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左利きで生きる、ってどうなんだろう? 左利きと左手使いの問題を考えるレフティやすおが、自らの左利き体験を基に左手・左利き生活の実態に即した独断的アドヴァイス、および提案、役に立つ情報を紹介する左利きの諸問題を考えるメルマガです。

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2007/02/10

左利きで生きるには 週刊ヒッキイhikkii 第68号「左手で字を書くために(11)&LYG2007」

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                    左利きで生きるには
          (レフティやすおの左組通信 メールマガジン)
                    週刊ヒッキイhikkii

              世界の片隅で左手と左利きを考える

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         第68号(No.68) 2007/2/10
           「左手で字を書くために(11)&LYG2007」

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           「左利きで生きるには 週刊ヒッキイ」は、
 右利きにも左利きにも優しい左右共存共生社会の実現をめざして 
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─目次― 
 ■レフティやすおの ( ..)φメモ■ 前号<左利きQ&A>追記
 ▲左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ▲ ..第二土曜日掲載
  ―その14― 左手で字を書くために(11)
   左手書きの研究<4>第一期まとめ・特別編
 ◎▼第1回LYグランプリ▼ニュース◎ 読者大賞・各賞決定!
 ●レフティやすおのサイト案内●・・更新情報・・
 ▼次号案内▼
 ▼バックナンバーの閲覧▼
 ▼読者拡大キャンペーン▼
 ●レフティやすおの編集後記●
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 ■レフティやすおの ( ..)φメモ■ 前号<左利きQ&A>追記
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「左利き講座<左利きQ&A> 利き手の変更は可能か?」のなか
で、「書字における右手使い成功率は?」や「過去の「矯正」例」
という項目において、左利きの子供が指導によって、どのぐらいの
確率で右手使いに変更できるものなのか考えてみました。

その際、八田武志教授の著書『左ききの神経心理学』(医歯薬出版
1996)にふれるのを忘れていました。

この本のなかに、ズバリ「第7章 きき手の変更/ 4.きき手矯正の
成功率」(174p-)という項目があります。

(詳細につきましては、ブログで「利き手変更成功率」といった内
容の記事に書く予定ですので、簡単に数値のみ書いておきます。)

それによりますと、1986年のカナダの研究では、大学生650人中で
8%が矯正経験を持ち、内容は主に書字についてであり、20%前
後の率で成功。年齢が低いほど成功率が高い(約40%)。たいて
い右手で書字できるようになる、という。

右利きにしようとするのは右利きの親に多く、左利きの親では少な
い(40%に満たない)ともあります。

「書字における右手使い成功率は?」のなかで紹介した、高嶋喩/
著『だれでもできる幼児・児童の書き方指導(硬筆編)』(あゆみ
出版1994年刊)からの数値による、転向成功率の推定値と比べても、
あまり大きな差はなく、この辺が妥当な数値かもしれません。

左利きの割合 10%(2000) → 転向成功率 10%
左利きの割合  5%(1000) → 転向成功率 20%


また、別の調査(1990)によりますと、カナダの大学生の4分の1で
矯正経験があり、大部分で不成功に終わり、左利きから右あるいは
右利きから左への変更の成功は非常に稀で、せいぜいが両手利きに
なったという程度にとどまった。
成功したのは女子で男子の二倍以上。
成功の8割は、3歳未満における積極的(言ってみれば、強制的)
な働きかけによるものであった(筆者意訳)、とあります。


現在では、「無理に変更させる気はない」という親御さんが圧倒的
に多いわけですが、左手使いを無理なく変更できる人の割合は、こ
のように決して高くはないというのが、現実のようです。

また、年齢が低いほど成功率が高い、という結果が出ていますが、
利き手が3歳未満で分かるというのは、なかなかむずかしい面があ
ります。

3歳までは非常に速いスピードで脳が発達する時期であり、利き手
もその脳の成長につれて、右利きの子供でも、右手をよく使う時期
があったり右手も左手も使う時期があったりする、といわれていま
す。

