第29回メインテーマ 第1回に続き燃費について考える

まずはこんな自虐ネタを披露してくれています。

>エコカーがCO2削減に威力(チョット違うと思う) 日本自工会、環境担当者に聞く 

50年に世界で温暖化ガス半減という長期目標に対し、日本の産業界はどうクリアするのか。ハイブリッド技術などで世界をリードする自動車産業の環境対応の今後の道筋を、自工会地球環境部会の大野栄嗣副部会長(トヨタ自動車CSR・環境部担当部長)に聞いた。

運輸部門のCO2排出、2年連続で減少 

運輸部門のCO2排出源の90%は自動車によるものです。乗用車と貨物自動車に大きく分けると、貨物自動車は物流事業者の対策などが効いて、以前からCO2排出量は減り始めていました。その一方で、乗用車からのCO2排出量は増えていたのですが、05年に初めて減少に転じました。06年はまだ発表されていませんが、我々の予測ですと2年連続の減少は間違いないでしょう。 

どのようにして減らしたのですか。 

現状の規制では、10年度燃費基準というのがあります。いわゆる『トップランナー燃費基準』というものです。トップランナー燃費基準とは、簡単に言えば最も燃費の良い自動車を平均値にする考え方です。家電製品なども採用している方式ですが、自動車の場合は車両の重量別に燃費基準が定められています。 自工会全社の平均燃費では、05年度時点、全重量クラスで基準を達成しています。10年度基準なのでまだ5年もあるのですが、これほど速いペースで燃費の改善を進めてきたということです。どうやって燃費をこんなに早く良くしたのかを説明します。 ハイブリッドは燃費が良いことでよく知られていますが、台数はまだ極わずかです。CO28千万台近く走っている車すべてが出しているわけですから、普通のガソリン車で燃費対策しているのが効いているのです。 燃費対策には様々な技術の結集が必要です。どのメーカーでも「燃費対策やっている人、手を上げて」というと、技術者のほとんどが手を上げます。総力戦みたいなもの。つまり、1つ1つの技術の積み重ねで対応しています。 

運輸部門のCO2排出量を相当量減らした話に戻りますが、その主な要因を分析してみますと、次の3点が同じくらいの効果を上げています。

1つは、走行量の低下です。国交省の予測では継続的に乗用車全体の走行量が増えるだろうと予測していたのが、ここにきて頭打ち傾向が強まっています。 ガソリンの値段が上がったのも原因の1つであるのは間違いないと思いますが、社会トレンドが変わっている気もします。自工会が行ったアンケートでは、レジャーより買い物にお金を多く使うとか、車より携帯電話に使う、というように全体的な社会構造が変わってきたような気がします。   

2つめの、燃費向上については、乗用車の15年度燃費基準という新たな基準がこの7月に公布され、さらなる燃費改善を求められています。これはかなり厳しいものですが、やらなければなりません。 近年、急速に普及しているクリーンエネルギー車がその牽引役になると思います。今のところクリーンエネルギー車のほとんどがハイブリッド車で、8000万台近くの自動車保有台数のうち、まだハイブリッド車は30万台程度に過ぎませんが、今後は増えていきます。 長期的には、安倍首相が先のハイリゲンダム・サミットで示した「50年に世界での温暖化ガス排出量半減」をするためには、相当大きな役割を担うことになると思います。CO2削減は自動車の燃費改善だけではなく、ドライバーのエコドライブや政府の交通対策も含めた総合的な対策が必要です。 カタログの燃費に比べると実際の走行燃費は平均3割ぐらい悪くなります。どうして燃費が3割悪くなるのか。この差の原因の一つは運転の仕方です。エコドライブをすればこの差は縮まります。1時間ぐらいエコドライブの講習を受けると、燃費は1割、あるいはそれ以上よくなります。最近の乗用車は暖気運転をする必要がありません。とにかくこれしちゃいけない、あれしちゃいけないっていうといやになってしまいますが、負担を感じない程度に気をつけるだけで、結構驚くくらいに燃費はよくなります。ドライバーの方も少し意識するだけでCO2排出量を下げることができます。 

それから3つめ交通対策ですが、渋滞すると平均速度10キロくらいになり、CO2排出量は増えます。平均時速20キロ、30キロとスムーズに走るとすごく減ります。そのため自工会では首都圏の3環状道路を早く整備して下さいと提言しています。首都高速の王子線、7キロの区間が02年に開通した際に、首都高速道路公団(当時)はCO2が年に1万トン減るだろうと予測を立てました。首都高速道路公団や警視庁が持っているデータを集めて、開通後に推計すると、2〜3万トンは減っていることがわかりました。少しだけ交通量は増えたのですが、道路状況がスムーズになった効果の方が大きく、CO2を削減できました。(日経エコロミー)

 いかがですか、トヨタの社員がついに自白です。

ハイブリッドなんて、地球規模で考えれば全くエコではないのです。

今後も地球規模で考えれば地球を救える技術でも何でもないのです。

なのに、来月から開催の大阪世界陸上では220台の公式車輌をトヨタが提供しますが、ほとんどがハイブリッドでしょう。そして「ランナーにやさしい、環境にやさしい。」とメディアに宣伝させる戦略でしょう。

戦略といえばそうですが、詐欺に近い誇大広告を、世界的イベントを利用してやろうとしているといっても言い過ぎではないでしょう。

車輌の耐久性や、工数増加に伴う生産時、解体時の環境ロスや、肝である電池の原料ニッケル(毎年1000t)の環境汚染・カナダ〜中国〜日本への輸送コストなどを考えて、果たして燃費分以上のエコを獲得しているのでしょうか?

