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小説の館 Vol.9
発行日:2006年8月10日
発行人:丘澄絵梨奈
HP:Creation World
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創作小説「ETERNAL CRYSTAL」第9章
二次創作小説「満月の呪い」第3話
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◆☆◆    創作小説「ETERNAL CRYSTAL」第9章
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<主な登場人物>

エリー

ディール島の人々との戦いに赴くために選ばれた戦士。
アクアクリスタルの守護を持つ。


ユリ―

エリーの異母姉。母親が違うことから、最初はエリーに冷たくしていたが、
ディール島との戦いに赴くことになり、エリーに心を開く。
エリーと同じ アクアクリスタルに守護されている。頭もよく、頼れる人である。


フェイル

アースクリスタルに守護されている戦士。
エリーたちとともに戦う。
7人の中では一番年上で、みんなのリーダー的存在である。


シンクレア

イリュージョンクリスタルを守護に持つ戦士。ユリ―の親友。


ティシア

ウインディクリスタルを守護に持つ戦士。気候や風を操ることができる。


ルイザ

スカイクリスタルを守護にもつ戦士。エリーの親友。ヒーリング能力を持っている。


ジェミ―ヌ

フレームクリスタルを守護にもつ戦士。炎を操る。



レイリア

アレス島の女神。


 エリーたちは、突然のクリスタルの出現に驚きを隠せない。
「いったい、なんだ……? このクリスタルは……?」
 フェイルがとまどうように言った。
「わからないわ。 でも、すごくきれいなクリスタルよ」と、ユリー。
「エターナルクリスタルが、なぜここに……!!」
シルヴィのその言葉に、7人は一斉に彼を凝視した。
「エターナルクリスタルですって!?」と叫ぶシンクレア。
「お姉さま、じゃあこれが……」
「レイリア様がおっしゃっていたクリスタルよ。エリー。 
このクリスタルは、私たちの力によって、生み出されるものだったのね」
「そうだな。 俺たち7人の力がひとつに合わさったときに現れる未知なる力。
 それがエターナルクリスタルなんだ」と、フェイルが補足する。
「なんか信じられないな。 
俺たちの中にこんな力が眠っていたなんてさ。 なあ、フェイル」
「ああ、そうだな。ティシア」
「ねえみんな、このクリスタルの力を借りれば
シルヴィを倒せるんじゃない?」
「ユリーの言うとおりだ。 やろう! みんな」
7人は再び輪を作り、聖剣を重ね、エターナルクリスタルを囲んで立った。
「未知なる力・エターナルクリスタルよ、我らに力を貸したまえ!!」
「アクア!」
「アース!」
「イリュージョン!」
「ウインディ!」
「スカイ!」
「フレーム!」
「クリスタル・フェアリーパワー!!」
エターナルクリスタルの力を受けて、
7人のクリスタルの力がさらに輝きを増した。
「うわぁっ!!」
 シルヴィはその眩しさに耐えかねて、顔をそむける。
「ねえ見て、私たちの剣が!」
「どうしたの?シンクレア。 あっ! 形が少し変わっているわ。 
剣の柄の部分よ」
 ユリーにそういわれ、他の6人も自分の剣を見つめた。
「本当だわ。
今まではクリスタル・ストーンが収まっていただけだったけど、
守護精霊のシンボルがある」と、エリーが言った。
「俺たちに与えられた新たな力を最大限に発揮して戦おう! みんな!!」
「うん!!」
「おのれ…!!」
 やっとの思いで眩しさから解放されたシルヴィは、
ダーク・ストーンを手に取った。
「させるか! ティシア、おまえのクリスタルの力を貸してくれ!!」
「わかった!」
 ティシアのクリスタルの力がフェイルに注がれる。
「グランドストーム・ハリケーン!!」
 フェイルの放った技は、先ほどとは比べ物にならない威力だった。
「なんだと!?」
 シルヴィは防御のためにシールドを張ろうとしたが、
間に合わず、吹き飛ばされた。
「すごい… これが、エターナルクリスタルの力なのね」
 ユリーが感心したようにつぶやいた。

 王の間。
「とうとう、エターナルクリスタルまで出現させるとは。
こうしてはいられん!!」
 ルシアは玉座から立ち上がった。

「くっ…」
 シルヴィは剣を支えに立ち上がった。
「あれだけの攻撃を受けながら、まだ立ち上がれるなんて……。
いったいどうしたら、シルヴィを倒せるの?」
 そこへ、レイリアの幻影が出現する。
『皆さん』
「レイリア様!!」
『よくここまでがんばりましたね。
皆さんの結束の力があったからこそ、
こうしてエターナルクリスタルを出現させることができたのです。
しかし、エターナルクリスタルが真の力を発揮するためには、
もうひとつ足りないものがあるのです』
 レイリアの言葉に、7人は顔を見合わせる。
『この水晶球(クリスタル・ボール)に
エターナルクリスタルを閉じ込めなさい。
そうすることで、このクリスタルはさらなる力を発揮します』
 そういって、レイリアの幻影は消えた。
 彼女の幻影が消えた後、その場には水晶球が残された。


第10章に続く

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◆☆◆    二次創作小説「満月の呪い」第3話
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 一甲は、おぼろ研究所へ向かった。
「みんな!!」
「一甲!」
「どうしたんや? あんたがたずねてくるなんて」
「一鍬が…何者かにさらわれた」
「なんやて!?」
「本当か?」
「ああ。俺が仕事から戻ってきたときには、すでに一鍬はいなかった。
心当たりをくまなく探したが見つからなかった」
「一鍬はいったいどこにいたんだよ?」
「迅雷の里だ」
「なんだって?」
「だって、あの場所は…」
「一鍬にとっては、思い出すことさえつらい場所だ。
あそこにはしばらく近づくはずはないと思ったんだが… 
俺が行ったときには一鍬の姿はなく、これが落ちていた」
「これ、一鍬の!」
「俺がいない間に、一鍬に何かが起きたことは確かだ」
「今の一甲の話から推測すると
おそらく、一鍬は何者かに呼び出されてそこへ行った可能性が考えられる。
でなければ、そんなつらい場所へは行かないはずや」
「まさか、ジャカンジャが?」
「多分な。一鍬の弱みにつけこんだ作戦てことや」
「一鍬を呼び出したのが誰だか知らねえけど、絶対に許せねえ!!」
 鷹介の言葉に、七海と吼太がうなずく。 その気持ちは一甲も同じだった。

 そこへ、ジャカンジャの襲撃を告げる警告音が響く。
「ジャカンジャや!」
「ようし、みんな行くぜ!!」
「おう!!」

第4話に続く


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