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「私の道 Mon Chemin 」♪ピアノでパリ留学・出会いから得たもの
                               ★第13号 numero.13★ 
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*** 目次 ***
♪ ご挨拶
♪ 自己紹介
♪ メインコラム 「 パリのママン、メルキ先生 Maman a Paris, Madame MELKI 」
♪ 編集後記
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*** ご挨拶 ***
Enchantee!! 初めて読んで頂いている方、初めまして!
Bonjour!! 以前から読んで頂いている方、こんにちは!

1月、パリ。
ソルド(バーゲン)の季節です。
お財布のひもがとっても固いパリジャンたちも、
この時期は賢く欲しいものをゲットしているようです。

奇しくも、サルコジ大統領は「買い物意欲」の話ばかり。
どうやったら消費者はもっと買い物をしてくれるのだろう…と頭の中はいっぱいの様子。
どうせなら思い切って、ソルドの広告に自分の顔でも出したらどうかしら?
最近は政治だけでなく、色んな話題に尽きない大統領の事。
「ソルドのこの季節、ステキな彼女にプレゼントでも?」とか。
効果が期待できるのでは。


それでは、第13号の創刊です。


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*** 自己紹介 ***

私はパリでピアノ留学中のchachat です。現在パリ在住7年程になりますが、
この度パリでの経験や貴重な出会い等を記録したい!
と思い立ちメールマガジン発行に挑戦してみる事にしました。
手探り状態・完全な初心者ですが、どうぞよろしくお願いします。
このメルマガは「ピアノ」「出会い」をメインに展開していきます。
ピアノを学ぶ上で得ることは実に幅広く、
音楽だけでなく時には人生そのものを深く考えさせられる事が多いです。
そして、パリ…。日本と違った環境ならでは数多くの衝撃!
私が出会った沢山の人々、事件(?)、まさに山あり谷ありの珍道中そのもの(笑)。
そんな経験を楽しく真面目に語っていきます。

★★皆さんに興味深く読んで頂けたら嬉しいです★★

それではメインコラムにお進みください…。


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*** メインコラム ***


「 パリのママン、メルキ先生 Maman a Paris, Madame MELKI 」


エコール・ノルマル音楽院時代、私はヴィクトリア・メルキ先生のクラスに在籍していました。
メルキ先生は、コルトーの門下生でハイドシェックとは若い頃からの知り合いです。
エコール・ノルマルでメルキ先生のクラスに入る事になった、とハイドシェックに報告した時
「それは良かった、彼女はとても信頼のおける教授だよ」と太鼓判を押してもらいましたし、
メルキ先生は「エリック?彼ならそれこそ短パンはいてる時から知ってるわ」と(笑)。

2人が同門だった事は、ラッキーだったと思います。
そうでなければ教育方針にも食い違いがあったでしょうし
2人の師に同時にレッスンを受ける、というのは色んな意味でデリケートだったりするので
その辺りの問題が生じることなく、希望する2人の師匠に出会えた事は幸運でした。

メルキ先生は、すでにかなりのご高齢ながらその若々しさは驚くばかり。
いつもキレイにお洒落をして、スレンダーな体型を維持し、健康的に日焼けして。
その健康の秘訣は?と聞いてみた事がありましたが
答えは「水泳」そして「お仕事」。
定期的にスポーツをする、そして情熱をもって生徒の指導をする事が彼女の若さの秘訣らしいです。

そんなメルキ先生は、美しくたくましいパリのママンのような存在。
顔色ひとつで「あら、今日はどうしたの?」と生徒の心を読む…そんな人です。
ピアノだけでなく、私はメルキ先生から多くの事を学んだと思います。

メルキ先生は、子供時代をとても厳しい環境の中過ごされた方で
そんな彼女の人生を反映するかのごとく、レッスン内容はとても厳しいものでした。
甘えは許されず、ストイックに問題を追及していく。
パリに留学するピアニストは、ピアノを弾く&練習するという基本の姿勢がすでに出来上がり
技術的にはかなりレベルの高いメンバーである事が多いのですが、
メルキ先生はそこを切り崩していく。
より確実に、より自分に自信を持って演奏できるテクニック。
本当に出したい音を出すための、日々の絶え間ない努力。
日本で「優秀」と言われて渡仏したピアニストにとって、
それはプライドを崩されると同時に拒否反応を起こす人も少なくありません。
拒否するのも、受け入れるのも、自分の責任。

私は…辛かった事も多々ありましたが、受け入れました。
自分には根っこの深い大きな問題点があると自覚していたからです。
そして何よりもメルキ先生の指導に「誠意」を見たから。

メルキ先生のレッスンでは、「私って本当にダメダメだわ」とがっくり落ち込む事が多く
正直言えば、毎回のストレスは相当のものでした。
「1日10時間でも練習しなさい、トレーニングしなさい」
という、スパルタ教育。
受け入れるのは容易ではありません。

でも、褒めるのは簡単ですよね?
表面的に繕って、その場しのぎで偶然褒めてもらっても、それは何の財産にもならない。
それよりリスクの多いスパルタ的教育で責任持って指導していく方が
実はずっと心があって、時間が経てば自分に返ってくる。
そんな風に考えられるようになるまで、かなりの時間が必要でしたが、
今はメルキ先生と過ごしたあのレッスン室の風景を懐かしく思い出します。
レッスン室は昔コルトーが使用していた部屋で行われたので、
メルキ先生はよく「そんな演奏じゃコルトー先生の亡霊が出るわよ」と笑っていたものです。


私は昔、
腕の故障からコンクールのファイナルを棄権せざるを得ない状況になった事がありました。
その時、棄権すると電話で報告した私と一緒に泣いてくれたメルキ先生のことを
私は一生忘れないでしょう。
彼女のスパルタはただの調教ではなく、真剣勝負の指導だったと分かった、瞬間でした。

 


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*** 編集後記 ***


パリに音楽留学する日本人の多くは
「パリ国立高等音楽院」「パリ市高等音楽院」「エコール・ノルマル音楽院」
の、どこかに在籍する人が多いのではないかと思います。

その中で1番ハードルの高い登竜門、「パリ国立高等音楽院」ですが
入学するのには年齢制限があり、日本で大学を出てからでは間に合わないので
高校卒業してすぐとか、大学を中退して…という留学生が多くいます。

もしも、日本の大学を卒業してから入学したければ
「第3課程 3eme siecle」と呼ばれる、大学院のような課程に入学する選択があったのですが
今年からその「第3課程」は消滅することに。

これから高等音楽院へ留学を考えている方は、新情報を入手される事をお薦めします。

 

それではまた次号もお楽しみに!

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「私の道 Mon Chemin 」♪ピアノでパリ留学・出会いから得たもの
                               ★第11号 numero.11★ 
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*** 目次 ***
♪ ご挨拶
♪ 自己紹介
♪ メインコラム 「トラブル Des Ennuis 」
♪ 編集後記
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*** ご挨拶 ***
Enchantee!! 初めて読んで頂いている方、初めまして!
Bonjour!! 以前から読んで頂いている方、こんにちは!

