四人の兄弟が父親の遺産相続の話をしていた。残されたのは一台のパソコンであった。分解して四人で分けようじゃないかと話し合いで決まった。
まず長男が言った。
「俺はハードディスクをもらおう、親父の日記か何かがあるかもしれないから」
続いて今度は次男が言った。
「俺はメモリーをもらうよ。今度買ったOSにはメモリーがたくさん必要なんだ」
「じゃあ俺はマザーボードをもらおう、材質に金が使われているらしいから」
そう三男が言うと、最後に末っ子の長女が言った。
「ちょうど良かった、私はCPUをもらうわ、生け花を始めようと思っていたの」
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剣山か(笑)。CPUとは、まさにコンピュータの“頭脳”であり、コンピュータの最大の機能である「演算処理」「制御処理」を行うパーツ(部品)のこと。正直、パソコンの値段の半分くらいはこのCPUの性能に因っている。
CPUの性能を計るには「クロック数」と呼ばれる、パソコンの中でCPUが他の部分とデータのやり取りを行う為のタイミングをントロールする周波数がポイントになる。この周波数が大きければ大きいほどデータのやり取りのタイミングが増えるので、演算処理の速度が速くなる。もっともCPUはパソコン環境(乗せているメモリや、CPUを取り付けるマザーボードの性能や、そのパソコンで処理する内容)によって相性や効果の見え方の違いが出てくるので、闇雲に高いCPUを取り付ければそれでパソコンが“早く”なったりするわけではない。これがコンピュータの奥の深いところで、CPUだのマザーボードだのグラフィックボードだのこだわりを追求した挙句迷宮から戻れないパソコンユーザが増加しており、まことに憂国の念に絶えない(笑)。
*皆様にお楽しみいただいた「ジョークで憶えるIT用語」は、今回が最終回となります。
肩の凝りをほぐす楽しいジョークと、できるだけわかりやすくなじみやすい解説を心がけて参りましたが、 時には読みづらい点もあったこと、ここにお詫び申し上げます。
皆様のご愛顧に支えられた丸2年間でした。またいつか、皆様にお会いできることを祈りつつ。
本当にありがとうございました。*
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ジョーク作成:おかしみつぐ
編集・解説・発行:株式会社ティーエヌエス
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