[ ヨーロッパ2000年以降 ]
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http://www.cinema-today.net/
昨日に続き、今日も時間があまりないのです。
今日は、東京の調布で不発弾処理があります。
http://mainichi.jp/photo/news/20080512k0000m040104000c.html
これが配信される頃にはほぼ終わっているのだと思いますが、
意外と家の近くなので気になります。半径500m以内の住人は避難、
京王線がとまり、甲州街道その他の道路も通行止めに。
避難ってどこにするんだろう。
避難した方からのレポートをお待ちしております。
-------- 目次 --------
■ 今日の映画
あるスキャンダルの覚え書き
□ ヒビコレリンク
□ DVD今日の買い!
------------------------
■ 今日の映画 − あるスキャンダルの覚え書き
--cinema2213-----------
あるスキャンダルの覚え書き
Notes on a Scandal
2006年,イギリス,93分
-----------------------
<キャスト&クルー>
監督 リチャード・エアー
原案 ゾーイ・ヘラー
脚本 パトリック・マーバー
撮影 クリス・メンデス
音楽 フィリップ・ダラス
キャスト ジュディ・デンチ
ケイト・ブランシェット
ビル・ナイ
アンドリュー・シンプソン
<評価>
☆☆☆1/2(満点=5)
<プレビュー>
ロンドンにある労働者階級の子供が通う学校の歴史教師バーバラ
は人に打ち明けられる秘密を日記に記していた。その学校に美術教
師としてシーバが赴任してくる。バーバラとシーバは少しずつ仲良
くなっていくが、クリスマスを目前にしたある日、バーバラはシー
バと一人の男子生徒との情事を目撃してしまう…
ジュディ・デンチとケイト・ブランシェットという実力派女優が
共演したサスペンス・ドラマ。
<レビュー>
イギリスの重く垂れ込めた空の下、新任の美術教師シーバが生徒
達に手を焼き、それをベテランのバーバラが助ける。しかし、バー
バラは厳格で冷たいがゆえに生徒からは恐れられ、同僚からは疎ん
じられている。そんなだからもちろん友達はいないが、シーバとは
友だちになれそうだと感じ、シーバのほうも助けてくれたバーバラ
に好感を持つ。しかし、そのバーバラがシーバと男子生徒(15歳)
の情事を目撃すると状況は一変、バーバラはそれをシーバを支配す
る好機と考え、徐々に彼女をコントロールしていくわけだ。
ここからの展開がかなり怖い。思い込みが強い独りよがりのオー
ルドミスが相手の弱みに付け込んで、相手を自分の思い通りに操ろ
うとする。しかもそれは「あなたのためだ」と言い放つのだ。しか
も、それがすべてバーバラのモノローグによって語られるというの
が一方的な視点でまた怖い。
それをジュディ・デンチは見事に演じている。無表情で冷淡で、
しかしその装いが崩れたときには醜い姿になる。ある意味サイコパ
スとでも言うべき役を演じながら同時に醜い姿もさらすという熱演
がこの作品の最大の見所だろう。
ケイト・ブランシェットも15歳の男子生徒を夢中にさせる「エロ
さ」を醸し出して非常にいい演技をしている。脚本も演出も映像も
これといって取り立てて面白いところがあるわけではないのだが、
このふたりの女優が映画を面白いものにしている。物語のほうもバー
バラとシーバというふたりの女性の対決というのが最終的な展開に
なるわけだが、映画としてもジュディ・デンチとケイト・ブラン
シェットのふたりの対決という様相を呈する。
役柄上ジュディ・デンチが圧倒的な存在感を示し、デンチに軍配
が上がったという気がするが、役者としては実はケイト・ブラン
シェットのほうがひそかに力を発揮しているのではないか。歳若い
恋人を誘惑するエロティシズム、子供を愛する母性愛、人間関係に
悩む弱さ、時には極端に走るエキセントリックさ、そんな相反する
性質を併せ持つ女性を見事に演じたのはケイト・ブランシェットだ。
ジュディ・デンチは非常な存在感があるがその役柄はシンプルだ。
それに対してケイト・ブランシェットは、人間なら誰しもが持つ複
雑さが、ストレスフルな環境で極端に表れるという状況を見事に演
じている。
感動もなく、笑いもなく、社会派でもなく、教訓もない。日常に
潜む怖さと人間がいるというだけで1つのドラマを作り上げてしま
う。私はこんな映画が好きだ。映画というのは「感動作」とか「大
爆笑」とか「考えさせられる」とかいったキャッチフレーズによっ
て「こんな映画だ」といわれて、それを読んで作品を選んだりする
けれど、そういう映画ってのはあくまでもその期待に作品の質が届
いているかという視点で映画を見てしまう。
しかし、こういう作品は日常のすぐそばにありながら、自分自身
の日常とは違う日常がリアルに描かれており、それが非日常とはい
わないまでも、日々の生活から一瞬はなれて別の自分を体験するよ
うな、そんな感覚がいいのだ。こういう作品を掘り出すのはなかな
か難しいが、ぜひ見つけていきたいところだ。
□ DVD今日の買い!
