衛星放送で『冬のソナタ』が放映されていた年の8月、僕はこのドラマの存在さえ知らなかった。
そんな時、或る掲示板で“冬のソナタ”というハンドルネームの書き込みを見付けました。
僕は、彼女に手紙を書くつもりでメールを送りました。
それから、2人の文通が始まって・・・。


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2003−11−07 19:46
件名:シュマリより、雪虫は飛んだ?

 

冬のソナタさんへ


始めに訂正です。
『星の王子様』は、『幸福な王子』の間違いでした。
後になって、「あれっ、何て書いたっけ?」と思って見返してみると違っていました。

季節感のある内に、焔さんが東久留米で気づいた晩秋の風物詩についてお話ししておきましょう。
書いてあったのです。
10月の末頃から11月の始めに掛けて、柿の木の葉っぱが少しずつ落ちていきます。
丁度今、家の庭でも毎日落ちていて、箒で掃いています。
平地では紅葉して落葉するという感じではなく、何となく色が変わって長い間掛けて落ちていきます。
葉っぱが少なくなると、高くなった空に赤い実が目立つようになります。
熟柿(じゅくし)になったものを鳥が食べたり、またそれが地面に落ちて潰れたり。
そんな頃の静かな夕刻、雪虫が集団で飛ぶ事があります。
アブラムシの仲間で、小さな綿のような虫が夕日を浴びて空中に浮かぶのです。
北海道では初雪が降る前にそんな事があるでしょう?

草や蔓植物の葉っぱが枯れて垣根の緑が相対的に目立つようになると、垣根の上などに大きなカマキリを良く目にするようになります。
夏の間にはあまり見掛ける事はなかったのに、カマキリばかりがいるようにさえ思われます。
そんな時、垣根にはカラスウリの赤い実が絡まっているかもしれません。
垣根の木は山茶花(サザンカ)のこともあるでしょう。
山茶花には花が沢山付いているでしょう。
白いもの、薄いピンクのもの、栽培種なら花びらの数も様々です。
そして、かすかな香り。
ところで大きなカマキリは雌で、垣根のてっぺんから少し下に卵を産み付けます。
木の枝に麩(ふ)菓子のようなピンポン玉より少し小さい卵鞘が有ったら、それはオオカマキリのものです。
他のカマキリはもっと潰れて扁平な形のものを木の幹などに産み付けます。
雄は遙かにちっちゃくて、決死の思いでメスと交尾して、交尾のあとには食べられてしまっているはずです。
交尾しながら食べられている奴もいれば、交尾する前に食べられてしまった奴もいるかもしれません。(オスの辛さが身に迫る〜。)

茶の木もこの時期、サザンカによく似た小さい白い花を咲かせます。
真ん中の黄色い雄しべがよく目立ちます。
茶の木も山茶花も椿の仲間なので、似ていて当然です。
そして去年の花からみのった実が木についているでしょう。
実は割れて、1〜3個の種が顔を出しているはずです。
きっと木の下や周りにも落ちているでしょう。
茶色くてすべすべした感じの丸い種。
子供心にはなんか宝物にしたくなる感じですよね。

ちょうどこの時期(10月末)、雌の公孫樹(イチョウ)の木の下には、臭い銀杏(ギンナン)が落ちてきますね。
これからが落ち葉掃きの季節です。
木枯らしもこれからです。
関東平野には乾いた北西の季節風(からっ風)が吹き下ろすようになるのです。
「垣根の垣根の曲がり角、焚き火だ焚き火だ落ち葉焚き、あ〜たろうか、あたろうよ、北風ピープー吹いている・・・・・」(「たきび」)
この歌は、武蔵野と呼ばれた地域の晩秋から初冬の情景です。
2番には山茶花が、3番には木枯らしが出てきます。
焚き火で焼き芋、っていうのも最高だなぁ。・・・・・
イチョウの黄葉はもう少し先になります。
風のない或る晴れた初冬の朝、真っ青な空の下、暖かい日の光を浴びて、一本のイチョウの木の下が丸く真っ黄色になっていたのを思い出しました。

北海道ではお目に掛かれない本州(特に関東地方)の晩秋の風物詩、焔さんが目を見張った事柄、思い出してくれた?

