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2007/09/27

ねこ塾 猫次郎 「10億への近道」

前回発行いたしました、猫塾通信25号の塾長の連載記事を
今回はご紹介いたします。
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連載 猫式低位株投資のコツ その22 塾長

5.うねりの特徴 12

 夏休みが今年も始まる。毎年、高校野球の地区予選が決勝大会の頃になると梅雨が
明けて夏が始まる。今年の梅雨明けは遅れて東京地方は8月1日だった。このところ、
地球の温暖化の影響なのだろうか、世界中で異常気象が頻発して、それがさまざまな
社会生活に大きな影響を与えているようだ。気象ばかりではなく、台風や地震などの
災害も大規模な被害が出ているし、それが相場に与える一時的な影響も無視出来ない
規模になる場合も少なくない。

 7月は中越地震で大きな被害が出た。まずは被災者の方にお見舞い申し上げたい。
一日も早く通常の生活に戻れることを祈りたい。

 

人様の不幸で金儲けをするのはあまり良い気持ちはしないが、たまたま今回は建設株が
安値にへばりついていたものを分散で少し買いもちしていたので、それらが短期間で大
きく戻す場面で1回転の利食いとなった。北野建設、鉄建、世紀東急、植木組、
日成ビルドなど合計で150万円ほどが数日で利食いになった。7月の中旬の地震発生
の当日から5日以内でストップ高になったものを含めて複数銘柄がたまたま当たったと
いう結果になっただけで幸運だったということだ。狙って買ったわけではないのだ。
適当に値動きが好きなものを散らして買っておくという分散のメリットが偶然にひっ
かかるという幸運である。

意図した偶然を狙うというのが猫の分散の特性である。資金量が多い人は何が人気化す
るか?という事は絶対に予測不可能であるという前提にたって、それなら出来る範囲で
好きなものを分散買いして待つという単純なことが当たりに結びつくという実に当たり
前のことをしているのである。時間の問題でいずれ当たる。だから買い持ちするので
ある。

 

場帳の銘柄の配置に関して、僕は大体250銘柄ぐらいを毎日書いている。特に300
円以下の低位株を中心に運用するというのが僕の特徴だが、1000番台というのは
水産、資源、建設株が中心で値ごろ的には随分と安いものが多い。だから安いという
ことは当然業績の点では芳しくないものが大半であるから価格が安いということであり、
今後この不人気の銘柄群が、周囲の状況が変化することによって劇的な価格変動(上が
る)が多分起きるだろうという予測をしているということになる。これは良く言う個別の
材料という意味ではない。たとえば植木組を僕は今回たまたま

 

2.20 197 −2

5.28 186 −1

6.18 202 −1  0−4(195.5)と買っていた。それが地震が来た当日はストップで
比例配分となったのでその翌日朝の成り行きで 7.18 4− 328で売れた。4枚で
53万円ほどの利食いになったからまぐれとしては随分と美味しい。半年もたたない
で70%近い利食いであるから値に無関係でストップ高の翌日にはきっちりと利食いを
入れて回転させるという動作を確実に行う。とくに地震や自然災害などの予測不可能な
災害が起きて、それに株価が反応するケースでは、人気の持続というのは長い期間に
ならないケースが多いと過去のグラフを見るとすぐわかる。材料は大抵1週間以内で
織り込んで、その後は長期の人気離散になって、人気化する以前の価格以下に下がる
というケースも多いのである。

他にも北野建設は

06.9.8 288 −1

12.27 267 −2

2.28 286 −2

5.25 250 −1

5.31 249 −1

7.13 328 2−

7.17 382 5− 

となった。買い方はいつもの定番の -1、−2、−2、−1,−1 のあと入らないで吹き
上げてしまった。仕方が無いのである。予定通りにいかないのが相場である。利食い
で文句をいっては罰が当たる。(笑)

売買で見れば(366)7ー7(271)と67万ほどの利益にはなっている。利益率は35%と
それほど良くはないが、250円のものが短期に400円ぐらいまで上がったのだか
ら、一旦利食いを入れて、また再度押してきたら買戻しをするという繰り返しの回転
売買をするというのが僕の毎回の方法であるから、それをこれについても愚直に守る
ということが、長い時間での運用の効率を上げることになるから、それを今回も実行
したに過ぎない。

二つの銘柄で合計11枚を利食い120万以上の少なくない利益が生まれて、売却によって
出来た現金390万円でまた安い銘柄を何か探して枚数を増やしながら買うということに
なる。