正しい認識が得られた結果であるかどうかは疑わしい部分もある、
と私には思われます。


そして最終的に、変えられることが事実であったとしても、それが
どの程度本人の負担になるのか、という問題があります。

リスクを負って(負わせて)も決行するか、リスクを回避して、も
っと自然な道を本人任せで歩ませるか。

どちらにしろ生きるのは本人であって、親御さんではありません。
その点を忘れないで選択して欲しいというのが、私の願いです。

※ 参考文献:
『左ききの神経心理学』八田武志/著 医歯薬出版 1996年刊


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 ▲左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ▲ ..第二土曜日掲載
  ―その14― 左手で字を書くために(11)
   左手書きの研究<4>第一期まとめ・特別編
  児童かきかた研究所所長、高嶋喩/著『だれでもできる幼児・
  児童の書き方指導(硬筆編)』を読んで
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本編に入る前に、前回の「左手で字を書くために(10)左手書き
の研究<4>第一期まとめ・実践編」の追記を―。

翌週の第65号のなかで補足を書いておきました。

※ 参照:
第65号(No.65) 2007/1/20「私にとっての左利き活動(9)」
「レフティやすおの ( ..)φメモ/前号のこと:左手〜実践編」
http://blog.mag2.com/m/log/0000171874/108154248.html


ボールペンの場合、私の紹介した持ち方―通常よりも筆記具を寝か
せて持つ書き方では、インクが出にくくなり文字が書けないケース
もある、と判明しました。

一般に右手書きでも、ボールペンの場合は、鉛筆よりも立てて書く
のが良いとされ、ペン軸と紙面との角度は、鉛筆では60度が適正
とされるのに対し、ボールペンでは少し立てて80度ぐらいが良い
とされています。

文具メーカーZEBRAのホームページにある説明を紹介しました。
 ZEBRA > お客様相談室 > ボールペン「ボールペンのしくみ」
http://zebra.zebra.co.jp/ball1.html

左手書きの場合も、ボールペンの場合は構造的にいうと、立て加減
で書く方が良いのですが、商品によっては、寝かせる書き方ができ
るものもあります。(メーカーとしては、薦められないようです。)

要は、横画を左から右に書く際に、いかに抵抗を少なくするかが問
題であり、この抵抗が少なければ良いのです。

ボールペンの場合、インクの出方の良いものであれば、さほど角度
にこだわらなくてもよい、という結論になりそうです。

この辺のところは、各自個人個人で、商品との相性など見比べなが
ら工夫されるのが良いと思われます。

私は最近は、万年筆を常用しています。もちろん左利きタイプのも
ので、このようなペンの場合は、寝かせ加減のほうがうまく書ける
ようです。

 --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- --- 

 児童かきかた研究所所長・高嶋喩/著『だれでもできる幼児・児
 童の書き方指導(硬筆編)』あゆみ出版(1994年刊)を読んで

 ・・・

「1章−6 左手では字は上手に書けない/
 (1)字を書くときは右手で!」

「すべての文字は、右手で書くようにできています。とくに、日本の
文字は右手で書かないと、上手に書けません。左手で書く人が、上手
に書けないのはあたりまえです。こんなわかりきったことが、現在で
は通用しません。親も子も左書きのままでよいと言いはっています。
昔の教師は強制的に右手で書くように指導したものです。しかも、な
んら問題は起きませんでした。こともあろうに心理学者までが矯正し
ないほうがよいと言いはるご時勢です。世界中の教師や親たちが悩み
の種だというくらい未解決な問題だと思われるのに、それを結論づけ
られるほどの具体的なデータを心理学者は持ち合わせていないと思い
ます(外国の文献によるものが多いようです)。一方、ある心理学者
は正しく鉛筆や箸を持ったときの脳への刺激を十としたら、まともで
ないときは六か七しか働かないと言っています。一般論とすれば、お
そらく左手の場合を想定しておられないと思います。箸はいざ知らず、
鉛筆を左手で持ったときの大脳の働きは、三か四ぐらいでしょう。そ
れは、左手で文字を書いたときの書きづらさを考えると当然のように
思います。」(80-81p)

