前回のメルマガの内容に引き続き、キャリアコンサルタント「実技試験」に向けた、より具体的な面談スキルUPの訓練方法のいくつかをご紹介させていただきます。
これらは実際に自分が受験の前に行った内容になります(効果があったと思われるもの)。
また、小社にお問い合わせを頂いた方々との間で情報提供や支援実施をさせて頂いているものにもなります。
キャリアカウンセラーを目指す受験者として不出来だった自分は、色々な方々からもアドバイスを積極的に受け、訓練として考えられることは全てやり尽くしてみました。
試験に向けてやれることは、「やり尽くすこと」ただそれだけでした。
ただし、キャリアコンサルタント(キャリアカウンセラー)として活動するためには、試験のための対策やスキルUPではなく、本当の自分の「モノ」にしなければならないと考えていたため、ダメダメな自分に対しては、ため息をつくこともしばしばありましたが、努力そのものが辛いとか・嫌だとのことは全くありませんでした。
振り返れば、未だに赤面するようなモノも多々あり・・・
資格取得の目的は、個々に様々あるかと思います。
●試験対策としての方法論を求めている方
●上記を含めて、将来に於けるスキル構築を求めている方 etc
目指す目的達成のためのひとつの手段として、下記が少しでもお役に立てられるなら嬉しく思います。
【余談】
費用を伴う訓練の場合、なぜか「やった気」になってしまう傾向が否めません。
努力の結果を「知識として・スキルとして・能力として」継続的に常に活かしていけるようにならなければ、訓練の意味は低いものになってしまいます。
●なぜ、キャリアコンサルタント資格を取得したいのか
原点はここのはずです。
自分自身の思いを糧にして「思いを形に出来るように」目的に向って欲しいと思います。
【対象項目一覧:全体まとめ】
●反射の訓練方法
1.インターネットの活用
2.mixi の活用
3.テレビ・ラジオの活用
4.書籍の活用
5.街中での意識
●共感の訓練方法
1.感情の洗い出し
2.様々なシーンの感情シュミレーション
3.要約の訓練
●対面式トレーニングの実施
●仲間作り
1.mixi の利用
2.スクーリング等での対人関係構築
3.トレーニング場所・機会の確保
●その他
1.キャリアカウンセリングを体験してみる
2.自己の振り返り
3.AV機器の使用による訓練
4.逐語録の活用
5.チャット・webカメラの活用
Career wing tadashi yoshida
特定非営利活動法人 日本キャリア開発協会(JCDA)所属
厚生労働省指定キャリア・コンサルタント能力評価試験合格 キャリア・カウンセラー
【後記】
常々、メルマガをご覧頂いている方々への恩返しが何か出来ないものかと愚考を繰り返しております。
キャリアコンサルタント資格取得を目指す方で読者登録を頂いている方に対して、メルマガの登録メールアドレスをご連絡頂き、登録確認が取れた方につきましては、可能な限り、
●無償にて試験対応のご相談(コンサルテーション)を実施させて頂きます。
●費用発生を伴う活動行為の必要がある場合は、事前にお伝えをし既定外料金にて対応させて頂きます。
ただし、小社の業務状況および何等かの判断により、支援関係が相応しくないと思われる場合には、恐縮ながら無償支援の実施は見送らせて頂きますので悪しからずご了承ください。(過去に業務妨害にあたる行為を繰り返されたゆえの対応になります)
本物の思いを抱える方との出会いを楽しみにしています!
厚労省認定「キャリアコンサルタント(キャリアカウンセラー)」認定資格:実技(2次)試験を目指す方々へ向けて、トレーニング形式として一番多いであろう、ロールプレイングによる、カウンセリング訓練実施の際の主要ポイントをまとめてみました。
それまでの学科試験に至る過程で、下記の内容は、「既に論理的な知識として熟知しており、釈迦に説法で何を今更のように」と言われるかも知れませんが、カウンセリング実施の際の基本のまとめ〜チェック項目の一覧として、活用をして頂ければ幸いです。
1.キャリアカウンセラーとしての適用理論&基本姿勢・スタンス
2.クライエント支援のための肯定的な関係を築く・基本姿勢&対応条件
3.クライエント支援の技法・スキル (かかわり技法)
4.ロープレ終了後のレビュー(振り返り)
5.その他
1.キャリアカウンセラーとしての適用理論&基本姿勢・スタンス
☆クライエント中心(非指示的)療法 【 by カール・ロジャーズ】
● 無条件の肯定的尊重
● 共感的理解
● 自己一致
上記に関しては、論理的な理解も勿論必要ですが、言動対応に具体的に置き換えた時にどのようなものになるのか、「体験的な理解」を行なう事が重要かつ大切かと思います。
短くまとめられたこの3つの概念的な言葉を実際に実施してみると、かなり難しさを感じるのではないかと思います。
ここで感じた難しさを論理的にも実践的にも何度も繰り返し、振り返りながら理解を深め、キャリアカウンセラーとしての基本姿勢を身体に沁み込ませて欲しいと思います。
ロープレ訓練の実施時にも、先ずはこの基本姿勢を保てたのか、振り返り時のチェックを確実に行ってみて欲しいと思います。
また、人によっては、ロジャーズ理論に対して「人間の本性は善であり、仁義の徳の端緒をはじめから備えている」とする、「性善説」への傾向が強過ぎてと、抵抗感を覚えることがあるかもしれませんが、その際には、クライエントが自分の「自己効力感」を信じ、クライエント自身が自らの行動・判断の答えを導くことが重要な事である点に着目して、理解を深めてみて欲しいと思います。
2.クライエント支援のための肯定的な関係を築く・基本姿勢&対応条件
● 受容 ありのままを感じ・理解し・受容れること
● 敬意・尊重 ひとりの人間として尊重し、積極的な敬意を払うこと
● 共感 クライエントと同じ枠組みで物事を捉えようとし、感じようとすること
● 信頼 心から安心して頼ることが出来る存在であること
● 誠実さ 自己一致をしており、自然体であること
上記は、ロジャーズ理論の基本3原則をブレイクダウンして、より具体的に置き換えたものになります。言葉を換えるなら「ラポール形成」のための必須条件と言えるかと思います。
クライエントがご相談にいらっしゃって、キャリアカウンセラーに信頼感や好感が持てなければ、真実の胸の内の全てを語って頂けるはずもなく、クライエントの来談目的を有効的に且つ、効率的に解決を果たすことが出来なくなるのは自明の理です。
つまり、クライエントとキャリアカウンセラーが「相互を信頼し合い、安心して自由に振る舞ったり、素直な感情の交流を行える関係が成立している状態」が築かれていること(=ラポール形成/自己開示)が、カウンセリングの前提条件となる訳です。上記の各項は、そのために必須な対応事項であると踏まえて欲しいと思います。
はじめてクライエントにお会いする時、クライエントには、抱えてしまった問題への悩みや不安と一緒に、キャリアカウンセラーに対する問題解決への期待感も含まれており、両者の相反する感情が渾然としている心情背景があるのが一般的な普通の状態だといえます。
この自己防衛的なガードが掛かっている状態が、ラポールの形成が出来ることにより、ガードを柔らかく解き解され、肯定的な支援関係の前提を築くことによって、ご相談内容をはじめとした様々な感情を偽ることなくお話しして頂けることから、望ましいキャリアカウンセリングの実施〜問題解決への期待が描けるようになります。
実技試験の際も、インテーク面談時における上記の「ラポール形成」のあり方(=1対1の相談・支援が的確に出来ること)が評価されますので、「ラポールとは何か・ラポールが掛かった状態とは具体的にどんな状態か・逆にラポール形成が出来ていないとどうなるのか」等々、ロープレ訓練のなかで実際に体感して、カウンセリングの前提条件である、ラポールを感じ取って欲しいと思います。
注意:「自己開示」は、クライエントだけのモノではなく、カウンセラーも同じ状態であることが必要不可欠となります。
3.クライエント支援の技法・スキル (かかわり技法)
● 注意を払う アイコンタクト・うなずき・身振り・声の調子・表情
● 傾 聴 <目的> クライエントを「理解」するためのもの
<要点> 内容(意味)・感情の2つの要素がある
【 非言語的行動への注意 】
一般的な外見 ・身体的特徴 ・顔の表情・姿勢
身体の動き・ジャスチャー・生理学的反応
【 傾聴技法 (かかわり技法) 】
● 受容 ありのままを感じ・理解し・受容れること
● 反射 再述:内容(意味)・感情の2つに対応する
● 要約 内容・感情の重要な部分を短縮し、繰り返し、具体化して提示する
● 質問 クローズドクエスチョン ・ オープンクエスチョン
● さぐり クライエントに発言を依頼する(依頼技法)
● 提案 全ての判断は、クライエントに委ねられる
実技試験の判定ポイントは、「傾聴スキル(=支援スキル)を使い、信頼関係の構築(ラポール形成)を図るとともに、クライエントのニーズや状況を確認すること」となります。
上記に掲げた各項は、先述の1.および2.をクライエント支援でより具体的に実践するための技法・スキルとなります。
ロープレ訓練の実施時においては、的確に上記スキルの活用が出来ているのかのチェックが必要となります。
また、無意識に出がちな自分の癖を理解し、場合によっては意識的に修正することも必要になるかと思います。
実施訓練のはじめのうちは、意識的に反射や要約等の各スキルの発揮が適正に出来るかどうかに着目して対応することで構いませんが、あまりにもこの点にのみ意識が行き過ぎると、形だけの対応となり、クライエントのお話しの内容そのものに集中することが出来ずに、クライエントに寄り添いながら歩むことが出来難くなってしまいます。
理想的には、これらのスキル発揮が自然と出来るようになることになりますが、どれかに違和感(自己不一致状態)を感じる時には、自分なりの対応方法・手段を見つけて実践することも十分に検討出来ますし、これも価値あることかと思います。
形を覚え実践する事はもちろん大事なことですが、形だけの対応では、時に共感的理解に反する事になってしまうことにも着目して欲しいと思います。
4.ロープレ終了後のレビュー (振り返り)
● クライエントの主訴は何だったのでしょうか?