こんな風物詩も今はあまりお目に掛かれません。
大きな落葉樹は葉が落ちるからと伐られ、街路樹は葉が紅葉する前に丸坊主にされてしまいます。
寺社などでも大きな木は軒並み伐られてしまい、銀杏拾いも今は出来ないんじゃないかなぁ?
焚き火などもっての外で、苦情が来る為にお寺ではお金を出してゴミに出さねばならなくなり、木が伐られる原因になっているのです。
みんなの心に余裕が無くなって、小さな土地にしがみつき、いがみ合い、大きな木を地域のみんなの財産と思って大事にするどころか、「伐ってしまえ」の大合唱、何て嫌な時代になったのでしょう。
そういえば、家の敷地の角に大きな欅(ケヤキ)の木がかつて有りました。
送電線の邪魔になるからと枝をヘンな具合に剪られ、挙げ句の果てには根元から伐られてしまいました。
僕にとっては小さい頃から見上げていた木で、いわば‘心の木’だったのに、・・・・・。今はずっと、その木があったところを眺めないようにしています。
・・・焔さんには‘心の木’は有りますか?

焔さんが東久留米にいらっしゃった年は、もしかすると日航ジャンボ機が御巣鷹の尾根に墜落した年ではありませんか?
何月から何月までいたの?

ハエもゴキブリも絶対可愛いよ!
小林一茶の句にあるじゃん。
「やれ打つな ハエが手を擦(す)り足を擦る」
足を擦り合わせたり、舐めたり、後ろ足を羽の上に回して手入れしたり、ちっちゃいのに何て一生懸命生きてるんだろう、って嬉しくなるよ。
ゴキブリも、ジャガイモの皮なんかを一生懸命食べてたり、お腹がいっぱいになると触覚を口で手入れしたり、見てるとメンコイな〜、って思っちゃうよ。
そうなると殺せないんだけれど、時々「あ〜ウルサイ!」って叩いちゃうんだよね。
やっぱり、ヘン?

小林一茶と言えば、野尻湖の近く、黒姫が故郷だよ。
車が壊れた時が10月末、取りに行ったのが11月中旬。
このときの話もまだ出来ていないね。

アツモリソウは、小さい花が多い高山植物の中では異例に大きい花を付けるよね。
だから狙われちゃったんだ。
僕としては、アツモリソウの花自体はそれほど好きなタイプではないけれど・・・。
でも変わった花だ。

千歳の家はまだあるの?
どの位住んでいたの?
<でも、北海道を離れる事にあまり抵抗はないかも。>
そんなに強調せーへんでもええんとちゃう?
歳を取ったらきっと帰りたくてしょうがなくなるよ。

ボケた人が、延々と何かを言い続けている。
何か思うところが有って、何かに執着して、きっと焦燥感に駆られて言っているんだろうけど、その気持ちに答える事はほとんど出来ないよね。
いくらなだめても、何を言っても、その心を満たしてあげる事は出来ない。
近くにいる者はつい「ウルサイ!」、「とにかく静かにしてくれ!」、そう怒鳴ってしまう。
静かにさせるために薬も使ってしまうんだよね。
ボケた人の為では決してないんだけれど・・・。
おばあちゃんも午前中は寝ていて、昼間はウトウト、夜の十二時を過ぎたら俄然元気になって、明け方まで騒いでいるといった事がよく有った。
というよりほとんどだった。
脳の興奮を抑える薬、とかいうものを処方して貰って飲ませてみた事もあるのだけれど、個人差がとてもあるらしくて、おばあちゃんには全く効かなかった。
その後はおばあちゃんのおもむくまま。
何でだか、病院か施設にでも連れてこられているような錯覚も有った。(病院に一晩検査入院してからはっきりとボケが始まったんだ。)
「もう、オラ〜、こんな所には金輪際(こんりんざい)こねー。もう来るのはよすべえよ。」って言ってた。
だから時々「○○さ〜ん、どうしました〜。みなさんもうお休みになってますから。いつまでもしゃべっていると迷惑しま〜す。もう寝てくださ〜い。」なんて言ってやった。
すると「おお、そうか。」って答えるのはいいけど、すぐにまた「お父ちゃんよ〜。」って始まった。
なるべく昼間に起こしておいて、運動させたり、話し掛けたりしたけれど、果たして効果はあったんだろうか。
病院じゃ、きっと別の効能の薬を使うんだろうね。