日が短く、寒い冬。
フランスの冬。
太陽は朝になってもなかなか現れず、夕方にはあっという間にさようなら。
そしてお天気もすぐれません。

そんな寂しい季節を彩る、ノエルのイルミネーションが始まっています。
私がいつもキレイだな〜と思うのは、ギャラリーラファイエット。
デパートの壁面一杯に施された光が夢のお城みたいで、華やか。
ウィンドーは人形劇風に飾られて、子供たちは大喜び。
本当に素敵なので、大人でも見とれてしまうほどです。


それでは、第11号の創刊です。


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*** 自己紹介 ***

私はパリでピアノ留学中のchachat です。
パリでの経験や貴重な出会い等を記録したい!
と思い立ちメールマガジン発行に挑戦してみる事にしました。

このメルマガは「ピアノ」「出会い」をメインに展開していきます。
ピアノを学ぶ上で得ることは実に幅広く、
音楽だけでなく時には人生そのものを深く考えさせられる事が多いです。
そして、パリ…。日本と違った環境ならでは数多くの衝撃!
私が出会った沢山の人々、事件(?)、まさに山あり谷ありの珍道中そのもの(笑)。
そんな経験を楽しく真面目に語っていきます。

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それではメインコラムにお進みください…。


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*** メインコラム ***

「トラブル Des Ennuis 」


今回の内容はちょっと怖い話もあります。
バスティーユのアパートで出会ったトラブルの話です。


まずはあまり怖くない話から(笑)。
パリのアパート、トラブルナンバー1!と言えば、「水漏れ」。
これは頻繁に起こる、トラブルです。
パリのアパートの多くは、とても古い建物を何度も改装して使っているものが多く、
がっしりと趣あるその外側とはうらはらに配管はボロボロ…。
私はパリの配管工のお仕事はかなり儲かると思います。

私の住んでいた部屋にも「水漏れ」の訪れがありました。
夜中、「ポタッポタッ…」とお風呂場から聞こえるその音に「あちゃ〜」。
天上の亀裂から漏れていました。
幸いにも上階の住民とはすでに顔見知り、
しかも音楽家同士という事でかなり良い感じで交流があったので
この水漏れはとてもスピーディーに、感じよく終わらせる事が出来ました。
これがもしも、上の人がヴァカンスでいなかったり…住宅保険に入ってなかったりすると…。
とても、嫌な思いをする事もあるようです。


でも。
「水漏れ」なんて、目じゃない!
という、トラブル。
それは、空き巣。

しかも、入居の契約が済んですぐ(前号に書いたアパートです)。
まだその部屋に荷物も運び込んでいませんでした。
契約当時、知り合いの家に居候させてもらっていた私。
そろそろ荷物を運び込んで、必要なものも揃えたりしないと、
と新居に出向いたその日でした。

まず、ドアを開けようと思うと鍵が回らない。
「ん?」変だな…鍵が回らない??
ガチャガチャっと触るうちに、偶然にドアが開きました。
あれ??鍵がかかってなかった??変だなぁ。。
そして部屋に入るなり、目の前のテーブルに見慣れない1枚の紙を発見しました。

当時、フランス語が幼稚園以前レベルの私でも
その紙は「Police 警察」から来たもので、「vol 盗み」という言葉だけ理解できました。
あ!さっき、ドア!鍵がかかってなかった!

本当にビックリしました。
でも、空き巣に入った方もビックリだったと思う。
だって、お部屋は「空っぽ」ですもん(笑)。
盗られたものは何もなく、ただドアの一部が壊されたのみ。

その後警察に被害届を出しに行って…。
留学初めて早々、警察にお世話になった私。
フランス語ちんぷんかんぷんなのに。。。
どうもアパートの住民が夜中に大きな音を聞いて、警察に連絡した様子。
駆けつけてみれば、確かに空き巣に入られたようだが部屋は空っぽ。
念のために警察が書類を部屋に残していった、という顛末でした。

被害が少なくて、不幸中の幸いでしたが
精神的には結構後を引いたようです。
何度か空き巣に入られる夢を見ましたから。


しかし。これが一番怖かったトラブルではありません。
私にとってこの空き巣よりももっと強烈な記憶。
それは「真夜中の不審者」。

ある日、深い眠りからふと目が覚めました。
何となく「人の気配」を感じたから。
怖い…と瞬間的に思いました。

先ほど空き巣で登場した「ドア」。日本風に言えば玄関。
玄関越しに人の気配がするのです。
ヒソヒソ…ゴソゴソ…気のせいだと思いたかったけど、絶対に誰かいる!
忍足でドアに近づき、覗きレンズから外の様子を見ると
そこに見えたのはでっかい黒人男性2名。
アパート共有の灯りは、点灯しても自動的に切れるのですが
その2人は灯りが消えたらまた付けて、ゴソゴソ…している様子。

身体がこわばりました。
私の部屋の玄関に触っている様子がわかるのです。
怖くて怖くて…とにかく警察、と思い震える手で18、をプッシュ(警察=18番)。
運の悪い事に電話はドアのすぐ側にあって、しかもコードレスじゃないので
私の声が向こうに聞こえたら…と思うとよけいに怖い。
こっちは1人、むこうは2人、しかも男性。
入ってこられたら…と、恐ろしい想像がどんどん膨らみパニック寸前の私。
電話越しの警察に、とにかくすぐ来てください!
とそれでも何とか心を落ち着けて状況を説明し
住所や、建物に入るためのセキュリティコードを伝えて電話を切りました。

警察が到着するまでの時間の長かったこと。
30分くらい、待ったように感じました。(実際はもっと早かったかも)
何かあったら自分を守らなければと思い、キッチンから包丁を持ち出して。
それを手にして、ブルブルと震えながら警察を待ちました。

「パチン」と建物のドアが開く音がしたと同時にバタバタバタ…数人の足音、
いくつかの会話…そしてあっという間に怪しい2人は逮捕。
私は覗きレンズから一部始終を見ていましたが、警察は6名、黒人男性はやはり2名。
確認のため、建物内全てをパトロールした後、私の部屋に警察が来ました。
「2人は酔っ払っていて、帰りのメトロもなく、寝るために偶然建物に侵入したようだ」
「2人はあなたの知り合いか?」
「2人はあなたの部屋のドアに触ったか?」
などなど、簡単に質問を受け、安心していいですよとなぐさめられて?事件は終了。

実は、建物のセキュリティーコードがその数日前から調子が悪かったのを知っていました。
だから、簡単に侵入出来てしまった。
次の日すぐ管理人の所に行き、故障を即刻治せと怒鳴り込み?に行ったのは
言うまでもありません。


というわけで、
私は今までフランスで2度も警察のお世話になってしまいました。
あまり、素敵な思い出ではありませんね。
パリは素敵な街ですが、治安に関してはやはり日本のほうがまだまだ上。
日常的にも、メトロ内のスリなど、頻繁に起こっているようです。
狙われないように、注意しないといけません。
メトロ内のアナウンスも「スリに注意」ではないのです。
「Ne tentez pas de Pic-Pocket」= 直訳で、スリを誘発しないように、という意味。
この方が、直接的で実感がありますね。

トラブルは、少ない方がいいです。
その後の心のダメージは、辛いですから…。


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*** 編集後記 ***

メトロで流れる「スリ注意」のアナウンスは
観光地に近い界隈だとフランス語の他に、英語、ドイツ語、スペイン語、日本語などでも流れます。
ただ今スリが発生しました、というアナウンスも、時々聞こえます。

狙われないコツ。
それは、隙を見せない。
自分の持ち物に常に意識を持つ。
カバンはちゃんと閉める。お財布はなるべく奥にしまう。
脇にちゃんと抱える、混んでいる時もしっかり抱える。
おしゃべりに夢中で荷物から意識が離れたその時に、狙われます。
ショッピングで沢山の荷物を持っていると、リスクが大きい。
改札を通る時も狙われやすいです。

旅の思い出は素敵なものだけ、残したいですね。


それではまた次号もお楽しみに!

