
ネイティブはこうして英語を学ぶ
第20号 レベル別授業の実際
2006年11月20日
基本的には1〜2週間に1回発行
バックナンバー: http://www.mag2.com/m/0000182211.html
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このメルマガは、アメリカの子供――赤ちゃん、幼稚園、小学生、中学生、高校生が、どのように英語を学習し、身に付けていくかをお伝えするものです。
米国暮らしの長いプロ翻訳者とはいえ、昔ながらの日本の英語教育で学んだ齋藤レモンが、ネイティブとして育つ自分の子供の英語と格闘中。日本ではなかなか知ることのできない、アメリカの学校事情もご紹介します。
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前に続き、レベル別授業についてです。
今回は、その実例。
先回、こんなお話をしましたね。
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うちの子の小学校では、同じクラスのなかでも子どもによって、学習進度が違います。多分これはアメリカでは珍しくないのだろうと思います。
実際、うちの子の小学校では、私の気付いた限りでは、次のような能力レベル別学習をしているようです。
1. リーディングの時間に、能力別グループになり、それぞれ違うリーディングの本を読む。
2. 算数の時間に、能力にあったプリントをする。
3. 能力別にスペリングを学ぶ。
4. 5年生からは算数の時間はレベル別学級になるが、特に優秀児クラスとは呼ばない。(中学以上は、英語と数学はレベル別で、
優秀なオナーズ・クラス [honors class] と普通レギュラー・クラス [regular class] いう名称で区別される。)
5. 特に優秀な生徒は、飛び級して上の学年に入る。
6. それから、キンダーガーテンに入学するのを1年遅らせる親がけっこう多い。特に男の子。
7. 外国から転校してきた子どもは、1年下の学年に入ることが多い。
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★ リーディングの時間に能力別グループに分けてしまうと、誰がどのレベルかが一目瞭然です。でも子どもたちはそれが当然と思っているのか、すごく気にしている様子はありません。(まあ、プレスクールのうちから、レベル別学習でしたから)。
でも、多少は気になるんでしょうね。うちの息子は1年生になって間もない頃に、
「誰々と誰々は、クラスでchapter booksを読んでるんだよ」
と言っていました。
このchapter booksとは、絵がほとんどないか、全くなくて、
中身がchapter(章)に分かれている本のことです。
うちの子にしてみれば、自分がpicture books(絵本)を読んでいるのに、活字がぎっしり詰まったchapter booksをすらすら読める子がクラスに何人かいたので、驚いたのでしょう。
1年生の授業が進むにつれて、絵本以外にも、easy readersという易しいchapter booksをだんだんと読めるようになります。
本屋さんや図書館では、子どもの本が、読書能力のレベル別の本棚に分けて置いてあります。
絵本からchapter booksへの移行期にある小学校低学年用に、レベル1からレベル5へ、などと細かく段階分けをした子供用の本のシリーズも数種類が書店に並んでいます。(今回挿入した画像は、レベル1の本の写真です。よく見えるかな?)
こうして徐々に本を読めるようになり、2年生になると、クラス全員のリーディング教本がchapter booksになります。
★ では、レベル別のスペリングについてです。
授業中に、その週の基本スペリング約15個のpre-test、つまり予習無しの「実力テスト」をします。それで正解だったスペリングはその週の宿題に出ません。その分、もう1段階難しいスペリングが宿題に出ます。
小学校3年のうちの娘の例では、ある週の基本スペリングはこんなものでした。
今週のスペリングは、フォニックスで
long a spelled ai or ay
長いa(エイ)の母音(エイ)をai またはayとスペルする単語
long e spelled ea or ee
長いe(イー)の母音をea またはeeとスペルする単語
です。
paint
clay
feel
leave
neighbor
eight
seem
speak
paid
lay
need
weigh
really
again
needle
crayon
まあ、基本スペリングは、結構簡単ですね。
でも、うちの娘はpre-testで
neighborをneighboreとスペルし、
weighをwieghと書いてしまいました。
ですので、このneighborとweighは今週のスペリングの宿題の一部になります。
毎週、宿題として家でスペリングを練習してくる単語の数は、14個です。
だからこの週、うちの娘は、pre-testで間違えた2個に加えて、
12個のchallenge wordsが宿題になります。
(もしpre-testでまったく間違えなければ、challenge words 14個が宿題。)
こうして、彼女のこの週のスペリングの宿題は、次の14個となりました。
neighbor
weigh
squeak
between
season
league
delay
explain
complain
remain
decay
entertain
screech
against
このうち私は、screechという言葉を知りませんでした。
でも、うちの娘は、知っていました。
ああ、これは子どもでも知ってる単語だったのね。
娘に意味を説明してもらったのですが、
念のため、
www.onelook.comという万能オンライン辞書サイトから
Kaboon
http://epe.lac-bac.gc.ca/100/200/300/ktaylor/kaboom/Skaboom.htmというコミックブック用辞書に行き、
このscreechという言葉の意味が、マンガなどに使われる
SCREEECH!
「キャーッ!」という叫び声や
SCREEEEEECCHH
「キキキー!」というタイヤの音
などであることを確認しました。
ではまた。
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ネイティブはこうして英語を学ぶ
発行者 齋藤レモン
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