沖縄の「ひまわりフェスティバル」というイベントの模様をテレビのニュースで見た。。沖縄では早くもひまわりが満開とは驚きです。広大なひまわり畑が画面に映る。
いえ、ひまわり畑ではなかった。それはサトウキビ畑なのだそうで。ひまわりはサトウキビ畑の肥やしなるのだそうです。
友達にこの話をした。そして、
「つまり、田んぼにおけるレンゲの花と同じことだよね」と付け加えた。
「え? 田んぼにおけるレンゲの花? どういうこと?」と彼女は怪訝な顔。
「だって田んぼのレンゲは肥やしにするために咲かせているわけじゃない?」
「えー? 田んぼにレンゲの花が咲くの?」彼女はますます怪訝な顔。
おかしいなあ。この手の話題、つまり田んぼや畑の話題に関しては、わたしよりも彼女の方が得意なはずなのだ。
空っぽの田んぼに レンゲの花。
レンゲは田んぼの
肥やしになる。
これは、環境問題やら無農薬農業やらに関心を持つよりもずっとずっと前から、そう、四十数年も前から、わたしの頭に常識としてインプットされている知識なのだ。
「田んぼにレンゲなんて見たことも聞いたこともないわよ。」
と彼女は言い張る。
田んぼや畑のすぐそばで育った彼女にそう言われると、だんだん自信がなくなってきた。「田んぼにレンゲ」はわたしの単なる思い込みなのかしら・・・
「レンゲっていつごろ咲くんだっけ? 春先よね。田植えよりも前。田んぼに水を入れる前・・・あ、そうか! うちの方は雪が積もってるからレンゲなんか咲かないんだわ!」と彼女は一人で納得して、この話題はおしまいになった。
わたしは腑に落ちないままだ。
「田んぼにレンゲ」。それは、4,5歳ごろの記憶の中の風景。保育園への道の両側の田んぼに、ある時期―それが何月ごろだったかはよくわからないのだけれど―になるとレンゲの花が咲く。レンゲの花咲く田んぼを見た記憶がある。レンゲが田んぼの肥やしになるというのも、たぶん同じころに誰かに聞いたのだと思う。
それ以来、「田んぼのレンゲは稲の肥やし」というのは、わたしの中では「日本の常識」として位置づいていたのだけれど・・・
けれど・・・もしかしたら、わたしの勝手な思い込みだったのかしら・・・
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