● クライエントの感情はどのような状態であったでしょうか?
● カウンセリングを通じて「出来たこと」「出来なかったこと」は何でしょうか?
● 今後のカウンセリングの見立てについてお話しください。
● 資格取得後は、どのようにしていく予定でしょうか? etc
上記は、実技試験において、試験官である臨床心理士の方々とのレビューで問い掛けられる主な項目になります。
「カウンセリングに終わりなし」「クライエントに寄り添いつつ、クライエントの一歩先をカウンセラーは歩む」といった言葉もありますが、ロープレ訓練の実施時においては、必ず、客観的な振り返りを行い、上記の1.〜3.の実践情況がどうであったのかを、上記の各点を踏まえながら見つめてみて欲しいと思います。
5.その他
●訓練といえど、明確な目的を持って、一回々、緊張感を持って対応して下さい。
●想定出来るクライエントの様々なシーンの一覧等を作成し、自分に置き換えた時の感情の沸き上がり方を想像してみるのも価値があるかと思います。
●苦手意識を払拭するためにも、色々なケーススタディの実施を心掛けるようにした方が良いかと思います。
●試験の合否判定は、短い時間で判断をされますので、多少也とも時間感覚も身に付けた方が良いかと思います。
●逐語録に起こしてみたり、録音や録画をしてカウンセリングを客観的に振り返ってみることも重要です。
●机上論ではなく、体現し経験から感じ・学び取ることにも着目してみて下さい。
その他・・・まだまだお伝えしたいことが山ほどあるのですが・・・このへんで。
キャリアコンサルタント資格取得を目指す目的は様々だと思います。
キャリアカウンセラーを目指すあなたの思いの丈に等しい努力に繋がるはずだとも思います。
ぜひとも胸に抱く思いを形に変え、朗報を手に出来ますようにお祈り申し上げます。
報われぬ歩みなど結してないはずですよね!
Career wing tadashi yoshida
特定非営利活動法人 日本キャリア開発協会(JCDA)所属
厚生労働省指定キャリア・コンサルタント能力評価試験合格 キャリア・カウンセラー
【後記】
今回は、ロープレによる訓練ケースを想定して綴りましたが、日常的に1人でも出来る、カウンセリング訓練方法についての詳細はブログに綴って行く予定です。
よろしければ、お手隙の時にこちらの方も覗いてみて下さい!
●キャリアウィング HP
●Wing column
●メルマガ過去ログの関連記事
●あなたは、キャリアカウンセラー です!
●キャリア・コンサルティング資格試験(2次試験)受験者の方々に捧ぐ
●メルマガ(過去ログ一覧)
友人と一緒にオフィスに訪れてくれた大学4年になったばかりの彼は、将来自分が目指したい仕事の方向性を持っていました。その仕事に就いた時の自分の夢を未来をキラキラとした表情でとても楽しそうに語ってくれました。
友人がエントリーシートの加筆修正を行なっている時間を使い雑談をしていたのですが、「方向性がハッキリしているなら、就職活動に不安はないね」この言葉を境にして、彼の表情は、何とも辛そうに一転したのでした。
彼の表情を曇らせた理由は、大学で実施した「自己分析」の結果が、自分の目指そうと思っていた方向性と大きくズレた内容であり、これ以降、自分自身に対する疑問や不安が膨らみ、就職活動に際してブレーキになってしまっている。とのモノでした。
友人の付き添い的に訪れた彼とは、その日にまとまった時間を取る事が出来ず、後日、ゆっくり話しをしようと約束をしました。
それまでにメルマガに自分の思いを綴るので、時間があれば一度読んで欲しいと伝え、書き上げたものが前回のメルマガでした。
実は、この彼以外でも大学のキャリアカウンセリングがある種の切っ掛けとなり、就職活動の歩みを止めてしまったクライエントとの出会いも過去に何人かありました。
●自己分析が出来ていないから、就職活動を開始できない
●30歳・40歳・50歳の自分が全くイメージできず、キャリアデザインが描けない
●自分自身を活かせる職業・会社がない
●カウンセリングの時間が短すぎて毎回毎に指導内容に戸惑いが増えてしまう etc
これらは結して、大学のキャリアセンターにご勤務されるキャリアカウンセラー諸氏の活動を否定しているのではありません。
また、前回のメルマガの内容も、キャリアカウンセリングそのものを否定しているのではありません。
キャリアセンターにご勤務されるキャリアカウンセラーの総数に対し、担当する生徒(クライエント)数のアンバランスとも思える情況、物理的な時間や組織としての制約等々のなかで、ひとり々への行き届きの部分における大きな無理や、カウンセラー個々に生まれているジレンマがあることも、小社の学校関係者から何度も聞かされていました。
クライエントへの最適な効果を考えた時に、厳しい勤務の状況下の中にあっても、キャリアカウンセリングを通じて多くの学生諸子が「自己キャリア」を深く考え、これを切っ掛けに社会への接点を持ち、歩みを遂げていることをも重々承知しているつもりです。
その上で、いま一度、若年者(学生)のキャリアカウンセリングにおける、原点・基本・目的・手段等を見つめる時期にあるのではないかと強く感じるのです。
キャリアカウンセリングは、あくまでも個人的には、手段であると踏まえています。
キャリアカウンセリングの目的は、クライエントが「自分らしさを求め・行動に移せるようになる」ための切っ掛け作り。だと思っています。
語弊を恐れずに極論を言うならば、キャリアカウンセラーとしてのマインドを忘れずに目的の達成が可能なら、単純な話し相手としてでも、コーチやメンターとしてでも、全く構わないと思っています。
ただし、主客逆転のキャリアカウンセラーの満足感を満たすための支援だけは、結してしてはならないのだと思うのです。
キャリアカウンセラーとして、あまりにも安易に自己分析や適性・適職診断等を実施していないのか。との思いに至るのです。
その結果が、クライエントにとって人生への影響力を少なからず持ってしまうことに意識が希薄なのではないかと感じたのです。
無意識の行為でもクライエントの人生に作用してしまう行為の関係であることにもっと々注意を払っていかなければならないのだと自戒も込めて思うのです。
「自己実現を遂げる・自分らしく歩む」ことは、昔も今も何も変わりはないことだと思います。
ただし、現在の若年者を取り巻く社会情勢や環境変化は、誰も経験のないほどのとても大きなものだと思います。
この時代だからこそキャリアカウンセラーとしての機能・職責が果たせるのだとも思います。
しかし、彼等のなかに「自分探し」の名の下に、キャリアカウンセリングへの依存心や、自己キャリアを築き上げるための行動に対して、逃げの意識を芽生えさせてしまっているならば、早い時期に対応修正し、認識を切り替えていかなければならないのと思うのです。
●リアリティ
●現実の社会のなかで「生きる・働く」ということはどういうことなのか
●シュミレーション
●不確実性の時代に描く、キャリアデザイン・キャリア形成の意義への理解はあるのか
●コンサルテーション
●上記を踏まえ「自己分析・適性/適職診断」等は、何のために・いかにあるべきものなのか
上記は、キャリアカウンセラーにとっては、基本中の基本事項なのだと思いますが、クライエントの視線や感受情況から、もう一度、キャリアカウンセリングの現状を振り返り・見つめ直してみることが必要なのではないかと強く思い、学生の彼に・自分自身に・若年者支援に当たられているキャリアカウンセラー諸氏に向けての私見が前回のメルマガとなりました。
先週のメルマガ発行後、彼は共働きでいらっしゃるご両親に自己分析の結果と、彼が考える将来のキャリプランについて、今現在の心境と併せて初めて相談をしました。
「自分が必死になって頑張れる仕事を選べば良い」
「結して途中で投げ出したり、諦めたりはするな」
父親に初めて誘われて行った近所のスナックで言われた言葉だとの事でした。
「自己分析の結果に捕われずに、自分が目指したかった方向にもう一度、向かっていきたいと思います」
