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ネイティブはこうして英語を学ぶ
第27 号 アメリカの子どもの英語力を英検で測ると?
2007年2月14日
基本的には1〜2週間に1回発行
バックナンバー:http://www.mag2.com/m/0000182211.html
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このメルマガは、アメリカの子供――赤ちゃん、幼稚園、小学生、中学生、高校生が、どのように英語を学習し、身に付けていくかをお伝えするものです。
米国暮らしの長いプロ翻訳者とはいえ、昔ながらの日本の英語教育で学んだ筆者が、ネイティブとして育つ自分の子供の英語と格闘中!アメリカの教育事情もご紹介します。
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このメルマガでは、私の体験よると一番効果的な英語学習方法である「多読」について、今年1月から連続して取り上げてきました。
「多読」はアメリカの小学校でも強く推進されています。
ほぼ一年の間にどれくらいたくさん本を読んだかを競うコンテストが毎年開かれ、校内で一番目に付く場所に、生徒の名前が読書量のレベル別に貼り出されるんです。一定の水準以上の生徒は表彰状をもらい、特に沢山読んだ生徒はごほうびのTシャツがもらえます。アメリカでは「多読」が英語力向上のカギとされているようです。
ところで、アメリカの子どもの読解力って、日本の英検にしてどのくらいなのでしょうか?その参考になるエピソードがあります。
うちの小学3年の娘の友人が日本に急に帰国することになり、帰国前に英検を受験することになりました。
日本に帰国前に英検を受ける帰国子女がとても多いようなのですが、それはなぜかというと、日本で編入試験を受けるときに、英語力の参考として英検の受験結果の提出を求められるからなのだそうです。
その子は小学校3年生ですが、英検2級を受験するそうです。準2級はすでに受かっているそうなので、恐らく2年生のとき準2級に合格したのでしょう。
その子のお兄ちゃんは小学校5年生で、英検準1級を受験するそうです。
この兄妹のアメリカ滞在年数は4年くらいだと思います。
アメリカ駐在期間は3年から5年というのが標準的。そして、帰国時に小学校5、6年生だと英検準1級か1級合格を目指すケースが多いようです。
これってすごいachievement(達成)だと思う。
彼ら帰国子女は、ただ何となくアメリカの学校にいたから英語が上達し、英検に合格したのではありません。(ただし、キンダーガーテンまでの低年齢でアメリカに来た場合は、比較的ラクに英語を身につけてしまうケースもあるようです)。
日本に帰った帰国子女が「アメリカにいたので、英語はできて当たり前です」という態度を見せるとしたら、それは、日本では謙遜が美徳とされているからでしょう。
全く言葉のわからないアメリカの学校に放り込まれた日本の子どもたちは、見る者の涙を誘うくらいに、厳しい英語との戦いを強いられます。親や家庭教師と一緒に、猛勉強の日々が続きます。日本語を忘れないよう土曜日は日本語補習校で丸一日を費やし、日曜日は現地の学校と補習校の宿題でつぶれる。
勉強ばかりしていては、健康に悪いし友達もできない、というので、スポーツチームに入る日本人の子も多いのですが、そうなると練習と試合で、一層の過密スケジュールになります。
こうしてELSを終え、1年、2年が過ぎ、やっと慣れてきた頃になると、今度は帰国後の受験に備えて塾にも通う。。。こちらの駐在員子弟は、大学受験生も真っ青の、驚異的なスケジュールで生活しているケースが多い。
このように猛勉し、アメリカでの授業に困らなくなった彼ら彼女たちのレベルから推測すると、
アメリカの小学校3年は、英検2級。
小学校5、6年は英検準1級から1級
のようです。
このことから、ネイティブの小学生並みの英語力を身につければ、英語はバッチリだということが分かります。
ネイティブ小学生並みの基礎力に、日本人の得意な大人の難しい単語を「TOEIC高得点の単語集」や「ビジネスと技術の英単語」などの本で学べば、もう実社会で英語に困ることはないでしょう。
私自身の体験に基づいても、日本の大人の英語力というのは、難しい単語・構文の知識は豊富だけれど、基礎体力の弱い「頭でっかち」状態にある人が多いようです。基礎が不安定なので、かなり勉強したのに、英語力への自信に欠ける。。。
留学経験があるとか、すでに英検1級をパスしているような上級者の方も、アメリカの義務教育レベルの教材に一度も触れた事がないのであれば、このレベルの教材を一度は試してみることをお勧めします。私自身、大学留学経験がありながら、アメリカの子供の英語学習は「目からウロコ」でしたから。。。
「多読」は辞書を引かずに読めるレベル(つまり、辛くないレベル)から始めるのがよいと思います。
アメリカの小学校2〜3年生程度までの本を多読に使いたい場合、とても役立つのがこれ。 I Can Readというレベル別シリーズです。大手出版社Harper Collinsが出しています。ウェブサイトはここ:
詳しくは次回で。
小学校3年生レベル以上のオススメ本も、今後にご紹介します。
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ネイティブはこうして英語を学ぶ
発行者 齋藤レモン
発行者メールアドレス rsaito@san.rr.com