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[ 全身 ]

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このメールマガジンで取り上げた話題で重要なものは、少し書き加えてホームページに掲載するようにしています。今回は [168] の 「生活=整体」 を大幅に変えて  「体の中のつながり」 として掲載しました。表紙の下の方に項目名があります。


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[ 心 ]

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朱鯨亭HPの「簡単冥想」の項目にクリシュナムルティ(1895-1986)の言葉を引用しています。このインド出身の思索家は、冥想の技法を否定していました。彼の愛称はクリシュナジーといいます。

朱鯨亭で整体の実習に取り組んだK青年がインドへしばらく行って来られ、先日、お土産をたくさんいただきました。中でもクリシュナジーの本を2冊いただいたのが、とてもありがたい。日本では手に入らないものだったからです。その中から二つご紹介しましょう。私の訳です。

「人は生きていく中で色々な技に出会いますが、冥想はとりわけ大きなものの一つ、おそらく最大のものです。誰も他の人からその技を学ぶことはできません。このことが冥想の素晴らしさです。冥想には何の技法もなく、したがって冥想の権威などというものはありえません。」

「冥想はもっとも大きく日常を超えたものの一つです。あなたが冥想とはどんなことなのかを知らないなら、輝かしい色や影・動く光の満ちる世界の中で、盲目のまま生きているようなものです。」



前回、秋の講習について書きましたけれど、書き方がまずく、誤解が生じたようです。くどいようですが、繰り返します。

秋に講習を行うことは決定ですが、その詳細はまだ決めていません。そこで詳細を決めた段階で<優先案内>を受けたいというご希望があればお申し出ください、というのがそもそもの趣旨です。ですから、これにご希望を出されても、それは<参加申込>ではありません。

具体的に日程などの詳細が決まった段階で一般に募集する数日前に、<優先案内>の希望を出している人には案内を一歩さきがけてお送りします。そうして詳細内容に同意された方だけが<参加申込>をされたらいいわけです。

そんなわけですが、遠隔地集中コースについて、すでに<優先案内>の希望者だけで予定人数に達してしまいました。もしも全員が参加申込>をすれば、それで<参加申込>は締め切りになりますね。ですから、予定人数を超えて<優先案内>をすれば、<優先案内>の意味がなくなります。それで<優先案内>の受付は締め切りました、とアナウンスしたわけです。

誤解のないようにもう一度、申し上げます。遠隔地コースの<優先案内>は締め切りました。でも<参加申込>をされない人がいる場合は、公開募集をいたします。出遅れた方は、その機会をお待ち下さい。なお、日曜コース・火曜コースについては、<優先案内>の余裕が若干あります。

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[ 全身 ]

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どこかに一度は書いているテーマです。でも大切なことなので、もう一度書くことにします。

みなさんは疲れた時にどうするでしょうか。疲れたといっても肉体疲労とは限りません。心が疲れることだってあります。「ああしんど」と、溜め息の一つも出ようかという時です。野口晴哉さんは「背骨への行気」を勧めています。その方法は、ただ背骨で息をする、この一言です。

もう少し詳しく言い換えてみましょう。まず後頭部から首筋を経て背骨に息を吸い込む。そんなところから息を吸い込めるわけはない、と理屈をいう人もいるかもしれません。確かに。ですから、後頭部から背骨に息を吸い込むような感じでしばらく呼吸を続けると、そのような感じがはっきりしてきて、背骨が少し柔らかな感じになってくる。あるいは背骨が温かな感じになってきます。それでいいんです。吐く時はあまり意識しなくていいと思います。

そうして背骨にしばらく息を通していると、疲れがすーっとひいて行くのが分かります。私のストレス解消法はもっぱらこれ。酒を飲んでしばらく忘れても、翌朝になれば疲れがいっそう募ってくるでしょう。コーヒーなども私はだめです。いっとき良くても、後がすっきりしません。でも背骨呼吸なら、その心配はありません。特に坐ってやる必要もありません。慣れれば歩きながらでもできます。

