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あー、暖かい週末です。
暖かいけれど暑すぎずいい気候。のんびりしたいものですが…
週末は何故かいつも時間がないのです。
今日も急いでいるのでこれで。



-------- 目次 --------

■ 今日の映画
 ゾンビーノ

□ ヒビコレリンク

□ DVD今日の買い!

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■ 今日の映画 − ゾンビーノ


--cinema2212-----------

 ゾンビーノ

 Fido
 2006年,カナダ,93分


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<キャスト&クルー>

監督 アンドリュー・カリー
原案 デニス・ヒートン
脚本 アンドリュー・カリー
   ロバート・チョミアック
   デニス・ヒートン
撮影 ジャン・キーサー
音楽 ドン・マクドナルド

キャスト キャリー・アン=モス
     ビリー・コノリー
     ディラン・ベイカー
     クサン・レイ

<評価>

☆☆1/2(満点=5)


<プレビュー>

 宇宙からの放射線により死人がみなゾンビとなってしまった世界、
“ゾンビ戦争”が起き人間が勝利するが、人間は安全地帯を囲い、
ゾンビはゾムコン社が開発した特殊な首輪をつけて奴隷化された。
ウィラードという町に住む少年ティミーのうちにもついにゾンビが
やってくる。父親は嫌がるがティミーはそのゾンビをファイドと名
づけ、遊び相手にし始める…
 50年代のアメリカを思わせる町を舞台にゾンビと人が繰り広げる
騒動を描いたブラック・コメディ。



<レビュー>

 ゾンビをコメディにするっていう発想はなかなか新しい。キョン
シーならばコメディというのも結構あるけれど、ゾンビってのはそ
もそも本格的なホラーの題材として考え出されたものだけにコメディ
に使うってのは難しいに違いない。ゾンビは人を食べるという前提
があって、それを利用してコメディを作る。そのためにはまあ人が
殺されることを笑いにしなければならず、ゾンビを殺すことを笑い
にしなければならない。この作品はそこをシュールでブラックな笑
いで表現している。その部分はなかなかうまいと思う。

 ただ、ここに登場するゾンビは不器用すぎたり、頭が割る過ぎた
りして、ここで使われているような奴隷として使うにはどうなのか
と思ってしまう。たとえば、ゾンビの新聞配達が新聞を投げて配達
するのを見て、ゾンビの牛乳配達が牛乳瓶を投げようとするなどと
いうのが当たり前のようにおきている。果たしてこれで役に立つの
か…
 そして、物語の展開としてはゾンビのファイドがティミーと母親
のヘレンにたいてい愛情を感じるようになる。ならばゾンビっていっ
たい何なんだ? もちろんゾンビはゾンビだからどんな風に解釈し
てもいいのだけれど、こうなってしまうとゾンビは人間を食べると
いう前提すら揺らいでしまい、ゾンビってのは果たして何なんだと
いうことまで考えてしまう。映画の中でなぜゾンビは人間を食べる
のかという質問に対して「生きかえるとおもっているから」という
ような答えをする。それってどうなの? それは「生きかえれない」
ってことを納得したらゾンビは人を食べなくなるってこと? ファ
イドはゾンビとしての人生(?)に満足しているからティミー達を
食べようとしないってこと?

 この作品にはもちろん、さまざまな皮肉が含まれている。人間は
白人しか登場しないことからもわかるようにゾンビは黒人奴隷を象
徴的に表したものであろう。50年代という時代設定も公民権が確立
する前の時代にする必要があったからではないかと思う。そして、
子ども達が“課外活動”として学校で射撃を練習する風景、このよ
うに子どもの頃から銃がそばにある生活というのは今のアメリカに
対する痛烈な皮肉だ。
 まあしかしこの皮肉というのは今ひとつ利いていない気もする。
言いたいことはわかるけれど、ゾンビにそれを託してしまうとどう
にもぼやけてしまう。狙いとしてはコメディという殻の中から痛烈
な棘をということなのだろうけれど、その棘は今ひとつ鋭くなかっ
た。
 まあ好きな人ははまるのだろうと思うが、一般受けはしない。個
人的には中途半端に社会風刺を入れたりしないでもっと徹底的に下
らなくして欲しかったところだ。




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