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[ 規格と工業標準 ]
中版カメラメーカー「マミヤ」がカメラ部門の売却を発表した。ネット上では色々な意見が飛び交っている。やはり気になるのはデジタル一眼レフ「マミヤZD」のことである。これがほとんど売れなかったので、赤字部門売却につながったとされているからだ。
メルマガ発行者は、昨年(2005年)のPhoto Imaging Expo(東京ビッグサイト)でマミヤ・ブースに立ち寄った。そこで説明員はこう質問を発した。
「このカメラの画質でいけるでしょうか? 」
その前には、こんな問答も経験した。一昨年(2004年)の国際画像機器展(パシフィコ横浜)だと記憶している。
「マミヤZDの画質はどうですか? 」
こちらは、CCDの供給元であるダルサ(CTC)のブースで説明員から発せられた言葉だ。
残念ながらメルマガ発行者には、どちらも何を言っているのかまったく意味不明な言葉だった。製品の評価は、製品を実際に使用しなくてはわかるわけない。その製品自体が市場に出荷されていないのだから、ユーザーが使用するチャンスがあるはずないではないか。どうして、展示会見本市でブースに訪れた一ユーザーが、未発売製品の性能を知っているのか。知っていたら、逆に企業としての情報管理がザルだということの証明ですらある。
もし、ユーザーからの評価を聞きたいというなら、テストして欲しい装置を渡して、しかるべきギャラを支払えば良いことである。藤吉の単なる与太話を1時間聞くだけなのに、ちゃんとギャラを払ったカメラメーカーだってちゃんとある。
性能評価の指標は、メーカー自身が設計値と実測値を持っているはずだ。その数値をまず信用し、自信を持てる数値が出るように設計したら良い。そして、この数値が出てると胸を張ってカタログに書けば良い。それができないなら、そのできない理由にこそ、その製品の問題点が存在していることになる。
メルマガ発行者は、昨年(2005年)のPhoto Imaging Expo(東京ビッグサイト)でマミヤ・ブースに立ち寄った。そこで説明員はこう質問を発した。
「このカメラの画質でいけるでしょうか? 」
その前には、こんな問答も経験した。一昨年(2004年)の国際画像機器展(パシフィコ横浜)だと記憶している。
「マミヤZDの画質はどうですか? 」
こちらは、CCDの供給元であるダルサ(CTC)のブースで説明員から発せられた言葉だ。
残念ながらメルマガ発行者には、どちらも何を言っているのかまったく意味不明な言葉だった。製品の評価は、製品を実際に使用しなくてはわかるわけない。その製品自体が市場に出荷されていないのだから、ユーザーが使用するチャンスがあるはずないではないか。どうして、展示会見本市でブースに訪れた一ユーザーが、未発売製品の性能を知っているのか。知っていたら、逆に企業としての情報管理がザルだということの証明ですらある。
もし、ユーザーからの評価を聞きたいというなら、テストして欲しい装置を渡して、しかるべきギャラを支払えば良いことである。藤吉の単なる与太話を1時間聞くだけなのに、ちゃんとギャラを払ったカメラメーカーだってちゃんとある。
性能評価の指標は、メーカー自身が設計値と実測値を持っているはずだ。その数値をまず信用し、自信を持てる数値が出るように設計したら良い。そして、この数値が出てると胸を張ってカタログに書けば良い。それができないなら、そのできない理由にこそ、その製品の問題点が存在していることになる。
[ 規格と工業標準 ]
オリンパスE-500のファームアップ告知は注目に値する。自社製品では無い「シグマ」社の交換レンズとの連携不具合への対応なのだ。他メーカーのカタログには小さな文字で「純正レンズを使え」といった意味の文言が書いてある。あたりまえだろう。他社製品との互換を保証する筋合いなど無い。
では、なぜオリンパスはこのような他社製品との適合不具合に措置をとったのか。この事象を「4/3規格」の不具合と認識したからだろう。
4/3規格は、いずれのメーカーにも参加の門戸が開かれていると認識されている。だが、意外かも知れないが、規格書が公表されているわけではない。賛同メーカーにのみ規格書が渡される「コンソーシアム制」となっている。つまり、関係者以外には「4/3規格が何を規定しているか」の詳細はわからないわけだ。
