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2008/09/02

【コンピュータシステムはなぜ機能しないのか? Vol.00158 09/02号】

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 ─────────────────────[2008/09/02-Vol.00158]─
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□■  「コンピュータシステムはなぜ機能しないのか?」
□■   〜利益を大幅にアップさせるシステム設計の裏ワザ〜
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━◇CONTENTS◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  1. 今回のテーマ
     ⇒ 伝票番号の付け方
  2. 新宿五丁目通信
     ⇒ さりげない気配りもプレゼント

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☆★== 1. 今回のテーマ ========================================★☆
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 伝票番号の付け方

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前回からですが、「番号・コード」シリーズに突入しています。

「毎週、何を書こうかと大変でしょう」
と言われることが多いのですが、さすがに150回を超えている理由は、
「悩まず書く」
これに尽きます。

ひょっとしたら何度か同じことを書いているかもしれませんが、
きっとそれは、特別重要なことか、杉山がボケているかのどちらかなので
お許し下さい。

飲むと忘却度が各段に上がる杉山ですが、このメルマガを書いているときは
常に素面(しらふ)です。

さて、今回は「伝票番号」もしくは「連番」といったものについて
考えてみたいと思います。

データベースには「IDENTITY」という自動連番機能もありますが、
これを実際に使うことはあまり無いのではと、私の経験から思います。

「ワークテーブル」と呼んでいる、何か処理する度に削除して作り直す
というタイプのテーブルでは使うべきだと思うのですが、
マスタやジャーナルといった、何年にも渡って存在するテーブルの項目に
使うのは、開発テスト時や保守の事などを考えると、
あまりお勧めできません。

伝票番号を画面から手入力するという場合はもちろん、システム機能として
伝票番号を付加する必要はありません。

画面から手入力する場合というのは、番号がプレプリントされた伝票を
使う場合ですね。

例えば、宅配の伝票番号や、チェーンストア統一伝票番号などです。
もちろん自社伝票を使って先にナンバリングしてあるところもあります。

一般には、伝票番号は自動でシステムから付ける場合が多いのでは
ないでしょうか。

また、「伝票番号」というような運用の形態が無いとしても、入力した
画面の登録処理ごとに連番を付けるのは常でしょう。

連番の取得方法として、だいたい以下の2つの処理に分けられます。

1) 売上伝票であれば、売上伝票ジャーナルの伝票番号の最大値をもってきて、
  それに1を加えて番号を獲得する

2) 伝票番号テーブルといったものを作っておいて、最終番号はテーブルに
  更新されているので、その番号に1を加えてから番号を獲得する

これら2つのうち、小さなシステムでデータも大容量でない場合は1)でも
良いのですが、私は常に、2)を採用します。

これに関して言うと、1)を使っていたシステムではレスポンスに関する
問題が起きることがあるのですが、2)で問題が起きるのは、排他処理の問題
くらいです。

もちろん、SEとプログラマがどのようにリスクを考えるかで
変わってきます。
データベースや言語といった開発環境のクセ、組み方、お客さまの運用を
理解して吟味している場合には、どちらでも良いのかもしれません。

ただ、2)を選択していたことでラッキーだったことはいくつかあります。

例えば、現状で「357688番」まで番号が進んでいるシステムを新システムに
移行する場合、新システム番号は、「1000001番」から採番するといった
ことが簡単に実現できます。

この場合、新システムで新規に登録した伝票と移行された伝票とが、
一目で確認できるといったメリットがあります。

また、この伝票番号取得の部分は、各エントリでそれぞれコーディング
されるのではなく、ストアドプロシージャとして共通に用意され、
使われることが望ましいでしょう。

「頭に年度を付けた伝票番号」といった場合も同様に、伝票番号テーブルの
主キーに年度を含むだけで同じ処理を行います。

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■著者紹介
  杉山  淳子(すぎやま あつこ)
  株式会社アイロベックス  代表取締役
 
 SEとして26年のキャリアを持つ。
 SEという職業を誇りに思い、心から愛している。
 
 今の願いは、「リスペクトカンパニー」
 一流のプロフェッショナルにみんなを育てること。

 社長のブログ掲載中> http://blog.livedoor.jp/ilovex_sugiyama/
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