
おはようございます。
士大夫の生き方
「士や大夫のような身分の高い人は、 官職に就いている間は、 手紙を書くにも節度がなければならない。 それは、他人に自分の心のうちを見透かされないようにし、 他人が思わぬ幸いを得るきっかけを作るのを、 防ぐ必要があるからである。
また、官職を退いて郷里に帰ったならば、 やたらと高く止まって威厳を誇示したりしてはいけない。 それは、他人に自分の心のうちがよく見えるようにし、 旧友との交際を厚くして生きて行く必要があるからである。」
菜根譚が書かれた時代も、きっと今と同じように、 政治家も官僚も心が乱れていたのでしょう。 立派な教えが現れる時代は、 間違いなく世の中が乱れている時です。
政治家や官僚など、身分の高い人は、 それなりに最高機密が集まるポジションにいる事を自覚すべきです。 今の時代は手紙だけではなく、メール、携帯電話など、 さまざまな伝達手段があります。 それだけに相当に心を引き締めなければ、 一部の人の利権につながる情報を安易に流してしまう危険があります。
今の世の中を見ると、政治家も官僚も、 節操無く自分の知りえた情報を流し、対価を得ている。 そういう報道に接する度に、菜根譚のこの部分を思い出します。
しかし官職を退いた場合は、むしろ腰を低くし、 心を解放して皆と親しむ心がけが必要です。
官職に就いていた時は多く情報をもらす人ほど、 退任後にはやたら高く止まって昔を誇示する人が多い。 頭は良くても心が出来ていない証拠でしょう。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。
著書紹介 生き方を求めて〜言葉の贈り物〜
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