この翌日に晴々とした本当に嬉しそうな声で自分の決心を電話で伝えてくれました。
彼が伝えてくれた決心ほど強い気持ちを、自分のキャリアカウンセリングを通じて導く事が出来たのかは分かりません。
キャリアカウンセラーを仕事としている限りは、誰に対しても一定以上のアベレージを出さなければならないと思っています。
キャリアカウンセリングを通じて生まれてしまった彼の悩み。
その裏側にある現実を見つめ・考え・行動することが、
唯一自分に出来ることだと胸に刻みました。
Career wing tadashi yoshida
特定非営利活動法人 日本キャリア開発協会(JCDA)所属
厚生労働省指定キャリア・コンサルタント能力評価試験合格 キャリア・カウンセラー
【後記】
救急医療の現場で、溢れる患者への最大限の受入対応ができるようにと、総合検診医と専門医のコラボレーションとワークフローの改善により、あらたな救急医療体制が構築され、多くの患者が救われつつあるように、キャリア形成支援の現場においても、新たな対応モデルの構築を進めても良いのかなぁと思ったりもします(まだ時期尚早ですかねぇ)。
前回のメルマガ発行後、キャリアカウンセラーなのにキャリアカウンセリングを否定するのか、その真意は何かとお尋ねやお叱りを何人かの方々よりメールで頂戴いたしました。
お伝えし切れているのか分かりませんが、そのアンサーとして今回のメルマガを綴らせて頂きました。
真正面に向き合った時の父親・母親の言葉には、やはり凄い力が込められるものだと今更ながら実感しました。
キャリアカウンセリング/キャリアコンサルティングの社会認知の程度は如何程のものなのか。
20代の中盤〜40代前半位までのビジネスのコアエイジともいえる年齢層に対しては、組織内の「キャリア開発」とのキーワードがあるにしても、キャリアカウンセラーとの実際の接点を生む、関係・機会がないため、必然的にまだまだその認知は低いと感じる。
逆にキャリアカウンセリングやキャリアカウンセラーとの接点が満たされてるかと思うところは、大学を主とした教育現場においてである。
キャリア形成支援事業者として、就職活動支援等を通じて学生諸子とお話しをする機会があるが、最近の特徴として、「キャリアカウンセリングへの依存傾向による弊害が生まれ始めているのではないか」と感じる時がある。
●学生諸子へ「自分らしさ」に向かうエールとして
自己分析・適性適職診断・キャリアデザイン・自己の振り返り・・・
キャリアカウンセリングを通じた、クライエントにとっての到達課題とは何なのか。
キャリア形成支援の目的とは、一体何なのか。
「自己の内省を深め、自分らしい人生を歩めるようにすること」
概念としては、確かに間違いのないことだと思っている。
しかし、一番重要な事は「行動できる」ようになることに尽きると思う。
比喩的ではあるが、
●キャリアカウンセリングなど無かったその昔、
多くの人達は、自分らしい人生を過ごすことは出来なかったのか。
●高度成長期に働き蜂と言われて仕事尽くめであった人生は、
自分らしい人生ではなかったのか。
●自分のために家族のために昼夜働きづめだった両親は、
老いた今、自分らしい人生ではなかったのか。
多くの先輩諸氏は、激動の社会を必死に生き抜き、結果として自分らしさを全うし続けたのではないのかと思う自分がいる。
学生諸子には、自分探しのために費やす時間も大切にして欲しいと思うのだが、生身の「生」を学び・感じることの方が必要なのではないかと思う時が間々ある。
ガード下の赤提灯で、ネクタイ緩めたほろ酔い気味のサラリーマンにも、
昼下がりの公園のベンチでパンと牛乳の昼食を済ます人にも、
その人、唯一の人生がある。
何かに比較し他人が云々言うこと等に微塵も意味などない。
社会のなかで、自分自身がどう感じ、どう生きるかだけなのだ。
生きることの現実には、苦労も努力も涙も笑顔も溢れている。
必死に生きる現実の様には、匂い立つような力の漲りを感じる。
自分らしさとは、他人の評価で決まるものではないのだ。
人生とは行動と判断の連続であるはずである。
導いた判断を結果として正しかったと言えるように歩み続けるものである。
結して、自分探しの結果を逃げ道にして欲しくない。
先ずは、行動を起こし一歩を踏み出すことの中から、熱意と気概を持って自分らしさを切り開くことをも見つめて欲しいと思う。
若さゆえの拙さがあってもいい。
知らぬがゆえの恥があってもいい。
自分に足りぬものを凌駕するだけの突き抜けた熱意と、気概を持った我武者羅な行動力を備えて欲しいと心から思う。行動の先に、積み重ねた歩みにこそ自分らしさは訪れ、切り開かれていくものなのだと信じて止まない。
聡明な学生諸子であらば、社会が迎えた「不確実性」のなかで描く、自己キャリア形成の意味が理解できると思う。
行動以前の差異の少ないマッチングバランスに捕われるのではなく、行動を以って自己キャリアを切り開き・創り上げることが重要なのだと理解することが出来ると思う。
はじめの成功が、終わりの成功に繋がらない可能性が大きい時代なのだ。
自らが自らのキャリアを築いていくためには、判断と行動の繰り返しでしか達成のしようがないのだ。行動するために悩むこと事体は結して悪いことではないはずである。
悩みに捕われて「行動」に移せないことが誤りなのだと思う。
自己分析も適性適職診断も「行動」のためになければならないものであろう。
これらが行動判断の確実性を求めるための手段として利用することには大賛成だが、これに捕われ、胸の内に湧き上がる熱意を信じることなく、行動にブレーキを掛けてしまうような扱い方は確実に間違いである。
何等かの診断結果が出たその時の自分は、永遠の自分ではないことを知り、変わる自分・変われる自分・切り開けることの出来る自分を信じ、時に自分自身を過信するほどの情熱と思いと、それを遂げるための行動を大切にして欲しいと思う。
「キャリアは、自らが切り開いて創り上げるもの」だと、そのことをもう一度、深く肝に銘じて欲しいと思う。
キャリアカウンセリング/キャリアカウンセラーは、行動に向かう納得出来る判断を導くためのひとつの手段としてあるのだと、「人生の主役は自分自身でしかない」と敢えて伝えたい。
●キャリアカウンセラーたる自分自身への課題として
キャリアカウンセリングとは、クライエントのある瞬間々の切っ掛け作りにのみに機能を果たす「対処療法的」なものなのかも知れない。
キャリア教育においては、生涯において何度も訪れるであろう歩みへの壁を感じた時に、自分で乗り越えられるだけの何かを与え・学べることが出来る「根治療法的」なものなのかも知れない。
キャリアカウンセリングが、より見誤りの少ない判断を導くためのものであることは然りであるが、「クライエント自身が自発的に行動に向かえるようにすること」に、キャリアカウンセリングの主軸をもっと々置くべきなのだろうと改めて思うに至る。
何をしても、クライエントの行動への切っ掛けに繋がらなければならないと思う。
時代の変化と嘯くのは簡単なこと。
学生諸子とのやり取りのなかで感じた、依存傾向を呼び起こしてしまっている本末転倒なキャリア形成支援の弊害の足音。
奢ることなく、人として・キャリアカウンセラーとしての自分のスタンスからもう一度見つめ直そうと思う。
「行動のための支援」
全てはこれに尽きることをもう一度見つめ直す必要があると自分に問い掛けてみた。
Career wing tadashi yoshida
特定非営利活動法人 日本キャリア開発協会(JCDA)所属
厚生労働省指定キャリア・コンサルタント能力評価試験合格 キャリア・カウンセラー
「生への執着と死への恐怖」 体調が優れぬ日々が続いてるせいか、最近、妙にリアリティをもって考えるようになってきたテーマのひとつです。
漂流したボートで最後に残った一口分の水。
この水さえあれば辛うじて命を繋ぐことが出来る。
ボートには、自分と惚れた相手と知らぬ人の3人だけ。
水を持っているのは自分だけ。
果たしてその時、己はどうするのだろうか。