昨日まで3日間、朱鯨亭に缶詰で講習をしていましたから、さすがに昨日の夕方は少し疲れていました。というより頭の中で自分のしゃべったことがまだ渦巻いている感じです。何時間しゃべり続けたかを考えてみると、恐ろしくなるくらいです。あまり言葉を聞きたくない。帰り道、妻が話しかけて来ても生返事。こういう時は背骨呼吸に限ります。駅への道を歩きながら背骨呼吸をすると元気になってきました。歩きながら10分ほどこれを続けて、元気になったというと、妻は早速すごいことを言い始めましたが。

野口さんは、「決断することの遅い人、行動の鈍い人などは特に変わる。病気の経過の遅い人も、栄養物を食べても満ちない人も、これを行うと、それまでと異なった活気のある体になる。しばらくすると体の中に勢いが湧いてくることが判ります」(『整体入門』) と書いています。

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[ お知らせ ]

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朱鯨亭では、現在(一部のレファレンス用を除いて)ほとんどすべての本を無料で貸し出しています。これは朱鯨亭に来られる皆さんに共有財産のつもりで利用してもらいたいと考えているからです。一応、貸し出し帳(表)に氏名や貸し出し日を記入してもらっています。施術室にある本もほとんど貸し出しますから、関心のある方はおっしゃってください。

ところが調べものをしようとして本がないことに気づくことがよくあります。また、来られた方にお貸ししようと探して「アレ、ないなあ」と気づき、困ることがあります。どなたに貸し出したか記録が残っていないものや、記憶がさだかでなくなっているものも多いので、読者の皆さんのお宅にもしも、ああ、私のところにも一冊残っていた、という本があれば、「630-8291 奈良市西笹鉾町40 朱鯨亭」まで郵送してくださるとありがたいです。(以前、移転の前後などに1冊100円等で引き取っていただいたものは、もちろん除きます)

それからもう一つお願い。皆さんお手持ちの書物で、自分はもう読まないけれど皆に読んでほしい、という本があれば、それも譲っていただけると、皆さんがお使いになれますので、たいへんありがたい。特に身体に関係する本を歓迎します。こちらもよろしくお願いいたします。

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[ 整体全般 ]

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ちくま文庫から、永沢哲 『野生の哲学――野口晴哉の生命宇宙』 という本が先月の初めに出ています。整体の名を確立したと言われる野口晴哉(はるちか)が何を考え、何を感じていたかを詳しく説き明かした本です。

題名から察せられるようにけっして分かりやすい本ではありません。どこでもいいのですけれど、例えば野口晴哉が講義している時の声について書いているところを引用してみましょう。

「微細な泡が、つぎつぎに湧きおこり、消え去り、増幅しあい、その中から、ダイナミックかつ複雑な、玄妙な秩序が生成してくるのである。そして、その背後には、人間的なものとは異質な真空場のようなものがあって、自分から生み出される、流動的に変化し続ける音の空間を、その微分化された高速の意識は見ているのだ。」

こんなぐあいですから、哲学ぶりの言い方を好まない人にはお勧めできません。でも、煩雑な言い方のところは、よくこんな言い方ができるものだ、と呆れながら読んでいくと、野口さんがどのような考え方をしていたか、何を感じて活元や愉気を組み立てていったかが分かってくるのではないでしょうか。野口さんの考え方、方法について知りたいと思っている方は手にとってみるのもいいのではないかと思います。

私は野口さんの本の熱心な読者というわけではありませんでした。でも今回は永沢さんが書かれているところから、野口さんが大の音楽ファンであったこと、私が時々取り出して聴いているグレン・グールドの弾くバッハを評価していたことなどを知りました。また野口さんが 『臨済録』 という禅の古典を愛読していたことを知って、かつて若い頃に私も 『臨済録』 を繰り返し読み、同人誌に投稿したことがあったのを思い出しました。生前の野口先生にお会いしたことはありませんが、どこかでつながっているところがあると感じないわけには行きません。

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