの人たちの顔は、無造作でまるで何かに包まれて
いるような、英語ならこれをポーカーフェイス(ポーカーのゲームで良いカードが
来た時、それを悟られないように感情を隠すこと)とでも言うのでしょうか。
日本語会話で使われる形容詞も、英語のそれと比較すると、非常に少ないように
思えるのは、私だけでしょうか?ハワイであるピアノコンサートの司会を頼まれた時
私が一番苦労したのは、演奏者へ対するほめ言葉の英語単語が少ないと自覚したこと
でした。英語で言われる様々なほめ言葉を理解出来ても、そのほめ言葉を自分から
使いこなせない事実は、自分の日本語のほめ言葉の種類が少ないからではないだろう
かと思えました。もちろん普段個人が良く使う表現や形容詞は、どの言語でも自分の
言葉として固定化するのは当然ですが、それにしても一般会話の感情表現の
日本語って少ないと思いませんか?

第二次世界大戦前後の、自分の意志や感情を表現できない抑圧感が、そのまま次の
世代にも乗り移ったような、、、、そのまま経済成長の旗に煽られて、個人の意思や
感情を後回しに押し付けられたような、、、、、時代の置き土産なのでしょうかね。
戦後60年以上も経っているのですから、もっと自由に、気楽に、自分の感情や
気持ちを表現したいものですね。もちろん責任のある自由であり、わがまま勝手な
感情表現は禁物ですがね。

日本は“うつの時代”とも言われているようですが、“うつになる人はエネルギィ−
のある向上心のある人が、その気持ちが素直に外に出せれないために起こる”
そうですが、その説には大いに納得出来ます。その外に出せれない、何かに包まれ
ている状態は、やはり“〜でなくてはいけない教”が社会に充満しているからでは
ないでしょうか。“自分が自分であって良いんだよ”そして、一人一人がお互いに
そんな自分を尊重し合い(付和雷同ではなく)、その上で協調心を育んでいけた
なら、日本社会の風通しももっと良くなるのではないでしょうか。
そんな願いも込めながら、目下私は10月と11月のコミュニケーションクラスと、
12月のハワイ旅行の企画準備に追われています。

山や川辺に色ずく木々の美しさに感嘆した思いを歌にしていた古人同様に、都会の
雑踏の中でも人間らしい思いが交差できる生活をしたいですね。

それでは、又次号まで。
関東地方は涼しくなってきました。皆様風邪などひかないようにお元気で!
       
                          ノブコ T. M

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