
おはようございます。
仮の姿より真の姿
「鶯が美しい声で鳴き、花は咲き乱れて、 山も谷も色こまやかであでやかな美しい春の姿は、 それはすべて天地の幻の仮の姿であって、 本当の美しさではない。
谷川の水も枯れ、山の木立の紅葉も落ち尽くし、 石の苔は消え、岸の木々も枯れた晩秋の姿は、 すべての虚飾を去った真実を示したものであり、 それでやっとそこに天地の本当の様子を見る事が出来る。」
春に花が咲き、大自然が艶やかな姿を現すのも事実、 また秋から冬に向かって、花も実も葉も落ち、 あらゆる飾りがとれ、いわゆる枯山水の状態となるのも事実。
しかし本当の姿は後者にあります。 樹木で言えば、花や紅葉ではなく、 それらがとれた後の枝振りや幹の太さ、根のしっかりさ。 同じ自然ではあっても、本来の姿というものは、 飾りのとれたあるがままの状態を言うのでしょう。
これを人間に譬えると、 お化粧やブランドの服やアクセサリーなどを取り去った、 素顔のままの自分こそが真の自分の姿。 また言い換えてみれば、地位や肩書きといった、 表の飾りがとれた自分自身こそが真の自分。 この真の自分が美しいかどうかが、 人間として一番重要な事なのです。 その真実の自分が美しいか、醜いか。 その基準はどこまで心を高めたかによります。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。
著書紹介 生き方を求めて〜言葉の贈り物〜
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