[ 結婚 ]

1年半の恋愛期間を経て、華やかな結婚式から海外旅行と、絵に書いたような幸せなスタ―トをきった知人から、2年後に別れ話を相談されるとは、思いもつきませんでした。

日曜日、姑夫婦にステ―キをご馳走すると呼ばれ、いそいそと4人で食事に出かけ、上品なレストランでステ―キを食べた後、当然後から何か出てくると思っていた彼女に、

「さあ、家に帰ってお茶漬けでもしましょ!」とさっさと席を立つ姑の勢いに、押されるまままま店を出ました。

小腹は空いているし、「何で家に帰ってお茶漬けなの?!」口に出せないだけに余計虚しく、当たり前のような顔をしている夫が、理解出来ません。

その日は姑に、丁寧にお礼を言って別れたものの、お茶漬けをお代わりしながら、「実家に帰ろうかなぁ〜」本気で思ったというのです。

随所に金銭感覚や生活習慣の違いを、感じた挙句の溜息交じりの様子でした。

結婚当初の華やかさはどこへいったのやら・・。

お互いに結婚するまで分からないのが普通で、彼女のする事は夫や姑にとって、贅沢に見えていたかも知れません。

お盆も正月も普段とそんなに変わらない食事に、其の都度がっかりし、所詮夫の親は

他人思えば、笑っていられるのですが、夫に伝わらないのが一番虚しく、やっていけるかしらと、すっかり自信をなくしていました。

あのステ―キの日は、姑夫婦にしたら、最高のおもてなしだったのでしょう。

見得を切った生活をしてお金が無いより、慎ましくてお金がある方が安心じゃない?と慰めると、

納得いかない顔が「限度があるわ!」といっています。

これから彼女は、何度別れたいと思うのでしょう。



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