[ アフガニスタン情勢 ]

 裁判外・略式裁判または恣意的刑執行に関する特別報告官(Special Rapporteur on extrajudicial, summary or arbitrary executions)のアルストン(Philip Alston)氏は訪問中のカブールで、アフガニスタン警察・軍・タリバン・外国駐留軍は民間人を巻き込むことのないような予防措置を講じる努力を強化する必要があると警告した。

[元記事]
Unlawful killings continue at heavy rate in Afghanistan, UN rights expert says

【背景】
 情勢が不安定で各地で衝突が起こっているアフガニスタンですが、不用意な攻撃で民間人を巻き込んで犠牲者を出してしまうことが頻発しています。もちろん戦闘自体起こるべきではないのですが、戦闘となってしまったときには可能な限り非戦闘員を保護する義務があります。それが十分に守られていないこと並びにそのような行為に対する責任が追及されていないことが問題であると報告官は指摘しています。
 タリバンなどの武装組織だけでなく、警察や、外国駐留軍の活動においても民間の犠牲が多数出ているため、アフガニスタン在住の人にとっては誰が自分たちを保護してくれるのかわからず、余計に情勢は不安定になります。
 アルストン報告官は「警察官は政府の顔であり、警察官が民衆を守れば政府は正統性を確保できる」と言っている通り、治安維持を与える勢力を民衆は支持するでしょう。その勢力が政府とは限っていないというところがこの国の情勢が安定化しない遠因でもあります。

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