<シュマリさんは東京のほうが住んでいる期間は長かったんでしょう?旧友になかなか会えない状況でもやっぱり生まれた家が良い?>
子供時代、大学に入るまでと考えれば、確かに東京にいた時間の方が長いです。
でも一度も東京に居たいと思った事はなかったんだよね。
前にもお話ししたように、僕はおじいちゃんおばあちゃん子で育ったから、幼稚園にしろ、学校にしろ、そのために厚木から東京に連れて行かれるのが嫌で仕方がなかった。
僕の中では、東京はあくまでも仮の住まいでしかなかったんだ。
少しでも休みが有れば厚木に帰りたくて(カエリタクテ、がミソ)しょうがなかった。
だから厚木に居た時間は恐らく5分の1以下の時間だろうけれど、感覚的には半分以上こちらで育っているんだよね。
とにかく東京の息苦しさに耐えられない感じ。
居る事は出来るけれど、住み続ける事は出来ない。

荒川区には高校1年の夏休みまで居て(おじいちゃんが死んだ年)、その後は世田谷区に引っ越したから、幼稚園から中学校までの地域とは離れてしまっています。
ずっと荒川区に居たとしても、旧友と会う事もないだろうな。
だってその頃の友達とは今は1人も付き合っていないもの。
なんでだろう?
きっと東京の特性がそうさせるのでしょう。
高校の時の友達はみんな東京に居るけれど、みんな忙しそうで、何年も会わない事も多いです。
世田谷にいても、多少会う機会が増える位で大して変わらないでしょう。
それに、会ってもあんまり楽しくないんだよね。
みんな一流大学を出て一流企業に勤めている世間的にはエリートなんだけれど、話が高校生の時の斜に構えたような他人事のような事ばかりで、ちっとも進歩がない。
本音がどこにあるのかもよく分からない。
価値観が違うというか、僕が話を続けたいと思えなくなってしまうんだよね。・・・・・またなんか愚痴っちゃった。

そういえば今週の日曜日、不在者投票に世田谷の実家(?)に行って来ました。
下北沢の駅から15分位の所。
厚木からは夜の空いている時間なら車で1時間15分位。
東京といったって大して遠くない。(札幌に行くのとは訳が違う。)
未だに住民票は世田谷区に在るんだよね。
移すメリットがあまり無いから。
因みに下北沢という地名はありません。

焔さんが書いていた車の中の不穏な空気、「地図を読めない女」の登場だ。
焔さんもそんな風に地図を見るの?
それで喧嘩になりそうな状況を、どんな風に楽しくしてくれるの?
焔さんのそばに居る人は、いつも楽しくして居られるって訳だ。
いいよね。

ところで、楽しい事だけを求めていたら旅の本質を見失ってしまうと僕は思っています。
偉そうに≪旅の本質を分かってないね。≫などと書いてしまったので、次回迄に少しだけ書いておきましょう。
それから、想定問答の答えとしてもっとノー天気なものも考えていたのだけれど、焔さんは純愛物風が好みじゃないかと思って、この間のものにしました。
こんなのもどう?
「取り敢えず手始めに、四国八十八カ所霊場巡り、お遍路の旅でもしてみる?」

患者さんと向き合うのにきっと1つの答えなんか無いのですよ。
これこれの方法で全てだなんて思ったら、その時進歩は止まってしまうでしょう。
ああでもないこうでもないと考え続けて、“介護道”の求道者になっていって下さい。
焔さんは諦めない人なんだから。

自分に正直に生きていけてるか、と問われれば、僕は自分に正直になれない場からは逃げちゃってる、と答えます。
ダメ?
これは外的な話。
内的にはそうできるように素直になろうとしています。

僕は悔しくて泣いたと言う事はないな。
少し鈍いから後になってとても悔しくなって、むかっ腹が立って、眠れなくて、独り言を言っていたりします。
悔しい時の涙は冷たいのか?
知らなかった。
寂しくて哀しくて泣く事の方が多いと思う。
焔さんは泣きじゃくるんだ。
それじゃぁ、泣いてても可愛いね。

長いマフラーは気を付けてね。
意外と、結構女らしいんだ。(またまた失礼。)
編み物って手編みだよね?
寒い北海道では実用的でもあるね。
そういえばお母さんが昔、機械編みでセーターを編んでくれた事を思い出しました。
お母さんが編み機を使っているのをどんな具合で編めるのかって、邪魔しながら見ていたっけ。

絵は得意なの?
僕は高校の時は3年間美術を選択したんだけれど、絵心が無いのかな?

