■第171回 カイラス山、古代と現代の接点(チベット史入門その3)
■第171回 カイラス山、古代と現代の接点(チベット史入門その3)
####################################
チベットは、現在は中国の一部として、ヒマラヤ山脈をはさんで、インド
と向かい合っています。
国際政治での重要な地域であると同時に、仏教をはじめとする宗教の聖地
でもあります。
今回は、その聖地に存在する山と水について語ります。
####################################
●山の物語
前回は、何もない空間から大地が生まれ、その中心にスメール山という高
い山ができたまでを語りました。
このスメール山は決して荒唐無稽なものではなく、そのモデルとなった山
が現実に存在しています。
それは、カイラス山(チベット名:カンリンポチェ)です。
その山は、西チベットにあり、100キロ南には、中国、インド、ネパール
の三ヶ国の国境が交わる地点があります。
さらに西方400キロには、インドとパキスタンが領有権を主張している
カシミール地方があります。
この山は、仏教、ヒンヅー教、ジャイナ教、ポン教の聖地とされており、
現在まで未踏峰でした。
中国とインドは、国境紛争で何度も軍事衝突を繰り返しており、この山の
周辺は、宗教世界でも現実世界でも重要な地域です。
カイラス山の標高は6656メートルで、エベレスト(チベット名:チョ
モランマ)の8848メートルに比べれば低いですが、単独峰であり、その
四角錘の神々しい形から、聖なる山とされたと考えられます。
ヒマラヤ山脈の北側は、現在は中国領ですが、南側にはインド、ネパール、
ブータンの国があります。
このカイラス山を含む地域は、1959年までブータンの領土でした。
なぜ、1000キロも離れたブータンの飛び地の領土であったかは、複雑
な歴史的経緯がありますので、ここでは語りません。
この飛び地領には八つの寺とカイラス山をまわる巡礼路がありました。
寺の収入、巡礼が落とす金は、すべてブータン国王に納められていました。
しかし、1959年、中国によるチベット併合とともに、この地域も中国
領となりました。
1998年、中国・ブータン国境確定協定締結まで、ブータンはカイラス
山周辺地域の領有権を主張していたのです。
●水の物語
カイラス山の南のふもとに、マナサロワル湖という名をもつ美しい湖があ
ります。
漢文の仏教経典に『無熱悩池』という湖の存在が記されています。
『無熱悩池』は清涼の池という意味で、極楽浄土にあり、八功徳水(はっ
くどくすい)で満たされているといわれています。
八功徳水には、甘い、冷たい、やわらかい、軽い、澄んでいる、臭みがな
い、のど越しが良い、お腹に良い、などの効果があるそうです。
いつのころからかは不明ですが、マナサロワル湖が『無熱悩池』と同一視
されてきました。
『無熱悩池』は四角形をした湖ですが、仏教経典では、その東西南北の四
方から、この世界をうるおす大河が流れていると記されています。
現実のマナサロワル湖から、直接に大河が流れ出てはいません。
しかし、インド亜大陸をうるおす以下の四つの大河は、カイラス山、マナ
サロワル湖周辺が水源地となっています。
インダス河
サトレジ河 北インドを東から西に貫流して、インダス河と合流
する
プラマプトラ河 上流ではヤルツアンポ河、南チベットを西から東に
貫流して、インドのアッサム州に入り、バングラデ
シュでベンガル湾にそそぐ
ガンジス河
現代の高度な技術を駆使しても、大河の源流を探ることは困難です。
精密な測量技術や迅速な移動手段を持たない、古代インド人の叡知には、
ただ脱帽あるのみです。
####################################
−−−−−−−−−−−−− お知らせです −−−−−−−−−−−−−−−
☆☆ 催眠術を学んでみませんか! ☆☆
通信教育による催眠術スクールの案内です。
催眠術を学ぶことで、あなたができるようになる事は、
・悪い催眠術から、自分や家族を守ることができます。
・他人を、良い方向、悪い方向に導くことができます。
・人間関係の改善に使えます。
・まだまだ、山ほどありますが・・・
選挙の演説、学校教育、TV番組、オレオレ詐欺から、事件事故、こ
れらすべては、催眠術が絡んできます。
世の中は催眠術のノウハウで溢れかえっており、この通信教育教材は
催眠術を理解する。
覚えるキッカケになると、自信を持ってご提供しております。
詳しいことは、こちらからどうぞ!
⇒ http://www.1mgkk.com/m/1826/mla75516.html
−−−−−−−−−−−−− お知らせでした −−−−−−−−−−−−−−
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@
■ 歴史好きの素人が語る歴史(第171回)(2007年01月03日号)
(メールマガジンID:0000183170)
・ このマガジンは『まぐまぐ』から発行されています。
http://www.mag2.com/
・ 配信中止は、こちらからどうぞ
http://www.mag2.com/m/0000183170.html
・ 質問、要望、お問い合わせはこちらへ
mla75516@nifty.com
・ 作者は、中澤勇二(台湾名 陳澤民)です。
@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@


![転職なら[en]社会人の転職情報!転職成功者続出 転職なら[en]社会人の転職情報!転職成功者続出](http://kamogawa.mag2.com/bn/recommend/sya.gif)
![派遣のお仕事探しなら[en]派遣のお仕事情報 派遣のお仕事探しなら[en]派遣のお仕事情報](http://kamogawa.mag2.com/bn/recommend/haken.gif)
![アルバイト探しは[en]本気のアルバイト アルバイト探しは[en]本気のアルバイト](http://kamogawa.mag2.com/bn/recommend/baito.gif)
![就職サイトは[en]学生の就職情報 就職サイトは[en]学生の就職情報](http://kamogawa.mag2.com/bn/recommend/gakusei.gif)
![転職なら[en]転職コンサルタントキャリアを活かした転職に! 転職なら[en]転職コンサルタントキャリアを活かした転職に!](http://kamogawa.mag2.com/bn/recommend/consul.gif)