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[ 全身 ]  
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タイトルは「生活整体」ではなくて「生活イコール整体」です。一人ひとりの生活が自分自身のからだを良くも悪くもしているのではないでしょうか。実習に参加している人から次のようなメールをいただきました。

「今朝の通勤時のこと。いつもは右手でつり革につかまるのですが、立ち位置の関係で左手でつり革を掴みました。すると、左の眉から頬・上あごの辺りの骨がメリメリと動く感じがしました。吊り輪を軽く握っていたので、左手の第二関節を曲げて指をかけていた状態です。 今までも左手でつかまることが皆無だったわけではないのですが、このような動きを感じたのは今回が初めてです。毎日、何気なく同じ側の手でつり革を掴んでいることも、左右差を作る原因になるのかもしれませんね。」

鋭い「内的観察力」といいますか、整体の細かな反応を感じとる習慣がつくようになると、このようなことを感じる場合があります。個人差がありますけれど、身体にちょっとふれただけで、「あ、どこそこが動いている」と報告してくださる人も時々あります。

もう一つの実例。こちらは「からだほぐし教室」に参加していらっしゃる人です。前回の教室の時に、「鼻の下が長い」という言い方があるけれど、文字通り鼻の下をのばしてみると、背中がゆるむ感じがする、とおっしゃるんです。真似てやってみてください。そう言われれば確かに背中が緩んで来る感じがします。身体の皮膚はつながっていますから、普段あまりやったことのない、鼻の下を伸ばすという動作をすると、頭を経由して背中の皮膚や筋肉がわずかながら引っ張られるのでしょう。腰のあたりまで緩む人がいるかもしれません。

この二つの実例から知られるのは、身体の一部を動かしたり姿勢を変えたりすれば、そこから離れた場所が動いてからだに変化が起きているかもしれない、ということです。とはいえ、十分に「内的観察力」を使っていないと気づかない程度かも知れません。

その変化はからだにとって好ましい変化とは限りません。好ましくない変化かもしれません。それが積もり積もってくると、やがて筋肉などが硬くなって元に戻らなくなってくる。「姿勢が悪い」といわれることの影響は、こんなことでしょう。でも、そんな難しいことを言われても、どうすればいいのか分からない、とおっしゃるなら、とりあえず横坐り・脚組み・腕枕といった左右対称を破り続ける姿勢をやめることでしょう。どうしてもやりたいなら、左右を交互にして、影響を最小限度に抑えることです。腕時計やブレスレットの位置も考えた方がいいかもしれません。左右交互に。

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整体の朱鯨亭(奈良市西笹鉾町) 読者数805
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[ 自然 ]  

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昨日お送りした研究会の参加申込みは締め切りました。ご応募ありがとうございました。

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[ 全身 ]  

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昨日来られた若い女性はアトピーがきつくて困っていらっしゃいました。皮膚の問題を抱えている人は、必ずといってよいほど骨盤に大きな問題があります。しかし、この人の場合はちょっと見たところ、さほど骨盤に大きな問題がありそうには見えませんでした。

ところが足首が不安定だとおっしゃる。よく調べて見ると、足首の付け根にある 「距骨」(きょこつ)という骨が少しズレていることが分かりました。何かしっかり立てず、左足に力が入らない感じだという。そこで踝の周辺を操体法のように反動を使って整えると、グラグラが消えました。

そうしておいて正坐してもらうと、どうも何だか変だ。正坐して左右対称にならない人は、どこかに問題があります。はっきりどこがおかしいと指摘できなくても、全体に 「何だかおかしい」 と感じたら、そう感じる自分の感覚を信じることです。うつ伏せになってもらって仙骨を調べると、仙骨の下の方が歪んでいます。手の甲の反射を使ってこれを修正すると、おかしい感じが少なくなりました。

その後、背骨にある少しのゆがみを修正して立ってもらいました。すると 「あれっ」 と言われる。今までと中心線が変わったんだそうです。それまでこれが中心と自分の感覚で思っていたのが、違っていたことが分かった。まっすぐだと思っていたのが傾いているので、あれ、おかしい、と感じるわけでしょう。逆にこれまで傾いていると感じていたものが、まっすぐになる。おかしいわけです。

「朱鯨亭の建物は古くて、わずかながら傾いていますから、そのせいではないですか」 と言って、家の傾きとは無関係の線を見てもらっても、やはり変な感じです、とおっしゃいます。部屋の中をあちこち歩き回って、変わった変わったと連発です。不思議な感覚なんだそうです。

叱られるかもしれないですが、こういう歪み方もあるんだと、こちらとしてはとても興味深い体験です。この方の身体を大きく変化させるほどの触り方をしたわけではないのに、どうしてこれだけ変化するのか。おそらく仙骨の歪みが原因でしょう。

