■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■
体の仕組みと医療の豆知識
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □■
いつも自然と動いているので、普段は気をつかうことが少ない
自分の体ですが、自分の一部であるはずなのに、知らないことが
たくさんあります。
このメルマガでは、意外と知られていない体の働きや医療に
関する情報をお届けします。
今日は、肺の仕組みと働きについて解説してきます。
■□肺のはたらき
肺のはたらきは呼吸に関連しています。鼻から始まった空気
の通り道、気道が左右の気管支に分かれて、それぞれ左右の
肺に入っていきます。
肺門から肺の内部に入った気管支はどんどん枝分かれして
細くなり、最終的には肺胞となります
。肺胞の周りには毛細血管が網の目のように取り巻いており、
呼吸によって取り入れた肺胞内の空気から、酸素を血液中
に取り入れ、血液中の二酸化炭素は肺胞内に押し出し、
ガス交換が行われます。
肺門には、気管支、肺動脈、肺静脈が出入りしています。
肺動脈とは心臓から出て肺門から肺に向かって血液を流す
血管で、肺静脈は肺から出る血液を心臓にもどす血管です。
肺動脈と肺静脈とは、その管の中を通る血液の性状が異
なっています。
心臓にもどる血管、肺静脈中を流れるのは肺胞から酸素を
もらったきれいな血液で、二酸化炭素を肺胞に出してしまう
前の汚れた血液が流れているのは、心臓から肺に向かい、
肺内に入ってきている肺動脈ということになります。
■□肺活量
肺の換気能力がよく分かる数値が肺活量です。
思いきり息を吸い込み、吐き出せる限りの息を吐き出した
時の全呼吸気量をいいます。
肺活量は身長、性別、年齢、姿勢などによって異なります。
健康な成人では男性は3000〜4000ml、女性は2000〜3000ml
くらいになります。
スポーツ選手の中には、7000mlという高い肺活量を持つ人も。
■□タバコと肺がん
肺がんをはじめとして、喫煙することでがんによる死亡率が
高くなるとはよく指摘されます。
タバコを吸わない人のがんによる死亡率を1とした場合、
男性では喉頭がんが32.5倍、肺がんは4.45倍にのぼります。
女性でも喉頭がんで3.29倍、肺がんは2.34倍となります。
逆に、禁煙して10年経つと、タバコを1本も吸ったことが
ない人の1.4倍までリスクが減少するというデータが
あります。
100害あって1利無しと言われる喫煙。
喫煙者の方はこのデータを見てしまった以上、禁煙を
真剣に考えられてはいかがでしょうか。
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■
体の仕組みと医療の豆知識
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □■
いつも自然と動いているので、普段は気をつかうことが少ない
自分の体ですが、自分の一部であるはずなのに、知らないことが
たくさんあります。
このメルマガでは、意外と知られていない体の働きや医療に
関する情報をお届けします。
今日は、すい臓の仕組みと働きについて解説してきます。
■□すい臓のはたらき
カラダの臓器のなかでも、胃・腸・肝臓などは普段よく
耳にする馴染みのある臓器ですが、 すい臓というと一般的
にはそうそう頻繁には話題にのぼりにくい臓器のひとつ
だと思います。
しかしながら、すい臓も他の臓器と同様に非常に大切な役割
をしてくれている臓器なのです。
特に糖尿病関連で話題になるインスリンというホルモンを
分泌している臓器でもあります。
すい臓は胃の後ろ側にあり、十二指腸にくっついた状態で
細長い形をしています。
十二指腸側から膵頭部、体部、尾部に分かれており、重さは
約80gです。
すい臓の働きは大きく分けて2つ。
外分泌…すい臓は膵管から十二指腸に膵液を分泌しています。
膵液は弱アルカリ性なので、胃酸を中和させ、消化物を
アルカリ性にします。
内分泌…すい臓には内分泌細胞が島状に集まった
ランゲルハンス島があり、インスリン、グルカゴン、
ソフトスタチンなどのホルモンを産生しています。
■□すい臓の病気と症状
