ER-4Sのレビュー
みなさんおはようございます、イチローです。
セッティングの話を書こうと思っていたのですが、だいぶ前から気になっていたER-4Sを買ってみたので、レビューを少し書いてみます。
ER-4Sとは、ご存知の方も多いと思います。Etymotic Research社の有名なヘッドホンです。イヤホンかな?これが世界一のヘッドホンだ!という人が多いです。
筆者は以前から、ゼンハイザーHD600を愛用しており、ヘッドホンに関してはこれで十分、という気持ちもあり、音質に特に不満もありませんでした。それにER-4Sは以前は入手しにくかった事もありますが、最近はサウンドハウスで25,800円で買えるようになっていたので、やっと試してみる気になりました。
さて、実力はいかに。耳の奥に突っ込むスピーカー自体、体に異変が起きないか、妙な不安がある。
第一印象、「あれ?これではローが足りないぞ?」耳栓の突っ込み具合が甘いと、ローが足りないと書いてある。じゃあもっと突っ込むのかと思い、これでもかというほど奥に突っ込んでみる。耳痛い。でも確かに、ローが足りない。
そこで一回外してみようと、耳から抜いてみようとして引っぱったら、なんと耳の奥でヘッドホンの先っぽが取れて、残ってしまった!!もうそれを抜き取るすべは無い。
「しまった!」(笑)
どうやら奥に突っ込み過ぎたらしい。しかし、このまま先っぽが取れなかったら、私はどうなるのだろう。。。病院に行って医者に取り除いてもらうのか。ばかばかしい図だ。いきなりしょっぱなから、最も恐れていた事が起きてしまった。
近くに小さいペンチがあったので、それを駆使してほどなく取れましたが、その時は本気でおびえました。
音はまるで、脳みその中で鳴ってるみたいで、ちょっと違和感がある。でも確かに、なるほど解像度が高いかもしれない。周波数略図では、あれほどヒドい曲線が書かれているのに、そんな違和感は全然感じない。あとからゼンハイザーを聞いてみると、あの優秀なHD600でさえ、ER-4Sと比べるとちょっと歪みっぽく、濁ったりしてる所があるのに、始めて気づいた。それほどER-4Sは、クリアに聞こえる。
そもそもこれは、反則と言えるほどSNが違う。ゼンハイザーはオープンエアーなため、外部の音は筒抜けだが、ER-4Sは完璧に耳栓状態になるので、外部の騒音がほとんどシャットアウトされる。完全なデッドの無音空間で、再生音だけを裸にして聞く感じ。ついついマスタリングスタジオにいるような感覚で、普段なら聞き取るはずもないような、微細なアラ探し的な聞き方になってしまう。うーん、リバーブが良く聞こえる。
低音が足りないので、相対的に若干だが、硬めの音質に感じる。硬いと言っても、10kあたりの耳にきつい所は抑えてあるのでつらくはない。環境はアイソレーションされた電源に、全ての機材に非メッキプラグを使い、後はサンクラDELTAのヘッドホン端子など、機材内部で何カ所か銀メッキを経由している。その分、少し硬めの可能性はあるが、ER-4Sのプラグは最初から金メッキ処理されているので、これ以上柔らかくセッティングするには、ヘッドホンアンプなど用意して試行錯誤する以外、方法がない。
2〜4kあたりが中心になっているような作りで、ぱっと聞き、乾いた質感で、音の張り加減が「音が良い」と人々に言わせやすいセッティングなのだろう。
ローが足りないために、結果的にローのマスキングから解放され、クリアな分離感に貢献している事も間違いない。10Mの聞き方に感覚的には近いのかな?でも10Mのようなレンジ感の狭さ、極端なピークは感じない。
それにしても、ちょっと下が寂しい。ドーンと来るはずの曲が、その気配さえない。低音出し過ぎの曲と、そうでない曲が、あまり区別がつかない。これでミックスやれと言われたら自信ない。エージング後には良くなるのか。でも、ちゃんと下は鳴ってる事は、感じ取れる。まあ、ヘッドホンにリッチな低音を求める事自体がナンセンスかもしれないが、ipodと合わせて使うなら、ipod側で少し低音足して聞けばいい話ではある。
