週刊新しい保険マガジン第99号『単純に、わかりやすく、がキーワード』
「新しい保険マガジン」は、単に保険の情報を提供するという枠を超えて、
あなたの「安心」を創り上げるために役立つ情報をお届けします。
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保障はあなたが創る 共に創る 本当の安心
■週刊 新しい保険マガジン■
Vol.99 2007年5月10日発行
発行者: 赤塚 進(保険の窓)
URL http://www.hokenmado.com
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【 目 次 】
■ 今週のテーマ 『 単純に、わかりやすく、がキーワード 』
■ アカツカ's トーク (編集後記)
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★★---このメールマガジンは---★★
10年間にわたって40社近い保険会社の保険をコンサルティング販売してきた
赤塚進が、あえて保険業界を離れて取り組む「保障を考えるメルマガ」です。
● 保険についてもっとつっこんで知りたいというお父さん
● どうしたら納得のいく保険選びができるのか知りたいお母さん
● 自分で自分の保障を組み立てたいという自立心のあるOLさん
● お客様によりよい情報を提供したいという保険営業さん
などにおすすめのメールマガジンです!
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■ 今週のテーマ 『 単純に、わかりやすく、がキーワード 』
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◆ 保険業界に訪れた新しい潮流
昨夜、テレビ東京の「ワールドサテライト」という経済系ニュース番組で、生命
保険の新しい動きについての特集が放送されていた。関東地区以外で、どの程度
見ることができたのか知らないのだが、ご覧になられた業界関係者の方も多いの
ではないだろうか。
今回の、生損保にまたがる保険金不払い・保険料取り過ぎなどの諸問題は、利用
者と業界側の両者に対して、「保険とはいったい何なのだろう?」「保険事業の
あり方とはどうあるべきなのだろう?」ということの再考を促した点で、一定の
評価はできる。
金融庁のまったく容赦のない姿勢のバックボーンには、郵政民営化のメインディ
ッシュである「かんぽ」を美味しくいただくために、アメリカ経済界が国内保険
会社の弱体化を狙ったという噂はあるものの、保険事業のあり方を真剣に考えな
ければならない時期であったことは確かだろう。
昨夜の番組の中で何度も繰り返された言葉が「わかりにく」という言葉だ。この
言葉は、決して昨日今日使われ始めた言葉などではなく、長く保険を語る形容詞
として定番となっている言葉である。
にもかかわらず、今なお「わかりにくい」が保険を語るキーワードのままだとい
うことは、そもそも「保険」の本質がわかりにくいからではないのかとも思えて
しまうのだが、なんとかそこに風穴を開けようという動きがこのところ加速して
きていることは間違いない。
今回の特集では、この部分にスポット当ててレポートしていて、なかなかわかり
やすいいい番組に仕上がっていたように感じた。
◆ 異業種参入組
番組で紹介された新しい会社の一つが「リンクトラスト」だ。
http://www.l-trust.co.jp/company/
まだホームページはあまり機能していないようだが、ベンチャーリンクとその親
会社の日本LCAが出資企業で、会長には小林忠嗣氏が座っていることからも明らか
なように、完全にベンチャーリンクの一つの事業としての位置づけと考えられる。
もともと保険事業には意欲を見せていたベンチャーリンクなので、いよいよ好機
到来と見て、本格参戦を果たしたというところだろうか。
番組の中では日本橋のサロンを紹介しながら、元々生保では働いていなかった女
性たちを中心にコンサルタントして育成している様子や、保険販売のフランチャ
イズ事業を展開して「保険のセブンイレブンを作りたい」(大寄昭生社長談)と
いう事業構想を紹介していた。業界の外のノウハウを使うことで、新たな保険流
通を作り上げようという試みである。
もう一つの異業種参入例として紹介されていたのが、老舗デパート「伊勢丹」の
保険コンサルティング事業。
http://www.isetan-icard.co.jp/insurance/consulting.jsp
高質な顧客を持つ百貨店が、顧客との関係の強化策および他社との差別化政策の
一環として、あえて保険コンサルティングというものを選んだのだ。
生命保険がお客様との長期のお付き合いになる点に着目して、百貨店ならではの
立地を生かし、エグゼクティブ感漂う上質なコンサルティングルームにおける90
分という時間をかけてのゆったりしたコンサルティングを行っていると説明され
ていた。保険利用者と十分な時間をかけたミーティングを行い、百貨店ならでは
の保険加入法を提案して行こうとしている。
番組の中でリンクトラストの大寄社長は「保険金不払いの原因は、利用者が自分
の商品内容を知らない、説明を受けていないことにある。」と語っていた。この
両社の事業方針は、わかりやすい説明方法を採用しじっくり時間をかけて説明し
顧客と話合い、両者納得の上で保険に加入してもらえれば、多くの問題が解決す
るはずだという取り組みと伺えた。
◆ 新たな保険会社