すい臓の病気としては大きく分けて次の3つになります。
外分泌系…すい臓炎(急性、慢性)、すい臓癌等
内分泌系…糖尿病
自立神経系自立神経系…メニエル氏病
以下のような症状が出ていれば注意が必要です。
・左肩がこる
・生理が狂う
・左肩甲骨に違和感や痛みがでる
・朝起きるのがつらい
・上腹部、みぞおちに痛み、圧迫感がある
・常時眠い
・左目が特に疲れやすく弱い
・身体に力が入らなくだるい
・腹痛、背痛がある
・口が渇きやすい
■□すい臓がんについて
すい臓がんの年間死亡者数は16000人以上で、発生率は
増加しています。特に60歳以上のすい臓がん死亡率の
上昇割合は高くなっています。
すい臓がんの原因としては、喫煙、肉類、コーヒーを好む
があげられます。
すい臓がんは症状が現れにくいので早期発見が困難
でしたが、画像診断などの技術の発達で早期発見例も
増加しています。
■□糖尿病とすい臓
すい臓は血糖値を調節するインスリンやグルカゴンという
ホルモンを作り出し分泌しています。
通常、私たちの血液中には70〜110mg/dL程度のブドウ糖が
存在していて、これを血糖といい、その値が血糖値です。
血糖値がほぼ一定に保たれているのは、インスリンや
グルカゴンなどのホルモンの調節作用によります。
高血糖状態が慢性化し、持続することによってさまざまな
合併症を引き起こすのが糖尿病になります。
通常私たちのカラダでは空腹時には血糖値は下がってきて、
これに対応してグルカゴン、アドレナリン、コルチゾールなどの
ホルモンの分泌が盛んになって、血糖値を上げる方向に働きます。
また逆に、食後などは血糖値が上がってきますが、このとき
インスリンというホルモンがすい臓から分泌され、血糖値を
下げるように働きます。
しかし、なんらかの原因でインスリンの分泌機能そのものが
衰えたり、分泌されたとしても作用する力が低下すると高血糖状態
になります。
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■
体の仕組みと医療の豆知識
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2007/02/25 号 ━ □■
いつも自然と動いているので、普段は気をつかうことが少ない
自分の体ですが、自分の一部であるはずなのに、知らないことが
たくさんあります。
このメルマガでは、意外と知られていない体の働きや医療に
関する情報をお届けします。
今日は、肝臓の仕組みと働きについて解説してきます。
■□肝臓のはたらき
肝臓は横隔膜のすぐ下、腹腔内の右上部を占める、重さ約1200g
の器官です。
大部分が肋骨の下に隠れています。肝臓は肝鎌状間膜(かんかまじょう
かんまく)によって大きく右葉と左葉に分けられます。
下面では左右両葉にはさまれて尾状葉と方形葉とがみられ、この4葉
に囲まれた中央部は固有肝動脈、門脈(消化管から戻る血液を通す静脈)、
肝管が出入りし、肝門と呼ばれています。
肝臓の後ろ上面からは数本の肝静脈が出て、下大静脈に注ぎます。
肝臓は胆汁を分泌して消化を助けるはたらきをしますが、そのほか
胃や腸から戻ってくる血液中に含まれている栄養の処理、貯蔵、
中毒性物質の解毒、分解、排泄、血液性状の調節、身体防衛作用
などのはたらきをしています。
■□アルコールと肝臓
お酒の主成分はアルコールと水。このアルコールが体内で働いて
酔いを作り出します。
お酒を飲むと、アルコールは胃や小腸で吸収されて血液に溶け込んで、
血流とともに肝臓へ運ばれます。
体内でアルコールを処理しているのが肝臓なのです。肝細胞には
アルコールを分解する「アルコール脱水素酵素」と「ミクロゾーム
エタノール酸化酵素」があり、アルコールをアセトアルデヒドに
変化させます。
アセトアルデヒドは、悪酔いや二日酔いの原因となる有害物質で、
顔が赤くなったり、動悸、吐き気、頭痛が起きたりするのはその
毒性作用によるものです。
このアセトアルデヒドは、同じく肝細胞中にある「アルデヒド脱水
素酵素」によって無害な酢酸に分解されます。
この酢酸は血液の流れに乗って全身をめぐり、炭酸ガスと水に分解
されて最後にからだの外に出ていきます。
肝臓の処理能力には個人差があり、体重60〜70キログラムの人で