結論としては、個人的にはやっぱりセッティング済みスピーカーで聞く方が楽しめるかな、脳みその中で音が鳴ってるので、「そこにいるような音」とはいかない。きっとジャズマニアはNGを出すと思う。(そもそもヘッドホン自体ダメか)
でも例えば、飛行機の中とか電車の中ではこれが必需品になりそうだ。一人静寂の中で、快適音楽空間に浸れるのは、これは最高の贅沢だろう。これほどの精度で聞けるイヤホンは他に思い当たらない。
それと、ちょっと音楽家的な使い方でアイディアを思いついた。自宅録音などで、エンジニアと同じ部屋で楽器や歌を録る場合、楽器からの直接音を遮断し、録り音だけを正確に聞けるはずなので、その用途には非常に活躍してくれそうだ。慣れてしまうと違和感がなくなってきて、装着してる事を忘れる。長時間作業の場合、一日中ヘッドホンをかぶって、面白い人みたいな髪型になる心配もないし、余計な疲れやストレスを軽減出来る事は、とてもありがたい。次回から早速試してみよう。
これから良いヘッドホンを検討している方が、ゼンハイザーとERの、どちらを選択するべきか。
はっきり言って、どっちでも失敗は無いと思う。どちらも、ソニーやオーディオテクニカなど日本のメーカーが束になっても及ばない実力があるのは確かだ。でもまあ、やっぱり安いER-4Sかな、解像度もゼンハイザーは一歩負けている事は、今日分かりました。ちなみに後発のゼンハイザーHD650は未チェックです。
くれぐれも、自転車に乗って聞かないように。いつか車に引かれます。それと、くれぐれも耳の奥に突っ込み過ぎないように。。。
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┃★┃サウンドクリエーターの館
┣━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
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┃「アナタの曲は、細い音源で"台無し"にされている!」
┃ ドラムが変わると、これほど、曲が変わる・・・
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┃ http://www.rhodes-premier.com
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みなさんおはようございます、イチローです。
セッティングの話を書こうと思っていたのですが、だいぶ前から気になっていたER-4Sを買ってみたので、レビューを少し書いてみます。
ER-4Sとは、ご存知の方も多いと思います。Etymotic Research社の有名なヘッドホンです。イヤホンかな?これが世界一のヘッドホンだ!という人が多いです。
筆者は以前から、ゼンハイザーHD600を愛用しており、ヘッドホンに関してはこれで十分、という気持ちもあり、音質に特に不満もありませんでした。それにER-4Sは以前は入手しにくかった事もありますが、最近はサウンドハウスで25,800円で買えるようになっていたので、やっと試してみる気になりました。
さて、実力はいかに。耳の奥に突っ込むスピーカー自体、体に異変が起きないか、妙な不安がある。
第一印象、「あれ?これではローが足りないぞ?」耳栓の突っ込み具合が甘いと、ローが足りないと書いてある。じゃあもっと突っ込むのかと思い、これでもかというほど奥に突っ込んでみる。耳痛い。でも確かに、ローが足りない。
そこで一回外してみようと、耳から抜いてみようとして引っぱったら、なんと耳の奥でヘッドホンの先っぽが取れて、残ってしまった!!もうそれを抜き取るすべは無い。
「しまった!」(笑)
どうやら奥に突っ込み過ぎたらしい。しかし、このまま先っぽが取れなかったら、私はどうなるのだろう。。。病院に行って医者に取り除いてもらうのか。ばかばかしい図だ。いきなりしょっぱなから、最も恐れていた事が起きてしまった。
近くに小さいペンチがあったので、それを駆使してほどなく取れましたが、その時は本気でおびえました。
