『言葉の香りを楽しむ』
『言葉の香りを楽しむ』
毎日がお暑うございます。
皆様、如何お過ごしでしょうか?
先日、大学時代のテニス部の友人と久々に話しておりましたら、
その彼がひとつ話をしてくれました。
「なんだかすごい早口で、かむ奴がいてさ・・・・・・。
おまえと違って、いじると機嫌悪くなる男だから、
あんまり何回も「えっ?何?」って言うの可哀相じゃん?
だから、適当にあいづちをうっていたんだけど、
知らない間に、そいつと海行くことになってた」
言葉には意味がございます。
言葉というのは文字にすれば有形ですが、
意味というのは無形です。
言葉が花だとすれば、
意味は香りと言えるかもしれません。
本は昔の偉人と対話することができる
世界中の人間、全てにとっての財産と言えますが、
その意味をとれるかとれないかは、
花をプレゼントすることができても、
その香りを感じることができるかどうかは、
受け取る本人次第ということに似ています。
現代人のほとんどは鼻が「知識」でつまっている
鼻づまりの状態で、
ほとんど嗅覚が働いていません。
「う〜ん、今朝もすごくいい天氣で氣持ちいいな♪
なんだか朝ごはんのいい匂いもするぞ!
ひとり暮らしの僕の家なのに、
いったい誰が素敵な朝ごはんを作ってくれているのだろう?」
と鼻で感じて朝起きたら、
寝ている間にどうやら自分が漏らしていた大便だった・・・・・・。
というくらいに現代人の鼻はもうつまりたい放題でございます。
ごくごく当たり前の挨拶の中に、
その人の氣持ちからにじみ出る膨大な香りが、
含まれているかもしれません。
有り難う
左様なら
今日は
同じ文字でも、それぞれ香りが違います。
そして、大切なものは、
有形な文字よりも、無形の香りです。
むしろ香りが届くのであれば、
言葉なんていらない場面だってあるかもしれません。
どんな言葉を自分から発しようが、
そこから素敵な香りがほのかに香る・・・・・・。
そのほのかな香りをしっかりと味わえる・・・・・・。
そんなことをやり合える日本人でありたいですね。
人が酒を飲みますが、そのうち、酒が人を飲みます。
人が言葉を発しますが、そのうち、言葉が人を支配します。
人は有形を好みますが、そのうち、有形が人を奴隷にします。
常に、有形の奥にある香りを看ようとする、
静寂な姿勢を持っていたいものですね。
何百万とある言葉の中にわずかに存在する
ほんのかすかな香りに光が当たりますように・・・・・・♪
粋な教師『連』 代表
高草雄士 拝
【編集後記】
お釈迦様は、ある日、霊鷲山というところで、
花(金波羅華)を84000人の大衆に突然、
グーって指し示されたそうです。
84000人の大衆はさっぱりわからず呆然としていたそうですが、
迦葉というお弟子さんだけが、にっこり微笑んだそうです。
花の向こう側にあるは何があったのでしょうか?
そんな疑問を噛みしめながら、
夏の公園を散歩するのもたまにはいいかもしれませんね♪
迦葉さんが感じた香りが、あなたの元に届くかもしれません。

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