 ―――――――――――――――――――――――――
 ◆ 右手書字しか認めない「児童かきかた研究所」 ◆
 ―――――――――――――――――――――――――

初めてこの研究所の名前を目にしたのは、サイト活動を始めようと
した四、五年前、トンボ鉛筆の持ち方補助具「もちかたくん」のパ
ッケージに印刷されたものでした。

一体ここはどういうところなんだろう、と興味を持ちました。
左手でもきれいな文字を書ける方法も研究しているのだろうか。
私は、胸ワクワクで、大いに期待したものでした。

当時、ネットで調べて得られた情報によりますと、この研究所では、
字は右手でしか書けないように作られている、左手では上手な字は
書けない、という立場からの見解を表明していました。

当然、左利きでも文字は右手で書きましょう、と教えていました。

左手でもきれいな文字が書ける方法を研究しているところではあり
ませんでした。
私の期待はあっさりと裏切られました。

 ―――――――――――――――――――――――――
 ◆ 左手用「もちかたくん」には推薦の文字はない ◆
 ―――――――――――――――――――――――――

「もちかたくん」には、左手用も出ていますが、こちらの製品には、
この「児童かきかた研究所推薦」の文字は印刷されていません。

これは先に紹介しましたように、この研究所では、左手での書字を
認めていないからです。

同社からは、「はしのおけいこ」という箸使いを練習する器具も出
ています。

こちらの製品は、反転させれば左手でも使えるタイプで、この研究
所の推薦の文字が印刷されています。

これは、この研究所が左手箸は認めているからです。
(くわしくは、↓のサイトで確認してください。)

※ 参照:
トンボ鉛筆 > トンボの知育文具シリーズ KODOMONO
(きれいな字の魅力/えんぴつの正しい持ち方/商品紹介)
http://www.tombow.com/kodomono/index.html


 ―――――――――――――――――――
 ◆ 日本で左手書字が少なかった理由 ◆
 ―――――――――――――――――――

「日本では欧米に比べて、左手で文字を書く人がはるかに少ないの
は、日本の文字が右手でないと上手に書けないからです。」(82p)

著者は、本書の中でこう書いていますが、これは、箸使いとの類似
性が大きな要素である、と私は考えます。

箸を持った状態から下の一本を抜いた形が、鉛筆の持ち方と同じに
なります。
こういう共通性から、箸使いを厳しく指導したことが筆使いにも影
響したもの、と考えるのがより自然でしょう。

そもそも書字というものは、今までこのメルマガで見てきましたよ
うに、元々は一部のエリートにのみ許された技術でした。

一方、箸使いは、かなり早い時期から一般庶民にも普及したもので
す。

 ―――――――――――――――――――――
 ◆ なぜ左手では上手に文字が書けないか ◆
 ―――――――――――――――――――――

「なぜ左手では上手に文字が書けないか」について、文字を上手に
書く条件として四つの項目を挙げて説明しています。

1)正しい鉛筆の持ち方
2)筆記具を自由自在に動かせる運筆練習を計画的に継続して行う
3)手本をよく見て書く習慣をつける
4)正しい書き順で書く

このうちの「一番大切な正しく鉛筆を持って書くという条件が、左
手では不可能なのです。」(81p)
そのために、左手では上手に書けないのだ、といいます。

横画では、右手ですと、てのひらの角を支点にして手首の関節だけ
で / こういう右上がりの角度に書ける。

一方、左手では、てのひらの角を支点に線を引こうとすると \ 
こういう右下がりになってしまうため、これを右上がりにするため
には、腕ごと動かさなければならない、というのです。

これは確かに事実でしょう。

しかし、そのためにこそ、左手書きの工夫を必要とするのです。
(たとえば、紙を斜めに置く、といったことです。)