ギターの弦を半年振りに張り替えて、「あ〜、いい音だなぁ。」と悦に入っています。
音色を確かめながら優しく弾いている今日この頃です。
小田和正(Off Course)の「秋の気配」がお気に入り。


シュマリより

 

P.S.
お酒は<あまり飲まない>のではなく、強くないのであまり(量を)飲めないのです。
ビールだったら大瓶1本、日本酒だったら1合が限度。
それでも頭が痛くなる。
だから通常はビール350cc、日本酒はぐい呑み2杯。
でもお酒そのものは好きです。
いろんなお酒の味を楽しみたい。
ほとんど毎日何かしらを飲んでいます。
暑い時(5月から9月位)はビールや冷やした梅酒。
他の季節は焼酎が多いな。
と言っても2フィンガー(焼酎もこう言うか?)位。
米、麦、芋、黒糖、蕎麦、胡麻、何でもいいね。
カリン酒も梅酒もお湯で割ってます。
初め梅酒のお湯割りは酸っぱくてどうもな〜、と思っていたのだけれど、今は気になりません。
日本酒なら純米酒。
どぶろくでもいいよ。
甘酒(本物)も。
ワインは甘くないものなら赤でも白でもロゼでも。
ブランデーもウイスキーも泡盛も。
変わり種としてはお屠蘇や養命酒も好きだなぁ。
リキュールやカクテルには馴染みがありません。
ラムやジンやウオッカも飲んだ事がありません。
馬乳酒なんてどんな味だろう?
飲んでみたいんだけど・・・。
焔さんは強いの?

そういえば先日、畑からカリンを中・小6個拾ってきました。
いい香りがするよ。
枝を見たらまだ大きいのも入れて30個位なってる!!!
今年は豊作だ〜。
去年はたった1個。
その代わり次郎柿が1個しかならなかった。
でもこんなに沢山漬けられないから、どうしようか悩んでいます。
売りに出すか!?

分割して住所などを送った事、たいして意味がなかった。
先日ネットでプレゼントに応募したら、「ご応募ありがとうございました。」って僕の住所・氏名を書いてメールで送って来てやがんの。
バッカみたい。

前回の手紙の冒頭で、つい自分の気持ちを無邪気に言ってしまってゴメンなさい。
そう言えるだけ素直な気持ちで手紙を書けているんだと思って許して。
まぁ、気にしないで焔さんの都合で手紙下さい。

 

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本小説は、フィクションであり、登場する人物、団体等は全て架空の物です。
尚、実在の地域、地名、団体、組織等が登場する場合であっても、それらは全て虚構の世界を形作っているものに過ぎず、現実の世界とは何ら繋がりがありません。

発行者:シュマリ
バックナンバーは、以下サイトで。
発行者WebページURL:http://shumari.seesaa.net/

衛星放送で『冬のソナタ』が放映されていた年の8月、僕はこのドラマの存在さえ知らなかった。
そんな時、或る掲示板で“冬のソナタ”というハンドルネームの書き込みを見付けました。
僕は、彼女に手紙を書くつもりでメールを送りました。
それから、2人の文通が始まって・・・。


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2003−11−05 18:20
件名:冬のソナタです。もうそろそろ初雪が降るころです。

 

シュマリさんへ

なんだか最近は友達と遊んだりする事が多くて、メールの返事が遅くなってしまってごめんね。
返事を待っているときって時が経つのが遅いような気がするもんね。
まあ実際遅かったんだけど。

オーロラが見えていたのを知ったのはTVのニュースでした。
以前NHKでオーロラ中継と言うのをやっていて見たのですけど、それとは違って写真の中のオーロラは、赤みを帯びた空が写っていました。
あまりにも違っていてなんか拍子抜けしてしまったのを思い出しました。
見に行くんだったらやっぱり本場に行きたいなー。

珈琲酒って聞いたことないよねー。
間違った以外は飲んだことないし、リキュールで甘いのならあるけれど、どうなんだろう!?
ガムシロップとかミルクとか入れたらおいしいのかなぁ?(珈琲牛乳酒になっちゃうね。)
出来たら味の感想を教えてね。

ハエやゴキブリは可愛くないよー。
特にゴキブリなんか鳥肌が立つよ。
飛ばれた日には顔面蒼白だよ。
北海道にいないと思っていたらいるんだよね。
どんな環境にも適応できるなんてたくましいって思うけど気色悪いです。
可愛いと思うシュマリさんはう〜ん悪く言ってヘン、良く言ったら博愛主義者かな??

