━━[落書き帖]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
落書き帖第203号をお届けします。(Apr.24.2008)
[落書き帖]の情報は惣田正明のホームページに載せてあります。
( http://www2m.biglobe.ne.jp/~m-souda/mysouda/ )
何かありましたら、ここに連絡ください。
( vem13077@nifty.com )
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落書き帖 第203号
Apr.24.2008 発行
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発行元:MySouda
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━━[落書き帖]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 目次 ◆
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◎ 落書き帖第203号(Apr.24.2008)
--------------------------------------
[初等数学史 182] [やさしくない英語 197] [漢文入門 43]
--------------------------------------
[編集後記]
----------------------------------------------------------------
◎ 惣田正明のホームページ Update情報
----------------------------------------------------------------
◎ 惣田正明のホームページから -- お休みです --
----------------------------------------------------------------
=======*******#######■■■■[落書き帖]■■■■#######*******=======
━━◆初等数学史 182◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
これらすべての出来事は、詳細は重要ではありませんが、全体として見
ると、とても意義深いものです。なぜなら、それらは、東洋と西洋との間
の思想の自由な交流があったことを示す証拠だからです。例えば、中国の
代数が12世紀のイタリアへの道を見出すことができたかどうかというよ
うな多くの疑問を晴らすのに役立ちます。もし、そうでないとしたなら、
それは驚くべきことでしょう。
13世紀は、ヨーロッパにおいても中国においても覚醒の時代でした。
事実、それは東洋固有の数学が最も高度に発達した時代であったと言える
かも知れません。西洋との思想の交流の、あるいはチンギス・ハーンの侵
入以前に富がその国にもたらした余暇の、あるいは戦争によって育まれた
とその擁護者によって言われた理想主義の成長、その他様々な原因の結果
として、中国は、この時期、代数が著しく発達します。
恐らく、この動きの中で第一の学者は、秦九韶(Ch'in Kiu-shao)、そ
の詳しい経歴は全く知られていない人物ですが、若い頃に兵士であった人
で、1244年、政府の行政府にあって、二つの地方の長官であり、1247年に
「数書九章(Nine sections of Mathematics)」を書いた人です。
その著作は、主に数の高次方程式について述べており、その中で、著者
はある程度ホーナー法に先んじています。しかしまた、不定方程式や代数
の三角法への応用も考えています。πの値として、著者は、3,22/7 や
√10 を与えています。彼の著作でも、○という記号が、零のために使用
され、桁の値がすべての数を書くのに使われています。
━━◆やさしくない英語 197◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
さて、前回の問題からですね。
ガルガンチュア(GARGANTUA)
ガルガンチュアは、フランソワ・ラブレー(1494-1553)によるガルガ
ンチュアとパンタグリュエル物語の最初の方の名となった主人公である。
彼は、非常に大きな口をし、それに見合った食欲を持った王であった。そ
こから、大きな規模のものはなんでも gargantuan(ガルガンチュアのよ
うな)と形容される。物書きたち、特にハリウッドの広報係は、この言葉
を colossalや mammothといった言葉より好み始める。それらは、特にオ
リーブがその標準的な大きさに従って、medium, large, larger, mammoth,
giant, jumbo, colossal, supercolossalと公式に等級がつけられた風土
のなかでその言葉の力が失われてしまったから。スウィフトのガリバー旅
行記から、私たちは巨大な大きさを示すのに早口言葉のような
brobdingnagian(ブロブディンナジアン)という言葉を使うこともある。
ブロブディンナグ(Brobdingnag)の住民は「教会の尖塔」ほどの背の高さ
があった。
━━◆漢文入門 43◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
さていよいよ訳です。
「その荘王が群臣に酒をふるまった。日も暮れ酒宴がたけなわとなったと
きに、明かりが消えた。その時、女官の衣を引くものがいた。女官は冠の
ひもを引きちぎり、王に告げてこう言った。「今、明かりが消えた時に、