仙骨は骨盤の真ん中にあって、背骨の土台になる骨です。例えてみると、立ててある竿の根元を少し傾けるだけで竿は大きく傾いてしまうでしょう。それと同じです。この骨のゆがみをわずかに直しただけで、背骨の傾きが修正された。そのためにこれまで傾いている感覚だったものがまっすぐである感覚に変わったわけでしょう。足首がわずかに変化したのも関係しているかもしれません。こういう変化は、整体の後でよく起きているはずですけれど、それをこの方のように的確に表現してくれる人が少ないのでしょう。

整体に来られたら、その後ご自分の身体にどんな変化が生じたか、よく感じるようにしてくださったら色々と面白いのではないでしょうか。朱鯨亭の柱が少し傾いていることにもご注意ください。

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[ お知らせ ]  
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前号で書きました「相似反射」と「操皮」の研究会を次の要領で開きます。お申し込みは氏名、住所地自治体名、電話番号(できれば携帯)を書いて、このメールにご返信ください。

●日 時 5月8日(木)午前10時10分〜12時10分
●場 所 朱鯨亭2階
●参加料 3000円
●内 容 高麗鍼の発展形としての「相似反射」
      操体法の発展形としての「操皮」

これまで朱鯨亭の講習などに参加したことのない方や、一昨年以前に実習に参加された方、つまり上記の内容をご存知ない方を歓迎します。本年の実習に参加している方は内容が重なりますので、ここに参加の必要はありません。昨年実習に参加された方は、復習+新しい内容の吸収という意味で参加していただくことも可能だと思います。

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[ 整体全般 ]  
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骨盤に問題のある女性が来られました。特に便秘だとは聞きませんでしたが、骨盤に問題があると便秘になるのは、よくある現象です。この方は骨盤の両側にある腸骨(腰骨)が左右に大きく開いていたので締めておきました。

次に来られた時、前回やってもらった後で「えーっ」と驚くほど(尾篭で失礼)出た、と話して下さいました。こんな例は数多くあります。この場合は骨盤を締めたわけですけれど、骨盤のねじれを正すだけでも同じような効果があります。その日から便秘が解消したという人は枚挙に暇がありません。

整体の操法を行う時に、私はたいてい脚から始めます。始めて5分もすると、受けている人のお腹がグルグルと鳴り出すことが珍しくありません。初めは脚を触っているか、反射を使うために手の甲を触っているかで、お腹などまったく触っていないのに。これはどうしたことでしょう。理屈はよくわかりませんが、手の甲を触っているうちに脚が緩むだけでなく、お腹や骨盤まで緩んでいるのに違いありません。大腸の位置が微妙に変化して、腸がグルグル言い始めると感じられます。

逆に考えてみると、ほんのわずかの変化を身体のどこかに与えるだけで、人の身体は変化するのだということが納得できます。スポーツなどで大きく身体を動かし、普段つかっていないところに刺激を与えますと、その後、身体に色々な変化が出ても不思議ではありません。そういう大きな動きと比べると、手の甲にちょっと触れる程度の刺激で身体が変化するのは不思議です。やっている私自身がいつも、ああ不思議だなあ、と感嘆しながら来られた方の身体に触らせていただいています。

カチカチの脚、特にふくらはぎの周辺が硬くなっている人が多いです。そうした人の脚も、手の甲にちょっと触れているだけで変化してきます。そうしてカチカチに硬かったのが、ずいぶん柔らかくなってきます。そうすることで脚の故障が改善するだけでなく、骨盤内の様子も変わってくるのでしょう。

手の甲のどこをどう触るのかを解説しようとすると複雑なことになりますので、詳しく知りたい方は「からだほぐし教室」に来ていただくことにして(といっても大勢で押しかけて下さると入れなくなりますが)、[144] の「軽い腰痛」で書きましたように、手首の近くを軽く押さえているだけでも、何かの効果があることだろう、と言っておきましょう。これは以前からご紹介している「癒道整体」というより、むしろその原型の高麗鍼の応用です。私なりに工夫した方法(仮に「相似反射」と名づけています)が色々あります。実習に来てくださっている方の考案になる方法もあります。

また先日来、教室ではHPに紹介してある「気舞」(けまい)にも取り組んでいます。この前は「気舞」と「相似反射」を組み合わせて行いましたところ、もう私自身がメロメロになるくらい緩んでしまいました。その他、皮膚を軽くひっぱるだけで痛みや凝りを変化させる「操皮」(そうひ)という方法もあり、これらも最近の研究課題です。

●これらについて5月に研究会を開く予定にしています。詳細は近くお知らせします。お申し込みは詳細発表後に願います。

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