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「私の道 Mon Chemin 」♪ピアノでパリ留学・出会いから得たもの
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*** 目次 ***
♪ ご挨拶
♪ 自己紹介
♪ メインコラム 「パリのアパート L'appartement de Paris」
♪ 編集後記
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*** ご挨拶 ***
Enchantee!! アンシャンテ!! 初めて読んで頂いている方、初めまして!
Bonjour!! ボンジュール!! 以前から読んで頂いている方、こんにちは!

6月になりました。
ヨーロッパに留学を決めた方はそろそろ、本格的な準備の頃でしょうか。
最初はとても大変です。
なんでも初めてだし、面倒な書類の準備などもあるし。
現地の様子もよく分からないので、想像の世界でしかありません。

今日は留学したらほぼ全員が経験する、アパート探しについて書こうと思います。
フランスで生活する、大きな大きな第1歩。
私のアパート探しは…


それでは、第号の創刊です。


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*** 自己紹介 ***

私はパリでピアノ留学中のchachat です。現在パリ在住8年程になりますが、
この度パリでの経験や貴重な出会い等を記録したい!
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ピアノを学ぶ上で得ることは実に幅広く、
音楽だけでなく時には人生そのものを深く考えさせられる事が多いです。
そして、パリ…。日本と違った環境ならでは数多くの衝撃!
私が出会った沢山の人々、事件(?)、まさに山あり谷ありの珍道中そのもの(笑)。
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*** メインコラム ***

「パリのアパート L'appartement de Paris」


パリでのアパート探し…。
もちろん、アパート探しは生まれて初めての経験でした。
一応、ある程度は予習しました。
どのように探すのか、とか。留学ノウハウ本などを読んだりして。
音楽留学生、特に部屋に楽器を入れたい私のようなピアノ専攻の学生にはなかなか難関みたいで。
まず騒音の問題があります。パリのアパートは石造りの建物が多く、音が響く…とか。
苦情などのトラブル、これは避けたいなぁと思いました。

でも、悩んでみたところで全部想像の世界。
現地で実際どうなるのか、それは「やってみなくちゃわかんない!」とどこか気楽な私でした。

アパート見つけたきっかけは、いわゆる日本人向けのアノンス(張り紙)でした。
オペラ座界隈には、通称日本人街と呼ばれる界隈があって、そこに日本書籍専門店があるのですが
私が見つけた張り紙はその書店に貼ってあったものでした。 
時期はちょうどヴァカンス時期、8月後半。
そんなに物件の多い時期ではありませんでした。

私の見つけた小さな紙切れ。
そこには音楽可とも何も書いてなく、広さと場所、家賃が明記してあるのみでした。
アパートを探し始めた初日だったので、その物件が良いのか悪いのかさっぱり分からなかったのですが
連絡先には「日本語可」と書いてあったし(当然、当時の私はフランス語は殆ど話せませんでした)
ドキドキしながら、まずは連絡先にコンタクトを取ってみたのです。

すると。
部屋の立地がひょっとするとピアノOKかもしれない、 という風に話が進んだのです。
そのアパートはフランス式1階(1ere etage)←日本で言う2階 
角部屋で下は物置になっていて誰も住んでいないから、
ひょっとするとピアノを置いても大丈夫かもしれない、と電話の相手は言いました。
ピアノの騒音に対する苦情は、隣と下に住む住民からが多いので、との事。

ふうん…。
これってラッキーなのかしら?
良くわかんないけど…。
 
取りあえず一度見に行きませんか、という流れになり
下見のランデヴーを取りました。
当日は1人では不安だったのでフランスに長く住む友人に一緒に見に来てもらって。
さすがのお気楽娘も、ちょっと慎重になったわけです(笑)
場所はパリ4区、古い街並みの残るシックなマレ地区と活気あるバスティーユ地区のちょうど境界線でした。
メトロの駅からもすごく近かった。

さて。
結果から先に言いますと、私はそのアパートに入居する事に決めたのです。
初めてのアパート探し、しかも下見1軒目。随分とまた思い切った判断(笑)

何故そこに決めたかと言うと。
実は下見の時に何と 他の部屋からクラリネットの音が聞こえてくるではありませんか。
「これはいける!」とピンと来て、 音にうるさくないアパートだろうと勝手に判断。
そしてその「ピン!」は大当たりでした。
住んでみてから実はお隣さんもご家族の息子さんも趣味でピアノを弾いていたり
クラリネットの主は私の部屋の真上に住む、パリの音楽学校で教えている先生だったり…
という環境で、私もびっくりしました。
何せ偶然に見つけた、しかも探し始めて1軒目の物件だったので。
 
私のようなケースはかなり、珍しかったと思います。

このアパートでの思い出は沢山あります。
まず、パリの中心だったのでどこに行くにも便利、便利。
ちょっと歩けばサン・ルイ島やノートルダム寺院で有名なシテ島まであっという間。
中世の面影残るマレ地区は沢山散歩しました。
パリ左岸までもすぐでしたし、逆に庶民的な右岸もすぐ。
それから、アパートの住民もみんな、優しくて親切だった。
あら〜あなたがピアノ弾いてる人?いつも聞いてるわ〜なんて。
うるさくありませんか…とドキドキして聞いてみると、
全然大丈夫よ!階段上る時あなたのピアノが聞こえてくる事がとても楽しいわって。
上のクラリネットの先生なんて、私が入居したらかえって音出しに気楽になったって喜んでたし。
昨日弾いてたの何の曲?なんて聞かれたり。
階段上りながら私の弾く曲を口ずさむ声、なんかを聞いたこともありました。
なんか、すごく嬉しかった。

一番驚いたのは、ある日いきなりアパートの上階から大合唱が聞こえてきた時!
最初、CDを大音量で流してるのかな…?と思ったのですが
明らかに「練習中」。何度もリハーサルしているのです!
あれはビックリした!
ここは音楽寮か!と思いました(笑)

とにかく音楽に寛容なアパートでした。
それでいて、マナーはちゃんと守られていたし。
苦情を気にせず思う存分練習できた事、本当に恵まれていたと思います。
なかなかそんな物件には出会えません。
このアパートには、2年半、住みました。
私のサイトの入り口に載ってる写真がそうです。
古い石造りの建物で、パリらしい素敵なアパートでした。

懐かしいなぁ。。。

ここでは良い思い出ばかり…でもないかぁ。
実は、結構、色々ありました。
警察呼んだり…ははは。
今では笑えるけど当時はめちゃくちゃ怖かったなぁ。
世間知らずの清き乙女は色々経験して、強くなりました(笑)

そんな怖〜いお話は、またいつかの機会に。


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*** 編集後記 ***


このメルマガの配信数が少〜しずつ、増えているみたいで。
嬉しいです。そして励みになります。

のんびりのんびり。。
どうぞお付き合い下さい♪


それではまた次号もお楽しみに!