この点に、メルマガ発行者は深い疑念を抱いていた。「規格・標準・規則の軽視」が、デジタルカメラ時代、いやフィルム全盛時代からの種々の混乱の一因に思えていたからだ。さらに、志が低い集団が規定した規格・標準は、やはり使い勝手が著しく低いものになってしまうことにも危機感を感じていた。この問題については、2005年日本写真学会サマーセミナーでの招待講演をはじめ、機会があるごとにメルマガ発行者も公然と指摘し続けている。
そこで考えるべきは、今回のオリンパスの措置である。このような不具合は、レンズ側のシグマで対応しても良かったはずだ。オープン規格化されていないFマウントやEFマウントなどでは、いつもレンズメーカー側が対処している。
だが、今回にはボディ側のオリンパスが対応した。マウント規格も含まれている(と伝えられている)4/3規格の上で齟齬が起きたので、対応すべき側が対応したということだろう。いや、マウント規格の問題では無く、規格を実行し続けるための努力かも知れない。いずれにせよ、オリンパスのその志は高く評価したい。
では、なぜオリンパスはこのような他社製品との適合不具合に措置をとったのか。この事象を「4/3規格」の不具合と認識したからだろう。
4/3規格は、いずれのメーカーにも参加の門戸が開かれていると認識されている。だが、意外かも知れないが、規格書が公表されているわけではない。賛同メーカーにのみ規格書が渡される「コンソーシアム制」となっている。つまり、関係者以外には「4/3規格が何を規定しているか」の詳細はわからないわけだ。
この点に、メルマガ発行者は深い疑念を抱いていた。「規格・標準・規則の軽視」が、デジタルカメラ時代、いやフィルム全盛時代からの種々の混乱の一因に思えていたからだ。さらに、志が低い集団が規定した規格・標準は、やはり使い勝手が著しく低いものになってしまうことにも危機感を感じていた。この問題については、2005年日本写真学会サマーセミナーでの招待講演をはじめ、機会があるごとにメルマガ発行者も公然と指摘し続けている。
そこで考えるべきは、今回のオリンパスの措置である。このような不具合は、レンズ側のシグマで対応しても良かったはずだ。オープン規格化されていないFマウントやEFマウントなどでは、いつもレンズメーカー側が対処している。
だが、今回にはボディ側のオリンパスが対応した。マウント規格も含まれている(と伝えられている)4/3規格の上で齟齬が起きたので、対応すべき側が対応したということだろう。いや、マウント規格の問題では無く、規格を実行し続けるための努力かも知れない。いずれにせよ、オリンパスのその志は高く評価したい。
[ デジタル処理機器 ]
韓国のサムスン電子が、PC用ソリッドステート・ディスク(SSD)の出荷を開始した。(2006年03月23日付「電波新聞」)
これは従来の産業用SSDが2.5/3.5インチ中心だったのとは違い、市販ノートPCやiPODなどのソリッド音楽プレーヤーに搭載可能な1.8/2.5インチ型を市場に供給するのが注目される。つまり、デジタルカメラのプロユーザーが現場に持ち出すデバイスに採用可能なSSDが、有力部品メーカーから登場したということだ。
ソリッドステートは固体と訳されるが、半導体のことと思って良いだろう。SSDはNAND型の半導体を用いている。報道では詳細がわからないが1.8/2.5インチを実現していることから、マルチレベルセル方式を採用していると思われる。
プロカメラマンとしてSSDに注目すべき点は二つ。ひとつは対衝撃/対振動性能、もうひとつは省電力性能だ。ここでは前者についての資料を取り上げよう。
ディスク種 SSD HDD
耐衝撃性能 20G,11ms 5G,10ms
耐振動性能 11G 0.5G
(3.23電波新聞22面より)
この数値から見ても、ノートパソコンやハードディスクの不意の落下等による故障のリスクの大幅減少が容易に推察できる。一時保存機に使うにせよ、現像機や通信機として使うにせよ、パソコンは信じられない不安定な機械だ。震度3の地震で転んだハードディスクは、やはり読めなくなってしまう(筆者の実話)。
SSD採用により、プロカメラマンの使用する機材の信頼性の向上は大歓迎だ。問題はコスト。サムソン電子は、2008年度中に同容量のHDDの4倍程度まで価格を引き下げると表明している。故障リスクをコスト換算するなら、プロカメラマンの減価償却フローに適用することが可能な例が多いだろう。
これは従来の産業用SSDが2.5/3.5インチ中心だったのとは違い、市販ノートPCやiPODなどのソリッド音楽プレーヤーに搭載可能な1.8/2.5インチ型を市場に供給するのが注目される。つまり、デジタルカメラのプロユーザーが現場に持ち出すデバイスに採用可能なSSDが、有力部品メーカーから登場したということだ。
