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2008/08/21

異文化理解のすすめ 第0139号

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ALOHA! 皆様お元気でしょうか? カポレイには爽やかな緑の風が青空をそよがせ、
シュロややしの木の木陰をゆすっていて、とっても気持ちが良いですよ。
皆様の夏はいかがでしたか? 
私はいたってのんびりと、家で片ずけごとをしながらこの2週間を過ごしました。
なんといっても空を仰ぐ時間が長くもてました。雲の形や空の色の移り変わり、
自然って絶えず動いているのですね。


オリンピックをこんなにゆっくりとテレビで鑑賞したのも、何十年ぶりでしょう。
ハワイで見るテレビですから、すべてアメリカの選手を中心とした番組になります。
私自身は余り何処の国を応戦するつもりもないのですが、アメリカ選手を多く
見れば見るほど彼らを無意識に応援するのは、マスコミの力なのかしら?

マスコミの力といえば、我が家のセレブが私より一足早く、今回日本上陸して
しまいました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080806-00000011-eiga-movi.view-000
私たち家族がアメリカにやって来た頃、ニューヨークのモデル・エイジェンシーに
所属していた主人の長男が、突然ハリウッドでテレビ番組のレギュラー役の
オーデションを受けることになりました。そしてその役を勝ち取って以来、
ハリウッドのテレビ・映画俳優としての力をつけて、今回はクリミナル・マインド
と言うテレビシリーズのレギュラー俳優として登場です。彼の名前Shemar 
(シェマー)は私の子ども達と同様に、父親と母親の名前からとってあります。
デンマークのIPCの裏庭で、アフロヘアーのよちよち歩きの彼が、父親とサッカー
ボールを追いかけていたのが、つい昨日のようです。


さあ、私も日本行きの準備を本格化しなくてはなりませんね。ハワイ発9月3日で
翌日成田着です。今回は暫く海老名市に落ち着きます。ですから次回のこのMMの
発信は、多少時間が掛かるかと思いますが、ご了承くださいね。

それでは皆様、今回はマスコミの力について語り合いましょうね。 


カポレイ発の地球の輝きをいっぱいに込めて、

                     ノブコ タカハシ ムーア




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このMMをご購読の方にも、マスコミ関係者の方やマスコミに登場された経験を
お持ちの方がいらしゃると思います。

私自身の体験は、1973年欧州から帰国して、郷里の厚木で民間ユネスコ協会設立の
キャンペーンを一人で始めた時でした。‘まあのんびりやろう!’と、
逆カルチャーショックの抜けきらない私は、一人で日本ユネスコ協会連盟
(日ュ協連)から貸し出された’世界の児童画展’なるものを公民館を借りて行ない
ました。知っているのは家族と近所の数人、私が自分で描いたポスターが3枚。
そしたら、突然会場にやって来た男性2人、新聞記者とカメラマンとか。
(後から解ったのですが、日ュ協連の組織担当の方が情報を新聞社に流したの
でした。)翌朝の神奈川版に、‘ヨーロッパ帰りの女性、一人国際理解の為に頑張る’
ってなキャプションがついた記事があるではないですか!“ええっ、誰この人。
そういう人に私は会いたかったのよ”と、日本に帰って疎外感をひしひしと抱いて
いた私は同じ境遇の人の出現に喜びました。ところが、それが自分であることを
知った孤独感!‘つまり、私のような人はこの社会にいないのだ、、、、だから
新聞ネタになってしまう。’そして、その記事を見た他の新聞社や市の広報担当者
が次々と現れ、、、記事を読んだ人達がやって来て仲間が増えると同時に、社会
活動などしたこともない23歳の私は、社会的反響を起こしてしまった責任に震えて
もいました。その記事の一つがデイリィー読売に英訳され、写真つきで記載された
後に、私はその記事を受け取りました。その英訳記事のコピィーを海外の私の友人達
に送ると、彼らは積極的に支援を申し出てくれました。

その後、幾度か新聞や雑誌に記事を書いていただきましたが、取材の記者さんと
良くコミュニケート出来ていないと、とんでもないことが活字となって印刷され、
それを見た人がイメージを膨らませます。私の分野はいたって地味な社会活動
なので、さほどのイメージずれはありませんが、人気商売のエンターテイメント
やスポーツの分野(最近は政治家もそうですね)では、このイメージつくりが重要と
なることも納得できます。コンピューターのなかった時代、さらには活字のなかっ
た時代は、これらの事実・事件・イメージが人々の口から口へと伝わっていった
訳ですから、伝える人の伝え方でいくらでも自分が誇張したいように話が伝わった
可能性は多大ですよね。そうは思いませんか?
でもよくよく考えてみると、テレビやビデオやデジタル映像が発達しても、
放映する人の意図とする映像しか流れませんから、人々の関心を仰ぐテクニックは、
昔と変わらないような気もしますね。

北京オリンピックの番組で中国の陸上リウ・シアン選手が棄権した映像を、生放送
中に見ましたが、彼に関する記事のキャプション表現が大きくなればなるほど、
本人に与えられた圧力も増すものです。マスコミとそれを受けた人々の間で、
大変な電気が巻き起こるのですね。本当に不思議です。人々に植えついた
イメージを壊せないが為に、頑張りもあれば苦痛もあるわけです。

そのことに私が実体験したのは、3ヶ月ほど前でした。私の息子の高校卒業式に
来たシェマーが、卒業式後の会場でいつものことながら写真やサインに快く誰とも
応じる彼のプロフェッショナルぶりに私は感心していました。
そして、翌々日銀行へ行ったとき、地元にシェマーが来ていることを知っていた
人達が騒ぎ出し、次から次へと携帯電話で友人知人を呼ぶのです。飛行機の出発
時間が迫り、その場を立ち去るにも立ち去ることが出来なくなった彼は、嫌な顔
せずカメラを向けられるとにっこりとするのです。‘そうか、彼は嫌な顔など
公衆の前で出来ないのだ’と、悟った私は、付き人のふりをして、‘シェマーは、
後1分で行かねばなりません。写真撮影は、この方で終わりとなります。’と、
憎まれ役を買って出ました。やっと銀行の外に出たシェマーから、お礼を
言われて、‘やっぱり、これが人気商売の辛いところなんだ!’


とかく社会的に大きな衝撃を起こす事件の犯人が、‘みんなから注目された
かった’との共通コメントを言いますが、注目されのは楽なことではあり
ませんね。まして間違った解釈の注目では、家族や周囲がどれほど迷惑を
こうむるか、、、、。そういう事件になってしまう前に、家族や周囲と
心地よい電気の交流が絶対必要なのでしょうね。

人は誰しも人をひきつける電気を発信しています。
マスコミの力を借りずとも、その電気を暖かく呼び寄せる他の電気を感じる
はずです。皆様方の電気も周囲に上手く流れていますか?


それでは次号まで、皆様お元気で!

暑さに負けないように、くれぐれもご自愛下さいね。


つめた〜いウオーターメロンの匂いを込めて、

                              N. T. M.

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