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ネイティブはこうして英語を学ぶ

第8号 “it”って何よ?

2006年4月1日 基本的に週1回発行

このメルマガは、在米のプロ金融・ビジネス翻訳者、齋藤レモンがお届けしております。日本ではなかなか学ぶことのできない、赤ちゃん、子供、ティーンエージャーの英語に触れ、米国事情にも触れることで、ネイティブ感覚を身につけるのに役立ちたいと思っています。楽しく読むだけで英語力がアップするメルマガを目指します!

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こんにちは。レモンです。
ニュースによると、日本では4月1日はとても暖かくなり、絶好の花見日和だそうで。
南カリフォルニアは例年になく寒い春で、サンディエゴ沿岸部は日中の最高気温摂氏10度少々という冬並みの気温のままぜんぜん暖かくなりません。まあ、日差しはどんどん強くなっているので、春らしい感じにはなっていますが。

昨日3月31日の午後、友達の家に遊びに行っていた娘を迎えに行きましたら、フルタイムで仕事をしているそこのお母さんが、家にいました。3月31日は、Cesar Chavez Dayで仕事はお休みだったんだそうです。そのお母さんは、County Office(郡役場)に務めている公務員で、そのCounty Officeの祝日なのだそうです。学校も郵便局も会社もどこも休みではないのに、County Officeはお休み。アメリカ西部の地方公務員(学校を除く)だけがお休みになる日であるらしい。そうじゃなくても、このお母さん、家にいることが多い。自宅に仕事を持ち帰ってもいいんだそうで。地方公務員の労働環境は、結構良さそうです。

(ところでCesar Chavezは、メキシコ系アメリカ人で、農場労働者の権利向上に尽くした人です。3月31日は彼をたたえる祝日。)


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今日の本題、”it”について。



私はこの間、娘とその友達と話していて、“it”という言葉が分からず、大変な目にあいました。

そのとき私たちはtag(鬼ごっこ)の話しをしていました。ところが会話が途中からこんな風に混乱してしまったのです:

娘:I don’t like to play it.
私:Well, then, don’t play it.
娘:But I have to play it.
私:(やさしく)Well, you don’t have to play tag, if you don’t like it.
娘:No, you have to play it. You don’t understand me.
この言葉を受けて、私は怒ってしまいました。

私:(イライラして)What do you mean by I don’t understand you? Why should you play tag even if you hate it?! (参考訳:私が分かってないとはどういうこと?鬼ごっこが嫌いなのに、どうして鬼ごっこをしないといけないのよ?!)

娘:No! I like playing tag, but I don’t like playing it!

この後、ほとんど親子喧嘩になりましたが、間もなく、娘の日英バイリンガルのお友達が、見かねて、こう日本語で言いました。

「あのね〜、おばさん、itってオニのことなの。鬼ごっこのオニのことを、itって言うのよ。」

な、な〜んだあ、知らなかった。。。。。。それまで知らなかったんです、itが鬼ごっこの鬼だなんて。

大人になるまで日本で育った私は、英語で鬼ごっこなんてしたことがありません。
それに、itみたいな簡単な言葉を辞書で引いたこともありませんでした。

娘が
I don’t like to play it.
と言ったのは、「鬼になるのが嫌だ」という意味だったのですね。
だけど私は、このitがtagのことだと思い、「鬼ごっこをするのが嫌だ」と言っているのだと、間違った解釈をしてしまったんです。だから話が通じなかった。
ああ〜。


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ところで、アメリカでは、鬼をどうやって決めるのかというと、たいてい誰かが
I’ll be it.(僕が鬼になるよ。)
と言い出すのだそうです。

息子の話によると、鬼は人気があるので、鬼のなり手に困ることはないんだそうです。2人以上がなりたい場合、rock, paper, scissors(ジャンケン)で決めることもあるそうです。

一方、娘の話によると、誰もオニになりたくないこともあって、そういう時は
You are it. (あんたがオニ。)
と言うこともあるのだとか。

最初からrock, paper, scissorsで鬼を決めることはないんだそうです。

日本の学校とアメリカの学校を比べると、アメリカでは
Actually, we don’t play rock, paper, scissors that much.
(参考訳:そういえば、アメリカではあまりジャンケンをしないね。)
と子供が言います。

日米では、ジャンケンの使い方が少し違うようです。
例えば、日本語補習校の授業では、子供たちが1人ずつ折り紙を取るときに、取る順番をジャンケンで決めて、勝った子供から順に、好きな色の紙を取っていきました。アメリカでは順番を決めるのにジャンケン使わないようです。

息子の話では、アメリカでは例えば、3種類のお菓子を3人の子供で分ける場合、まず自分がどれを欲しいかを、それぞれ皆に告げます。1つのお菓子に2人以上欲しい子供がいる場合に、ジャンケンになります。

アメリカの子供は、自分が欲しいものにさっさと手を伸ばすようです。同じものが欲しい子がいる場合は、ジャンケンで戦い、勝者が取る。一方、日本は順番を決めるのが好きなんでしょうか。



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前号の訂正:
Leprechaun(レプレコーン)に関する記述で、footstepsとあったのは、footprintsの間違いです。すみません。訂正したものを、下に掲載します。

A leprechaun came to my preschool class and first grade class. He made a big mess in the classroom, like, chairs were upside down and the toilet water was green. I saw leprechaun’s little green footprints on the floor. Leprechauns are about this big. (と言って指で大きさを示す。10センチ弱であるらしい。)He gave us gold chocolate coins. Leprechauns hide coins, so we have to look for them.


参考訳:私がプレスクールの時と1年生の時に、1人のレプレコーンが、教室に来たの。教室をすごく散らかして、例えばいすを逆さにしたり、トイレの水を緑にしたりしたの。レプレコーンの小さい緑の足跡が床に付いてた。レプレコーンの大きさはこれくらい。彼は金貨のチョコレートをくれたの。(一般的な話しとして)レプレコーンはいつもコインを隠しちゃうから、探さないといけないの。


前号で実施したクリックアンケートの結果、1名を除いて、このメルマガを読むまでleprechaunのことを知らなかったという回答でした。Leprechaunを特集してよかったと思いました。回答にご協力くださった皆様、ありがとうございました。


Phonicsのアンケート結果は、恐らく次号、またはその次で取り上げます。



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ネイティブはこうして英語を学ぶ
第8号終

発行者 齋藤レモン

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San Diego, CA 92130 USA
金融翻訳(経済、投資戦略、株式調査報告書、財務分析、ファンド目論見書、会計一般)およびその他ビジネスなどの翻訳。

電子メール: rsaito@san.rr.com ←投稿、アドバイス、ご質問ご感想を歓迎します。


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