私自身の愚考のなかでは、
「惚れた相手に飲ませたい」のが一番であることは間違ありません。
ただし本当にそれが出来るのかは、皆目分からないのです。
綺麗毎ではなく、その場に及んでは、自分が飲んでしまうのか。
それとも、己の事は、惚れたヤツなら分かってくれると、知らぬ人に差し出すのか。
自分の生に直面した時に果たして導かれる判断は如何様なものなのか・・・
「立場や役割」と「責任と義務」から解き放たれた時にそこにある「人としての自分」の意思と判断は何になるのか。
こんな映画のワンシーンのようなシチュエーションをもとにあーでもない・こーでもないとパラドックスのような答えを見つめていました。
そして、逆に「立場や役割」と「責任と義務」を背負って見た時にはどうなのかと思いました。
●父親と母親と子供だったら
●社長と部下と取引先だったら
●全員が見ず知らずの人達だったら
●キャリアカウンセラーとクライエントだったら etc
ひとたびここに「立場や役割」と「責任と義務」を付け加えて情況を背負ってみた瞬間から、揺るがずに導けていた、ひととしての自分の意思・判断の答えが、ウルトラQのようにグニョグニョとなり、悩ましい想像の旅路が始ったのでした。
なぜ人としての判断と「立場や役割」と「責任と義務」を背負った時の判断において、差異や悩みが生まれてしまうのでしょうか?
この悩ましきストレスの元凶ともいえる「立場や役割」と「責任と義務」の正体とは一体なんなんでしょうか。
フムフムと小さな頭を捻り・悩ましていた時に「あっ!」と辿り着いたのは、米国のキャリア研究者、ドナルド・E・スーパー(Donald・E・Super)の「ライフステージ:職業的・発達課題)」と「ライフロール:役割」の考え方でした。
●人はキャリアを通じて、「自分らしさ(自己概念)」を発揮しようとする。
●自分らしさは、人生の中でのさまざまな役割(ライフロール)を演じる中で形成されていく。
●自分らしさを発揮するというのは、日々の生活のなかで「自分は何を大切にするか」ということを基準に、どのように行動するかということ。
●人は、仕事をする職業人として、あるいは、ほかの役割を通じて、自分が重要と考える価値観を達成しようとする。
自分らしさ(自己概念)とは、「自分は何者か?」「自分は一体どういう存在なのか?」「他人は自分をどう見ているか?」という、自分に対する自分自身と他人が見た自分のイメージでもあります。そして、自分らしさとは、自分唯一のもの。
「ライフロール:役割」として、●●と背負ったモノに対して「こうあるべき」「こうでなければならない」といった、作り上げてしまった虚像の概念に自分自身を縛り付けてしまうため、本来の自分自身のための「生」に対して差異が生まれ、自分らしさを見失い、悩みが生じ、ストレスを感じるのだと。そして、それこそが自己不一致なのだと。
本来の自分自身と役割をパラレルに考えるのではなく、自分らしさの価値観に応じて、いかに自然にそれを受容出来るかによって自己一致を果たすことが出来、何物にも捕われない生き方が出来るし、自分らしく過ごすことによって、死への恐怖さえもある意味当たり前に受容れることが出来るのではないかと思い至りました。
そのためには「自己の内省・内観を深める」こと、そのひとつの方法としてキャリアカウンセリングがあるのだとも思いました。
「ライフステージ」と「ライフロール」の「立場や役割」と「責任と義務」を演じることで、自分の存在意義を明らかにしていこうとするのではなく、これを迎えた時間の自然な流れのなかで、その歩みの中から生まれる自分なりの価値観を見つめることが、自分らしさを成熟させ、人としての本来の自分に繋がっていくのだと、今更ながら気がつかされました(遅いって話しもありますが・・・)。
スーパーの「ライフステージ」は、職業的発達課題を「成長・探索・確立・維持・下降」の5段階に分けたものですが、もっと単純に生命そのもの段階と捕らえて、ロジックに当てはめてみれば、良いだけだったんですね。
「不確実性」という大きなキーワードが現実になり、キャリア開発のポイントである、「ワーク・ライフ・バランス」においても、「ワーク・ワーク・バランス」の時代が終焉したのだといったところから、新たな、自分らしい「ライフステージ」と「ライフロール」を見つめることにより、ワークとライフのより良いバランスの捕らえ方のヒントが見出せるのだとも思いました。
「 変化を受容れ、自分らしく歩む 」
我が意を得たりの気分になり、GWの最終日。
冬物を片付け、夏物を引っ張り出して、去年買ったお気に入りのズボンを穿いてみたら・・・
思わずデスクに放り出してあったメタボ検診のパンフレットを手に取り読み返したのでした。
「 論者 論に溺れるなかれ 」
はぁ・・・毎年・何度もつぶやく・・・「 夏までには・・・ 」
Career wing tadashi yoshida
特定非営利活動法人 日本キャリア開発協会(JCDA)所属
厚生労働省指定キャリア・コンサルタント能力評価試験合格 キャリア・カウンセラー
平成20年度、政府の「成長力底上げ戦略」の一環として『ジョブ・カード制度』 がスタートしました。
同制度の推進に向けて、厚生労働省委託事業として(財)社会経済生産性本部が、「ジョブ・カード講習」を全国約50箇所において実施するとのことで、その初回である、4月21・22日の中央研修(2日間)に先日、参加して参りました。
今回は、ジョブ・カード制度:講習会に参加して見えてきた、発表された報告・関係書のみでは理解し難かった諸点について、ポイントをまとめてみました。
●はじめに
中央研修(2日間)の実施は、現在のところ今回のみ予定されているようで、以後の予定の有無についてはハッキリとは分かりません。
今後においても実施されることを想定し、あくまでも今回の実施状況として以下を記します。
【テーマ】
1日目:「ジョブ・カード制度の目的・仕組み・効果的に機能させる実務力を身につける」
2日目:「ジョブ・カード制度の説明やカード作成を指導する力を身につける」
ジョブ・カード制度に係るための受講修了登録証の発行を受けるには、地方研修と名付けられた、1日(目)の「ジョブ・カード講習」への参加のみで問題ありません。
2日目は、一般求職者はもとより、ジョブ・カード制度への関与を希望する、キャリアコンサルタントの方々へ、「制度解説のレクチャー実施希望者のための実践講座」との位置付けなのかと思っていましたが、実際には、テーマに対するファシリテーション(スキルUP)の方法論について、1日目の振り返りをもとに、実施されたというものでした。
2日目の講習修了者に於いては、1日講習のみの方々と「付与される管理ナンバーに違いはある」とご説明がありましたが、実務推進上の実態差は特にないようです。
よって、以後の募集・参加の際は、1日目の理解を深める付加価値付けの時間として捉え、検討されてみたら良いのかと思います。
●「ジョブカード講習」サイトはこちらをご覧下さい。
● ジョブ・カード制度の諸事項はこちらを参照下さい。
◆◆◆ ジョブ・カード制度・講習:参加レポートのまとめ ◆◆◆
●ジョブ・カード制度に携わるための資格
上記にも記しましたが、ジョブ・カード制度に関わるキャリアコンサルタントは、(財)社会経済生産性本部が実施する「ジョブ・カード講習」を必ず受講しなければなりません。
「ジョブ・カード講習」受講後、制度の推進に活用される受講者リストへの登録に同意した場合、『登録証』 が発行され、はじめて業務に携わることが出来るようになります。
●関係機関
●制度推進機能(厚労省委託先)
(財)社会経済生産性本部 : 社会労働部内 「ジョブ・カード講習」事務局
●実施推進先(20年度 地域ジョブ・カードセンター及び拠点)
全国47都道府県の商工会議所(地域ジョブ・カードセンター及び拠点商工会議所)がこれにあたります。
一部の地域では、地域ジョブ・カードセンター(中心機能)の設置のみで、拠点商工会議所を未設置の場所もあり、全国各地で違いがあります。
