FRB関係者の悲観的コメントにも関わらず、ここ数日の株やドル円等の上昇には疑問を持っていましたが、やはり下落してきました。

 英国およびユーロ圏の政策金利は予想通り据置きだったものの、英国は利下げ期待が大きかったためかポンドが急騰し、トリシェECB総裁がユーロ高懸念を大きく出さなかったため欧州市場入りから高値を付けていたユーロドルの上昇が進みました。
 NY市場では主要な指標は予想より良かったものの、米第4四半期債務不履行率が5.82%と、第3四半期の5.59%から上昇したことが嫌気された。また、メリルリンチの損失悪化懸念、住宅ローン会社の債務不履行・破綻、金融機関や債権保証会社の格下げなど、悪材料が続出し、ダウは大きく下げ、ドル円・クロス円も急落した。

 今日は米国の先行き不透明感から、軟調な展開が続くことが予想され、夜には米国の重要な指標である雇用統計が発表され、大きく動くことになりそうです。
 ミシュンキFRB理事が雇用の悪化を指摘しており、実際にADP雇用者数も悪化していたため、今夜の雇用統計は悪い結果になる可能性の方が高く、ドル円、クロス円の急落に注意が必要です。

「市場動向結果・予想」
「東京市場」(7:00〜16:00)
●09:30 豪1月貿易収支:−27.23億(予想−25.5億)豪ドル、豪1月住宅建設許可件数:+1.9%(予想+6.0%)。96.9豪ドル円から96.7豪ドル円に下落したが、すぐに戻した。
●14:00 日11月景気動向指数:先行指数30.0%、一致指数22.2%、(共に予想通り)。
●15:45 スイス2月失業率:季調済2.5%(予想通り)
●日経平均株価:13,215.42(前日比−243.36)円。ダウ上昇、円安を好感して上昇。
●アジア株:ほぼ全面高。NZ市場だけが安い。
●ドル円:103.7円。ほぼ横ばい。103.8円で始まり、仲値には103.7円に下落したが、昼には中国株高も受けて104.0円近くまで上昇。しかし、戻り売りに押され103.7円に下落。
●ユーロドル:1.529ドル。ほぼ横ばいだが、ドル円と逆に多少上昇。1.526ドルで始まり、1.527ドル台付近で推移。欧州市場入りにかけて。
●クロス円:ドル円連動。スイスフランが仲値にかけての下落後、昼にかけての戻しが弱かった。
「欧州市場前半」(〜22:00)
●20:00 独1月製造業受注
●21:00 イングランド銀行MPC政策金利発表:5.25%(据え置き、予想通り)。これまで売られていたポンド買戻し、クロス円やドル円も多少上昇。
●21:45 ECB理事会政策金利発表:4.00%(据え置き、予想通り)。
●アジア株:ほぼ全面高。NZ市場だけが安い。
●欧州株:ほぼ全面安。
●ドル円:103.4円。下落。欧州市場入りに、カーライルグループの破産噂などもあり、103.3円に下落した。更に19時には一時103.0円まで下落した。その後103.4円に戻した。
●ユーロドル:1.532ドル。ドル円と逆の動き。欧州市場入りに1.534ドルまで上昇、一時1.532ドルに下押すも、19時に再度1.534ドルを付け、その後1.532ドルでもみ合った。
●クロス円:ドル円連動。ポンド円は英国の政策金利据置き後、大きく買い戻された。
「NY市場」(〜7:00)
●22:30 トリシェECB総裁会見:インフレ状況が続く。世界経済鈍化でユーロ圏成長も鈍化。利下げも、利上げも要請なかった。ユーロについてのコメント控える。
●22:30 加1月建設許可:前月比−2.9%(予想+1.0%)。加ドル下落。
●22:30 新規失業保険申請件数:35.1万件(予想36.0万件)。為替への影響なし。
●24:00 米1月中古住宅販売保留:前月比0%(予想−1.0%)。為替への影響なし。
●欧州株:ほぼ全面安。
●NY株:ダウ12,040.39(前日比−214.60)ドル、NASDAQ 2,220.50(前日比−52.31)ドル。
 開始前からスイス系銀行UBSがAlt-A担保証券を驚くべき価格で売っていたという噂や、メリルリンチMerrill Lynchが、流動性オプションの但し書きの行使期間の修正をしていたこと、JP Morgan Chaseが住宅ローン会社に債務不履行を宣言したことなどから、先物が下落し、株式市場もマイナスで始まった。
 米第4四半期債務不履行率が5.82%と、第3四半期の5.59%から上昇し、1985年以来の数字になったことも嫌気された。また、消費者金融会社ワシントン・ミューチュアルWashington MutualがStandard & Poor'sに格付けを引き下げられたことも金融セクターを引き下げた。
 テックセクターではアップルApple、Google、リサーチインモーションResearch in Motionなどがマイナスを牽引した。 また、売りの圧力は幅広く、原油価格の上昇にも関わらず、エネルギーセクターも下落した。
 終盤には、債権保証会社CIFGをMoody'sがAAAからA1に格下げしたことから、下落が強まり、翌日に雇用統計を控えていることから、引けにかけてマイナス幅を広げて終えた。
●ドル円:102.6円。ほぼ株価連動。NY市場入りにダウ先物の下落で103.5円から103.3円に下落。その後もユーロ上昇に対して103.2円に、債務不履行率の悪化から103.1円に下落した。更に株価の下落に合わせて102.9円に徐々に下落し、5時近くの株価急落時には102.5円に下落した。株式市場終了後多少戻して引けた。
●ユーロドル:1.538ドル。トリシェECB総裁がユーロ高への懸念を示さなかったことから、23時前後に1.529ドルから1.537ドルに80ptも急騰した。その後1.535ドル台を中心にもみ合ったが、5時近くに株安が進みドル円が急落すると、1.539ドルに急騰した。
●クロス円:ドル円連動。ほぼ全面安だが。スイスフラン円は対ドルでの上昇が大きく、終盤対円でも上昇した。
●その他:債券価格は株価下落に対し上昇。
WTI原油はドル安から買われ105.47(+0.95)ドルに上昇、市場最高値を更新した。COMEXゴールドは977.1(−11.4)ドルに下落した。
●日経225先物:12,815(大証比−415、日経平均終値比−400)円