利尻島にもいきましたよ。
ここは特に思い出があって。
小学校6年ぐらいの時に夏休みで家族でキャンプに行ったときに、海で初めて溺れたんだよね。
苦しかったのを今でも鮮明に覚えています。
両親が礼文にいたのは私が就職してからなの。
お父さんは単身赴任は絶対「い・や・だ」と言っていて、お母さんが一緒に行くしかなかったんだよね。
その時に遊びに行きました。
流れ星は1秒間に1回は流れていたと思ったんだけどなぁ。
1時間に数十個ではなかったのは確かです。
何日かは忘れてしまったんだよね。
記憶違いではないと思いますよ。(得意の思い込み?)
だったらあの数の多さはなんだったんだろう?

レブンアツモリソウを見たときは<なんか場違いな花だな>と思いました。
だって高山植物のような小さめの可憐な花が多い中で、気品があって女王のような真っ白い大きな花は違和感を覚えました。
盗掘はたしかに多いそうです。
自然の中にあるからこそ美しいと思えるのにお金の為や欲望を満たす小さな事のために自然を壊して・・・同じ人間として恥かしいとさえ思えます。
レブンアツモリソウは島の人の手によって観光客や盗掘者の来ないような場所に花園を作ってあるのだそうです。

私がもし痴呆になって「家に帰りたい」と言っていたら、それはきっと千歳にある家でしょう。
柱に付いた傷の1つ1つにおじいちゃんの、おばあちゃんの、お母さんお父さん弟の思い出がしみこんでいます。
でも、北海道を離れる事にあまり抵抗はないかも。
一生戻れないんだったら考えちゃうけどね。
戻って来ることが出来るんだったら別に大丈夫かも。
患者さんもよく「家に帰りたい」と言う人がいます。
1秒後にはすぐ忘れてしまうんですけど、永遠にそのことばかりを考えて「言葉」にしていると思うと、悲しくなってしまいます。
同時にうるさいと思ってしまうんですよね。
気分が不穏になっていて、他人が何を言おうが身内がなだめようが収まる事がない事が多いです。
薬で何とかできるんですけど、なるべくだったら使って欲しくないなと思うのが本音です。
シュマリさんは東京のほうが住んでいる期間は長かったんでしょう?
旧友になかなか会えない状況でもやっぱり生まれた家が良い?

放浪新婚旅行問題にせよ、旅行でも日帰りでも、どんな状況でも私は楽しみたい意識がとても強くて、喧嘩なんて真っ平ごめんです。
喧嘩しそうになったら楽しくなれそうな方法を思案します。
例えば2人で車に乗っていて目的地がわからなくなってしまったら、助手席の人は地図を見ながら説明しなければなりません。
特に女の人だったら地図をぐるぐる回しながら見る人が多いでしょう。
そんな光景を運転席の人は横目に見ながらイライラする。
なんて話はよく聞く話じゃないですか?(運転手、助手席、隣が女の人か男の人かでも状況は変わってしまうと思うけどね。・・・)

話はずれてしまったんですけど、旅の本質をわかっていないとえらそうに言われてしまった。・・・
どこかに行きたくなった時にふらりと出かけたくなるじゃないですか。
平凡な日常の生活があるからこその楽しみでもあるし、・・・やっぱりわかっていない?
シュマリさんの放浪新婚旅行にしようと言われた想定の答えは、共感と言うより行く気満々のように取れましたが・・・ちがった?

