[ デュッセルドルフの針金師たち ]
 君たちのパパとママとの出会いの頃。あの懐かしき70年代がよみがえる。  ベトナム、ヒッピー、ビートルズ。ヨーロッパを舞台にセミドキュメンタリー  一大放浪ロマン「デュッセルドルフの針金師たち」大好評連載中!!
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『よく分かりました。皆に心配をかけてほんとにすみません。訳を言って、

コペンの人には半年待ってもらいこっちで稼いで返しますから』



と言って電話を切った。当時300ドルの送金と言うのは全く持って

困難を極めたのだ。



 仕事はある。体力も気力も十分だ!さあおじさん、一緒に仕事探そうか!

ロールオーバーベートーベンをがんがんかけながらウィーンを後にした。





(13)チロルの山の中で・・・・


 仕事仕事さあ仕事探しだ。おじさんも罰金の元を取り返すと意欲満々。

物価の高いスイスへと一直線。インスブルックからリヒテンシュタイン。

スイスへの山深い国境地帯。列車で車を運ぶほどの険しい山なみ。



 そんな中でも日本人の住みついた婦人の方から浮世絵ポップを見つけられ

暖かいおにぎりの差し入れがあったりした。



 いつの間にかリヒテンシュタインを抜けてスイスに入っていた。


 チューリヒのユースでダボスの教会が人を探しているということを聞いて、

ダボスへと向かった。その晩車中泊、何だか冷えるな。と思ったら、朝目が


覚めると30センチの積雪。車は完全に雪に埋もれていた。やっとの思いで

その教会にたどり着いた。


「ビッテシェーン」(すんません)


「イッヒメヒテアルバイト」(しごとありませんか)


老いたシスターが目を丸くして答えた。


「アッソー!」(=あそう)


そしてものすごく悲しそうな顔をして首を横に振った。


どうしても今は仕事が無いとのこと。大雪の中ほうほうの態で抜け出し、

ベルン、ジュネーブとすばらしい大自然の中を走る。ドイツ語からいつの間


にかフランス語になっている。スイスメイドのハイライト10ヶに1ヶおまけ

つきとか、ユースで名物料理フォンデュとか、ちっとも腹は太らない。



 仕事もこれから冬に向けてなかなかなさそう。ミュンヘンへ戻ったほうが

よさそうだ、と予定を変更して、とりあえずインスブルックへ戻った。




                          つづく
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<切文字日記061209>
予約 バス7台198名   
撮影 大奥     深田恭子
   水戸黄門   中野誠也
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<切文字日記061210>
予約 バス21台569名
撮影 なし
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