「今日の動向予想」
●全般:
 昨晩の米国市場の軟調を引き継いで、アジアや欧州市場も軟調な状態や様子見が続きそうです。特に、夜に米国の雇用統計発表を控えており、買い支えが期待できない状況にあります。
 米雇用統計の発表を契機に大きく動きそうですが、ミシンキFRB理事の雇用悪化発言や、ADP雇用者数からも、悪い数字の可能性が高まっており、ドル円を中心に下値探りの展開になる可能性が高いと予想しています。
 政策金利発表なので、注目指標に上げましたが、日本の政策金利発表は据え置き予想で、福井総裁の会見なども含めて影響はないと考えられます。
●ドル円:102円台を中心に推移し、米国雇用統計発表で下抜けの可能性有り。
●クロス円:ドル円連動の軟調な動き。
●日経平均株価:米国の先行き不安、円高の進展などから先物通り大きく下落し、米国雇用統計待ちで軟調なまま終わりそう。
●注目指標等:
昼過ぎ 日銀金融政策決定会合結果公表(0.50%据え置き予想)
15:30 福井総裁会見
21:00 加2月雇用統計
22:30 米2月雇用統計(非農業部門雇用者数NFP、失業率)


「私の取引」
 残念ながら忙しく取引できない状況が続いています。


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「注意」
このブログは、私の体験を記録しているだけです。
(皆様の参考になればという気持ちもありますが)
私の考えが正しいとは限りませんし、
市場がどう動くかは、その時々の様々な要因やその強弱によります。
そのため決まりはなく、運もあると思いますので、自己責任で取引してください。