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体の仕組みと医療の豆知識 No001
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2006/10/21 号 ━ □■
いつも自然と動いているので、普段は気をつかうことが少ない
自分の体ですが、自分の一部であるはずなのに、知らないことが
たくさんあります。
このメルマガでは、意外と知られていない体の働きや医療に
関する情報をお届けします。
第一回目の今日は、心臓の仕組みと働きについて解説してきます。
■□心臓の位置と大きさ
心臓の拍動は左の乳の下あたりでもっともよく手に触れるので
心臓は胸部のかなり左側にあるように感じられます。しかし、
そこは心臓の左心室の先端であり、実際の心臓は左側というより
胸郭の中央に位置し、やや左寄りにあります。
大きさはその人の握りこぶし程度で、スポーツ選手や太った人、
心臓に疾患のある人などは肥大(拡張)して大きくなっている
ことがあります。
重さの標準は、だいたい体重の200分の1程度ですので、体重60k
なら250〜300グラムがその人の心臓の重さとなります。心臓は
血液を送り出したり、吸い上げるポンプの役割りをしています
ので、伸び縮みする筋肉(心筋)でできた一つの袋と見ること
が出来ます。
この袋は外側を膜で保護されており、袋(心臓)の内面は、心臓
内の血液が固まらないように平滑な心内膜で覆われています。
■□心臓の内部
心臓の内部は左右の心房と、左右の心室と四つの部屋に分かれて
います。心房は心臓内の上部(頭側)にあり、右心房は静脈
を通って、からだから帰ってきた血液をいったんためる部屋で、
左心房は肺で酸素をたっぷり補給してきた血液をためる部屋と
なります。
心室は心臓内のそれぞれ下部(足側)にあって、右心室は右心房
からの汚れた血液を肺へ送り出す部屋で、左心室は左心房からき
た血液をからだの各所へ送り出す部屋となります。
心臓の右と左は中隔という壁で仕切られており、血液は直接行き
来できません。ですので、心臓は二つの同じようなポンプが合わ
さったものと考えれます。
また心房と心室の境には、血液の逆べん流を防ぐ弁があり、
右心房と右心室の間にある弁を三尖弁、左心房と左心室の間に
ある弁を僧帽弁(あるいは二尖弁)と言います。
弁はこれ以外に、右心室から肺動脈が出るところにある肺動脈弁、
左心室から大動脈が出る部分にある大動脈弁の2つがあります。
ですので、心臓は4つの部屋に応じて4つの弁を備えていることに
なります。
これらの弁の開閉運動に支障をきたした病気が心臓弁膜症です。
■□血液の流れ
血液の流れは心臓(右心室)⇒肺動脈⇒肺毛細血管(酸素を補給)
⇒肺静脈⇒心臓(左心房)という循環系(肺循環または小循環と
いう)と、
心臓(左心室)⇒大動脈⇒動脈⇒毛細血管(酸素や栄養分を放出
し、炭酸ガスや老廃物を取り込む)⇒静脈⇒大静脈⇒心臓
(右心房)という体循環(または大循環)の2つに分けられます。
2つを合わせて一循環と呼び、一循環にかかる時間を循環時間と
いい、およそ48秒間かかります。心臓機能が低下すれば、この
循環時間はー般に長くなります。
■□意外と休みの多い心臓
右心室と左心室はほとんど同時に収縮し、一回の収縮でそれぞれ
約70〜80ccの血液を、肺と全身へ送り出します。そして1分間に、
この収縮を60〜80回ほどくり返します。これが心臓の拍動
(鼓動)です。
心臓は生まれる前の受胎後三ヶ月目ごろから、死ぬまで働き続け
ますが、実は休んでいる時間のほうが長いのです。1分間70回拍動
する心室を例にとってみますと、一回の収縮は0.4秒で、収縮期の
総和は28秒、残りの32秒間は拡張期の休息時間となります。
だからこそ、一生で15tもの血液を送り出し続けることが可能なの
です。
■□編集後記
これから、毎回体の一部をとりあげて解説していきます。
