『トムの気まぐれ書評』です。
気の向くまま、気まぐれに、読んだ書籍を紹介します。
最近の興味は、企業経営、IT、オフショア(中国、インド)
と言ったところです。
本メールマガジンは不定期に発行します。
#34寸評----------------------------------------------------
本書はバランススコアカードの研修に参加した際、著者が講師だった
関係で入手し読みました。
大型本とは言え、この価格にはちょっと?ですが、内容は簡潔で
分かり易いできあがりとなっています。
従来のバランススコアカードの概念に、最近話題となっているJ-SOX法を
どのように絡めるのか?・・
本書では、これを『第4世代バランススコアカード』と表現し、その活用
を提言しています。
本書では、バランススコアカードの4つの視点
(財務、顧客、内部プロセス、学習と成長)に
J-SOX法で必要な『リスク』と言った考え方を関係付けます。
その発想は斬新で、たぶん初めての概念では無いかと思います。
経営戦略を立案する際、個々の戦略をきちんと関係付けて説明できる
バランススコアカードは、非常に有効と思います。
また、当方も未熟ながらも自社の戦略にバランススコアカードを
活用してみたりしていますが、結構良いツールであると思います。
本書で提言している『第4世代バランススコアカード』は、
企業経営に対する有効性を更に発展できるものと思いますので、
実務で試してみたいと思います。
また、本書にはワークシートも多数記載されており、活用できそう
ですのでお奨めです。
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+ 【発行者 】:きまぐれトム
+ 【ブログ 】:トムの気まぐれ書評 http://tom.efuco.com/
+ 【E-mail 】:tom@efuco.com
+ 【まぐまぐ】:http://www.mag2.com/m/0000178839.html
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#33寸評-----------------------------------
本書は本屋で見かけて購入しました。
過去に発生した事故やミス、失敗の事例を豊富に取り上げ、
なぜ、それらが発生してしまったのか?事前に防ぐことは
できなかったのか?について分析、追求しています。
それらは個人の問題に起因して発生してしまった、と言うよりも
むしろ組織の役割分担の隙間や、長年の慣習に潜む矛盾が
顕在化した、との実態が多くあるようです。
つまり、このようなことは『起こるべきして起こった』事象であると
明言しています。
普段、我々は日々会社へ出勤し、当たり前に仕事を行っている訳ですが、
自分たちの仕事について、或いは、もっと言えば、自分たちの組織について
『本当にこれで良いのだろうか?』と問いかけたり、或いは見直したり
と言ったようなことが重要なんだろうなあ・・
などと考え深く読むことができました。
トヨタ自動車では、なぜ?なぜ?・・と『なぜ』を5回言う・・
と言った話しを聞いたことがあります。
トヨタ並みに・・とまで行かなくても良いですが、少しでも多くの
問題意識を持って仕事に取り組むことの重要性を再認識した
次第でした。
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#32寸評-----------------------------------
インドが中国に勝つ/門倉 貴史著
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仕事で中国とインドに海外オフショアを実施しているが、
現時点では、どう見ても中国の方が条件が良い。
システムエンジニアの単価は中国の方が安価だし、
距離にしても中国の方が圧倒的に近い。
日本語についても、やはりインド人には漢字が難しいようである。
技術力はインド人に若干分がある感もあるが、
圧倒的と言う程の差は無いような気もする。
海外オフショアは、中国一本に絞ってしまおうかと悩むことが
多いが、本書は、その迷いを払拭するのに十分な内容だった。
チャイナリスクとは何なのか?
両国の違いを、人口、自動車産業、携帯電話、金融、コンテンツ、
おしゃれ産業、株式市場、軍事力、政治体制、インフラ、
資源・エネルギー、等々、多くの視点から客観的に考察し、
比較判断している。
具体的数字とシミュレーション予測による数々の分析は、
非常に説得力があり強いインパクトとなっている。
本書を読んで、この題名のように、結局は『インドが中国に勝つ』
ような気がしてきた。
短期的な利益を追求すべく中国との取引を実行し、
でも、将来を考えてインドとの取引も少しづつ継続しよう。
これが本書を読んだ結論でした。
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こんにちは。
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#31寸評-----------------------------------
Web2.0でビジネスが変わる/神田 敏晶著
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『ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる』に続き、Web2.0関係の
書籍として続けて本書を読んでみました。
『ウェブ進化論』が、広い視野、視点からWeb2.0を捉えているのに対し、
本書は、どちらかと言うと、マスメディアや広告、と言った専門的な
視点からWeb2.0を捉えています。
また、当方はWeb2.0を、どうしてもシステム技術的な視点から
捉えてしまうのですが、本書の論説はあくまでユーザーの視点から
Web2.0を捉えており、Web2.0によってどんなことができるように
なるのか?その可能性に言及しています。
本書によって、CGM(Consumer Generared Media)、
AIDMA(Attention:注意、Interest:興味・関心、
Desire:欲求、Memory:記憶、Action:行動)、
AISAS(Attention:注意、Interest:興味・関心、
Search:検索・比較、Action:行動mShare:情報共有)
と言ったマーケティングのキーワードも知ることができました。
本書を読むと、このWeb2.0により従来では想定できなかったような
幅広い活動を個人レベルでも行うことができそうな気がしてきます。
いずれにしろ、まだまだ概念的な領域を脱し切れていない
Web2.0ですが、この新しい概念に正面から取り組んで行くには、
著者のような、枠に囚われない自由な発想とチャレンジ精神
が必要なんだなあ、・・と感じた次第でした。
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#30寸評-----------------------------------
キャッチオール輸出管理の実務/東芝輸出管理部
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システム開発をお願いする場合は、企業としてきちんとした
輸出管理を行わなければなりません。
この輸出管理について学習するために、本書を読んでみました。
輸出管理の指南書としては、バランスが良く非常に理解しやすい
内容です。
東芝が、以前ココム違反を犯してしまったからか、執筆者の
東芝輸出管理部は、この輸出管理についてきちんとした姿勢で
対応している点が強く感じられます。
特に『外為法(外国為替及び外国貿易法)』に基づく輸出管理実務に
ついての記載に加え、『米国輸出管理法』に基づく輸出管理実務に
ついても言及している点、ソフトウェアの海外オフショアをする
立場から見て非常に参考になりました。
キャッチオールのチェックシート等のワークシート事例もあり、
海外オフショアを推進する担当の方にはオススメの一冊です。
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