上記の他にハローワーク・ジョブカフェ・民間有料職業紹介事業者においても同様の活動実施が行われるとのことです。
●キャリアコンサルタントの主な役割
1.初期:キャリアカウンセリング(キャリアコンサルティング)の実施
2.職業経験・能力のたな卸し実施〜履歴書・職務経歴書の作成指導・補助
3.職業能力開発プログラム受講推薦の判断
4.ジョブ・カードの完成のための個別項目の確認・承認・作成(該当欄)
●活躍の場・報酬
民間有料職業紹介事業者も含めて、ジョブ・カード制度にキャリアコンサルタントとして係りが生まれた場合でも、その活動に対しては、国からの活動助成金や補助金等の交付は一切ありません。
あり得るのは、ジョブ・カード制度の実施・推進先と何らかの労働契約の締結により、労務提供の対価報酬として支給されるモノが全てとなります。
・公共機関等からの実施要請があった場合、対価報酬額等は、個別に設定されるものと思われます。
・有料職業紹介事業者は、収支モデルとしては描き難いため、積極的な実施は経営的に難しいかと思われます。
・講習修了した登録者が、無/有料サービスとしてジョブ・カードの発行・運用に携わることは任意で可能です。
●責任
・キャリアカウンセリング(キャリアコンサルティング)の実施に際しては、個人情報が記載された写真入りの登録証をクライエントに明示しなければなりません。
・ジョブ・カードの各書類に於いては、実施対応を行なったキャリアコンサルタントの氏名・所属・電話番号・ジョブカード講習修了番号、および、実施日等の情報記載が求められています。
・職業能力形成プログラムへの推薦判断・最終的な許否判断・記載情報の詐称、企業側からの提訴等々については、基本的に法的責任の発生は無いとのことです。
・厚生労働省指定試験の合格証明書等の提出を求められるため、特に女性に関して、活動名称等の使用では、登録証の発行が出来ないであろうことから、使用は難しいかと思われます。
・クライエントに対しては、毎回同じカウンセラーが対応するとは限りません。
●実務ポイント
・ジョブ・カードの内、特に「様式2.職務経歴 様式5.キャリアシート」の作成が重要ポイントになります。
・職業形成支援プログラムへの推薦是非の判断は、完全にキャリアコンサルタントの判断に委ねられることになります。
●ジョブ・カードの全体構成
様式1.総括表1.2.(履歴書左右ページに該当)
様式2.職務経歴
様式3.学習歴・訓練歴
様式4.免許・取得資格
様式5.キャリアシート
様式6.評価シート (職業能力訓練実施:企業側記載)
【様式2.職務経歴】
パート・アルバイト等の就業歴も含んだ記載が対象になることから、就業希望先の企業・業界に馴染む内容で、エンプロイアビリティを高める記載表現の使用と職業能力の洗い出し・棚卸しが求められるかと思います。
【様式5.キャリアシート】
「キャリア形成上の課題、支援のポイント」「キャリア意識の形成プロセス」「その他の特記事項」以上の3点について、記載が求められます。
キャリアカウンセリング(キャリアコンサルティング)のまとめとして、その場で直ぐに記載を行い、クライエントにジョブ・カードをお渡しする必要があるため、限られた時間内でクライエントとのやり取りに適正な合意形成が成されていないと、記載そのものが出来ないばかりでなく、場合によっては、種々の不信感を生んでしまうことの懸念もあり得ます。
参考までに、厚労省による実際のキャリアコンサルティングの実施検証テストの結果においては、74分/1回(平均)とのことでした。
ひとりのクライエントに対する支援の対応時間・回数等は、実施環境毎に違いがあるかとは思いますが、この数字をもとにするならば、支援対応には、相当にコア実務に集中していかない限り、実行は難しいかと思われます。
ジョブ・カード制度の目的・メインスキルとして、キャリアコンサルタントに求めらるのは、前回のメルマガの通り「職業支援」そのものです。
非常に僭越な物言いになり恐縮ですが、キャリアカウンセラーとして、「職業支援」に関する自分自身の業務に自負と責任が持てぬ場合は、敢えてこれに関与をしないとの判断も必要なのではないかと思います。
●実績数値の報告
キャリアカウンセリング(キャリアコンサルティング)の有効性の判断指標になるであろう、かなり詳細な12項目について、実施月の翌10日までに「ジョブ・カード関係相談実施結果報告書」の提出が求められています。
●その他
ジョブ・カードは、今までの履歴書・職務経歴書のフォームに置き換わって、新たに国が書式を設定したと捉えることも出来るかと思います(実態上)。
職業能力形成プログラムの受講とは別に扱う事が出来るため、今後の就職活動支援の際は、ここにあるフォームおよび項目をマスト事項として捉え、職業支援の際に活用していくことを検討した方が、クライエントに取っても将来的なロスが少ないのかと思います(企業側の認知向上・理解が前提)。
国・厚労省の推奨として、大学等の教育機関に対して、国内基準としての書式統一やキャリア教育の際に利用促進を行う予定の有無について、厚労省サイドの言質は取れませんでしたが、本制度の進捗状況によっては、必然的にその流れになるのではないかと予測致します。
職業訓練の実施先が評価記載を行う、「様式6、評価シート」の評価項目については、入社前・新入社員研修におけるマストポイントとして捉えることも出来るのかと思います。
学生の就職活動支援等においても、評価項目をチェックデジットとして置き換え、各項目に対して課題形成やブラッシュUPに転用することも検討が出来ます。
勝手な思いではありますが、キャリアコンサルタントの国家資格化と併せて、国内のキャリアカウンセリング(キャリアコンサルティング)の大きなターニングポイントになることだと思います。
ジョブ・カード講習の参加には、費用も掛かりませんし、この変化に身を寄せてみるのも十分な価値があることではないかと思いました。
●徒然なる所感
講習会にて種々の説明を受けたジョブ・カード制度の運用面については、本当に残念な事ではありますが、あまりにも詳細の詰めがなされていないことに驚きを隠せませんでした。
正直に言って個人的には、国・厚生労働省に対する、憤り・怒り・諦め等々 ある意味、ネガティブな感情を抱いてしまう自分もいました。
ただし、これは、対人援助事業者の立場から湧き上がるモノだとも思っています。
しかし、例え運用上の問題が多くても、キャリアカウンセリング(キャリアコンサルティング)の実施結果として、多くの方々のキャリア形成・職業支援のプラス効果・結果に繋がることは疑う余地のないことかとも思いますし、制度の背景や理念にも理解と納得はしています。
実施目標数的にも公的機関等に於ける、キャリアカウンセラー(登録者)の採用予定が増加するかと思いますし、キャリアカウンセリング(キャリアコンサルティング)やキャリアカウンセラー(キャリアコンサルタント)の社会認知もこれにより広く浸透していくと思いますし、当然に活動機会も増えていくと思ってます。
例え現状に不備があったとしても、既に国が決定した施策ですので、よっぽどのことがない限りは、現状の形で3年間は走らざるを得ません。
この段においては、国内に訪れたこの大きなプラスの変化の一歩にのみ目を向け、全ての問題に関しては一旦、心も目も感情も前向きに横に置き、多くの改善課題は、クライエント・キャリアカウンセラー、これに携わる関係者の全てにとって、より良い形となるための制度運営の第二フェイズに向けた、知恵の集積期間と考えて歩んでいかなければならないのだと思います。
採用面接での大切な要素のひとつは、「就業への取り組み意欲と姿勢」。
求め・与えられた環境や機会のなかでどれ位の自己発揮が出来るのか。
ジョブカードの取得者は、
当初3年間で総計50万人程度、5年間で100万人程度を目標
として設定されています。
5年間で100万人の笑顔に向き合えるなんて、メッチャ素敵なことですよね。
クライエントの笑顔を糧として、ジョブ・カード制度の歩みに寄り添っていきましょう!
