モナカ先生の日本語教師日記:広島の日に
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はじめに
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みなさん、こんにちは。
お元気ですか?
モナカ寅次郎こと、野中恒宏です。
今日も冬のブリスベンよりおおくりします。
日本は今夏休みですね。
世界各国ともオリンピックで盛り上がっていますが、
今回は、オリンピックではなく、8月6日の話題を中心にお送りします。
ご存知のように、8月6日は広島に原爆が投下された日として、
日本人だけでなく、世界中の人にとって重要な日だと思います。
日本人教師として、その日のことをいかに生徒たちに伝えるかというのは
毎年大きな課題になります。
今年は以下のように取り組みました。
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ともこの冒険:つるにのって
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広島の原爆投下についての資料は山ほどありますが、
今年は「つるにのって」というアニメーションを選びました。
これは昨年日本に生徒たちといっしょにいったときに購入したDVDです。
世界65カ国以上で上映されていて多くの反響を呼んでいる作品ですので、
ごらんになった方もいらっしゃるかもしれませんね。
ストーリーは、小学6年生で12歳のともこが夏休みの宿題レポートのために、
広島の原爆資料館に行きます。
そこで、原爆の悲惨な事実を目の当たりにし、すっかり恐怖ですくんでしまう
ともこ。
平和公園のベンチにすわっているときに折鶴を作ったときから不思議な出会いが
はじまります。
ともこの目の前に現れたのは、原爆によって白血病になりながらも回復を願って
毎日折鶴をおりつづけたさだこでした。
そして、さだこは1945年に起きた事実、そして、その後今日まで核兵器が
使われている現実の世界にともこをいざないます。
その中でともこが観たものは。。。。
原爆の爆風に吹き飛ばされる当時2歳のさだこ。
巨大なきのこ雲から降り落ちる黒い雨。
水を求めて川へ歩く被爆者たち。。。。
さらに、さだこは、ふたたび学校にいって友人たちといっしょに走りたいと
願いながらも命を失ったことをつげます。
そして、とも子は、その後彼女の意思を引き継いで
平和のために行動をつづける同級生や世界各国の子どもたちの存在を知ります。
鶴にのって、世界各国の子どもたちとともに世界を飛び平和を訴える二人の少女。
アニメーションながらも、この作品は観るものの心に深いメッセージを残します。
何人も生徒は涙ぐんでいましたし、学校のスタッフの一人は涙を流していました。
普段はいろいろと手をやいている生徒もこのときだけはじっと黙って、
食い入るようにこの作品を見ていました。
そして、この作品を見終わると、多くの生徒から
「つるをつくろう」
「つるのつくりかたをおしえて」
という声があがりました。
こうして、私たちの千羽鶴プロジェクトがはじまりました。
私たちは来年日本に行き、広島の平和記念公園に千羽鶴を持っていくことを
誓い合いました。
このストーリーがアニメーションという形をとりながらも、
このように大きなインパクトを子どもたちに残した原因として、
やはり原爆の悲劇が現実に起こったということがあるでしょう。
そして、死んださだこさんが子どもたちと同じ小学生だったということも
あるでしょう。
しかし、何よりも根本的に深いところで人間がつながりあっているという
ことが一番大きな理由であると思いました。
オーストラリアの子どもたちは、原爆投下当時もちろん産まれていませんし、
原爆の事実についてもほとんど耳にしたことはありません。
にも関わらず、原爆やさだこの物語に深い理解を示してくれたのは、
やはり人間が深いところ、目に見えないところで一つであるのだと
感じざるをえませんでした。
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子どもたちの授業中の態度について
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オーストラリアで教師をする者として、避けてとおれないチャレンジは
子どもたちの授業態度、特に「授業妨害」にいかに向き合うかということです。
今日、副校長先生が、私のためにちょっとした講義をしてくれました。
今年からこの学校で教えはじめたので、新しくきた先生には特別に講義して
くれるのです。
オーストラリアの生徒たちはほっておけば、おしゃべりが際限なく拡大し、
立ち歩いたり、モノを投げたり、教室から出て行ってしまったり、ということに
なっても不思議ではありません。
そこで、どう生徒たちに接するかということが非常に大切になってくるのです。
もちろん、授業内容で生徒たちをひきつけることが一番根本ですが、
それに加えて、テクニック的なところでいかに「問題行動」に対応するか、
