大金はたいたニーブオーナーさん達からクレームが来そうなタイトルですが、あるケーブルと信頼出来るプリで、実はこれ、結構いけるんじゃないか、という事で実験してみました。
というのは、ニーブにとてもよく似た倍音効果のある、ケーブルと出会ったからです。

プリアンプですが、近年で個人的にヒットだったのがタカさんのプリです。ヤフオクで出品されてるもので、ベリンガーを高度な半田技術で改造されています。値段は7万くらいですが、なんとうちのアバロンVt737spより好結果でした。737はうちの環境では、良くも悪くも高域にどうしても、いかにも真空管の音がするのが気になってましたが、タカさんの方がナチュラルでした。ちなみに同じアバロンでもAD2022は違う結果になるかもです。

あるケーブルとは、ずばりウェスタンエレクトリックです。WEと呼ばれるビンテージケーブルで世界でも枯渇していますが、非常に精密で、数十年前のものとは思えないほど優れたものです。こちらもヤフオクのケーブル屋さんで有名なwinter072さんが安く譲ってくれます。
16GA、14GAと、細くなればなるほど倍音が強くなり、つまり高域が上昇するのですが、ザラっと乾いた感じの張りのある音が、最初聞いた当初からニーブっぽいと感じてました。一般100ボルト環境などで、なんとなくモヤけてるリファレンスシステムには、特効薬になると思います。これはスピーカーケーブルですが、これを3本たばねてXLRケーブルを作っての実験です。

WEはメッキ線材です。太さの特性の他に、長く引くほど、倍音が強まる特性があります。これらを利用してセッティングします。効果は3m以上引いた方が分かりやすいです。

これで実験してみました。ニーブは予想よりも倍音が強く、結構長くWEを引く必要があります。

結論は、やはり全く同じにはなりませんでした(笑)倍音の増えるポイントが、微妙に違うみたいで、ニュアンスは少し違うんですね。でも、なかなかいい感じです。
Belden8412、8423も強力な倍音増加があるため、いろいろとやってみましたが、これらよりも、WEの方がニーブに近いようです。結構、似せる事が出来ます。「これ、ニーブで録りました」と言っても、恐らく分からないと思います。結局ニーブも、アンプというより、電源と内部配線によりあの倍音が作られてるのじゃないかな、と思ったほどでした。

多くの人が倍音が欲しくてニーブを使ってると思いますが、特にニーブ固有の音にこだわらなければ、倍音が増すという意味でケーブルの長さで手軽にエンハンサー的なシャープさを調節出来るのは、とても興味深い実験でした。

WE作戦、是非お試しあれ。