もう一つ大きく取り上げられていたのが、説明云々の次元ではなく生命保険自体
をわかりやすくシンプルにしてしまえ、という発想で新たに保険会社を設立しよ
うとしている「ネットライフ企画」の取り組みだ。
http://www.netseiho.com/
3月に朝日新聞でもかなり大きく取り上げられていたのでその存在は知っていたが、
その頃はホームページなども出来ていなかったので、「ネット専業」を打ち出す
割にはちょっと寂しいなあと思っていたのだが、その進捗などを改めて見ること
ができてよかった。
保険の詳細や概要は現時点でわからないが、生命保険のオピニオンリーダーとM
BAを取得しボストンコンサルティングやリップルウッドで投資活動を行ってき
たインベスターと、さらには元チューリッヒ保険代表でアクチュアリーの野上憲
一氏が組んだ事業は、面白そうな展開が期待できる。
保険料の単純化、支払い方法の単純化、資産運用方法の単純化、事業運営の単純
化・・・保険を単純にわかりやすくする方法はいくらでもある。そして、わかり
やすい保険が、わかりやすい事業者によって透明に運営されたとしたならば、必
ずや一般利用者は反応するはずだ。
生協などの共済とどう棲み分けるかが課題になりそうな気もするが、インターネ
ット化に遅れてる(言い方を換えるならば人と人の繋がりを重視する)生協との
差別化は現時点において無理でもなさそうだ。
「死んだら○○円」「病気になったら○○円」「保険料は○○円」というだけの
説明で済む単純明快な保険もあながち悪くはない。
◆ 相互扶助の原点回帰
こういった動きの源流にあるのは、もともと「相互扶助」として始まった生命保
険の原点に帰ろうという意志だろう。そしてビジネスとして複雑化してしまい、
まったく相互扶助の精神を忘れ企業の論理でしか動かなくなってしまった保険業
界へのアンチテーゼだ。企業の論理にももちろん正義はあるのだが、行き過ぎを
もう少し揺り戻せばもう少し古きよき時代に戻れるのではないかという考え方だ
ろう。
しかしこのことは、保険事業の利益構造を大きく変える可能性がある。事業とし
て成立するのかどうかという検証も必要だ。もはや単なる共済として活動するに
も認可が必要だ。営利事業として行うのならばなおのこと大変な努力と頭脳を要
するかもしれない。ただ単に「良かれ」というだけで出来るものではない。
これら新規参入組み企業が、どこまで事業者としての成功を得られるようになる
のかとても興味深い。
とにかく、保険がわかりやすくなって、利用者にとっての使い勝手がどんどん向
上していくことを期待するばかりだ。
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ご意見や質問・感想など、赤塚までどんどん送ってください!
susumu@hokenmado.com
この誌面で取り上げて欲しいこと、わからないこと、文句など何でも構いませ
ん。
励ましのメールだったらなお歓迎です。
必ずお返事します。
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■ アカツカ's トーク (編集後記)
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保険業界も槍玉に上がっているけれども、高校野球界もなんだか大変なことにな
ってきている。特待生制度を行ってきた高校の野球部が軒並み処分を受けて、高
校野球の勢力地図が一斉に塗り変わる可能性すらあるという。
「特待生って、いけないことなの?」
最初にこの記事を見たときの僕の感想はこういうものだった。次に思い浮かんだ
のは「マスコミは今度はここをおもしろおかしく槍玉に上げようとしているの
か?」ということだった。
特待生制度なんて、昔から当たり前に行われていたことでしょう?頭脳優秀な生
徒だって、授業料免除という制度はあったし。
何かに秀でる人が、何らかの恩典を得られることは悪くないだろう。そういう人
たちは、人一倍工夫をした努力を行い成果を挙げた人たちなのだから、人と違っ
た待遇を受けたって構わないと思うのだ。
なんでもかんでも平等主義というのは、どうもガテンがいかない。機会が平等に
与えられるのであるならば、結果は不平等でもいいじゃないかというのが持論だ。
昨今の、フリーターや契約社員に関する差別問題も、なんでもかんでもフリー
ターや契約社員がひどい待遇を受けているとする論調には与しない。個別の問題
としてひとつひとつ語っていくべきだろう。
たぶん、今回の高校野球の問題については、一般の人もそれほど問題とは思って
いないだろう。それでも、マスコミは鬼の首でも取ったように騒ぎ立て書き立て
る。プロ野球の裏金問題と同じ文脈の中に引き込んで、できるだけ大きく扱って
煽ろうと考えているのだ。誰のために?そう自分たちのために。その方が記事と
して面白くなるから。どうもこのところそういう風潮が強まっているように思う
のだ。
大体、もともとそういう制度があって、みんなそういう中でスポーツしてたなん
てことは、新聞社たるもの知らなかったとしたら相当情報に疎い。知っていたの
に放置してきだ責任だってある。
なんだか、テレビ・新聞のやりたい放題がひどくなってきているような気がする
今日この頃である。
では、また次回!
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発行者: 赤塚 進 (保険の窓 by オフィス・アカツカ)
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