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*** 目次 ***
♪ ご挨拶
♪ 自己紹介
♪ メインコラム 「ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番 2eme Concerto de Beethoven 」
♪ 編集後記
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*** ご挨拶 ***
Enchantee!! 初めて読んで頂いている方、初めまして!
Bonjour!! 以前から読んで頂いている方、こんにちは!

G.W.も終わりましたね。
私はこれと言って特に旅行はしませんでしたが
静岡県三ケ日の辺りに少しだけドライブに行きました。
新緑が目に眩しく、とてもすがすがしい気分になりました。

さて、もうすぐ私の師匠、ハイドシェックの公演が近づいています。
ブログではもう既に御紹介しましたが、こちらにもスケジュールを載せます。

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 * 5月10日(木)、5月11日(金)
 * 日本フィル交響楽団 第509回定期演奏会
 * 指揮:アレクサンドル・ドミトリエフ
 * 曲目:ベートーヴェンピアノ協奏曲 第2番など
 * 会場:東京オペラシティ コンサートホール
 * プレイガイド:日本フィルサービスセンター 03-5378-5911
 *
 *
 * 5月25日(金)、5月26日(土)
 * 札幌交響楽団 第499回定期演奏会
 * 指揮:高関健
 * 曲目:モーツァルトピアノ協奏曲 第18番など
 * 会場:札幌コンサートホール Kitara
 * プレイガイド:Kitara チケットセンター 011-520-1234
 **********************************************************


ハイドシェックのライフワークとも言えるベートーヴェン&モーツァルト。
ご興味のある方は是非!足をお運び下さい。


今日はそんなタイムリーな、ハイドシェックとの出会いを書きたいと思います。
以前にも書いた事がありますが、今回はもう少し詳しく。

それでは、第9号の創刊です。


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*** メインコラム ***

「ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番  2eme Concerto de Beethoven 」


以前にも書きましたが、ピアニスト、エリック・ハイドシェックとの出会いは
1998年、草津国際音楽アカデミーでのことでした。
その年、アカデミーの教授として草津に初めて招かれたのでした。

草津で出会う前からハイドシェックのコンサートで心の奥底を揺さぶられるような
不思議な感覚があった私。
今思えば彼の演奏に惹かれた、というよりも人間性だったのかなと思います。

何故なら初めて草津でレッスンを受けた時、
新しい世界が広がった、というよりも
遠い過去に忘れてしまった、自分の生まれる前からあった欲求
(としか説明の出来ない不思議な感覚です)
を思い出した、そんな感覚があったからです。

もう少し詳しく書けば、それは私が長年悩んだ「楽譜と音楽」への疑問、
その解決への扉でしょうか。

クラシック音楽を学ぶ者達にとって、楽譜とはバイブルのようなもので
専門的に学べば学ぶほど、楽譜を良く読む事、深く読む事を要求されます。
毎日の練習の中で繰り返し繰り返し読む。
時にはピアノから離れて目を閉じて、楽譜を読む。


楽譜には全て書いてあるんだよ。
楽譜は作曲家の手紙のようなもの、メッセージだから。
疑問があれば楽譜をもっと良く読むようにしなさい。

そういう教えを長年受けました。
そしてそれは、今でも守っています。クラシック音楽を学ぶ上での大原則だと思います。

でも。。。

私は4歳からピアノを学んでいましたが
小さい頃、まだ基礎以前のレベルだった頃に
いつも無意識ながら思っていたことがありました。
テンポと言うのは、適切なものとそうでないものがあること。
いつも一定ではなく、呼吸するようにふくらんだり縮んだりする。

だから、音楽が好きでした。
自分の体の中の波と協調することが心地良かったから。

しかし、そこから月日は経って、段々専門的に学ぶうちに
私は、おそらくピアノを学ぶ全ての人が陥るように、
感覚と理論の間でがんじがらめになっていきました。
私の体の中にある音楽は、楽譜にすると
規則正しい小節線が並び、おたまじゃくしがこれまたキチンと並んだ
非常に整然としたものになるのです。
楽譜を見ているうちに自分の感覚を忘れてしまうほど…。

ここの部分は1つの休符しか書いていないけど
もっと長い休符分の静寂がある方が自然に聞こえるし効果的だ、と思ったりしても、
楽譜には書いてないから…説明が付かない。
「あなたのモーツァルトはテンポが動きすぎる、メトロノームで時々練習しなさい」
と言われ、メトロノームに合わせて練習した途端、
酸素不足みたいな窮屈な感覚になってうまく弾けない私に
ほらね、あなたのテンポはちっとも一定じゃなかったでしょ、と
小節線を数えながら言われてしまうと、楽譜が絶対と言われて学んだ私は言葉がない。
メトロノームのテンポって、ちっと音楽的じゃないと思うんだけど、私は変かなぁ?
「この部分にはリタルダンド(一時的にテンポを落としても良いという表示)って書いてない」
と言われ、もっと自分は呼吸したいのに音楽はここでは直進で弾くべきと注意を受けて
そうだよなぁ、楽譜に書いてないことを勝手にしてはいけないかもなぁ、と思う自分。

書き出したらキリがありません。
とにかく、楽譜を読むとはなんぞや?
作曲された時代の形式やしきたりを重んじるために
クラシック音楽を演奏する際には色々な決まりごとがあるのは納得なのですが
その全てが本当に楽譜に書かれてあるのか?


誰に聞いても答えはないし…。


結果から言うと、実は今でもこの疑問は解決されてはいません。
でも、ハイドシェックとの出会いが私の疑問を
ただ悩む事から、考えていく方向に変えてくれたのです。
ヒントをいっぱいくれた、とでも言うのでしょうか。

紙に印刷された音符たち。
ハイドシェックと勉強するとき、それは紙上ではなく
立体的な空間上へと広がって行きます。
例えば…

同じ四分音符でも、
四角いもの丸いもの、軽いもの重たいもの、
釣り下がっているものぶら下がっているもの。

同じ四分休符でも、
無動のもの、静寂そのものに音楽性のあるもの
停止するもの進むもの、重力があるもの浮力で漂うもの、
方向性を変えるため効果的に使われるもの。

(…かなり感覚的に書いているので読みにくかったらごめんなさい。)

楽譜を読むって、こういう事なんだ、と目が覚めたと同時に
本当は昔から自分のどこか深い所で分かっていたはずなのに
いつのまにか忘れてしまった、それを思い出した、
そんな風に感じたのが、ハイドシェックとの初めてのレッスンでした。


まぁ、そこからがまた戦いで(笑)
長年のくせとか、思い込みとか、勉強不足で
いつまでもハイドシェックには良く怒られます。
「Stupide Harumi!」(バカなハルミ)とはハイドシェックの口癖(笑)
あんまり私が頑固(というか飲み込みが悪い)で、楽譜を投げられたもあったっけ。
ハイドシェックのレッスンを理解する事と
自分のものにする事は、全く別のものなので、そこの所はなかなか大変です。


今回ハイドシェックが東京で演奏する、ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2番。
これは私が草津でのレッスンを受けた折、すっかり意気投合し、
「一緒に弾こうよ!」とハイドシェックから提案があって
アカデミーのスチューデントコンサートで共演する事になった思い出の曲です。

