保健師のミコです。
ご購読ありがとうございます。


<今日のテーマ>  06.7.18

  A) 避妊(1)
  B)妊娠の成立
  C)性被害 ホットライン




【質問1】望まない妊娠をしない? 

人工妊娠中絶は、できれば しないで済むようにしたいですね。
そのためには、確実な避妊が必要です。

しかし、残念ながら、現在 100%の避妊法は ありません。

ですから、やっぱり、セックスは、お互いに 赤ちゃんができてもヨイ、と思われる相手としたいですね。


【質問2 セックスした後の 避妊法はあるの?】

「緊急避妊法」 を 知っていますか?

「緊急避妊」とは、レイプなど 望まないセックスをさせられてしまったり、
避妊をしないで セックスしてしまった、
コンドームが破けるなど 避妊の失敗が起こったなどの場合に、

セックスの後に 妊娠を防止する 方法です。


その最も一般的な方法が、緊急避妊ピルと呼ばれるものです。
時には、子宮内避妊具も使用されることがあります。

これらの「緊急避妊法」は、無防備なセックスが行われた後、
数日以内に 行われなければなりません


そして、この薬は 一般の薬局などでは販売していませんので、
必ず産婦人科医に受診して、処方してもらってください。



【質問3 緊急避妊法による緊急避妊ピルは?】

セックスする前から 避妊目的で使用する 経口避妊薬と同様な 
ホルモン剤ですが、使い方はそれとは異なっています。

緊急避妊ピルは、受精卵の着床阻止や、排卵抑制効果
受精卵の 移動速度低下も含めた効果です。

重要なことは、着床(妊娠成立)後には、効果がないということです


受精して、着床した後に 赤ちゃんが産まれないようにするのを、中絶というのに対して、
これは、受精しても、着床する前の段階で阻止するのですから、中絶とはいえないのです。


[処方してくれる医療機関を紹介して欲しい方はこちらにお問い合わせを!]

▼ 03−3235−2638 思春期・FPホットライン(財団法人 家族計画協会)
 月〜金 10時〜16時

(注意:夜間、土、日、祭日は電話がつながりません。避妊は事前にしっかりと。)



★☆☆★★☆☆★★☆☆★★☆☆★★☆☆★★☆☆★★



【質問4  妊娠の成立と セックスと 受精卵と 着床の関係は?】

さて、これ以上 避妊について、説明するためには、その前に
「受精卵と着床」という、妊娠のメカニズムについて説明しておかなければなりません。

妊娠するためには
セックスの時に、
男性のペニスから出た精子が、女性の卵子にたどり着いた後
受精し、女性の卵子が受精卵とならなくてはなりません。

(それだけでは、妊娠ではありません。)

受精卵は、2個、4個、8個、16個と細胞分裂をしながら成長し、およそ3日後、
それまでいた卵管から、受精卵を育てられる子宮に移動します。

 子宮の中では、内膜が増殖して、受精卵を待っています。
受精卵は、この内膜に包み込まれるようにして、子宮の組織に根づきます。
これが、着床です。


(子宮内膜の状態が悪ければ、受精卵が着床することができません。)

着床しなくては 妊娠は成立しません。


つまり、「受精したが着床しない」ということは 自然の状態でも少なくないのです。

そして、着床しなかったからといって、そのことに気づかれることはほとんどないまま、
受精卵はそのまま妊娠とは結びつかずに 自然淘汰ということで、次ぎの月経を迎えてしまっていたりするのです。


または、卵管から受精卵が上手く子宮に移動できず、
子宮外妊娠ということが起こり、
それに気がつかないと 卵管破裂など、重篤な症状が出てしまうこともあります。

受精卵が卵管や卵巣などに着床して発育してしまうため、流産や卵管破裂が起こります。

   [卵管破裂]    
    腹腔内に大出血があり、急激にお腹が痛みます。
    場合によっては、生命に関わることがあります。

   [卵管流産]
    受精卵が卵管采(らんかんさい)から腹腔内に流れ出します。
    腹腔内への軽い出血と、軽い腹痛で始まります。




つまり、避妊のためには、

(1) 精子と卵子が出会わないようにする
(2) 出合ってしまって、受精して、受精卵ができても、
    それが、子宮に 着床しないようにする

のどちらかを 行えばいいのです。

「たったそれだけ?」 と思ってはいても、
望まない妊娠をしてしまうカップルは 後を絶ちませんネ。



〜〜 つづく 〜〜


○ ◎ ● ○ ◎ ● ○ ◎ ● ○ ◎ ●


【質問5 性被害の 緊急のホットライン】

突然襲ってくる レイプ魔
そういった被害にあった時は、誰でも気が動転して どうしてよいかわからなくなると思います。


もちろん、そんなことが、あってはならないし、起こらないでほしいですが、
世界中に 絶え間なく起こっている、という現実があります。

特に被害は 女性だけの方が圧倒的に多いですが、男性の被害者も少なからずいる、ということも忘れてはなりません。

さらに、幼児、子どもの被害は、悲惨としか言いようがありませんが、
被害にあう子どもたちには 何の罪もないことを伝えなければなりません。

しかし、被害者は 簡単には、その状況を 的確に他の人に伝えることができない場合が少なくありません。

そして、悩んでいるうちに 妊娠、さらに中絶ができない時期に入ってしまう
という悲劇がないように・・・

そういったことを専門に扱っている所に 相談できることを知っておいてください。

普段から そういうことを相談できるところがあるということを知っているだけで、被害後の気持ちがかわってくるでしょう。



[以下に専門の連絡先を 記しておきます。
もちろん、近くの警察や 保健所や市役所などに問い合わせることもできます。]


▼JUST 日本トラウマ・サバイバーズ・ユニオン
・性被害ホットライン

火〜金
13:00〜17:00
TEL 03-5445-0689


▼S.A.R.A. 性暴力被害者サポートライン

☆性暴力を受けた女性や子どものための電話相談
 Tel.03(3312)7751
 土曜日13:00〜18:00
 第一・第三木曜日18:00〜21:00


▼東京・強姦救援センター

☆性暴力を受けた女性への法律、医療、心理的相談と支援
 Tel.03(3207)3692
 水18:00〜21:00 土15:00〜18:00



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では、続きは次回で!
お読みいただき ありがとうございました。
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