どうも最初の前提がまちがっているために、結論が違ってきている
ような気がします。

 文字は右手で書くように作られている
  ↓
 右手で書く動きは、左手ではできない
  ↓
 左手では文字は書けない

これが著者の信じている仮説です。

しかし、本当の事実は―少なくとも、私の信じている仮説では、

「左手では、右手で書くようには書けない」です。

 ―――――――――――――――――――――
 ◆ 右手用の道具を左手で使う工夫が必要 ◆
 ―――――――――――――――――――――

文字が右手用の道具であるとすれば、それを左手で使う際に、右手
と同じように使おうとすれば、無理があるのは当然です。

そこで工夫が必要なのです。

実際に私たち左利きの人では、昔は右手用のハサミしかありません
でしたから、これを使えるようにするために、二つの方法を考え出
してきました。

ひとつは、素直に右手で使う方法。
これは、右手が比較的使えるタイプの人で有効でした。

さほど右手が使えない人では、左手で使う方法を経験的に身に付け
ました。
切るときに、右手の動きをそのまま(反転させず)に左手で再現す
る方法です。

右手用は、左手用とは刃のかみ合わせが左右逆になっているので、
これを動かすときに、左手の自然な動きとは逆の方向に動かすよう
にするわけです。

書字の際も、左手で書くときは、基本的には右手で操ったときの筆
の動きをそのまま(反転させず)に動かせばよい、という理屈にな
ります。

要するに、右手に持った筆の動きを左手で再現できればよいのです。

実際には、左右変換アダプターのようなものを作らない限り、それ
はむずかしいので、右手書きに近い結果を演出すればよい、という
ことになります。

 ―――――――――――――――――――――――
 ◆ 結果だけで他人の書きづらさが分かるか? ◆
 ―――――――――――――――――――――――

「... 一般に左ききの子が右手で書くのは書きづらいように思いが
ちですが、子どもの書いた文字から判断しますと、書きづらいとは
思えません。」
(「1章(2)左ききの幼児を右手で書かせた指導例」83p)

結果だけから、経過がどれぐらいわかるものでしょうか。
ましてや本人が書きやすいかどうかを、他人が判断できるものでし
ょうか。
私は疑問だと思いますが…。

先に言いましたように、左手書きでも右手書きに近い(真似た)結
果を出せればよいのだと思います。

結果だけ見ていても何ともいえません。

 ―――――――――――――――――
 ◆ 必要な訓練と時間かどうか? ◆
 ―――――――――――――――――

「(3)左利きを右手でも書けるようにする方法」(85p)で、左利
きの子供への指導法を書いています。

幼児でも15日間かけて訓練すれば…、という方法が示されていま
す。
その後、成功例として、小学1年生のお母さんの話が出てきます。
熱心なお母さんで、一ヶ月二ヶ月と訓練の成果を届けてくる…。

私は、このような訓練と時間が本当に必要なものかどうか、大いに
疑問です。

もちろん右手書きでも、きれいな字を書きたいと努力するのですか
ら、書き方練習自体を否定するものではありません。

しかし、利き手に対応した適切な方法で練習すれば、右手でも左手
でも全く問題はなく、基本的に同じことだ、と思うのです。

少なくとも非利き手を使う場合は、手指の基本的な動かし方からマ
スターしなければならず、余計な時間が当然必要になるでしょう。

それが本当に必要な時間と努力なのかどうか、を考えるべきでしょ
う。

 ―――――――――――――――――――――
 ◆ 未来につながる本当に必要な努力を! ◆
 ―――――――――――――――――――――

個人個人に成功するかどうか分からない努力を課するのではなく、
誰でもが確実にできる方法をみんなで考え実践するほうが、より建
設的で未来のためになる―次代につながる有意義なことだ、と私は
考えます。

今一番大切なことは、左利きの子にも左手できちんとした文字が書
ける、そういう方法を確立することでしょう。

今、そういう確立した方法がないのは、箱崎総一氏と左利き友の会
以外に、そういう左手書きにふさわしい方法をきちんと研究する人
がいなかったからにすぎません。

国語や書写の先生、書家・書道家といわれる人たちの怠慢以外のな
にものでもありません。

そしてそのような怠慢を生んだ元凶は、文字は右手で書くものだと
か、左手使いは…といった偏った(あるいは誤った)見方・考え方
にあります。

そういう誤った考え方を導くもののひとつが―

 ―――――――――――――――――
 ◆ 「矯正」という言葉について ◆
 ―――――――――――――――――

『AERA』という週刊誌で「レフティー」という連載記事が出ている
ことは、既にこのメルマガのニュースでも紹介しました。

第66号(No.66) 2007/1/27「<左利きプチ・アンケート>第37回」
 ◎左利きニュース◎ 『AERA』連載記事&『なぜヒトの脳だ〜』
http://blog.mag2.com/m/log/0000171874/108179020.html