私の衣を引く者がいました。私は冠のひもを引きちぎってそれを持ってい
ます。火を早く持ってきてつけさせるよう命じて、冠のひものちぎられた
者を見つけてください」と。」
なかなか面白そうなお話ですね。では、続きをいきましょうか。読み下
し文も続けて。
「王曰、賜人酒、使酔失禮、奈何欲顕婦人之節而辱士乎、乃命左右曰、今
日與寡人飲、不絶冠纓者不權(きへんでなくりっしんべん)、群臣百有餘
人、皆絶去其冠纓」
「王曰く、「人に酒を賜うに、酔(エ)ひて禮を失はしむとも、奈何(イ
カン)ぞ婦人の節を顕さんと欲して士を辱しめんや」と。乃ち左右に命じ
て曰く「今日寡人(カジン)と飲む、冠纓を絶たざる者は權(きへんでな
くりっしんべん)(ヨロコ)ばず」と。群臣百有餘人、皆その冠纓を絶去
(ゼッキョ)す。」
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━━[編集後記]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
いつのまにか、4月も終わりが近づいてきました。
今年は、昨年などに比べますと雨が多いような気がしますが、どうでし
ょう。田植えが始まっていますが、水がないという話は聞きませんし。こ
のところ、乾燥気味の気候が続いていただけに、逆に今年は雨に悩まされ
る年になるのではないかと思ったりもします。
個人的には、雨が多いよりは乾燥した気候の方が嬉しいのですが、植物
などはある程度雨が降らないとなかなか生長しないのも事実です。判断が
微妙なところですね。
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これらすべての出来事は、詳細は重要ではありませんが、全体として見
ると、とても意義深いものです。なぜなら、それらは、東洋と西洋との間
の思想の自由な交流があったことを示す証拠だからです。例えば、中国の
代数が12世紀のイタリアへの道を見出すことができたかどうかというよ
うな多くの疑問を晴らすのに役立ちます。もし、そうでないとしたなら、
それは驚くべきことでしょう。
13世紀は、ヨーロッパにおいても中国においても覚醒の時代でした。
事実、それは東洋固有の数学が最も高度に発達した時代であったと言える
かも知れません。西洋との思想の交流の、あるいはチンギス・ハーンの侵
入以前に富がその国にもたらした余暇の、あるいは戦争によって育まれた
とその擁護者によって言われた理想主義の成長、その他様々な原因の結果
として、中国は、この時期、代数が著しく発達します。
恐らく、この動きの中で第一の学者は、秦九韶(Ch'in Kiu-shao)、そ
の詳しい経歴は全く知られていない人物ですが、若い頃に兵士であった人
で、1244年、政府の行政府にあって、二つの地方の長官であり、1247年に
「数書九章(Nine sections of Mathematics)」を書いた人です。
その著作は、主に数の高次方程式について述べており、その中で、著者
はある程度ホーナー法に先んじています。しかしまた、不定方程式や代数
の三角法への応用も考えています。πの値として、著者は、3,22/7 や
√10 を与えています。彼の著作でも、○という記号が、零のために使用
され、桁の値がすべての数を書くのに使われています。
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さて、前回の問題からですね。
ガルガンチュア(GARGANTUA)
ガルガンチュアは、フランソワ・ラブレー(1494-1553)によるガルガ
ンチュアとパンタグリュエル物語の最初の方の名となった主人公である。
彼は、非常に大きな口をし、それに見合った食欲を持った王であった。そ
こから、大きな規模のものはなんでも gargantuan(ガルガンチュアのよ
うな)と形容される。物書きたち、特にハリウッドの広報係は、この言葉
を colossalや mammothといった言葉より好み始める。それらは、特にオ
リーブがその標準的な大きさに従って、medium, large, larger, mammoth,
giant, jumbo, colossal, supercolossalと公式に等級がつけられた風土
のなかでその言葉の力が失われてしまったから。スウィフトのガリバー旅
行記から、私たちは巨大な大きさを示すのに早口言葉のような
brobdingnagian(ブロブディンナジアン)という言葉を使うこともある。
ブロブディンナグ(Brobdingnag)の住民は「教会の尖塔」ほどの背の高さ
があった。
━━◆漢文入門 43◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
さていよいよ訳です。
「その荘王が群臣に酒をふるまった。日も暮れ酒宴がたけなわとなったと
きに、明かりが消えた。その時、女官の衣を引くものがいた。女官は冠の
ひもを引きちぎり、王に告げてこう言った。「今、明かりが消えた時に、
私の衣を引く者がいました。私は冠のひもを引きちぎってそれを持ってい
ます。火を早く持ってきてつけさせるよう命じて、冠のひものちぎられた
者を見つけてください」と。」
なかなか面白そうなお話ですね。では、続きをいきましょうか。読み下
し文も続けて。
「王曰、賜人酒、使酔失禮、奈何欲顕婦人之節而辱士乎、乃命左右曰、今
日與寡人飲、不絶冠纓者不權(きへんでなくりっしんべん)、群臣百有餘
人、皆絶去其冠纓」
「王曰く、「人に酒を賜うに、酔(エ)ひて禮を失はしむとも、奈何(イ
カン)ぞ婦人の節を顕さんと欲して士を辱しめんや」と。乃ち左右に命じ
て曰く「今日寡人(カジン)と飲む、冠纓を絶たざる者は權(きへんでな
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