[ 結婚 ]

熟年離婚を経験した58歳の男性。

今年の3月には末の娘さんも結婚し、親の責任を終えます。

前妻は3つ年下で、結婚してから30年間男性の両親と暮らしながら、二人の子どもを育て上げた女房の鏡のような人でした。

退職したら二人でゆっくり旅行したいと思っていた男性に、昨年の4月妻は突然離婚を迫りました。

理由は一つ、「自分の人生を自由に生きたい。」 この言葉を繰り返すだけ―

結局男性は離婚を承諾しました。

前妻から、「私の30年間を、お父さんがどのように受け止めているか表して欲しい。」と言われ、そこそこ広いマンションを買える位の大金を、男性は前妻に渡しました。

これといった道楽もなく真面目に働いてきた男性にとって、ショックは大きかったでしょう。

「随分お人よしですねぇ〜」というと、この話には続きがあって、大金を受け取った前妻は、男性の退職後の年金の半分を要求してきました。

昨年度の年金改正法を待っての、離婚だったのです。

遣り切れない気持ちで話を聞きながら、ここまできつい態度に出られるのは、よくよく男性に原因があります。

「奥さんの辛い気持ちに、長い間気付けなかったのですね。」

「自分が至らなかった。」と男性は素直に認めました。

年金の半分を前妻に渡すことになれば、再婚の条件は厳しいものとなります。

離婚後の妻の生活が、法によって守られるのは当然とも思います。

前妻の老後の生活を気にかけて、貯金のほとんどを渡した懺悔の気持ちを汲み取って
離婚後、自分の力で自由に生きていただきたいと思うのは、間違っているのでしょうか。

いつか男性の再婚話をご報告できる日を、お楽しみに。



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