Career wing tadashi yoshida
特定非営利活動法人 日本キャリア開発協会(JCDA)所属
厚生労働省指定キャリア・コンサルタント能力評価試験合格 キャリア・カウンセラー
【後記】
小社においては、どのように対応していくか愚行を繰り返しましたが、ジョブ・カード制度自体にまだ認識が浅いであろうことから、全段階として、一般クライエント・講習参加を考えるキャリアカウンセラー諸氏に対して説明会の実施を行っていく予定です。
HP「Wing column」にてご案内をしていきますが、個別のお問い合わせも受け付けさせて頂きますのでお気軽にご連絡下さい。
人生も半ばを過ぎたせいなのか、最近あまり体調が芳しくありません。
かといってGW満喫という訳にもいかず・・・
フォーカシングにより、毎日、身体と対話をしているのですが、変化を受容れることの難しさをここでも感じたりしています。
カウンセリングは、終わりなき旅・・・正しくと思ったりするのでした。
時を同じくして、厚労省が経済成長に弾みをつける戦略として検討している「新雇用戦略:トライアル雇用制度」の原案を自民党に示したようですね。
今後3年間を雇用対策の重点期間に設定し、企業の試験的な雇用の拡大などで、2010年までにフリーターの数をいまより11万人少ない170万人に減らすといった目標とのことです。
やはり変化の時なのかと、強く感じるニュースでした。
いつもメルマガは、発行の前日に書くことが多いのですが、今日は、20日の日曜日に都内のホテルでこれを書いています。
明日・明後日のジョブ・カード講習と労働大学講座が重なり、プラス通常の仕事のやり取りもありとの事で、諸々の予定調整が出来ず、都内のホテルに泊まることになりました(完全に赤字出費・・・です)。人事で全国を飛び歩き、かなりの数のホテルに宿泊をしてきましたが、都内のホテルに泊まるとなぜか妙な気分(通勤圏の意味で、otokoのsaga的な気分のことではありませんよ!)になります。
一部の公的機関に於いては、既にジョブ・カード制度の運用に携わるキャリアカウンセラーに対して、講習が実施されたとの事は耳にしていましたが、やっとこの日が来るかといった心境です。どんな内容のレクチャーになるのか、かなりドキドキと楽しみです。
次回のメルマガでは、この2日間のことを中心に可能な限り綴ってみたいと思います。
今回は、 「キャリアカウンセラーとライフキャリアカウンセラー」について をテーマに綴ってみたいと思います。
私は、日本キャリア開発(JCDA)の認定資格になるのですが、資格取得のためのテキストや講義の勉強の中でも、実技試験そのものも、キャリアウィングの設立以後にお会いした、数多くのキャリアカウンセラーの方々の資格取得の動機や、活動内容についてのお話しの中でも、殊のほか、「●キャリア:職業支援」より、「●心理カウンセリング:メンタルケア」に重きが置かれているように思えるのです。
そしてそれは、キャリアカウンセラーのスタンス(定義)において正解なのかなぁと「?」を感じてしまうのです。
キャリア・コンサルタント資格ホルダーの方々は、ご自身のスクーリング等を振り返ってみて、●キャリア:職業支援にマストと思える、下記の事項については如何だったでしょうか?
●人事・労務管理的な内容/対応訓練は?
●職業のマッチングや就職活動支援に関する内容/訓練は?
●組織内における能力開発やセク/パワハラ等の自己防衛策等の内容/訓練は?
●多様化する働き方に対して、人材ビジネスの有効活用方法や問題点の掌握は?
●キャリアデザイン・プランに対する介入方法は(コーチング・メンター)? etc
実技認定試験そのものもそうですが、「●心理カウンセリング<メンタルケア>」のカウンセリングスキルに諸々が偏り過ぎてはいないのかと、多少也とも違和感を感じているのです。
年齢や属性、諸状況別の専門的なスキルがカウンセリングの実践上において明確に求められると思いますが、キャリアカウンセラーを名乗るのにおいて、「キャリア」+「カウンセラー」のメインの特徴である「職業支援」のポイントが妙に掛けていると思えることが原因だと思うのですが・・・
若輩ゆえのお許しを頂きつつ、お叱りを覚悟の上で、かなり極端な一例を示すならば、
●職業支援に非常に長けていて、心理ケアが弱いカウンセラー
●職業支援に弱く、心理ケアに非常に長けているカウンセラー
個人的に、キャリアカウンセラーは、前者を指し示す者であれと思うのです(両方強いのがベストであることは間違いありませんので!)。
キャリアカウンセラーとしての職務成立要因は何かと考えた場合、職業支援を差し引くことが出来るならなら、心理カウンセラーで良いはずだと思うのです(表現の御幣はありますが)。
また、であらばとのことで、人材ビジネスのコーディネーターとの違いは、職業支援を差し引いたところにある、カウンセラーとしてのスタンス(ビジネスマインド<カウンセラーマインド)にあるとも思うのです(※活動元の組織機能が違う事により、ある意味これは当然でもありますが)。
勿論、カウンセリングスキルが高い事で、職業支援に大きなプラスの効果をもたらす事は承知しているつもりですし、メンタルケアに関しての対応の重要性も十分に認識しているつもりです。が、異論反論が渦巻くところであろうかとは思いますが、正直に言えば、斯様な愚考を感じているのが本音です。
ジョブ・カード制度の推進や国家資格化に伴い、キャリアカウンセラーの社会認知は必然的に高まるかと思います。
考えなければならないのは、この動きに伴い「社会認知がどのようなモノとして捕らえられるのか」なのだと思うのです。
表現が適正ではないかもしれませんが、
「キャリアカウンセラー:職業支援と、ライフキャリアカウンセラー:人生支援」との「キャリア」に対する定義の明確化を行い、対人支援業務としての明確な棲み分けをしていかなければ、
●キャリアカウンセラーの職責・機能がぼやけ、社会認知が遅れる
●クライエントの支援要請の選択において戸惑いを生ませてしまう
●適正な実施効果の検証や裏づけが曖昧になる
●自身のスキルUPや専門知識を深める上でのロスが生まれる etc
あまり望ましい姿に繋がらないのではないのかと思うのです。
恐縮な物言いながら、キャリアカウンセラー全般においては、臨床心理士や産業カウンセラーの方々と違い、ストレスマネジメントや疾病に対しての基礎知識や対応スキルは正直、浅いものであると思います。
キャリアカウンセリングにおける対象クライエントとして、関係が成立するのは、基本的に「精神的な健常者」であることが前提事項なのだと思います。
しかし、社会認知がそこになければ、対人支援援助の活動の場に、本当に危険が潜んでいる事に意識を持たなければならないのだと思うのです。
私自身も驚きのひとつでしたが、実際には、かなり多くの方々が、精神的(疾病として)に患っていることに出会います。
実際のキャリアカウンセリングの現場においては、クライエントの多くに対象機関等へのリファー対象者がいるにも係らず、これを見過ごし、または初期の問合せの段階で留意に欠ける事を原因として、半ば無理矢理に支援実施をしてしまっている例もかなりあると感じています・・・
ジョブ・カード制度の推進により、キャリアカウンセリング・キャリアカウンセラーの社会認知が大きく変わる可能性がある、今だからこそ、
●厚労省指定講座の講座内容・試験内容の検討
●呼称の統一や見直し
●キャリアカウンセラーとしての定義の再検討
●民間資格と国家資格の明確な違いの告知
●国家資格化に伴う、専門性評価の内容開示 etc
国・認定試験実施機関・活動先・カウンセラー諸子等々において、いまここでもう一度、この点を見つめ直してみても、将来に価値を生むのではないでしょうか。