一緒に弾く???うわぁ大変だ〜〜!
と、実家の両親に慌てて連絡し、コンサート用の衣装を送ってもらった事。
そこから毎日のようにハイドシェックとリハーサルをして、疲労困憊した事。
その時ハイドシェックが見せたプロとしての厳しい姿。
本番ではハイドシェックのキラキラと輝くオケパートに支えられて
そこに自分の音色が重なっていく、その響き。
ハイドシェックのオケパートは全然、伴奏に徹していないので(笑)
まるで2台ピアノのように、生き生きと対話をするように演奏した事。

今でも鮮明に覚えています。
この出会いがハイドシェックとの縁の始まり。
ハイドシェックと話すとき、よくこの話になります。
あの時は楽しかったね!って。
この草津での共演後、フランスでも何度か共演する機会がありました。
今ではもう、楽譜はハイドシェックの注意書きで真っ黒!です。

思い出の曲、それを今回ハイドシェックが演奏する事に
私は個人的にとても強い思いがあります。
ハイドシェックも、僕たちの出会いの曲だね!といたずらっぽく(笑)言います。
数年前の不調を乗り越え、日本で演奏できる事に心から喜んでいるハイドシェック。
前回の東京公演、プログラムが終わった後、舞台で拍手に答える姿を見て
ハイドシェックひょっとして感極まっているかな、と思ったのは私だけでしょうか。

東京公演はもうすぐ、そこです。

 

 

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*** 編集後記 ***

メインコラムと全く話は変わりますが
フランス大統領選が、サルコジ氏の当選で幕を閉じました。

これからはグローバル化を目指す、強いフランスを築くのだ、
と強硬姿勢のサルコジ氏。

私は昔から、フランス人って働く事に誇りがない国民だなと常々思っていました。
全くその通りだ、と賛同してくれるフランス人がほとんどです。
彼らが自分で言うんですから…問題の根っこは深いと思います。
じゃ、何故そうなの?と質問すると、
働いても働いても、手元に残らない。そんな社会がそうさせるんだと言う答えが多いです。

フランスは社会保障が厚いので、国民保険、税金、年金、全て負担がとても大きい。
物価、特に家賃は年々上がる。
ところが、最低賃金基準は決して高くない。よってお給料全体も決して良くない。
さらに、週35時間しか働いてはいけない。スキルアップしにくい。
能力のある者が伸びない、そんな社会だからみんなやる気を無くす。

だから、与えられた時間をこなすだけで、努力をしない労働者が増える。
だってもらえるお給料は一緒、バカンスの日数も一緒。真面目に働くのが馬鹿らしい。

これが今フランスが抱える閉塞間に繋がっています。
そこにメスを入れたいサルコジ氏。
今までの膿を出すべきだ、という事なのでしょう。

それはそうかもしれない、と思う一方、
選挙後に勃発したパリ市内、フランス各地の暴動。
これも今フランスが抱える大きな問題です。
不満を抱えている若者たちは、生まれてからずっと格差を感じて生きてきている。
心が病んでいるわけです。
そこにグサっと踏み込むサルコジの移民政策には、やはり危険を感じます。
また、アメリカ寄りの政策にチェンジしたいという話も聞こえてきますが
イラク戦争に反対の立場だったフランスに、私はとても誇りを持っているのですが
その辺り、どうなるのか。
アメリカばかりが強く、間違った戦争を続ける世の中に釘を差すのがフランスだったのに。

サルコジを支持しながら、どこか不安な支持者も多いのではと思っています。
ロワイヤル氏の支持率が決して低いものではなかった事、
これをやはり大事にしながら、進めて行くべきなのではないのかな、と
普段政治には全く弱い私は小さな脳みそを悩ませています…。

 

それではまた次号もお楽しみに!

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*** 目次 ***

♪ ご挨拶
♪ 自己紹介
♪ メインコラム 「20歳、初めてのフランス その2
20ans, ma premiere visite en France, 2eme partie 」
♪ 編集後記

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Enchantee!! アンシャンテ!! 初めて読んで頂いている方、初めまして!
Bonjour!! ボンジュール!!  以前から読んで頂いている方、こんにちは!

最近、じわじわと読者数が増えて来ています。
呼んで下さっている皆様、ありがとうございます♪
Web上のアクセス数も伸びてきていて、嬉しく思っています。
これからも珍道中メルマガ(笑)をどうぞよろしくお願いします。


それでは、第8号の創刊です。


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*** 自己紹介 ***

私はパリでピアノ留学中のchachat です。現在パリ在住8年程になりますが、
この度パリでの経験や貴重な出会い等を記録したい!
と思い立ちメールマガジン発行に挑戦してみる事にしました。
手探り状態・完全な初心者ですが、どうぞよろしくお願いします。
このメルマガは「ピアノ」「出会い」をメインに展開していきます。
ピアノを学ぶ上で得ることは実に幅広く、
音楽だけでなく時には人生そのものを深く考えさせられる事が多いです。
そして、パリ…。日本と違った環境ならでは数多くの衝撃!
私が出会った沢山の人々、事件(?)、まさに山あり谷ありの珍道中そのもの(笑)。
そんな経験を楽しく真面目に語っていきます。

★★皆さんに興味深く読んで頂けたら嬉しいです★★

それではメインコラムにお進みください…。


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*** メインコラム ***

「20歳、初めてのフランス その2
20ans, ma premiere visite en France, 2eme partie」


私の特技。
それはどこに行ってもぐっすり眠れること。
加えて日本〜ニースの長旅で相当疲れていたので、
時差ぼけもなにもあったもんじゃありません。
ホテルはクーラーも効いて快適だったのでお陰で朝まで熟睡でした。

翌朝。
起床して雨戸を開けると、そこに見えるのは抜けるような真っ青な空!
そして目の前に広がるマルシェ。食材を買い求める人々でとっても賑やか。
人々の様子をしばし観察しているうちに…ちょっと見物してみようかなと思いつきました。
まだ学校のレッスンの時間には少し余裕があったので、朝食を取った後マルシェへ。
もちろん、何も買わずに見るだけ。

そこに並ぶ野菜たちの何と野生的で色鮮やかな事!
大きさが日本の4倍はあるかと思われる、ピーマンやナス、キュウリ(ヘチマかと思うほど)。
籠の中にどんどん買った野菜を掘り込む体格の良いマダム。
まるで丸太みたいなその腕(笑)。

そこにいるだけで、なんだかもう土地に馴染んだような良い気分になった私。
今日からのレッスンも頑張るぞ〜と気力が満ちて行きました。

講習会日程の間にも、私は何度かニースの活気に元気を分けてもらっていました。
お気楽娘の私でも、緊張が続いてパワーダウンしてしまった事があって。
あんまり疲れて戻った時は、ホテルの主人に地酒をご馳走になったりした事もあったっけ。
お互いカタコトのあやし〜い英語と強い地酒で笑顔を取り戻して…。

このホテルの主人とファミリーにはかなり親切にしてもらいました。
時々キッチンに呼んでくれたり…

いつでも1人ぼっちの私を可哀想に思ったのかもしれません。

実は講習会にはとても沢山の日本人の参加者がいました。
ひよっこだった私には、みんなとても大人に見えて。
日本にいる女性とはどこか違う、ニースという土地柄、肌の露出も少々多めの彼女たち。
フランス語をあやつり、教授陣と堂々とコミュニケーションを取っている様子に
私はかなりのカルチャーショックを受けました。
友達を作りたい以前の問題で、私は少し尻込みしたのだと思います。
だから講習会を通じて誰かと親しくなる事はありませんでした。