ブログの記事にも書きました。

1.24『AERA』2007年1月29日号の左利き記事
1.26『AERA』左利き記事(2)―右利き偏向について
1.30『AERA』左利き記事(3)―「利き手は変えられる」の発想?
http://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/ 

その際、「矯正」や「直す」といった価値判断を含む言葉(共に、
欠点を正す、正常な状態に戻す、という「マイナスをプラスに変え
る」というニュアンスの言葉です)を使い続ける限り、左利きに対
する偏見や差別をなくすことはできない、といったことを書きまし
た。

少なくとも、左利きに対するマイナスのイメージを払拭することは
できないでしょう。

本書の中で、著者はこう書いています。
「私は、左ききの子が文字を書くときだけ右手で書くことを「矯正
する」という不適切なことばを使わないように心がけています。便
宜上、「書くときは右手を使う」と言います。左ききを矯正すると
いうことは、主に左手を使っていた動作をすべて右手に変えること
を意味します。」(1章−6−(1) 81p)

著者は、無条件に右手を使うことを薦めているわけではありません。
書字だけです。

ただ、右手で字を書くように指導することは「矯正」に当たらない、
という判断を下したいがために、あえて書字のみ「矯正」という言
葉の枠からはずしている、という見方もできなくはありません。

しかし、「不適切なことば」という表現で、一応、左利きにおいて
「矯正」という言葉の使用を認めない方針を示しているとも解釈で
きますので、『AERA』の「レフティー」記事的な右利き偏重思想?
とは一線を画している、と考えられます。

この点は評価しておきたいと思います。

 ――――――――――――――
 ◆ 冒頭の引用文について ◆
 ――――――――――――――

あえて、いきなり長文の引用を掲げました。
全くふれずにいると、黙認していると思われても困りますので、最
後にふれておきます。
正直、反論するのもバカバカしくなるような論理です。

「こんなわかりきったことが、現在では通用しません。」

―そっくりそのまま、それはこっちのせりふだぜ、といいたくなり
ます。

「昔の教師は強制的に右手で書くように指導したものです。しかも、
なんら問題は起きませんでした。」

―本当にその通りなら、このような問題は当の昔に自然淘汰されて
解決しています。

実際に問題が起きているからこそ、いつまでも「世界中の教師や親
たちが悩みの種」としているわけです。

ネット上には、多くの「矯正」経験者が「矯正」の不当性を訴えて
います。
「矯正」成功者を自認する人たちのあいだでも、様々な弊害を訴え
る発言が為されています。

その一方で、左手使いに反対する人があとを絶たないだけでなく、
それらの人たちが頑強に右手使いへの変更の正当性を訴え、世の親
御さんたちを惑わせている、というのが現状です。

