第23回メインテーマ チーム・マイナス6%は数字合わせでしかない
7日に陸揚げされたETBEのニュースが、メディアではさまざまな取り上げられ方をしています。(15日には首相が沖縄でバイオエタノールを絶賛したそうだ。)
そこで、今回はこの訳の分からないバイオ燃料とやらが、知らない間に急速に普及されそうになっている裏を読んでみたい。
まずは、記事から
>ETBE(エチル・ターシャリー・ブチル・エーテル)=バイオエタノールから製造できる物質で、ガソリンの添加剤として活用できる。ガソリンと混合して使用することで、ガソリン自体の消費量を抑えることができる。
エタノールをガソリンに混合する場合と異なり、ETBEは金属の腐食やゴムの劣化などを引き起こさないとされている。
メリットとしては、バイオエタノールから製造できるため、製造から使用後の燃焼までをトータルで見た場合、CO2排出量が通常のガソリンに比べて少なく環境負荷低減を図れるということが挙げられる。
また、バイオエタノールを活用することは、エネルギー源およびエネルギー供給国の分散化につながり、エネルギー確保の安定化を図ることができる。
デメリットは、「継続的に摂取した場合、人の健康を損なうおそれのある化学物質に該当する疑いのある科学物質」とされており、ETBEおよびETBE混合ガソリンの導入にあたってはリスク対策が必要となる。
石油連盟などでは、サービスステーションの地下タンクからETBE混合ガソリンを漏洩させないための監視システムの構築、サービスステーション立地場所の地下水マップ作成などを行いリスクの低減に努める。
石油連盟の新日本石油会長は、「ETBE」をガソリンに7%混入し、首都圏50カ所のガソリンスタンドで販売すると発表。
ただ、環境省はバイオエタノール3%をガソリンに直接混合する「E3」という方式を推進しており、会長は「同じ国で2つの方式が出るのは残念」と述べた。
>経済産業省は19日、東南アジアでサトウキビなどの原料を生産し、バイオエタノールに加工したうえで日本に輸入する「自主開発バイオエタノール」計画を明らかにした。
政府は温室効果ガス削減策の一つとして、バイオエタノールを自動車燃料に活用する計画を進めている。
東南アジアでバイオエタノールの生産・加工から引き取りまでの一連の権益を確保する方針で、安定供給体制の確立を目指す。
政府は「京都議定書」達成のため、平成22年度ごろをめどにバイオエタノールを年間80万キロリットル利用する計画を打ち出している。
バイオエタノールは燃焼しても、植物が吸収したCO2が大気中に戻るだけで総量に変化がないとされるため、温室効果ガスの排出抑制につながる。
商社など日本企業がサトウキビなどの原料生産段階からかかわり、現地の工場でエタノールに加工し輸入する計画だ。現地農家と10年以上の長期契約を結ぶことで安定した権益を確保する。
輸入段階での単価は1リットル80円前後で、60円前後のガソリンより若干高くなる見通し。ただ、国内で生産した原料を利用した場合に比べると3分の2程度に抑えられるという。
サトウキビは収穫まで3年程度かかるため、輸入開始は早くて4年後になる見通しだ。(産経新聞)
ん〜、よく分からない。とりあえず、ETBEは添加剤みたいなものだから、車への悪影響はなさそうなので、やるならやれば?と言う感じ?(自工会会長談と同じになってしまった・・・。)
が、最初の記事にあるように、石油連盟と政府は違う方式を日本に持ち込もうとしています。
そして、二つ目の記事にあるように政府は商社を動かしてどんどん自分の方式を推し進めようとしています。
が、エタノールのバイオ燃料は、エンジンが壊れる可能性が高くなるはずなのだ。
なのになぜ政府はETBEより直接混入の方を勧めているかというと、京都議定書の達成率がETBEより良くなるから。って安易過ぎません?
というかそもそも、エタノール燃料のCO2削減効果に疑問の声が上がっています。
なぜなら、トウモロコシを原料にしたエタノールは、生産過程で大量の化石燃料を使用するのです。
サトウキビ原料のエタノールも、今後増産で熱帯雨林が伐採されれば、結果として二酸化炭素排出量の増大を招くと言われています。地球的に考えて、どうなの???
京都議定書の数値目標を達成するためだけに、安易にエタノールに飛びついていいの?
『バイオ』って、なんかよさそうに聞こえてしまうという人が多そうで怖い。
工業が衰退して、自然発生的に京都議定書の目標を大幅にクリアしているチェコから、その数字分を日本政府は買おうとしています。
「やった〜!これで数字が少し楽になるぜ!」っておかしくないですか?
『チーム・マイナス6%』はただの数字合わせでしかない!
『チーム・車屋マイナス50%』プロジェクトは、年間100万トン以上のCO2削減!健全な自動車業界!を目標に、
数字合わせではなく、真面目に地球環境になるべくやさしい車社会を一般ユーザーの皆様の協力を得ながら、参加企業様と一緒に考えていきます。
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【編集後記】
車屋マイナス50%運営事務局のスズキです。
第23回いかがでしたか。
整備工場様としては、数年後燃料系が壊れた〜!という仕事が増えそうという期待が生まれてきそうな記事でした。
しかし改めてチーム・マイナス6%ってなんなの?と思ってしまいました。
ま、商社や大手広告代理店のようにそれに乗っかって儲けるというのもアリかもしれませんが、
チーム・車屋マイナス50%では、「そんな、天下り団体で悠々引退生活!みたいなことは誘われても嫌」という参加企業様によって、ビッグプロジェクトにしていきたいと思っています。
『チーム・車屋マイナス50%』プロジェクトでは、企業様の参加をお待ちしております。
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