私がレッスンを受けた教授は2人(ジャック・ルヴィエ氏&オリヴィエ・ガルドン氏)。
2人とも日本でもとても有名な方だったので、クラスには日本人の受講生が多く、
その独特な緊張感は、同門同士で激しい競争があるからだったと知ったのは
留学してしばらく経ってからの事でした。
当時の私は自分の事で必死だったので、あまり周りの様子は気にならなかったのでしょう。


初めて海外で受けたレッスンで痛感した事。
それは「何を弾きたいのかはっきりしなければならない」こと。
そして「表現するために必要な基礎を追求しなければいけない」ことでした。
それらの注意はすでに日本でも受けた注意でしたが、
本場でレッスンを受けると説得力がありました。
全ての音を聞いて構成力のある音楽にしなければならない…。
レベルの高い要求が次々に望まれる、とても緊張するレッスン。
もっと他にも沢山の注意を受けましたが、
当時の私の語学力ではどこまで教授のアドヴァイスを理解出来たのか…
きっと半分も理解出来ていなかったのかもしれません。

他のクラスのレッスンも聴講しましたし
夜には毎晩のように教授陣によるコンサートなどもありました。
古い修道院のような場所で行われる野外コンサートは、
日本では味わった事のない開放感に溢れ
夜10時になってもまだうっすら明るい日照時間の長さにまたビックリ。
真夏のニースの夜は風が吹けばさわやか、でもノースリーブでも全く平気なほどの気温。
リラックスして音楽を楽しむ観客の様子に私は感動しました。
ヨーロッパではクラシック音楽が日本よりもっと身近な存在だと、
聞いたことはありましたが、まさにその様子を実感したのでした。


あまり美味しくない、というよりハッキリ言って不味い昼食と(笑)
1日3時間、練習するための部屋(暑さでピアノが馬鹿になっている)を与えられて
何日か過ごすうちに段々慣れてきたので、
学校とホテルの往復以外にもあちこち散歩したり、バスを利用して散策したり、
空いた時間で電車に乗って他の街へ観光に行ったりもしていました。

ニースの海とコート・ダジュールと呼ばれる有名な海岸には本当に感動しました。
あの海を見ると、人生ちっぽけな事で悩んでるのはもったいない、と思う事が出来ます。
思い切って現地で水着を買って海水浴もしました。
碧い海の向こうに見えるのはただひたすら、地平線のみ。
そんな海に浮かぶと、自分が地球の一部になったような感覚でした。

そしてついに、ニースを出発する日がやって来ました…。
いかにも地元の人らしい笑顔の優しいホテルの主人との別れはちょっぴり悲しくもあり、
ようやく無事に終えることの出来た講習会にほっとする気持ちもありました。

強烈に覚えているのは空港に着いたとたん、
3週間の間一度も降らなかった雨が激しく落ちてきた事。
あぁ、これでニースともお別れなんだなぁ…夏も終わりなのかなぁ…と思った私でした。

その後は、パリに3日間滞在しました。

パリに到着するなり真っ先に向かったのは、パリ・オペラ座。
劇場は赤絨毯&バルコニー付き、天上にはシャガールの絵、

会場のどこを見ても豪華な内装。優雅でため息が出ました…。
その頃の私の描くパリ、そのものの姿だったのです。
ここでオペラを見たら、どんなに素敵かしら…。想像が膨らみました。

その頃ショパンに凝っていた私は、
ショパンが息を引き取ったアパートがあったヴァンドーム広場と
お墓があるペール・ラシェーズ墓地にも行きました。
お墓はショパンのファンからの花でいっぱいに飾られ、私も厳かな気持ちで対面しました。
いつか必ず、ショパンの心臓が眠るポーランドにも行かなくては…と強く思いながら。

パリ観光と言えば定番のシャンゼリゼ大通り、凱旋門、

そしてエッフェル塔から眺めるセーヌ川。
パリの地理を1番手っ取り早く知るために、セーヌ川の観覧船にも乗ったっけ。
もちろん、憧れだったエコール・ノルマル音楽院も見に行きました。

当時のパリは観光シーズンで、地元のパリジャンたちが見られないのが少し残念…。
でもパリの華やかで刺激に満ちた雰囲気は充分に味わいました。
憧れのパリ、ここで生活するって素敵なんだろうなぁと、思ったりしたっけ…。

こうして20歳、大冒険の夏は無事に、終わったのでした。
後の原動力となる、ヨーロッパへの強い憧れはこの時しっかりと形成されたのだと思います。

 

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*** 編集後記 ***

懐かしい初めてのフランス滞在。
今冷静に思い返してみると、よく無事に行ってきたなぁと思うのですが、
当時は何しろ若かった、体力も今よりうんとあったし(笑)。
そして何もかもが初めてなので怖いものがない。
未知という事は時に非常に大きな力になるのですね。

それに、何と言っても楽しかった。
1人で自由に想像したり、自分で考えて行動する面白さ。
見るもの感じるもの全てが新しく、刺激的で。

ニースでは
毎日晴れ、晴れ、そして晴れ、その強烈な太陽と青い青い空。
ニースの広大な海、藍色に近いその海とビーチでヴァカンスを楽しむ人々。
ヴァカンスファッション…ブティックに並ぶ洋服達はどれもどこか日本の物とは違いました。
日に焼けて太陽に良く似合う地元の人々の肌色。明るい笑顔。

パリでは
どこを歩いても絵になる街並み。
メトロに乗りさえすればどこでも移動できる事がまた嬉しい。
初めて1人でレストランに入ったのもパリ。
シャンゼリゼ界隈のクレープ専門店でした。そば粉を使ったクレープ、美味しかった。


今思えば、この時の経験が後の留学生活にとても役に立っていると思います。
あの時なんとかなったんだから、どうにかなるさ!と開き直る事が出来るから(笑)


それではまた次号もお楽しみに!

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*** 目次 ***
♪ ご挨拶
♪ こちらもご覧下さい(サイト&ブログの紹介)
♪ 自己紹介
♪ メインコラム 「20歳、初めてのフランス その1
                         20ans, ma premiere visite en France, 1ere partie」
♪ 編集後記
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*** ご挨拶 ***
Enchantee!! 初めて読んで頂いている方、初めまして!
Bonjour!! 以前から読んで頂いている方、こんにちは!

前号発行後色々な事があり、間が開いてしまった事をお詫びします。
更新しなかった間も沢山の方のアクセスがあったようでした。
見てくださっている方もいるんだ…と思いつつ気がつけば半年過ぎています。
始めた事はちゃんと続けなければいけませんね。

頑張ります。

それでは、第7号の創刊です。

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私はパリでピアノ留学中のchachat です。現在パリ在住7年程になりますが、
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*** メインコラム ***

「20歳、初めてのフランス その1 20ans, ma premiere visite en France,1ere partie 」

 

もともと高校時代の頃から漠然とヨーロッパで勉強してみたい、
という気持ちがあった私。

そしてその実現は、ふいに、やって来ました。
20歳の春、背中をポンっと押してくださった先生がいたのです。
「あなたね、いつか留学したいって言ってるけどまだ何も知らないみたいだし
やはり実際に行って見ないといろんな事が見えてこないわよ」と。
でも実際に行くって…?どうすれば…?