ソリッドステートは固体と訳されるが、半導体のことと思って良いだろう。SSDはNAND型の半導体を用いている。報道では詳細がわからないが1.8/2.5インチを実現していることから、マルチレベルセル方式を採用していると思われる。
プロカメラマンとしてSSDに注目すべき点は二つ。ひとつは対衝撃/対振動性能、もうひとつは省電力性能だ。ここでは前者についての資料を取り上げよう。
ディスク種 SSD HDD
耐衝撃性能 20G,11ms 5G,10ms
耐振動性能 11G 0.5G
(3.23電波新聞22面より)
この数値から見ても、ノートパソコンやハードディスクの不意の落下等による故障のリスクの大幅減少が容易に推察できる。一時保存機に使うにせよ、現像機や通信機として使うにせよ、パソコンは信じられない不安定な機械だ。震度3の地震で転んだハードディスクは、やはり読めなくなってしまう(筆者の実話)。
SSD採用により、プロカメラマンの使用する機材の信頼性の向上は大歓迎だ。問題はコスト。サムソン電子は、2008年度中に同容量のHDDの4倍程度まで価格を引き下げると表明している。故障リスクをコスト換算するなら、プロカメラマンの減価償却フローに適用することが可能な例が多いだろう。
[ クライアント紙焼き ]
デジタルカメラの普及にともない、ほとんどの写真プリントショップではデジタル画像データからのプリントを受け付けている。コンパクトフラッシュなどのデジタルカメラで直接記録するメディアでの受け付けだけではなく、多くのファイルを一度に受け付ける方法として、ほとんどのショップでCD-Rも選択可能だ。
だが、職業カメラマンの業務手段としては、CD-Rの700MBという容量では一回の撮影分すら入りきらない事態も生じてしまう。しかし、一部のプロラボ以外では、DVD-R上にあるデジタル画像データからのプリントを受け付けていない。これは「クイック仕上げができない」という意味ではなく、基幹ラボ集配サービスですら対応していないのである。つまり、全く受け付けないということだ。
この状況は「フジフィルム」ブランド内で自己矛盾を起こしている。自社製品であるDVD-Rを、自社ブランドのサービスショップが受け付けない事態が起こっているのだ。
フジフィルムブランドのDVD-R
この自己矛盾について、PIE2006に出展しているフジのブースで取材した。
PIE2006公式ホームページ
説明員によると、このブランド内での自己矛盾を解消するために基幹ラボでDVD-Rを処理できるように準備を進めているとのこと。つまり、フジブランドのクイックプリント店では、翌日以降仕上げながらDVD-R上のデジタル画像データのプリントを受け付けるようになるのである。
クライアント自身がプリントして配ったりする用途や、使用するかわからないが必要なイベント記録写真などを受注する職業カメラマンには朗報だ。プリント店が対応しないからという理由で、大量のデータを複数枚のCD-Rに焼いて納品するという無駄な時間・コストから解放される。サービス提供時期は5月とのこと。
だが、職業カメラマンの業務手段としては、CD-Rの700MBという容量では一回の撮影分すら入りきらない事態も生じてしまう。しかし、一部のプロラボ以外では、DVD-R上にあるデジタル画像データからのプリントを受け付けていない。これは「クイック仕上げができない」という意味ではなく、基幹ラボ集配サービスですら対応していないのである。つまり、全く受け付けないということだ。
この状況は「フジフィルム」ブランド内で自己矛盾を起こしている。自社製品であるDVD-Rを、自社ブランドのサービスショップが受け付けない事態が起こっているのだ。
フジフィルムブランドのDVD-R
この自己矛盾について、PIE2006に出展しているフジのブースで取材した。
PIE2006公式ホームページ
説明員によると、このブランド内での自己矛盾を解消するために基幹ラボでDVD-Rを処理できるように準備を進めているとのこと。つまり、フジブランドのクイックプリント店では、翌日以降仕上げながらDVD-R上のデジタル画像データのプリントを受け付けるようになるのである。
クライアント自身がプリントして配ったりする用途や、使用するかわからないが必要なイベント記録写真などを受注する職業カメラマンには朗報だ。プリント店が対応しないからという理由で、大量のデータを複数枚のCD-Rに焼いて納品するという無駄な時間・コストから解放される。サービス提供時期は5月とのこと。
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