もちろん100%諸手を上げて「矯正」賛成、「矯正」されてよか
った、しかも全く問題は起きていないという方もいます。

しかし、問題があるという人も少なくないのです。

両極端の結果が示されている、というのが現実です。
この現実を踏まえて考える必要があるのです。

「鉛筆を左手で持ったときの大脳の働きは、三か四ぐらいでしょう。」

―何を持ってこのような意見が生まれるのか理解できません。

私もこのメルマガでは、反対の立場の人から見れば、偏ったと判断
されるような意見を述べていますが、それなりに裏付けとなり得る
確証を示すように努力しています。

もう少し論理的な納得の行く意見を述べて欲しいものです。

 ――――――――――――――――
 ◆ 左手で書く方法の研究を! ◆
 ――――――――――――――――

「左手で文字を書いたときの書きづらさ」

―とありますが、実際に日常左手で文字を書いていない人に、何が
理解できるのか分かりません。

外から見て「書きづらい」と思うのは自由ですが、それは単に主観
にすぎません。

左手で文字が書きづらいのは、左手で文字を書く方法をきちんと教
えられていないこと、左手で文字を書く環境が整えられていないこ
とに原因があります。

私はこれらの条件さえ整えることができれば、左手であろうと右手
であろうと全く問題なく、誰もがきちんとした文字を書けるように
なると確信しています。

そのためにも、「書き方研究所」を名乗るのであれば、右手左手に
関わらず、きちんとした文字が書ける方法を研究していただきたい
と思います。

右手で書く方法は確立されているようなので、次はぜひ、左手でも
上手に文字が書ける方法を研究していただければ、と心から願って
います。


※参考文献:
・『だれでもできる幼児・児童の書き方指導(硬筆編)』高嶋喩/
 著 あゆみ出版(1994年刊)
・『AERA』[1月29日号] 2007年1月22日(月曜日)発売
 アエラネット/レフティー(1)−子どもの左利き、直す?直さ
 ない?
・『AERA』[2月5日号]  2007年1月29日(月曜日)発売
 アエラネット/レフティー(2)−採用条件は「右利き」!の会
 社直撃 
・『AERA』[2月12日号]  2007年2月5日(月曜日)発売 
 アエラネット/レフティー(3)−右利き女は左利き男に惹かれ
 る?  

※参考サイト:
・児童かきかた研究所
http://www.yubix.co.jp/jido.html
・asahi.com:朝日新聞関西ニュース:朝日わくわくネット 
 鉛筆の持ち方見直してみませんか (2006.4.21更新) 
http://www.asahi.com/kansai/wakuwaku/info0419-03.html
・トンボ鉛筆 > トンボの知育文具シリーズ KODOMONO
(きれいな字の魅力/えんぴつの正しい持ち方/商品紹介)
http://www.tombow.com/kodomono/index.html
・アエラネット
http://www.aera-net.jp/


 次回の予定は→
 「―その15― 左利き子育て相談の疑問(1)
      両手が使えるようになるといいね(予定)」

 ようやく新しいテーマに入ります。
 ネットの子育て相談を中心に、その疑問点を探って見ます。


  ◆左手で字を書く・実践編◆シリーズの続編に当たります。
(「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ」は、第二土曜日掲載。
  次回は、3月第二週発行の第72号に掲載の予定です。)


 このシリーズ「左利きのお子さんをお持ちの親御さんへ」は、
ウェブログ「レフティやすおのお茶でっせ」で始めた、左利きのお
子さんをお持ちの親御さんへの左利きの問題にどう対処すべきかに
ついての独断的アドヴァイス、および提案です。
 既発表分は、「その6」まで「レフティやすおの左利き私論3」
として、『レフティやすおの左組通信』に掲載しています。
http://homepage3.nifty.com/lefty-yasuo/hg.siron03.html
「その7」以降はメルマガのバックナンバーから閲覧できます。

 左手書字に関する考察「―その13―字は右手で書くものか?」
「左手で字を書く・実践編」及び「―その14―左手で字を書くた
めに」は、『―左組通信』「左手で字を書くために―レフティやす
おの左利き私論4―」にまとめています。
http://homepage3.nifty.com/lefty-yasuo/hg.siron04.lhw.html

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 ◎▼第1回LYグランプリ▼ニュース◎ 読者大賞・各賞決定!
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 LYグランプリ第1回(2007)読者大賞・審査員大賞・特別賞など
 の各賞の発表です。 

 ・・・

第1回LYグランプリ読者大賞が決定しました。

4月5日、読者投票を締め切りました。

投票総数は、32票。

一位は、7票を獲得。得票率は、21.9%でした。

一位の得票率が20%を越えましたので、総投票数は目標の40票
以上には到達しませんでしたが、前号でお知らせしましたように、
記念すべき第1回ということでもあり、“暫定王者”として、読者
大賞を選出します。

投票にご協力いただきました読者の皆様、誠にありがとうございま
した。

 ---

審査員賞(読者大賞候補)は、以下の通りです。
 (レフティやすお・選考/敬称略)