先生はある夏の音楽講習会のパンフレットを私に見せてくれました。
行き先は、南仏ニース。
ここにパリ音楽院などで教鞭をとる一流の講師陣が集まり、
ニースの音楽院でみっちりセミナーが行われるのです。
宿泊とレッスン、練習室、お昼ご飯付きのいわゆる、合宿のようなもの。
私の知っている教授陣の名前もありました。

先生のおっしゃるには、こういう機会で相性の合う先生と出会い
留学のきっかけになる事もある、とのこと。

「やってみればなんとかなるさ」精神がむくむくと頭を擡げました。
今思えば、怖いもの知らずとは強い、というか恐ろしいというか(笑)
フランス語はもちろん全く話せませんでしたし、
英語でなんとかなるだろう、と何故その時思ったのかも不明。
しかも、飛行機に乗ったのは小さかった頃、名古屋〜秋田間を一度だけ。

実はこの講習会はとても有名なので
日本から団体で申し込み、サポートしてもらう事も可能だったのですが
何せ個人で行くのとはかかる費用があまりにも違いすぎて。
なので、全て手配は個人でする!と決めました。
講習会への参加予約はファックスで、飛行機の予約は旅行会社へ。
せっかく南仏にいくのならパリにも寄りたい、なんて考える余裕すらありました。
講習会費用は海外送金でしたが、何せ初めての経験だったのでチンプンカンプン。
銀行で相手にしてもらえず父にもう一度一緒について来てもらって…。

その後講習会側から何度も家にファックスが届くものの、
書いてある内容がわかりません。
どうも宿泊先の寮がいっぱいで他のホテルを取らなければいけない、
と書いてある他にもまだ何か書いてあるようでしたが全く内容が理解できず
不安なので講習会行きを勧めてくださった先生に現地に電話をして頂いたり…。

周りは大丈夫なのか〜と(特に両親)心配そうに見守る中
私は何故か「行けばなんとかなる!」と大変に前向きでした。

そして。
行けば何とかなったのか??

あの頃、直行便がなく、成田と香港で乗換え、さらにパリで乗り換え
ニースまでほぼ丸一日かかってようやく到着。
そこからタクシーで会場の音楽院へ。
もう、へとへとです。しかも、暑い!7月のニースは常夏。

ようやく音楽院に着くなり、いきなりハプニングが。
なんと申し込んだクラスがすでに定員いっぱいで私はそのクラスでは受けられない、
と、いきなり英語で言われた日には…もう私はじゃあどうすればいいの?
どうも、何度もファックスをくれていたのは、そういうわけだったらしいのですが
(キャンセルも出来ますよという意味で)
理解できずに飛んで来てしまった私に、講習会の事務の人もあら〜という感じ。
私は、あまりにも疲れていたので事の重大さにあまり気がついていませんでしたが
このままレッスンを受けられないで終わってしまう可能性もあったわけで。

結局、交渉の結果、他のクラスの先生が受け入れて下さいました。
すでに満員状態のクラスだったにもかかわらず。

そこから次はホテルへ。
もうとにかく荷物を降ろしたいし、日本にも電話したいし。
学校の人からバスの路線図を受け取り、説明を受けましたが良く分からず
バス停らしき場所で(初めてなのでそれがバス停かどうかも分からなかったのです!)
同じ講習会生の日本人に、市街地までどのバスで行けばいいのか教えてもらったり。

ようやくバスに乗るとこれまた車内がとんでもない暑さ!
え〜この国、クーラーってないの?とカルチャ―ショック。
運転手さんは、本当にこのバスで行き先に着くのか、何度も念を押す私に
妙なアクセントの英語でオッケーと言ってくれるので取り合えず安心…。
ニースのメインストリートらしき道路で「ここだよっ!」と教えてもらって
降りる際にお金を払おうと思ったら、いらないよ〜と言われてまたビックリ。
後でわかったのは、こちらのバスは日本と違い乗り込むときに払うので
知らずに無賃乗車してただけ、だったのですが(笑)

さて。
ここだよ、と降ろされたものの、ここから前に進むの?後ろに戻るの?
まっすぐ?それともどこかで曲がる?
わ〜〜、全くわからない!どうしよう!

まるでマンガ(笑)
誰かと一緒に来ていたらどんなに良かったか、
このときになって初めて気がつく私。

で、結局また道行く人に聞く大作戦で
おまわりさんなどにも聞いたし、いろんなお店でも聞きまくって
とにかくまっすぐバスが来た道をさらに進めばいい、という事が判明。
でも不安だし、横断歩道を渡るたびにいろんな人に聞きながら進んでいくうちに
最後に道を聞いたムッシューがまさに神様。
あ〜そのホテルなら知ってるよ〜、みたいな感じで私の重たい荷物を持ってくれて
超特急でホテルに案内してくれました。
変な人だったらどうしよう…なんて考えられないくらい疲れていたので
今思えばこれまた危ないな〜。

案内してくれたムッシューはホテルの主人と顔見知りだったらしく
気の良さそうな顔ではっはっはと笑い、じゃ〜ねと去って行きました。
ホテルの主人も、講習会から君の事聞いてるよ〜と言ってくれて
ようやく安心できる展開に。。。
ここでそれだけほっとしたか、わかりません。
部屋に通してもらえば、クーラーも効いているしキレイだし。
やっと、荷物を置いて靴を脱ぎ、ベッドに横たわったあの感覚は忘れません。

あの時現地で何時だったのでしょうか。
その後すぐ日本に公衆電話から電話をしました。
またその電話ボックス内が暑いの何のって(笑)。
両親に無事に着いたよ〜と報告するのと共に、
これから始まる初めての海外でのレッスンに気持ちは高まっていました。
ホテルに着くまでどんなに大変だったかなんて、一瞬にして忘れ去ってしまう。
そんな若い若い、20歳、初めてのフランス。

次の第8号に続きます…。

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*** 編集後記 ***

今年はフランスも日本と同じく暖冬です。
数日前から春の嵐。
風が強く、雨がやんだ後は1歩ずつ春に近づいているのを感じます。
ミモザの花束も街角で売られるようになりました。

今回のメルマガは懐かしいニースの思い出。
私はニースの飛行場に着いた時に嗅いだ香りを一生忘れる事はないでしょう。
土の香り…夏の香り…潮の香り…。
今でも夏が来ると、その香りが蘇ってきます。
そして、ニースの海。ブルーを通り越して黒いほどの濃紺の海。
自分の世界観が一瞬にして変わった、瞬間でした。


それではまた次号もお楽しみに!


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*** 目次 ***
♪ ご挨拶
♪ 自己紹介
♪ メインコラム 「エコール・ノルマル音楽院 Ecole Normale de Musique de Paris 」
♪ 編集後記
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*** ご挨拶 ***
Enchantee!! 初めて読んで頂いている方、初めまして!
Bonjour!! 以前から読んで頂いている方、こんにちは!