もちろん自分自身においてもです。
「キャリアカウンセラー・ライフキャリアカウンセラー」
レトリックとしての言葉遊びではなく、カウンセラー各々の専門性や指向性に基づく、●●カウンセラーとしてのポジショニングの確立が重要なのことなのだと思います。
個人的に業界現状に感じてしまう「?」が、ジョブ・カード制度の進捗によりどのように変化していくのか、その第一歩としての2日間を楽しみに迎えたいと思います。
Career wing tadashi yoshida
特定非営利活動法人 日本キャリア開発協会(JCDA)所属
厚生労働省指定キャリア・コンサルタント能力評価試験合格 キャリア・カウンセラー
【追記】
上記の本文で配信予約をしていたのですが、急遽、差し戻しをして、以下を追記します。
講習初日を終えましたが、なかなか唸ってしまうことが多く・・・
ひと言でいうならば、国家資格化に同じく「まだ運用面で詰められていない点が多いのでは」と感じました。
ただし、本講習を受ける価値は、十分にあるものだと思います。
次回・・・この唸りが文章に出来るのかに・・・また唸ってしまうのですが・・・
私が、キャリアカウンセラーの資格取得を目指し、学んだ時に一番苦しかったのは、キャリアカウンセラーの「マインド・スタンス」等を理解・実践することでした。
身体に染み付いてしまっていた、いままでの職務(人事)やマネージメント(経営・管理職)のマインド・スタイル・職責/目的等々から、キャリアカウンセラーとしてのそれに上手く重ね合わせ、理解と実践を行うことに、大きな抵抗感と違和感を覚えたことを思い出します。
言葉に表するなら「腑に落ちない」感じと言えば良いのでしょうか。
完全に自己不一致を抱えたまま一時を過ごしていました。
国家資格化やキャリア開発への機運としてか、人事・管理職に就いていらっしゃる方々に於いてもキャリア・コンサルタント資格取得を目指されている方々が増えていると感じます。
今回は、自身の過去を振り返り、「腑に落ちない」自分は、どんなところにあって、今現在は、どのように思えているのか、一言でも伝わる何かがあれば嬉しいと思い記しました。
キャリアカウンセラーは、「クライエントの悩み・ご相談に対して、具体的な解決策を提供し、解決に導く立場の者である」と誤認をしていました。
「全ての答えは、クライエント自身の内にある」
概念としての言葉を頭でのみ理解し、具体的な行動や自己成果に置き換えた時に、ならばキャリアカウンセラーの存在意義や能力とは一体どこにあるモノなのか?と、疑問だらけになっていた強い意識を未だに思い出します。
このため、「キャリアカウンセリング・カウンセラーとは何ぞや」と様々な書籍を読みあさり、「腑に落ちる」言葉を探し続けたのですが、元来の捻じれた性格のせいか、文章読解力に欠けるのか、どれもこれもが、上辺の比喩表現に感じてしまい、とどのつまりは、そんなに深い「愛」を持っているとは自覚してないしなぁ・・・等と、自分は、カウンセラー資質に劣るのかとも深く悩みました。
クライエントを前にした時に無意識に相手に対する「評価・判断」をしてしまっている、もう一人の自分が常に頭のなかに認識出来てしまい、カウンセリング場面において、完全な自己不一致の状態になっていたのです。
人事・マネージメントが長かったことが原因か、「組織の利潤追求」を観点とした基軸に照らし合わせて、ひと・物事を見てしまう、職種特性やマネージ・マインド的な傾向がベースにあったのだと思います。
カウンセラーの役割や、カウンセリングの機能・有効・実行性を完全に理解しきれていなかったことが全ての原因なのかと思いますが、「クライエントに対する判断や評価が自分の内面に湧き上がるとは、カウンセリング場面における主客が逆転し、カウンセリングがクライエントのためのものになっていない」ことに気がついたことから、諸々が腑に落ちることが出来、気持の雪解けが始まりました。
そして、そんな自分の大きな自己不一致の状態が解消されたのは、トレーニング・セッションを通じて「ラポール」の体現的な理解を完全に出来たことからでした。
その時のセッションの経過時間は、いまでも忘れる事が出来ませんが、「キャリアカウンセリングの目的は、クライエント自身が持つものであり、他のコミュニティの利潤追及やカウンセラーのためにあるものではない」と、セッションを通じて、この事に対してゆっくりとロジックの整理がされ、カウンセラーとしての役割に対して心から納得がいくようになったのと同時に徐々に自己不一致状態も解消していきました。
●全ての結論は、クライエントが決めることである
●カウンセラーが評価・判断することには意味がない
お恥ずかしくも、この単純明快な言葉の真意を本当に理解するのには時間が掛かりました。
「いま・ここ」とはなんなのか。 クライエントに「寄り添い歩む」とはなんなのか。
カウンセラーのマインド・スタンス・役割・機能等を体現的に理解し気づけたことによって、その後は、今まで概念的に感じていたただの言葉が、強烈な意味を持つバイブルとして、過去の自分の経験による壁を払拭してくれたのでした。
また、自分が積み重ねてきた経験を活かせるあり方も自然と見えるようになりました。
ジョハリの窓を例として踏まえるならば、
●ラポール形成により、
A.解放された窓(自他認識共有)を大きく開いて貰い、問題解決の共有感の前提を創りあげ
●カウンセリングの進行により、クライエントの自己開示を促進して
C.隠された窓(自己認識のみ)をより開放する方向に向かい
●カウンセラーとのやり取りのなかで
B.盲目の窓(他者認識のみ)を認識し、受容出来るようになり
●結果として、
D.未知の窓(自他共に未認識)にある自己効力感を信じて進んで貰えるようになる
言葉を換えれば
●クライエント自身は、自分の背中を見ることは出来難い(比喩例として)
●カウンセラーは、クライエントを中心にして多方面からクライエント自身を見つめることが出来る存在である
●クライエント自身が見えなかった、クライエント自身のこと(見えたこと)を伝えることにより、内省が深まる
●内省が深まることによって、悩み・問題の全体像やコアポイントが客観的に見えやすくなる
●これによって、クライエント自身が納得する次なる一歩への判断が出しやすくなる
そして、
●カウンセラーは、一番、効果・効率的に且つ、常にこれに至ることを可能にするため、知識・経験等の弛まぬ歩みが必要になる
●カウンセリングの成果・満足感・達成感等は、クライエントの反応・結果のみに存在する
●内省を深め、自己一致を目指し、最大公約数を以ってクライエントに向き合い寄り添う
●過去の経験を積み重ね、将来の自分の経験をも重ね併せ、受容の広さ・深さを極める
等々 これらが至って自然に思えるようになりました。
振り返れば、かなりな赤面の日々ではあったのですが、いま思う、キャリアカウンセリング・キャリアカウンセラーとは、とても大らかで、且つ、自然なモノであり、愛情に満ちたモノ(受容)であると感じていることをお伝え出来ます。
・・・しかし、このように書いていても自分自身がある意味「表現された言葉に捕らわれていた」のと同じく、また別の言葉によって捕らわれてしまう方もいるかも知れません。
どうか、人事やマネージメントに携われた方々のなかで、どうもカウンセリング(訓練)がしっくりと腑に落ちないとのお気持ちを抱くことがあれば、もう一度、じっくりと振り返りを行ってみて欲しいと思います。
そして、ラポールをはじめとして、体現的な理解への方向を目指し、捕らわれの壁の解消をして欲しいと思います。
焦る必要は何もないのだと思います。
経験は必ず活かせますし、活きてきます。 経験を活かせる順序の違いだけです。
クライエントの笑顔が全てです・そこに自分の笑顔を重ねるのみですよね!