8.1現在の植木組は246円、北野建設は291円である。予定通り大きく押したが、まだ
買い戻しをするのは日柄的にも値幅的にも早いという感じが僕にはするので、秋口の
どこかでまた再度拾うという事に多分なるのじゃないのか?と漠然と感じているのだ。
慌てることはない。短期に大きく買われたものは高値でシコルことも多いのだから、
前回の買値、植木組の200円とか北野建設の270円とかに落ちてくるまで試し玉
を遅らせるという買わない我慢をするのである。投げを待つのが仕事である。逆張り
の相場師は墓堀り職人のようなものである。順張りの死ぬのを待てば宜しい。陰線の
後の鞘詰まりを待つ時間である。一旦いっちゃった後の美人に再度手出しをするのは
ある程度の呼吸の収まりを待つほうがこちらは楽なのである。軟派となんらコツは
変わらない。だからよく美女と遊んでいる男のほうが相場は上手いというのは当然の
結論である。遊ばないと相場は上手くはならないのである。(これホントよ!)行動
というのは訓練以外に上達はない。それに手間と暇をかける人のほうが考えているだ
けで何も行動しない人より上手くなるのは世の当然である。だからねーちゃんと遊び
なさいと僕はマジで言うのだが本気にしない人が大半である。楽天的、悦楽的でない
と長い苦しい戦いを常に勝ち続けることは出来ない。成功者はなるべくして成功する
楽で楽しい方法を守るのである。

 

季節特性として建設株はずっと不人気であったから、大体年末年始の頃に大きく
買われるという特徴があることを念頭に置いて、秋の決算期9月末ぐらいには7月の
高値の投げが大半出切るころにポツンと買い始めるぐらいで十分に間に合うのではな
いか?と思うのである。ゆっくりと引きつけて目先底付近を団子で入れていくという
買い方に多分なるのだろう。急ぐ必要はないのである。

 

この2つの銘柄の売買でもわかる特徴を箇条書きにすると

1        ゆっくりと時間をかけて分割して買い下がる

2        買い下がりのその期間は3−12ヶ月ほどかかることも稀でない。

3        動きが出たら、試し売りを分割でしてみる。

4        売った感触を見て、適当な時期(ストップ高とか大きな出来高とか)に手仕舞う。

5        その後の試しの買い戻しはなるべく月足陰線2本が長く出た後の下ひげを狙う。

 

これはうねり取りの基本となる逆張りの玉操作の底付近の買い、天井(目先)付近の
売りの定石で、ほとんどの低位株の売買の基本動作である。10枚程度のこれだけが
出来るようになりさえすれば、低位株の上げ相場の90%は取れるといっても過言では
ないだろう。それを相手の動きに合わせてなるべく丁寧に合わせることが大切だ。

特に他銘柄の分散買いをする場合、きちんと資金量と枚数の関係に計画性がないとだら
だらとだらしない売買になりやすいから注意が必要である。上限の枚数を最初から決め
てそれを守るという習慣も上達にとっては重要な要素となる。上限を決めることで、
同じ銘柄を何回も練習することでなんぴんの頻度や値幅がそのうちに洗練されてくる
ものである。

また、上手くラッキーに材料が出て上がった時は、一旦利食いを入れて回転させる努力
を習慣化する必要がある。また再度、同じ銘柄が下げてくるまで 休みを入れる
 という練習をすることが一番その後の上達に直結するのだ。この場合、低位株の
値動きの基本は3ヶ月およびその整数倍の日柄のうねりというアノマリーを利用
しない手はない。だから陰線2月を確認してその後の下ひげを買うのは、高値から
ちょうど3月めに当たる。だから9、10月のどこかでまず買戻しの最初の試し玉を
入れる入れないをこの時点で判断すればよいのである。ゆっくりを強制的に時間軸で
規則化するというのも、初心者の買いが早い という悪い部分を修正するのには
効果的である。

 

なお1000番台のように人気が無い業種の銘柄群も、周囲の金融状況や景気の循環
状況によって大きく買われる曲面が今後発生するだろうと予測しているのは、株式と
債券の大きな裁定が必然的に起きると見ているわけである。低位のバリュー株という
のは、内需関連の銘柄が大半である。国内景気が良くなるということはその恩恵を
受けるのは内需関連株であるが、その順番は今回は業界トップ企業が輸出を伸ばして
まずいまのところ先導している。そうしたトップ企業が高値をつけて、保ち合いに
入ると出遅れの水準訂正が順番に始まるという循環物色の曲面がいずれ時間の問題
でやってくる。その時の変動というものは、まったく不人気で安値に放置されている
ものほど大きくうねりながら上がるという特徴は毎回年代が変わっても変化がないの
である。したがって公共事業の削減で不人気の建設株などは大きな上昇になるだろう
と思うのである。それ起きるまでにはまだ時間がかかるから、その間は、うねり的な
動きが出たら、一旦利食いを入れて、また再度その後の安値を買いなおしをする、
しかも枚数を売買のごとに増やしていくという継続的努力をすれば、値幅と枚数の
効果で資金は驚くほど急激に拡大する場面がいずれやってくるということになるのだ。
100円から800円までの値幅で売買するとしてその価格差700円の数倍の値幅
の利益を取るという売買法が一番儲かるのである。1回当たりは80円でも150円
でも良いが、それを何回も何10回もすることで累計の値幅を取るのだ。通常の大き
な10年単位の変動は低位株で約5−10倍と言われている。大半の1000番台の
不人気株が1000円近くまで上がる日が数年以内のどこかで来るという前提で僕は
枚数の拡大だけを愚直に行っている。

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