あるいは、「問題行動」を起こさないようにするかも重要になってくるのです。
日本での教職経験はまったく役にたちません。
たとえば、お説教をしても、生徒たちはあまり真剣に聴きません。第一、
一人の教員が生徒たちに対して時間をかけて説教をし、それを生徒が
聞くという習慣がない国です。
そこで、大半の教員が何をするかというと。。。。
1. クラスでのルールを示す
(例:授業内の課題をやりとげる、自他を尊重する、発言するときは手をあげるなど)。
2. そのルールに従わない場合、どうなるかを示す
(例:宿題、居残り学習、廊下に出す、他のクラスに送る、校長室に送る、など)。
ということがあげられます。
そして、今回の副校長の講義でまず強調されたのが、生徒に効果的な質問をする、
ということです。生徒の授業妨害行動に対して
「それは必要なことなのか、不必要なことなのか?」
「それは正しいことなのか、まちがっていることなのか?」
というような問いかけをして、生徒の中に本来ある良心を目覚めさせることを
期待するわけです。
そして、第二に強調されたのが、「生徒の問題行動ではなく、
他の生徒たちの肯定的な授業参加に焦点をあてる」ということでした。
とかく、私などは授業妨害されると、そこに焦点をあててしまいますが、
実際は大半の生徒はしっかり授業を受けようとしているので、その生徒たちの
視点で、どうすべきかを明確に示すことが大切であるというわけです。
問題行動を起こすというのは、ある意味「関心をひきたい」という気持ちが
根本にあるので、その生徒に教師がすぐに反応してしまうのは、その生徒の
思う壺という側面があり、そうした行動がエスカレートしてしまうということが
多々あるのです。
さて、明日からまた日本語教育がんばるぞ!
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日常生活の中の気になる英語
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LAY BY
買い物に行くとこの言葉をよく見かけます。
辞書を引いてもぴったりくる訳が載っていません。
でも、多くの店にはLAY BYのコーナーがあり、
そこにはよく行列ができているのです。
どんな意味だと思いますか?
正解としては「分割払い」が一番近いようです。
たとえば、先日おもちゃの特大セールがあり、多くの親が
おもちゃを買い、このレイバイの制度を利用していたのです。
つまり、その場で一括払いできなくても、クリスマスまでの期間を利用して
少しずつ払っていくというわけです。
わかると何でもないシステムですが、気になるとどうしても気になってしまう
たちなので、どうぞお許しください。
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おすすめサイト(あなたの夢の実現のために)
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■日本語教育サイト
私が生徒たちのために開設したサイトです。
http://japan.happy-australia.com ← (ここをクリック)
■英語を上達させたい方
英語ビギナーが英会話スクールに行かないでも3ヵ月後に英語上達を実感する勉強法
http://tinyurl.com/5ncga8 ← (ここをクリック)
■人生で成功を早くおさめたい方
「成功の9ステップ」オーディオコース
http://tinyurl.com/5kb6dj ← (ここをクリック)
■よろしければ、どうぞ私の個人サイトにも遊びにきてください。
http://mrmonaka.spaces.live.com/ ← (ここをクリック)
日常生活の中で体験したことや考えたことなどをみなさんと共有できたら最高です。日本語教師アシスタント募集や、私の子育て日記へのリンクもあります。
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おわりに
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■意外とオーストラリアではドラえもんが知られていません。
あとアンパンマンも。
鉄腕アトムやポケモンなどは大人気なのですが、
今度授業でドラえもんをとりあげたいなあと思っています。
詳しいことはまたレポートします。
■ちなみに、鉄腕アトムの手塚治虫氏は、少年時代に体験した
戦争体験が作品創作に大きな影響を与えているといわれています。
やはり、あの戦争で失われた多くの方々の思いや願いは形を変えて、
私たちのもとに届けられているようです。
それでは、また。
遠くオーストラリアの空より
モナカ寅次郎
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モナカ先生の日本語教師日記(オーストラリア)
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