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まぐまぐ初の産業材(BtoB)マーケティング専門誌。日経産業新聞の記事から顧客の『不』満・『不』具合などの解決に取り組み、新製品・新サービス開発に成功した事例を取り上げて解説。貴社の次の一手を考える絶好のヒントになります。

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2007/06/04

不マガ vol.172[もっとスリムに]

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得意先の『不』はアイデアの素
〜BtoBのビジネスチャンスは顧客の『不満』解消にあり〜
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2007/06/04 vol.172
produced by com-lab
→ http://com-lab.com

まぐまぐ唯一の産業材・生産材マーケティング専門誌です。
日経産業新聞の記事を取り上げ、
顧客の『不』解決が
新製品や新サービスの誕生につながった事例を解説します。
産業材、生産材メーカーの経営者、マーケティング担当者に
新製品、新サービスのヒントをお届けしています。

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 今 日 の ポ イ ン ト  
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■コンビニ冷蔵向けスリム蛍光灯
 プリンス電機/スリムランプ
日経産業新聞/2007年05月21日より
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<顧客企業の不満>
■コンビニの狭い店舗では商品の陳列空間をできるだけ確保したい
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究極の店舗効率を追求するコンビニエンスストア。店舗内スペースは極限ま
でムダを省き、一品でも多くの商品を並べたい。1974年、セブンイレブン
オープン時のショーケースは米国仕様で蛍光灯の直径が38ミリもあった。こ
れを少しでもスリム化し、1ミリでも2ミリでも商品を並べるスペースを確保
したい。


<不満解消のポイント>
◎20ミリスリムランプに低温処理ノウハウをプラス
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ショーケースメーカーとスリムランプを共同開発。マイナス20℃と蛍光灯の
水銀が気化しにくい冷蔵ショーケース内でも薄暗くならないスリムランプ開
発に成功した。さらに1979年には蛍光塗料の配合を変え、牛肉なら赤色を
引き立たせて新鮮でおいしそうに見せる高演色性ランプを開発。これは生鮮
食品売り場から引っ張りだこの商品となっている。


<今日のヒント>
☆徹頭徹尾ニッチこだわり作戦
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コンビニ冷凍冷蔵ショーケースではシェア7割。「スリム」に特化したが故
の圧倒的なシェアを誇るのがプリンス電機です。

そもそも管径が細いスリムタイプの蛍光灯は商業施設向けがメイン。市場が
限られていた。サイズの太い汎用品の市場となる家庭用、オフィス用に比べ
れば、その市場規模は小さい。ここに勝機を見出した。

市場規模が小さければ大手は進出してきません。中小レベルで争うなら、技
術力だけの勝負が可能です。プリンス電機の場合は低温処理ノウハウが他社
に差をつける決定的なポイントとなった。

しかし、ニッチマーケットでの高いシェアに同社は安住を求めなかった。

セブンイレブンのショーケースを手がけながらも、顧客の現場を寺嶋社長自
らがつぶさに視察。コンビニの店舗戦略の変化を嗅覚鋭くかぎ付けます。す
なわちコンビニではユーザーの利便性を考え、扉のないオープンケースへの
転換が始まっていた。これに対応するためにどうするか。

さらに寺島社長は海外へも視察に出かけます。環境先進地域ヨーロッパで目
にしたのは、省エネを考えた管径15.5センチとよりスリムな蛍光灯へのシフ
トだった。そこで同社は、この省エネスリムタイプの開発に乗り出します。

2004年に開発された「T5型新スリムランプ」は30%の省エネ効果、ガラス
使用量は従来の半分以下で廃棄ゴミ量を大幅に減らすことができる。その上
既存の照明器具でそのまま使えるように電子安定器を開発し、ユーザーが導
入しやすいサポート体制も整えた。

スリム蛍光灯というニッチマーケットに徹底的にこだわり、そのマーケット
内での顧客動向を常にリサーチすることで同社は、汎用品より二割も価格の
高い製品で勝負できています。

御社の製品もサイズを変えてみることで、ニッチなマーケットにフィットで
きる可能性はありませんか。サイズを絞り込み、そこにプラスワンの機能を
開発できれば強力な差別化が可能なはず。

どこにそんなニッチマーケットがあるのか。開発の可能性は顧客の現状に対
する『不』がきっとヒントになります。


今日の記事は参考になりましたでしょうか?
ご意見や感想などあれば、ぜひお気軽にお送りください。
→ atu-take@sa2.so-net.ne.jp
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「 得意先の『不』はアイデアの素」
□発行人:竹林篤実(コミュニケーション研究所)
※コミュニケーション研究所では、顧客不満足調査を手がけています。
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□サイト:http://com-lab.com/
□マーケティングブログ:http://d.hatena.ne.jp/atutake/
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□著作権:竹林篤実
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