◎左利きの本 部門◎
 1・『左ききのたみやさん。』たみやともか(宝島社)
  ―左利きのイラストレーターによる左利きイラスト・エッセイ
 2・『「左利き」は天才?』デイヴィッド・ウォルマン/著 梶
  山あゆみ/訳(日本経済新聞社)
   ―左利きの著者による、左利きの謎を追う世界一周の旅
 3・『非対称の起源』クリス・マクマナス/著 大貫昌子/訳
  講談社ブルーバックス)
   ―30年に及ぶ左利き及び利き手に関する科学研究の成果
◎左手/左利き用品 部門◎
 4・ぺんてる「エナージェル」ボールペン
   ―海外の左利きやアラビア語筆記者に評判の速乾性インク、
   国内本格登場
教育育児 部門
 5・親野智可等―元小学校教師、著書『「親力」365日!』
  『「親力」診断テスト』両書での左利き児童への指導について
◎文化 部門
 6・中川翔子―左利きで有名なタレント、『しょこたん☆ぶろぐ』
  で、ブログの新女王に
◎スポーツ 部門
 7・王貞治―プロ野球福岡ソフトバンク・ホークス監督、WBC
  優勝、胃がん闘病が話題に
 8・朝青龍明徳―外国人で左利きのダブル・マイノリティーの国
  技大相撲第68代横綱、4場所優勝、年間最多勝
◎その他 部門
 9・「ニンテンドーDS/Lite」と「もっと脳を鍛える大人のD
  Sトレーニング」―左利き対応の家庭用ゲーム機と左利き対応
  <脳活性化ソフト>

 ---

投票の結果は、次のようになりました。

1・左利きの本部門:『左ききのたみやさん。』......... 5  
2・左利きの本部門:『「左利き」は天才?』........... 3  
3・左利きの本部門:『非対称の起源』................. 7 ☆彡
4・左手/左利き用品部門:「エナージェル」ボールペン. 3  
5・教育育児部門:親野智可等 ...................... 1  
6・文化部門:中川翔子 .............................. 1  
7・スポーツ部門:王貞治 ............................ 3  
8・スポーツ部門:朝青龍 ............................ 4  
9・その他部門:ニンテンドーDS/Lite+脳トレ ...... 5 

※ 結果を見る:
http://personal-dictionary.com/enq/view/enq.asp?EID=50667

 ---

記念すべき 第1回<LYグランプリ>読者大賞2007 は―

 ☆彡

 左利きの本部門:『非対称の起源』クリス・マクマナス/著
           大貫昌子/訳 講談社ブルーバックス

                          ☆彡

 に、決定いたしました。 

本書は、審査員大賞をも受賞し、ダブル・クラウンとなりました。

 ---

審査員各賞は、以下の通りです。
 (レフティやすお・選考/敬称略)

☆彡 審査員・大賞:『非対称の起源』クリス・マクマナス/著
           大貫昌子/訳 講談社ブルーバックス

―70年代から30年に及ぶ、利き手をはじめ左右非対称に関する研究
 の成果についてまとめた本書は、左利きについて考える上で示唆
 に富む。ただ、この本の前に出版された『「左利き」は天才?』
 が先触れとなり、本書の存在を知らせてくれたという点では幸運
 であった。二冊で合わせ技一本! といった感じ!?

☆彡 審査員・思い出しま賞:箱崎総一と左利き友の会

―1971年から75年までにわたる左利き友の会の活動に関して。
 日本の左利き啓蒙活動の草分けとして、多大な影響を与えた。

☆彡 審査員・巨匠賞:大路直哉

―著書『見えざる左手』共著書『左ききでいこう!』およびサイト
 『クラブレフティ』の諸活動に関して。
 著作発表後もサイトの更新、雑誌記事やラジオ番組のコメント等、
 現役左利き研究家・啓蒙活動家として活躍中。最近のコメントは、
 2月5日発売『AERA』2月12日号「アエラネット/レフティー(3)」。

☆彡 審査員・特別賞:斎藤茂太

―昨年11月逝去。1987(昭和52)年、MG出版より発行された『左き
 きの人の本』は、当時貴重な左利き応援本であった。筆者は、紙
 活動時代に励ましのお便りをいただいた。