音はまるで、脳みその中で鳴ってるみたいで、ちょっと違和感がある。でも確かに、なるほど解像度が高いかもしれない。周波数略図では、あれほどヒドい曲線が書かれているのに、そんな違和感は全然感じない。あとからゼンハイザーを聞いてみると、あの優秀なHD600でさえ、ER-4Sと比べるとちょっと歪みっぽく、濁ったりしてる所があるのに、始めて気づいた。それほどER-4Sは、クリアに聞こえる。
そもそもこれは、反則と言えるほどSNが違う。ゼンハイザーはオープンエアーなため、外部の音は筒抜けだが、ER-4Sは完璧に耳栓状態になるので、外部の騒音がほとんどシャットアウトされる。完全なデッドの無音空間で、再生音だけを裸にして聞く感じ。ついついマスタリングスタジオにいるような感覚で、普段なら聞き取るはずもないような、微細なアラ探し的な聞き方になってしまう。うーん、リバーブが良く聞こえる。
低音が足りないので、相対的に若干だが、硬めの音質に感じる。硬いと言っても、10kあたりの耳にきつい所は抑えてあるのでつらくはない。環境はアイソレーションされた電源に、全ての機材に非メッキプラグを使い、後はサンクラDELTAのヘッドホン端子など、機材内部で何カ所か銀メッキを経由している。その分、少し硬めの可能性はあるが、ER-4Sのプラグは最初から金メッキ処理されているので、これ以上柔らかくセッティングするには、ヘッドホンアンプなど用意して試行錯誤する以外、方法がない。
2〜4kあたりが中心になっているような作りで、ぱっと聞き、乾いた質感で、音の張り加減が「音が良い」と人々に言わせやすいセッティングなのだろう。
ローが足りないために、結果的にローのマスキングから解放され、クリアな分離感に貢献している事も間違いない。10Mの聞き方に感覚的には近いのかな?でも10Mのようなレンジ感の狭さ、極端なピークは感じない。
それにしても、ちょっと下が寂しい。ドーンと来るはずの曲が、その気配さえない。低音出し過ぎの曲と、そうでない曲が、あまり区別がつかない。これでミックスやれと言われたら自信ない。エージング後には良くなるのか。でも、ちゃんと下は鳴ってる事は、感じ取れる。まあ、ヘッドホンにリッチな低音を求める事自体がナンセンスかもしれないが、ipodと合わせて使うなら、ipod側で少し低音足して聞けばいい話ではある。
結論としては、個人的にはやっぱりセッティング済みスピーカーで聞く方が楽しめるかな、脳みその中で音が鳴ってるので、「そこにいるような音」とはいかない。きっとジャズマニアはNGを出すと思う。(そもそもヘッドホン自体ダメか)
でも例えば、飛行機の中とか電車の中ではこれが必需品になりそうだ。一人静寂の中で、快適音楽空間に浸れるのは、これは最高の贅沢だろう。これほどの精度で聞けるイヤホンは他に思い当たらない。
それと、ちょっと音楽家的な使い方でアイディアを思いついた。自宅録音などで、エンジニアと同じ部屋で楽器や歌を録る場合、楽器からの直接音を遮断し、録り音だけを正確に聞けるはずなので、その用途には非常に活躍してくれそうだ。慣れてしまうと違和感がなくなってきて、装着してる事を忘れる。長時間作業の場合、一日中ヘッドホンをかぶって、面白い人みたいな髪型になる心配もないし、余計な疲れやストレスを軽減出来る事は、とてもありがたい。次回から早速試してみよう。
これから良いヘッドホンを検討している方が、ゼンハイザーとERの、どちらを選択するべきか。
はっきり言って、どっちでも失敗は無いと思う。どちらも、ソニーやオーディオテクニカなど日本のメーカーが束になっても及ばない実力があるのは確かだ。でもまあ、やっぱり安いER-4Sかな、解像度もゼンハイザーは一歩負けている事は、今日分かりました。ちなみに後発のゼンハイザーHD650は未チェックです。
くれぐれも、自転車に乗って聞かないように。いつか車に引かれます。それと、くれぐれも耳の奥に突っ込み過ぎないように。。。
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┃ ドラムが変わると、これほど、曲が変わる・・・
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