な〜ぜ〜に〜 こんなに前号と間が開いてしまったのか?
それは引越しに大変、手間取ってしまったからなのです!
更に、インターネット環境変更にもトラブル続きで時間のかかること…。

 「あー可哀想、でも、フランスにいたらかなりあり得ることばかりなので、
みなこれは通らねばならない道だと思って、がんばって」
とは、トラブル続きでさすがに参っていた私への友人の励ましの言葉(笑)。
ほんと、フランスにいると強くなります。

なんでもスムーズに行く日本が少し恋しい今日この頃。
くすん。。。

とにかく、ようやく最近ひと段落着きました。

それでは、第6号の創刊です。


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*** 自己紹介 ***

私はパリでピアノ留学中のchachat です。現在パリ在住7年程になりますが、
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そんな経験を楽しく真面目に語っていきます。

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それではメインコラムにお進みください…。


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*** メインコラム ***

「エコール・ノルマル音楽院 Ecole Normale de Musique de Paris」

1999年秋、パリでの留学生活が始まりました。
「パリ・エコール・ノルマル音楽院」へ入学、
ヴィクトリア・メルキ先生の下で学ぶ事になりました。
レッスンは週に1回、私は毎週木曜か金曜のどちらかでした。

エコール・ノルマル音楽院はこちらでは通称コルトー音楽院と呼ばれています。
フランスの偉大なピアニスト、アルフレッド・コルトーが創立した歴史ある学校。
ハイドシェックも、そしてメルキ先生もコルトー門下生です。
という事は…私はコルトーの孫弟子…身が引き締まります。。。

建物はとても趣があって、国宝に指定されているほど立派なもの。
重たい扉を開けて中に入ると石畳の通路が現れ、
そこから奥に入って左がレッスンが行われる建物、
正面には素晴しい音響の、超有名なコンサートホール「サル・コルトー」があります。
このホールは全体をヴァイオリンの内部に見立てて設計されたもので
内装はほとんど木で出来ています。
とても柔らかな自然な響きで、ピアノの状態も良く管理されていました。
このホールで何度か演奏する機会がありましたが
(試験、学内演奏会など)
弾くたびに素晴しい響きに感動、そして歴史をひしひしと感じたものです。

メルキ先生のレッスンは、昔コルトーがレッスンしていた部屋で行われます。
時々、私のレッスンの出来が悪いとメルキ先生が冗談で
「コルトー先生の亡霊が出るわよ」と、おっしゃった事がありました(笑)。
そう言えば、レッスン室のピアノはホールの物と比べるとすごく状態が悪くて
(ガンガンと鐘のように鳴ってウルサイ)
毎回レッスンの度、弾くのにとっても苦労しました〜〜。

学校に入学すると、レベル分けがあって
学期末の6月にはレベルに合わせた実技試験が行われます。
最高レベルになると試験もかなり厳しく、
まず3月の終わりに課題曲が発表され、5月中旬に1次試験。
そこで無事に受かると6月の2次試験に進みます。
クラシックから近現代まで全てのスタイルの曲、
更にピアノ協奏曲を全楽章、というかなり長いプログラムを用意し
試験は舞台の上で演奏直前に
審査員から「これとこれとこれを演奏して下さい」と指定があります。
ただでさえドキドキしているのに、更に何を弾くのか直前まで分からない
というサスペンスはかなり、緊張しました。

私はこの音楽院に5年、在籍しました。
メルキ先生のレッスンは毎回とても要求が多く、緊張するものでした。
時にはあまりの厳しさに涙する事もあったり。。。
日本を離れてもう1度、基礎の基礎から学び直した経験は私の宝物です。
自分の頭で考えて演奏する事、演奏するために必要なテクニック、精神コントロール
体調管理など、演奏家として生きていくための大切な要素を沢山学びました。

私のパリ・ピアノ留学は 
毎週のメルキ先生のレッスン&ハイドシェックの自宅でプライヴェートレッスン
という、2つの柱があったわけです。

「パリ・エコール・ノルマル音楽院 ホームページ」
http://www.ecolenormalecortot.com/rep1/index.html
日本語でも見られます(日本の国旗マークをクリック)

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*** 編集後記 ***

数日前、もう1つ新しくブログを始めたお知らせをしましたが
ご覧になって下さっていますか?
日記のように、気軽に書いています。
なるべく頻繁に、そして写真つきでアップしていきますので、
時々訪れて見てください。

それではまた次号もお楽しみに!

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***こちらもご覧下さい!***

メルマガ発行人サイト 「ピアニスト鈴木晴美の部屋」
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メルマガ発行人ブログ 「★chachatのパリ日記★」
http://monchemin.exblog.jp/
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★バックナンバーはこちらから
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moncheminparis@neuf.fr  chachat までお寄せくださいね!
注:新しいメルアドに変更しています!(2度目の変更です)
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                  ★再度メルアド変更&ブログ開設のお知らせ★ 
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こんにちは、chachat です。
いつも読んで頂きありがとうございます。
今日は2つ、お知らせがあります。

まず1つ目。またまた、皆様に公開していたメールアドレスを変更いたしました。
今後は
moncheminparis@neuf.fr

となります。
いままでのwanadoo の部分が neuf に変わっただけです。
メルマガに関するご意見・ご感想はこちらまで、お願いいたします。

そして2つ目。個人ブログ開設のお知らせです。
気軽な、日記タイプのブログをあたらに開設しました。

ブログのアドレスはこちら
http://monchemin.exblog.jp/  「★chachatのパリ日記★」

こちらはほぼ毎日更新を目指していますので
時々、訪れて見てください。
(こちらのブログはメールでは配信されません)

まぐまぐのメルマガは「コラム」、
新しいブログは「日記」、という風に続けていくつもりです。

それではまた、近いうちに。
A bientot !!

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                            ★第5号 numero.5★ 
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こんにちは、chachat です。
気がついたら前号から1ヶ月も間が開いていました。
いつも読んで頂いている皆様、申し訳ありません…。

6月はスーパースケジュールで
コンサート そして 試験 さらに伴奏を多く受け持ち
あげくのはてには 引越しまで!

6月は1つもメルマガを書けずに終わってしまいそうです。
でも 新しく開設したHPは少しづつ更新していますので
是非こちらを見てみてください。
HPアドレスは
http://www.geocities.jp/pfpfpf1975/index.html

そしてご意見やご感想は、今までと同じメルアド
moncheminparis@wanadoo.fr

chachat まで、お寄せ下さい。

引越し後 インターネットが出来る環境になりましたら
次号のメルマガを発行したいと思っています。

ワールドカップ、楽しいですね!
フランスもどうなる事かとハラハラしましたが
なんとか、決勝リーグに残る事が出来て、とても嬉しいです。
それに対してアジア勢は今回は残念な結果になってしまいましたね。
本当はサッカー観戦している場合ではない忙しさだったのですが
やっぱり、どうしても応援したくて。

それではまた、近いうちに。
A bientot !!

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発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/
配信中止はこちら http://www.mag2.com/m/0000185352.html
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こんにちは、chachat です。
いつも読んで頂きありがとうございます。

実はこの度、家族の協力のもと、私の公式サイト(大げさ!)を開設いたしました。
このメルマガと同じく、初心者レベルではありますが
お時間のある時に訪れて頂けたらと思います。

HPアドレスは
http://www.geocities.jp/pfpfpf1975/index.html

私のプロフィールや、少しですが写真等も載せてあります。
まだ始めたばかりなので、リンク等そんなに充実はしていませんが
今後、いろいろ可能性を広げて行きたいと思っています。

ご意見やご感想は、今までと同じメルアド

moncheminparis@wanadoo.fr

chachat まで、お寄せ下さい。

それではまた、近いうちに。
A bientot !!

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