Career wing tadashi yoshida
特定非営利活動法人 日本キャリア開発協会(JCDA)所属
厚生労働省指定キャリア・コンサルタント能力評価試験合格 キャリア・カウンセラー
【後記】
(財)社会経済生産性本部:厚生労働省委託事業「ジョブカード講習」の中央研修(2日間)に参加してきます。発表以降、直ぐに受付満席状態になったので受付結果の状況が不安でしたが、昨日、すったもんだ?の末に何とか参加が確定しました。
内容的にお伝え出来る事につきましては、後日、改めてここでご報告申し上げます。
東京労働大学講座総合講座への通学が始まりましたが、本郷三丁目から東大キャンパスまでの間で出会う若者達が、みな一様に頭が良さそうに見えてしまうのは、完全なハロー効果でしょうか・・・
まだ初日を終えたばかりではありますが、講義において思わず「ハッとする」場面も多々あり、この時間を有意義に次に繋げたいと思っています。
本文を見る限り、組織内での「キャリア開発」は組織の利潤追求の側面が主にあるはずで、この点に於いて、キャリアカウンセリングの組織内導入には、矛盾が生まれるのではないかとのご意見もあろうかと思いますが、全く、このようには考えておりません。この点については、また別の機会に記したいと思います。
最近、各企業に於ける「キャリア開発」への取り組みが俄かに活性化していることを肌で感じています。実施に際して、事前のご相談を受ける機会も増えて来ているのですが、中には既に実施を行ったが、どうも上手く推進・活用が出来ず、元の組織に戻そうか検討中だとのご相談も入り初めています。
変化・不確実性・スピード・相互価値・生産性向上・短期離職・適正労働力の確保・自己責任(職業/ライフ・キャリア形成)・・・etc
経営を取り巻く組織課題は、確実に「ひと」をキーワードにしていくつも内包しています。
この問題解決の答えとして大きく位置づけられているのが「キャリア開発」なのですが、時流に乗った言葉だけが先行して、組織導入の際の重要なポイントを押さえられていないことが間々あると感じています。
「キャリア開発」の成功のためには、経営・推進主体者としての人事・社員の三位一体となり、全社事案として取り組む必要があります。
終身雇用制の崩壊は、長期安定成長を企業に描けないことの裏返しでもあり、自己のキャリア形成を組織に委ねていた時代は終わったといえます。
諸々の不確実性が高い状況下では、組織と個人の相互価値を短・中・長期で見つめ続け、双方の合致・合意点を導く必要性があります。
このためには、今まで個々人に経験がなかった(無くても良かった)、組織に自己のキャリア形成を委ねるのではなく、自己責任に基づき、自分自身のキャリア(職業/ライフ)を自らが切り開いていく必要があり、これこそが「キャリア開発」の目的である訳です。
つまりは、それまでの経営イズムも組織体制も・諸規則も・組織の価値観も・人事評価も・各種制度も・福利厚生も・育成事案も・EAPも etc
経営を取り巻く、組織構成要素の全てを見直し・検討したなかで、キャリア開発に向けた進捗を推進することが成功のための必須事項となる訳です。
流行りの言葉に踊らされることなく、「今後の経営を生き抜くためには、”キャリア開発”が必須事案なのだ」との全社的なコンセンサスと、上記に掲げた、組織構成の各要因の改定をマストの経営課題として捉え、同時に実施しなければ、期待効果を描くことは難しいといえます。
そんな中にあり、特に人事ご担当者の方々から、経営や管理者に対して、キャリア開発に向けた説明資料として何か良い参考資料はないかと聞かれることが多くなり、下記の厚労省作成の報告書をご紹介をさせて頂いております。
平成14年の7月作成と、日付は多少古いのですが、数多の報告書にありがちな難解な言葉の羅列と専門過ぎる内容ではなく、キャリア開発に必要な諸々が、非常に幅広く且つ詳細に渡り行き届いていて、参考書籍としても十分に成り立つものであるため、経営各層にもそのままご覧い頂き、活用することが出来る内容にまとめられています。
●経営・人事ご担当者の方々には
◆キャリア開発がなぜ必要なのか
◆踏まえるべきポイントは何なのか
◆具体的な方法として何が検討出来るのか
◆企業経営への将来に渡る影響はどうなのか 等々
●キャリアカウンセラーの方々をはじめ、キャリアカウンセラーを目指している方々にも
◆キャリア・コンサルティングとは何であり、なぜ求められるのか
◆キャリアカウンセラーに期待される役割(心理カウンセラーとの明確な違い)
◆キャリアカウンセラーの将来展望 等々
キャリア開発を考える方をはじめ、これに係る全ての方々の前提情報としてご一読を頂きたい内容ですので、今回、ご紹介させて頂きます。
平成14年7月31日 厚生労働省職業能力開発局 発表
「キャリア形成を支援する労働市場政策研究会」報告書
●目次(大項目) ※ 目次の詳細は、こちらからご確認出来ます。
1.キャリア形成の意義
2.労働者・個人のキャリアのあり方
3.企業側から見た労働者のキャリア形成のあり方
4.キャリア形成に係る政策展開
5.労働市場の構築
6.法的問題点
7.まとめと提言
※ページの区切りがない掲載になっており、若干の読み難さが否めません。
※印刷時の総ページ数は、35ページになります。
●平成14年7月31日 厚生労働省職業能力開発局 発表
「キャリア形成を支援する労働市場政策研究会」報告書
春の徒然・・・
いよいよ来週14日から8月までの間、東京労働大学講座 総合講座の受講開始となります。
「人的資源管理・能力開発」「労働経済・労使関係」「労働法」の3つの領域から、30課目に精選して編成された、現代の労働問題を学習してきます。
「キャリア・コンサルタントの国家資格化に付随した内容なので・・・」
「貴社業務へのプラスの反映が期待出来る内容なので・・・」と、取引先に対して表向きは、お伝えしたのですが、本当は、講座内容も然ることながら、実施場所が、「東京大学 法文 1 号館 法学部第 25 番教室」とのことで、東大赤門をくぐれるぞ!っと、誠に不謹慎ながらも、伊勢参りの如くの気持ちで、思わずポチっと申込みをしてしまいました・・・
期間中・・・3回も試験があることを後に知り、GWは許より、この間、休み返上は必須のようです・・・何やってるんだか全く・・・トホホです。
※ 講義項目と日程・業務調整のご案内はこちらです。
いや弱音の前に・・・頑張ってやっつけてやりますよぉ!?
我が家では、子供代わりの3匹の猫達と一緒に生活をしています。
「自分の子供が出来るとマネージメンとが変わるぞ」とは、よく先輩に言われ続けた言葉ですが、全く、性格も年齢も違う彼等との生活の中でも、無償の愛・役割と躾・リスペクト・多様性の尊重・・・命とのやり取りの関係からは、本当に学ぶモノが多いと、言葉の意味を確かに実感しています。 とはいいつつも、日々、くじけそうになるのですが・・・
●ヌクヌクのベッドで目覚めると、シッポの持ち上がった彼等の秘密の場所が目の前に...
●久々に戻った我が家の玄関でお出迎え!と思ったら、あくびと一緒に砂を掛ける動作の前足プルッをされたり...
●高い・高い!をやってあげたら、 手の中で思いっきり暴れ、後ろ足で思いっきり鼻にキッ〜クをされたり...
●寝ぼけまなこで電気を付けずにトイレへ向かった廊下でムギュゥっと踏んづけた、彼らの粗相にも...
●テーブルに置いておいた大好きなアロエヨーグルトに足も顔も突っ込み、ぺろぺろ食べられちゃっても...
それでもお父さんはくじけない!・・・と心に思うのでした。
●自宅に持ち帰りの書類作り、完成間近にPCの横で伸びをしていた花粉症気味?の彼から、へ・へ・・へプュチン・・・とくしゃみをされ・・・キーボードにビロ〜ンとした鼻水が飛び散り・・・思わず誤って、Deleteキーを押してしまい・・・完全消去。
この時ばかりは、完全にくじけそうに・・・トホホン・・・
「感情が先に立った瞬間にマネージメントにはならんぞ」・・・またしても先輩の教えが頭をよぎり・・・これも親の務めとぐっと堪えるのでした。
毎年、この時期に新聞その他の報道で「今年の新入社員の特性傾向は○○」と発表がなされます。特性傾向を認識してマネージメント実施の参考にする訳ですが、1年先輩になった元新入社員の1年間の成長度合を良く見つめることで、組織内のマネージメントスキルや、本人の育成課題とマネジメント資質を垣間見ることが出来ます。
人事コンサルの仕事で各階層の方々とヒアリングを行う時には必ず、組み込みをお願いする階層のひとつです。組織内のキャリア開発については、また別の機会に綴りたいと思いますが、みなさんの周りにもいるであろう1年先輩の元新入社員の成長を見つめてみませんか?
子供も社員育成も、はじめの躾、繰り返しの認識付が重要な成長の鍵ですよね。
しかし・・・ウチの子達は・・・
自分のマネージスキルの低さ