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世界のGEがエジソン生命(現AIGエジソン)から撤退した本当の理由をGEとSONYの企業文化を比較し、両社に勤務した立場から解説します。書籍には書かれていないGEの内幕暴露です。

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2008/06/29

2008臨時号3:世界のGEが日本のSONYを超えられない本当の理由

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★☆★ 恒例の株主総会の季節がやってきました ★☆★
  2008年 株主総会シリーズ−3

2008年 株主総会−3

 2008年6月26日(木)朝9時前、小雨が降る中、私は『もう一つのS
ONY』の株主総会の会場へ足を進めていた。上場して初めての株主総会であ
り、心待ちにしていたので気持ちは浮き浮きしていた。しかし、その一方で、
先週の「SONYの株主総会の最後の質問」に怒っていた。

 株主総会に出席するようになって、私はいろいろと考え始めた。まず「株主
」って何だろうと。株主とはその企業の株を自分の判断で購入して「株主」に
なる。誰かに強制されるものではない。もちろん要請されて株主になるケース
もあるかもしれないが、それでも最終的に購入するか否かは自分が判断する。

 一般人は、その企業の先々の業績を見込んで「株価が上がることを楽しむか
」「高い配当を受けることを楽しむか」の要素が大きい。経済的な利益をあて
にしなくとも、少なくとも企業に関心があることは確かだ。だから、「株主」
でありながら、その企業を「非難する人、けなす人」を私は理解できない。
「非難する、けなす」のであれば「株主」を辞めればいいのだ。

 そんなことを考えながら、私は自分が株主になった理由を遡って考えた。最
初は株価の値上がりが目的だった。そのうち値上がりすることよりも、自分の
予想や推定が株価にどのように影響するのかが関心事になった。世の中の環境
変化を観て、それが企業の株価にどのような影響があるのか、関連会社にどの
ような影響があるのかを予想することが楽しくなった。その際に、株主になら
なくてもその予想はできるが、経済的な支出を伴うことで、より真剣になるこ
とが分かったのだ。

 株を始めてそんな状態が二十年以上続いたが、ある時、『ある方』によるき
っかけで株主総会に出席した。『ある方』のきっかけで質問をしようという気
になった。すると大変面白いことに気づいた。

 『当たり前』のことだが、企業のトップの話を直接聴けるのだ。ここが大事
である。マスコミを通じて、何らかの編集をされた結果を伝え聴くことではな
く、自分の耳で直接聴けるのだ。更に、マスコミの質問による回答ではなく、
自分が意図する質問に企業のトップが答えるのだ。『こんな醍醐味は他にはな
い』と感じた。

 だから、企業のトップの考え方や姿勢が観たくて株を買った企業もある。数
年前、買収の危機に見舞われた企業のトップの姿勢を観たくて、わざわざ株を
買って株主総会に出席した。株主総会で誠意のない回答に終始し、うろたえて
答弁する社長や副社長の姿勢を目の当たりにして、私は株主総会の途中で席を
立ち、翌日その企業の株を売った。

 そんな経験をするうちに、『株主の役割』は、『企業のトップのビジョンや
メッセージを引き出すこと』だと感じ始めた。マスコミによる穿った質問や歪
められた引き出し方ではなく、素人の眼からの率直な質問をぶつけ、企業のト
ップの本音を直に引き出せばいいのだ。

 だから私は、三年前には『株主と社員と一般のお客さまでは、どの人が一番
大切さと考えますか』という質問を、会長・社長・副社長に投げかけた。結果
は、三人とも真摯に答えてくれたのだ。

 そして昨年は、二つの企業でその企業の核心に触れる『企業フィロソフィ』
について語って欲しいと要望した。二つの企業は、私のリクエストに対して、
トップが熱く語ってくれた。その回答は、会場に出席した多くの株主を感動さ
せることができたと、私は自負している。だから、先週の最後の質問が許せな
かったのだ。

 そんな思いを秘めて、『もう一つのSONY』で私は最初に質問した。『新
しい事業に関して、そのビジョンと戦略を聴かせて戴きたい』と。回答した取
締役は、持ち前の持論をしっかりと語ってくれた。私が考えていることと同じ
方向性を向いていたことを確認した。

 『もう一つのSONY』での第一章が始まった。それは、これから私が元気
で生きている限りずっと続く章の最初である。

 その夜、私は『お礼』のメールを受け取った。大変嬉しい一日だった。

                      イナンシエイター 名誇礼恩

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