[ 薬用昆虫各論 ]
カマドウマは、腸チフスの特効薬
竈馬(カマドウマ)
カマドウマは
別名便所コオロギとも言います。
便所コオロギのほうが、ぴんと来るかもしれません。
わたしも、子供のころは、カマドウマを、
便所コオロギという名でしか知りませんでした。
さて、カマドウマは、コオロギの仲間で、翅(はね)がありません。
この翅(はね)が無いという点に、
何か薬効に関係しているような気がします。
以前に紹介した シャ虫(サツマゴキブリの仲間)は、
古くから薬として使われています。
実は、主にメスを薬用とします。
薬用とするシャ虫には、翅(はね)が無いのです。
(薬用とするシャ虫の種類は数種類ありますが、
別な機会に書きます。)
翅(はね)が無いということは、
昆虫としての変態が完全ではないと言うことです。
カマドウマとシャ虫(サツマゴキブリの仲間)には、
変態ホルモンが正常ではないという共通点があることになります。
変態ホルモンの異常が、薬効の原因の一つだと思うのですが。
「本草綱目」の竈馬(カマドウマ)について
「本草綱目」には、竹の刺抜きに有効と記載されています。
効能はこれだけで、他の薬用昆虫に比べて文字数がすくないですね。
俗に、竈馬(カマドウマ)がいる家は食が足りていると言う、
との面白い言葉も記されています。
実は、「本草綱目」の記載はほぼこれだけです。
あまり、薬用として、取るに足らないという、扱いです。
しかし、しかし、-----
『家庭における実際的看護の秘訣』のおけるカマドウマ
ところが、竈馬(カマドウマ)が腸チフスに効くと、
『家庭における実際的看護の秘訣 家庭療法・物理療法の研究 』にあります。
この本が出された当時でも、腸チフスは法定伝染病でしたから、
いざと言う時に使うように、とあります。
紹介しましょう。
カマドウマ四五匹を 酒で洗い、ガーゼに包んで、潰して、その汁を飲ます。
1日3回、二日間あたえると、
不思議に熱がとれ、少しずつ回復する。
虫から汁が出ない場合は、ガーゼに虫を包んで、
酒を浸してもんで、その酒を飲めばよい、ともかいてあります。
もし、竈馬が手にはいらないばあいは、
ワラジ虫を水あめに混ぜるか、
カマドウマのように、搾り汁を飲ませると同じように効果があるそうです。
この文の後には、体験談が載せられています。
「大阪汽車会社」に講演に行った時に、
ある社員から面会を求められた。
この人は腸チフスで、大量に下血し、体が衰弱して、医者から見放された。
友人が心配して、カマドウマを捕まえて、薬をつくり、医者に意見を求めた。
どうせ、生きる見込みがないのだから、
害は無さそうだからやって見たらと、医者にいわれた。
それで、直ちに飲ませたところ、
だんだん熱が下がり、元気になって、不思議に助かった。
いまは、健康でこの通り働いています。
と、いわれた。
このほかにも、実例がたくさんあると述べています。
以上の内容からすると、カマドウマには、何かすごい薬用効果がありそうですね。
また、ワラジムシ(鼠婦)に関しても、相当の薬用効果がありそうです。
いずれ、紹介します。
最後に、初めてこのブログを見る方に、
私は、薬剤師で薬局をやっています。
漢方の勉強の為、集めた文献などから、
虫類に関する資料を中心として、紹介していきます。
ブログに書いた生薬、
つまりは、昆虫薬や蛇、トカゲの類は、
わたしの店では扱っていません。
念のため。
実際に応用したいばあいは、自己責任でやって下さい。
竈馬(カマドウマ)
カマドウマは
別名便所コオロギとも言います。
便所コオロギのほうが、ぴんと来るかもしれません。
わたしも、子供のころは、カマドウマを、
便所コオロギという名でしか知りませんでした。
さて、カマドウマは、コオロギの仲間で、翅(はね)がありません。
この翅(はね)が無いという点に、
何か薬効に関係しているような気がします。
以前に紹介した シャ虫(サツマゴキブリの仲間)は、
古くから薬として使われています。
実は、主にメスを薬用とします。
薬用とするシャ虫には、翅(はね)が無いのです。
(薬用とするシャ虫の種類は数種類ありますが、
別な機会に書きます。)
翅(はね)が無いということは、
昆虫としての変態が完全ではないと言うことです。
カマドウマとシャ虫(サツマゴキブリの仲間)には、
変態ホルモンが正常ではないという共通点があることになります。
変態ホルモンの異常が、薬効の原因の一つだと思うのですが。
「本草綱目」の竈馬(カマドウマ)について
「本草綱目」には、竹の刺抜きに有効と記載されています。
効能はこれだけで、他の薬用昆虫に比べて文字数がすくないですね。
俗に、竈馬(カマドウマ)がいる家は食が足りていると言う、
との面白い言葉も記されています。
実は、「本草綱目」の記載はほぼこれだけです。
あまり、薬用として、取るに足らないという、扱いです。
しかし、しかし、-----
『家庭における実際的看護の秘訣』のおけるカマドウマ
ところが、竈馬(カマドウマ)が腸チフスに効くと、
『家庭における実際的看護の秘訣 家庭療法・物理療法の研究 』にあります。
この本が出された当時でも、腸チフスは法定伝染病でしたから、
いざと言う時に使うように、とあります。
紹介しましょう。
カマドウマ四五匹を 酒で洗い、ガーゼに包んで、潰して、その汁を飲ます。
1日3回、二日間あたえると、
不思議に熱がとれ、少しずつ回復する。
虫から汁が出ない場合は、ガーゼに虫を包んで、
酒を浸してもんで、その酒を飲めばよい、ともかいてあります。
もし、竈馬が手にはいらないばあいは、
ワラジ虫を水あめに混ぜるか、
カマドウマのように、搾り汁を飲ませると同じように効果があるそうです。
この文の後には、体験談が載せられています。
「大阪汽車会社」に講演に行った時に、
ある社員から面会を求められた。
この人は腸チフスで、大量に下血し、体が衰弱して、医者から見放された。
友人が心配して、カマドウマを捕まえて、薬をつくり、医者に意見を求めた。
どうせ、生きる見込みがないのだから、
害は無さそうだからやって見たらと、医者にいわれた。
それで、直ちに飲ませたところ、
だんだん熱が下がり、元気になって、不思議に助かった。
いまは、健康でこの通り働いています。
と、いわれた。
このほかにも、実例がたくさんあると述べています。
以上の内容からすると、カマドウマには、何かすごい薬用効果がありそうですね。
また、ワラジムシ(鼠婦)に関しても、相当の薬用効果がありそうです。
いずれ、紹介します。
最後に、初めてこのブログを見る方に、
私は、薬剤師で薬局をやっています。
漢方の勉強の為、集めた文献などから、
虫類に関する資料を中心として、紹介していきます。
ブログに書いた生薬、
つまりは、昆虫薬や蛇、トカゲの類は、
わたしの店では扱っていません。
念のため。
実際に応用したいばあいは、自己責任でやって下さい。