複数の患者さんと向き合う努力はしているけれども、無理なのかも・・・と考えることもあります。
でも諦めずにどう私の中で結論づけられていくのかが今から楽しみです。
諦めてしまうのかそれとも答えが見つかるのかどうなんだろうってね。(他人事みたいに言っちゃた。・・・)
でも、一つの方法ではなくいろいろな引き出しが見つかると理想なんだけど・・・まだまだひよっこです。・・・

シュマリさんは自分に正直に生きていけてますか?
一人以外で自分らしくいられた場所を思い返してみました。
ほんの一握りですね。
あっただけ幸せだと思います。
あっ、また日常の生活が幸せなのを忘れていた!(苦笑)

泣き虫と言えば私はなにか悔しい事があったりすると泣いてしまうことが多いんですけど、泣いた事があるのを見た人は、「3歳児みたいに泣くねって言うか泣きじゃくるよね」と言われた事があります。(たしかにそうかも。)
そういうときの涙って冷たいんですよね。
感動して流した涙は暖かい。
不思議です・・・。
そういえば最近は映画の「A.I.」のラストシーンで泣いたなー。

編物は秋になって風が冷たくなると毎年編みたくなります。
この間はロングマフラーを編み終えました。
色はダークブラウンで首にかけると床までつくぐらい長いタイプです。
いまはお父さんのベストをクリスマスプレゼント用に編んでいる最中です。
猪突猛進タイプだけど、作り物はけっこう好きで、夏はビーズアクセサリーなんかも作っていたんですよ。
年間通しては、パステル画なんかもしますよ。(意外だった?)

空のウロコ雲が朝日に照らされ金色に輝いて、ちょこっといい気分だった冬のソナタでした。

P.S.

そういえば前にお酒はあまり飲まないって書いてあったと思うけど、飲めないの?
飲まないの?
たしなむ程度?
でも梅酒やかりん酒、今は珈琲酒を作っているもんね???
作るのがすきなの?

私の連絡先はどう教えようか楽しい方法を思案中です・・・。
楽しみにしていて!

別に負担に思うことはないよ。
私は楽しくやっているから大丈夫!
返事が来るのは楽しみだしね!
ホント話し出したらきりがないのは私も一緒。

 

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本小説は、フィクションであり、登場する人物、団体等は全て架空の物です。
尚、実在の地域、地名、団体、組織等が登場する場合であっても、それらは全て虚構の世界を形作っているものに過ぎず、現実の世界とは何ら繋がりがありません。

発行者:シュマリ
バックナンバーは、以下サイトで。
発行者WebページURL:http://shumari.seesaa.net/

[ 2008/01/04 17:50更新 ]  

衛星放送で『冬のソナタ』が放映されていた年の8月、僕はこのドラマの存在さえ知らな
かった。
そんな時、或る掲示板で“冬のソナタ”というハンドルネームの書き込みを見付けました。
僕は、彼女に手紙を書くつもりでメールを送りました。
それから、2人の文通が始まって・・・。



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祖母が亡くなってから、3ヶ月。
ネットに接続してから2ヶ月。
夏のやって来ない8月。
湿った空気が、全てを包み込んでいました。

僕は彷徨っていました。
何もかも手に付かず、目の前に有ることをただ無気力に処理していくだけの生活。
疲れていました。
底なしの虚しさ。

誰も、何も埋めることは出来ない・・・。
自分でもどうして良いか分かりませんでした。
そんな時、或る掲示板で“冬のソナタ”というハンドルネームを見付けました。
少し変わっているその名前。
厳しさと優しさ、強さと儚さ、そして冬の凛とした美しさを感じました。
それが、ドラマのタイトルだとは知りませんでした。
ドラマの内容について知ったり、実際にドラマを視聴したのは、ずっと後のことです。

祖母のことを少しでも誰かに話したかった僕は、迷わず“冬のソナタ”さんへメールを送
りました。
見ず知らずの人へ自分から送った初めてのメール。
メールをほとんど遣り取りしたことの無かった僕が書いたそのメールは、ほとんど手紙と
言ってよいものだったと思います。



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本小説は、フィクションであり、登場する人物、団体等は全て架空の物です。
尚、実在の地域、地名、団体、組織等が登場する場合であっても、それらは全て虚構の世
界を形作っているものに過ぎず、現実の世界とは何ら繋がりがありません。

 

発行者:シュマリ

バックナンバーは、以下のサイトで。

発行者WebページURL:http://shumari.seesaa.net/