※ 審査員賞(読者大賞候補)・審査員各賞について―

審査員賞(読者大賞候補)並びに審査員各賞は、審査員であるレフ
ティやすお自らが、個人的な見解に基づき、選定した賞です。

「大賞」は、審査員賞のなかから、審査員自身が最もふさわしいと
考えたものをひとつ選んでいます。

「思い出しま賞」は、日本の左利きの歴史に残るような偉業に関し
てこれを思い出し、次代につなげて行こうという趣旨の賞です。

「巨匠賞」は、過去に実績を残し、なおかつ現在も活動を続ける、
現役の左利き研究家・活動家を表彰するものです。

「特別賞」は、随時そのときの状況により、表彰するものです。

 ・・・

<LYグランプリ> とは、

 ―Lefty Yasuo's/Lefty of the Year Grand prix―

2月10日の日本版左利きの日―レ(0)フ(2)ト(10)の日―を記念し
て、前年、日本国内において、左利きもしくは身体性の<左>系に
関連して、最も話題になった、あるいは活躍が顕著だったと思われ
る、または左利きおよび利き手の問題を知る上で重要と考えられる
人物や事物をメルマガ『左利きで生きるには 週刊ヒッキイ』誌上
で表彰しよう、というレフティやすおによる個人的企画です。

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●レフティやすおのサイト案内●・・更新情報・・
  ―今週更新された主な記事―
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・レフティやすおの左組通信
 http://homepage3.nifty.com/lefty-yasuo/

・レフティやすおのお茶でっせ
2.06 左利きアンケート第37回新版・利き手調査第3回―H.N.きき
  手テスト 
(左利きアンケート)
 http://lefty-yasuo.tea-nifty.com/ochadesse/ 

・レフティやすおの本屋
 http://myshop.7andy.jp/myshop/lefty-yasuonohonya  
・「レフティやすおの本屋」店長日記
 http://yaplog.jp/lefty-yasuo/ 
・レフティやすおの新しい生活を始めよう! 
「お茶でっせ」より左利き記事 1本転載
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 http://ameblo.jp/lefty-yasuo/ 
左利きの願い事―左組掲示板
http://8821.teacup.com/leftyyasuo/bbs
他mixi、GREEのページ
(会員制SNSに付き、会員でないかたはご覧になれません。
 ただし、大半は他のブログの流用、もしくは紹介です。)
・mixi日記
・GREE日記は「お茶でっせ」を使用しています。

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 ▼次号案内▼
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 第69号(No.69) 2007/2/17
 「私にとっての左利き活動(10)」(予定)

内容:
 ■レフティやすおの左利き活動万歳■ ..第三土曜日掲載
  私にとっての左利き活動(10)

 未定 

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http://blog.mag2.com/m/log/0000171874 
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・週刊ヒッキイ 第37号 夏季臨時増刊「既刊号一覧」
http://blog.mag2.com/m/log/0000171874/107457630.html
・週刊ヒッキイ 第62号 冬季臨時増刊「既刊号一覧・2006年後期」
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 ●レフティやすおの編集後記●
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私は文章を書きながら考えをまとめています。今このメルマガで書
いていることは、本来なら頭の中で考えるべきことで、ここから先
が本当の文章にすべきところです。充分考えつくして、そこから読
者向けに何を訴え何を伝えるかを考慮して、文章をまとめてゆくべ
きなのです。まだ第一段階でとどまっているのです。だからやたら
に長いし、要領をえていない。あるいは、充分に検討できていない
事柄も含まれてしまうことになります。書かずもがなのことも書い
ていたりします。もう少し余裕を持って書いてゆければ、改善でき
る部分もあるのでしょう。しかし、それだけではないような気もし
ます。どうも、書き手としての資質に足りないところがあるような
気がします。でも、ないものねだりなのかもしれません。そんなこ
とは私が気にすることではないのかもしれません。これで金を取っ
ているわけでもなし、誰かの金儲けに関わっているわけでもありま
せん。私が今為すべきことは、とにかく問題を提起すること。たと
え聴衆が一人しかいなくても、左利きの問題を訴え続けること。そ
れが私の使命なのかもしれません。それぐらいのことならできそう
な気がします。それでいいのかな、と納得してみようと思います。

では、次週まで、さいならサイナラさいなら /~~~
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