
おはようございます。
真実の境地とは
「世俗を離れた自然の中で生活する楽しみを、 ことさらに語る者は、自然の中での、 本当の生活の風流さを会得していない。
また、名声や利益の話を聞く事を嫌う者は、 必ずしも名利を求める心を忘れ去っているとは限らない。」
人間には自分が意識していることを、 ことさら口に出すという習性があります。 「人里を離れた山の中に住み、朝夕自然のおいしい空気に触れ、 また小鳥のさえずり、流れる川のせせらぎを聞き、 自然の中で生きている幸せを感じます。」 都会を離れた人からこのようなお手紙を頂く事があります。
事実でしょうが、それを殊更、文に書き、 言葉で表すとなると、むしろ不自然さを覚えます。 本当に自然の世界に溶け込み、 本物の風流心を身につけた人なら、今いる環境が当たり前であり、 敢えて言葉に表さないものだと菜根譚は言います。
地位を求めない。お金もいらない。 このような事を言う人は、一見、清廉な人に見えますが、 敢えて口にする人はまだそれらに未練がある人。 このような見方は人間の本質を見破るのに役に立ちそうです。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。
著書紹介 生き方を求めて〜言葉の贈り物〜
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