先日発表され、早くも大人気のLSハイブリッドですが、カタログ燃費よりも3割以上落ちる実燃費。(1年前に登場のエスティマHBなんて、約5割・・・。)どうなのでしょう。 

 

>クルマの燃費カタログ表示、実感に近く・経産省と国交省 

経済産業省と国土交通省は2日、自動車カタログなどに表示する燃費について、「10・15モード」から「JC08モード」による数値を7月から導入すると発表した。従来に比べて燃費はおおむね1割程度悪化するという。実走行に近づけた条件で測定するのが特徴。細かい速度変化で運転したり、エンジンが温まった状態だけでなく、冷えた状態からも発進したりする。走行距離や平均速度、最高速度などの条件も引き上げる。同一の車種でも、重量が異なる場合はそれぞれの燃費を表示し、より細かい比較も可能にする。114月までは、新旧の方式を併記するとしている。(日経)

  乗用車等の新燃費基準(トップランナー基準)の策定について
   〜カタログの燃費表示が変わります〜 http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha07/09/090702_.html

もっと先になると思っていたのですが、意外に早い対応でした。

これも『チーム・車屋マイナス50%』プロジェクト効果?(メルマガ第1回に書くくらいの力の入れようでしたから。第13回にも書きましたね。)なわけないか。 

しかし、メーカーは大変です。基準になる数値の出し方を厳しくされる訳ですから。(○%燃費を向上しろとかって。。。)

 

>登録車30年前の水準
自販連が2日に発表した07年上期の登録車(軽自動車除く)の新車販売台数は、前年同期比10・5%減の178万8440台。77年以来30年ぶりに180万台を割り込んだ。同日、全国軽自動車協会連合会が発表した軽自動車の上期の販売台数は1・7%減の105万4080台で、好調だった軽自動車も4年ぶりに減少に転じ、日本の自動車需要は総崩れの様相を呈してきた。需要回復の傾向はみえておらず、「打つ手なし」(自販連広報室)の状況となっている。 販売低迷の理由は、景気が回復しても個人消費に大きな改善がみられず、耐久消費財の自動車への出費が家計の中で後回しになっていることが大きい。「税制の抜本的な見直しなどがない限り増加はない」(同)とし、需要回復には家計の負担軽減策が必要と訴えている。一方、軽自動車の上期は、昨年末に相次いで新型車が投入されたことを受け、乗用車は前年同期比1・1%増の80万9141台と4年連続増加し、過去最高を記録した。しかし、商用車が大幅に落ち込み、全体では減少となった。(
日本工業新聞社

 車が売れていません。『チーム・車屋マイナス50%』プロジェクトをどんどん盛り上げていきましょう!

「税制の抜本的な見直し」って、何を期待しているのでしょう?増税ですよ、増税。この選挙で与党が勝てば、今年の国会のように消費税増税なんて簡単に強行採決でしょう。

車の消費税増税はキツイですよ〜。(消費者も、車屋も)

 

ということで、『チーム・車屋マイナス50%』では、与党以外への投票と、さらなる実燃費に近いカタログ燃費表示、そして軽自動車を応援します。

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 【編集後記】

 車屋マイナス50%運営事務局のスズキです。

(台風の影響により13日の送信が出来ませんでした。)第29回いかがでしたか。

いよいよ本格的な夏ですね。夏と言えば、05年からはじまった「クールビズ」。このCO2削減効果はどのくらいでしょう?

電力だけだと、約2Kw/時の電力量を節約、CO28万トン弱の削減効果。(電気業界は料金収入が約20億円減ったのだとか。) 

あんなに広告宣伝しているのにこの程度なのですね。(広告代理店さんはいくらもらっているの?)

チーム・車屋マイナス50%は、CO2毎年100t以上の削減効果!(でもマイナスキャンペーンには広告代理店さんは乗ってくれないよね。)

 『チーム・車屋マイナス50%』プロジェクトでは、今後確実にくる車屋半減時代を生き残るアイディアと、企業様の参加をお待ちしております。

メールか、HPのフォームからどうぞ。

 無在庫の車屋、技術を持った整備工場などの企業・団体さま、ぜひ一緒にプロジェクトを盛り上げましょう! 

★ご意見・ご質問・お問い合わせなどございましたら、お気軽にメール下さい。

チーム・車屋マイナス50%運営事務局 info@cia-japan.com 

http://team-50.cia-japan.com