[ 創作・二次創作 ]

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小説の館 Vol.12

発行日:2007年4月10日

発行人:丘澄絵梨奈


webサイト:Creation World


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【コンテンツ】

創作小説「ETERNAL CRYSTAL」第12章

二次創作小説「満月の呪い」第6話

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     ★「ETERNAL CRYSTAL」第12章

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<主な登場人物>

 

エリー


ディール島の人々との戦いに赴くために選ばれた戦士。

アクアクリスタルの守護を持つ。

 


ユリ―


エリーの異母姉。母親が違うことから、最初はエリーに冷たくしていたが、

ディール島との戦いに赴くことになり、エリーに心を開く。

エリーと同じ アクアクリスタルに守護されている。頭もよく、頼れる人である。

 


フェイル


アースクリスタルに守護されている戦士。

エリーたちとともに戦う。

7人の中では一番年上で、みんなのリーダー的存在である。

 


シンクレア


イリュージョンクリスタルを守護に持つ戦士。ユリ―の親友。

 


ティシア


ウインディクリスタルを守護に持つ戦士。気候や風を操ることができる。

 


ルイザ


スカイクリスタルを守護にもつ戦士。エリーの親友。ヒーリング能力を持っている。

 


ジェミ―ヌ


フレームクリスタルを守護にもつ戦士。炎を操る。

 

 


レイリア


アレス島の女神。




「エターナル・フェアリー・シャイニング!!」

 エターナルクリスタルの力によって、増幅された攻撃がシルヴィを襲う。

 シルヴィは防御のバリアを張るが、そのバリアさえも跳ね返される。

「なに!? うわあーーっ!!」

 シルヴィの身体が光に包まれた。

「……申し訳…ありません…。ルシア…さま……」

 シルヴィの姿は完全に消え去る。

「勝ったのね。私たち…」

 シルヴィの消滅を見届けたユリーが言った。

「ああ。残りはルシアだけだ! 行くぞ、みんな!!」

「おう!!」

 フェイルの言葉を合図に、エリーたちは王の間へ向かう。


 王の間。

「おのれ…!!」

 怒りに震えるルシアの元へエリーたちがやってくる。

「ルシア! 残りは貴様だけだ!!」と、フェイルが叫ぶ。

「よくも我が側近を! おまえたちだけは許さん!!」

「あなた1人で、何ができるっていうの? もうあなたの仲間は誰一人いないのよ!!


おとなしく負けを認めなさい!!」

 ユリーが言い放つ。

「私1人だと…? フフフ ハハハハ」

 ユリーの言葉に対し、ルシアが嘲笑う。

「どういうことだ!?」

「7人の戦士たちよ、こいつを見てもまだそんなことがいえるかな?」

 ルシアは向かい側のドアに合図を送る。

 そのドアが開き、1人の男性が姿をあらわした。

 凍りつくような冷たい瞳。


 まるで正気を失っているような表情だったが、エリーとユリーには見覚えがあった。

「そんな…!!」

「どうして…!?」

「どうしたんだ? エリー、ユリー」

 フェイルが心配そうにたずねる。

「パパ…!!」

「お父さま…!!」

 この男性は、2人の父親・ジェイディスだったのだ。


第13章に続く


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     ★「満月の呪い」第6話

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 一甲は屋敷へ戻り、布団を敷くと横になった。

 捕らえられた一鍬のことが気がかりで、なかなか寝付けなかったが、


ようやく押し寄せてきた眠気に目を閉じた。

 だが、その眠りは安らかな眠りにはならなかった。

 その中で一甲は夢を見ていた。

「い…一鍬…」




 夢の中で一鍬はマンマルバと戦っていた。

 一甲は必死に一鍬の名を叫んでいた。

「一鍬! 一鍬!!」

 一甲は一鍬のそばへ行こうとするが、バリアにはじかれて近づくことができない。

「あ…兄者…」

 苦しげに自分を呼ぶ一鍬に、一甲はいてもたってもいられなかった。

「一鍬…!!」

 一甲は渾身の力をこめて雷を放ち、バリアを解除した。

「一鍬!」

「兄…者…」

 一甲はそばへ駆け寄り、一鍬を抱き起こした。

「しっかりしろ!」

「兄者… うっ!!」

 腕の中で苦しみだした弟を一甲が押さえつけようとする。

「カブトライジャー」

「マンマルバ!!」

「弟の死を見届けるがいい!!」

「なんだと!?」

 一鍬の表情が苦痛を伴い、ゆがんでいく。

「一鍬!! しっかりしろ!!」

 一甲が支える腕に力をこめるが、腕の中で一鍬の身体はサソリの毒に蝕まれ、


朽ち果てていく。

「逝くな! 一鍬!!」

「…兄者…… すま…な…い…」

「一鍬―――……っ!!」

 自分の叫び声で目を覚ました。

「……夢か…。 だが、今の夢がもしこれから起こることだとすれば… 一鍬は…!」

 一甲は両手で顔を覆った。

(一鍬…!!)

 考えたくない方向へ思考がいってしまいそうだった。

 流れ落ちる汗をぬぐい、一鍬のチェンジャーを手にとった。

(一鍬… 絶対に助けてやる!!)


第7話に続く


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