健康に関する豆知識もお届けしますね。
体の仕組みと医療の豆知識 No001
■□━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2006/10/21 号 ━ □■
いつも自然と動いているので、普段は気をつかうことが少ない
自分の体ですが、自分の一部であるはずなのに、知らないことが
たくさんあります。
このメルマガでは、意外と知られていない体の働きや医療に
関する情報をお届けします。
第一回目の今日は、心臓の仕組みと働きについて解説してきます。
■□心臓の位置と大きさ
心臓の拍動は左の乳の下あたりでもっともよく手に触れるので
心臓は胸部のかなり左側にあるように感じられます。しかし、
そこは心臓の左心室の先端であり、実際の心臓は左側というより
胸郭の中央に位置し、やや左寄りにあります。
大きさはその人の握りこぶし程度で、スポーツ選手や太った人、
心臓に疾患のある人などは肥大(拡張)して大きくなっている
ことがあります。
重さの標準は、だいたい体重の200分の1程度ですので、体重60k
なら250〜300グラムがその人の心臓の重さとなります。心臓は
血液を送り出したり、吸い上げるポンプの役割りをしています
ので、伸び縮みする筋肉(心筋)でできた一つの袋と見ること
が出来ます。
この袋は外側を膜で保護されており、袋(心臓)の内面は、心臓
内の血液が固まらないように平滑な心内膜で覆われています。
■□心臓の内部
心臓の内部は左右の心房と、左右の心室と四つの部屋に分かれて
います。心房は心臓内の上部(頭側)にあり、右心房は静脈
を通って、からだから帰ってきた血液をいったんためる部屋で、
左心房は肺で酸素をたっぷり補給してきた血液をためる部屋と
なります。
心室は心臓内のそれぞれ下部(足側)にあって、右心室は右心房
からの汚れた血液を肺へ送り出す部屋で、左心室は左心房からき
た血液をからだの各所へ送り出す部屋となります。
心臓の右と左は中隔という壁で仕切られており、血液は直接行き
来できません。ですので、心臓は二つの同じようなポンプが合わ
さったものと考えれます。
また心房と心室の境には、血液の逆べん流を防ぐ弁があり、
右心房と右心室の間にある弁を三尖弁、左心房と左心室の間に
ある弁を僧帽弁(あるいは二尖弁)と言います。
弁はこれ以外に、右心室から肺動脈が出るところにある肺動脈弁、
左心室から大動脈が出る部分にある大動脈弁の2つがあります。
ですので、心臓は4つの部屋に応じて4つの弁を備えていることに
なります。
これらの弁の開閉運動に支障をきたした病気が心臓弁膜症です。
■□血液の流れ
血液の流れは心臓(右心室)⇒肺動脈⇒肺毛細血管(酸素を補給)
⇒肺静脈⇒心臓(左心房)という循環系(肺循環または小循環と
いう)と、
心臓(左心室)⇒大動脈⇒動脈⇒毛細血管(酸素や栄養分を放出
し、炭酸ガスや老廃物を取り込む)⇒静脈⇒大静脈⇒心臓
(右心房)という体循環(または大循環)の2つに分けられます。
2つを合わせて一循環と呼び、一循環にかかる時間を循環時間と
いい、およそ48秒間かかります。心臓機能が低下すれば、この
循環時間はー般に長くなります。
■□意外と休みの多い心臓
右心室と左心室はほとんど同時に収縮し、一回の収縮でそれぞれ
約70〜80ccの血液を、肺と全身へ送り出します。そして1分間に、
この収縮を60〜80回ほどくり返します。これが心臓の拍動
(鼓動)です。
心臓は生まれる前の受胎後三ヶ月目ごろから、死ぬまで働き続け
ますが、実は休んでいる時間のほうが長いのです。1分間70回拍動
する心室を例にとってみますと、一回の収縮は0.4秒で、収縮期の
総和は28秒、残りの32秒間は拡張期の休息時間となります。
だからこそ、一生で15tもの血液を送り出し続けることが可能なの
です。
■□編集後記
これから、毎回体の一部をとりあげて解説していきます。
健康に関する豆知識もお届けしますね。