
ネイティブはこうして英語を学ぶ
第19号 レベル別の授業
2006年11月18日
基本的には1〜2週間に1回発行
バックナンバー: http://www.mag2.com/m/0000182211.html
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このメルマガは、アメリカの子供――赤ちゃん、幼稚園、小学生、中学生、高校生が、どのように英語を学習し、身に付けていくかをお伝えするものです。
米国暮らしの長いプロ翻訳者とはいえ、昔ながらの日本の英語教育で学んだ齋藤レモンが、ネイティブとして育つ自分の子供の英語と格闘中。日本ではなかなか知ることのできない、アメリカの学校事情もご紹介します。
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うちの子の小学校では、同じクラスのなかでも子どもによって、学習進度が違います。多分これはアメリカでは珍しくないのだろうと思います。
9月の新学期に学校から、こんな通知が来ました
The school district believes in providing students with
appropriate educational experiences to help them reach
their maximum potential.
(参考訳:この学校区 [日本の教育委員会のようなもの] では生徒の能力を最大限に引き出すのに適した教育を提供するべきと考えています。)
The district recognizes gifted students as those who have
an exceptional level of ability in any one or combination of
intellectual, creative, artistic, leadership, or other specific
academic fields.
(本学校区では、知能、創造、芸術、リーダーシップ、またはその他特定の学問分野のうちの1つまたは複数で、卓越した能力を持つ生徒を天才児と見なしています。)
Gifted students’ needs in all classrooms at all grade levels,
will be met through differentiated instructional model (e.g.
tiered instruction, compacting, learning centers, learning
contracts, etc.). Additionally, a range of opportunities
including flexible grouping within the classroom, cluster
grouping and re-grouping for instruction may be provided
to address the variety of strengths and learning challenges
that our students possess.
(全学年のあらゆる授業において、天才児のニーズは多様化した授業モデル[例えば階層別指導、カリキュラム圧縮、特別学習センター、独自学習契約など]を通して満たされます。さらに、学級内でのフレキシブルなグループ分け、学級内能力別グループ分け、教科ごとの能力別グループ分けなどを行い、生徒の多様な強みと学習上の課題に対応する場合もあります。)
注:上の翻訳で、教育専門用語はある程度調べて訳したのですが、おかしいかもしれません。
☆ 要するに、この学校区では、天才児のニーズを満たすため、レベル別の指導をする、という通知です。
★★ 実際、うちの子の小学校では、私の気付いた限りでは、下のような能力レベル別学習をしているようです。
1. リーディングの時間に、能力別グループになり、それぞれ違うリーディングの本を読む。
2. 算数の時間に、能力にあったプリントをする。
3. 毎週、基本的スペリングの「実力テスト」(予習なし)をし、それで正解だったスペリングは宿題に出ない。その分、もう1段階難しいスペリングが宿題に出る。
4. 5年生からは算数の時間はレベル別学級になるが、特に優秀児クラスとは呼ばない。(中学以上は、英語と数学はレベル別で、
優秀なオナーズ・クラス [honors class] と普通レギュラー・クラス [regular class] いう名称で区別される。)
5. 非常に優秀な生徒は、飛び級して上の学年に入る。
6. それから、キンダーガーテンに入学するのを1年遅らせる親がけっこう多い。特に男の子の場合。
7. 外国から転校してきた子どもは、1年下の学年に入ることが多い。
☆ でも、天才児教育に力を入れているわけではないようです。レベル別授業だと、普通の子どもで、苦手教科や得意教科のある子どもも、自分にあった学習ができて、なかなかいいと私は思っています。(先生は手間がかかって大変かも。1学級当たりの生徒数は日本より少ないですけどね。)
そういえば、飛び級した子が、うちの娘の小学校2年のクラスにいました。その子は、飛び級してもなおダントツに成績がいい。優秀すぎてレベル別授業では対応できないということで、飛び級したんでしょうね。体も大きいほうだし、校庭で遊んでいる様子を見ると、運動神経もよさそう。年齢を数え間違えてるんじゃないか、ホントはもっと年上なんじゃないかと思えるような子です。4種類の楽器を弾くらしい。驚き。
次回は、レベル別授業の実際の様子をお届けします。
ではまた。
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ネイティブはこうして英語を学ぶ
発行者 齋藤レモン
発行者メールアドレス rsaito@san.rr.com