1時間に7〜9グラムくらいといわれています。
アルコールの含有量は、ワイン1/4本強(200ml)、ビール大びん
1本、ウイスキーのダブル1杯、日本酒1合がほぼ同じで約22グラム
(これを「1単位」と呼びます)。
この1単位のアルコールが代謝されて、からだから消失するまで約
3時間かかります。
体の仕組みと医療の豆知識 No001
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2006/10/21 号 ━ □■
いつも自然と動いているので、普段は気をつかうことが少ない
自分の体ですが、自分の一部であるはずなのに、知らないことが
たくさんあります。
このメルマガでは、意外と知られていない体の働きや医療に
関する情報をお届けします。
第一回目の今日は、心臓の仕組みと働きについて解説してきます。
■□心臓の位置と大きさ
心臓の拍動は左の乳の下あたりでもっともよく手に触れるので
心臓は胸部のかなり左側にあるように感じられます。しかし、
そこは心臓の左心室の先端であり、実際の心臓は左側というより
胸郭の中央に位置し、やや左寄りにあります。
大きさはその人の握りこぶし程度で、スポーツ選手や太った人、
心臓に疾患のある人などは肥大(拡張)して大きくなっている
ことがあります。
重さの標準は、だいたい体重の200分の1程度ですので、体重60k
なら250〜300グラムがその人の心臓の重さとなります。心臓は
血液を送り出したり、吸い上げるポンプの役割りをしています
ので、伸び縮みする筋肉(心筋)でできた一つの袋と見ること
が出来ます。
この袋は外側を膜で保護されており、袋(心臓)の内面は、心臓
内の血液が固まらないように平滑な心内膜で覆われています。
■□心臓の内部
心臓の内部は左右の心房と、左右の心室と四つの部屋に分かれて
います。心房は心臓内の上部(頭側)にあり、右心房は静脈
を通って、からだから帰ってきた血液をいったんためる部屋で、
左心房は肺で酸素をたっぷり補給してきた血液をためる部屋と
なります。
心室は心臓内のそれぞれ下部(足側)にあって、右心室は右心房
からの汚れた血液を肺へ送り出す部屋で、左心室は左心房からき
た血液をからだの各所へ送り出す部屋となります。
心臓の右と左は中隔という壁で仕切られており、血液は直接行き
来できません。ですので、心臓は二つの同じようなポンプが合わ
さったものと考えれます。
また心房と心室の境には、血液の逆べん流を防ぐ弁があり、
右心房と右心室の間にある弁を三尖弁、左心房と左心室の間に
ある弁を僧帽弁(あるいは二尖弁)と言います。
弁はこれ以外に、右心室から肺動脈が出るところにある肺動脈弁、
左心室から大動脈が出る部分にある大動脈弁の2つがあります。
ですので、心臓は4つの部屋に応じて4つの弁を備えていることに
なります。
これらの弁の開閉運動に支障をきたした病気が心臓弁膜症です。
■□血液の流れ
血液の流れは心臓(右心室)⇒肺動脈⇒肺毛細血管(酸素を補給)
⇒肺静脈⇒心臓(左心房)という循環系(肺循環または小循環と
いう)と、
心臓(左心室)⇒大動脈⇒動脈⇒毛細血管(酸素や栄養分を放出
し、炭酸ガスや老廃物を取り込む)⇒静脈⇒大静脈⇒心臓
(右心房)という体循環(または大循環)の2つに分けられます。
2つを合わせて一循環と呼び、一循環にかかる時間を循環時間と
いい、およそ48秒間かかります。心臓機能が低下すれば、この
循環時間はー般に長くなります。
■□意外と休みの多い心臓
右心室と左心室はほとんど同時に収縮し、一回の収縮でそれぞれ
約70〜80ccの血液を、肺と全身へ送り出します。そして1分間に、
この収縮を60〜80回ほどくり返します。これが心臓の拍動
(鼓動)です。
心臓は生まれる前の受胎後三ヶ月目ごろから、死ぬまで働き続け
ますが、実は休んでいる時間のほうが長いのです。1分間70回拍動
する心室を例にとってみますと、一回の収縮は0.4秒で、収縮期の
総和は28秒、残りの32秒間は拡張期の休息時間となります。
だからこそ、一生で15tもの血液を送り出し続けることが可能なの
です。
■□編集後記
これから、毎回体の一部をとりあげて解説していきます。
健康に関する豆知識もお届けしますね。