<今日の作品:あるスキャンダルの覚え書き>
楽天で借りる
<今日のお勧め>
ケイト・ブランシェットです。
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昨日に続き、今日も時間があまりないのです。
今日は、東京の調布で不発弾処理があります。
http://mainichi.jp/photo/news/20080512k0000m040104000c.html
これが配信される頃にはほぼ終わっているのだと思いますが、
意外と家の近くなので気になります。半径500m以内の住人は避難、
京王線がとまり、甲州街道その他の道路も通行止めに。
避難ってどこにするんだろう。
避難した方からのレポートをお待ちしております。
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■ 今日の映画
あるスキャンダルの覚え書き
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あるスキャンダルの覚え書き
Notes on a Scandal
2006年,イギリス,93分
-----------------------
<キャスト&クルー>
監督 リチャード・エアー
原案 ゾーイ・ヘラー
脚本 パトリック・マーバー
撮影 クリス・メンデス
音楽 フィリップ・ダラス
キャスト ジュディ・デンチ
ケイト・ブランシェット
ビル・ナイ
アンドリュー・シンプソン
<評価>
☆☆☆1/2(満点=5)
<プレビュー>
ロンドンにある労働者階級の子供が通う学校の歴史教師バーバラ
は人に打ち明けられる秘密を日記に記していた。その学校に美術教
師としてシーバが赴任してくる。バーバラとシーバは少しずつ仲良
くなっていくが、クリスマスを目前にしたある日、バーバラはシー
バと一人の男子生徒との情事を目撃してしまう…
ジュディ・デンチとケイト・ブランシェットという実力派女優が
共演したサスペンス・ドラマ。
<レビュー>
イギリスの重く垂れ込めた空の下、新任の美術教師シーバが生徒
達に手を焼き、それをベテランのバーバラが助ける。しかし、バー
バラは厳格で冷たいがゆえに生徒からは恐れられ、同僚からは疎ん
じられている。そんなだからもちろん友達はいないが、シーバとは
友だちになれそうだと感じ、シーバのほうも助けてくれたバーバラ
に好感を持つ。しかし、そのバーバラがシーバと男子生徒(15歳)
の情事を目撃すると状況は一変、バーバラはそれをシーバを支配す
る好機と考え、徐々に彼女をコントロールしていくわけだ。
ここからの展開がかなり怖い。思い込みが強い独りよがりのオー
ルドミスが相手の弱みに付け込んで、相手を自分の思い通りに操ろ
うとする。しかもそれは「あなたのためだ」と言い放つのだ。しか
も、それがすべてバーバラのモノローグによって語られるというの
が一方的な視点でまた怖い。
それをジュディ・デンチは見事に演じている。無表情で冷淡で、
しかしその装いが崩れたときには醜い姿になる。ある意味サイコパ
スとでも言うべき役を演じながら同時に醜い姿もさらすという熱演
がこの作品の最大の見所だろう。
ケイト・ブランシェットも15歳の男子生徒を夢中にさせる「エロ
さ」を醸し出して非常にいい演技をしている。脚本も演出も映像も
これといって取り立てて面白いところがあるわけではないのだが、
このふたりの女優が映画を面白いものにしている。物語のほうもバー
バラとシーバというふたりの女性の対決というのが最終的な展開に
なるわけだが、映画としてもジュディ・デンチとケイト・ブラン
シェットのふたりの対決という様相を呈する。
役柄上ジュディ・デンチが圧倒的な存在感を示し、デンチに軍配
が上がったという気がするが、役者としては実はケイト・ブラン
シェットのほうがひそかに力を発揮しているのではないか。歳若い
恋人を誘惑するエロティシズム、子供を愛する母性愛、人間関係に
悩む弱さ、時には極端に走るエキセントリックさ、そんな相反する
性質を併せ持つ女性を見事に演じたのはケイト・ブランシェットだ。
ジュディ・デンチは非常な存在感があるがその役柄はシンプルだ。
それに対してケイト・ブランシェットは、人間なら誰しもが持つ複
雑さが、ストレスフルな環境で極端に表れるという状況を見事に演
じている。
感動もなく、笑いもなく、社会派でもなく、教訓もない。日常に
潜む怖さと人間がいるというだけで1つのドラマを作り上げてしま
う。私はこんな映画が好きだ。映画というのは「感動作」とか「大
爆笑」とか「考えさせられる」とかいったキャッチフレーズによっ
て「こんな映画だ」といわれて、それを読んで作品を選んだりする
けれど、そういう映画ってのはあくまでもその期待に作品の質が届
いているかという視点で映画を見てしまう。
しかし、こういう作品は日常のすぐそばにありながら、自分自身
の日常とは違う日常がリアルに描かれており、それが非日常とはい
わないまでも、日々の生活から一瞬はなれて別の自分を体験するよ
うな、そんな感覚がいいのだ。こういう作品を掘り出すのはなかな
か難しいが、ぜひ見つけていきたいところだ。
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ケイト・ブランシェットです。







