先週末は、前日のNY市場後にAIGの決算が大幅に悪化していたこともあり、ドル円は軟調に推移し、欧州市場ではユーロドルの上昇から大きく下げました。ドル円に合わせてクロス円も売られ、円買いが強まりました。
 米貿易収支が良かったため、ドルの買い戻しがあったもののNY株式市場がAIG決算やCitigroupの資産売却ニュース、原油高で軟調だったため、ドル円も再度売られ頭重く終わりました。

 今週は、先週の景気不透明感が増している米国市場の動向や、トリシェECB総裁のインフレ懸念重視の発言で持ち直している欧州市場の動向を指標で探る展開。また、英国の指標も発表され、追加利下げの有無を探る展開になりそうです。欧州金融機関の決算も注意が必要。
 今日は、先週末のNY市場を受け、株式市場も軟調な展開が予想され、軟調な展開が予想される。特にNY市場はモノラインMBIAの決算や、通信会社Sprint Nextelの決算の影響が注目される。


「市場動向結果・予想」
「東京(アジア)市場」(6:00〜15:00)
●10:30 豪準備銀行RBA四半期金融政策報告:時間によりインフレは抑制されるという政策金利発表時の姿勢は変わらない。しかし、GDP見通しから景気減速が示され豪ドル下落。
●日経平均株価:13,655.34(前日比−287.92)円。NY市場は上昇したものの、円高進展で下落して開始。東京時間も円高が進み、香港を初めアジア株の下落から後場下げを強めた。
●アジア株:ほぼ全面安。
●ドル円:103.4円。やや下落。103.7円から8時に103.9円まで上昇したが、その後は売りが優勢となり徐々に下落した。
●ユーロドル:1.543ドル。やや上昇。1.539ドルで始まり、早朝は1.540ドルでもみ合った。仲値過ぎから午後にかけてに1.541から1.542ドルでもみあい、引け間際に1.544ドル近くまで上昇した。
●クロス円:ほぼドル円連動、加ドル、スイスフランが対ドルの上昇から横ばい。

「欧州市場前半」(〜21:00)
●14:00 日2月景気動向指数(速報値):先行指数20.0%、一致指数33.3%(共に予想通り)。
●20:00 加4月雇用統計:就業者数+19.2千人(予想+10千人)、失業率6.1%(予想6.0%)。失業率は上昇したものの、就業者数が増加していたため、加ドル上昇。
●アジア株:ほぼ全面安。オーストラリアと東南アジアの一部は上昇。
●欧州株:ほぼ全面安。
●ドル円:102.7円。下落。東京株式市場終了直後に103.2円に下げたが、15時半に買い入り103.6円に上昇。しかし、その後は徐々に下げて21時時点は102.7円。
●ユーロドル:1.545ドル。ほぼ横ばい。東京市場終盤からの上昇で16時過ぎに1.548ドルに上昇した。しかし、17時半から徐々に1.545ドルまで下落した。
●クロス円:ほぼドル円連動。加ドル、スイスフランが対ドルの上昇から横ばい。

「NY市場」(〜6:00)
●21:30 米3月貿易収支:−582億ドル(予想−610億ドル)。赤字縮小で改善。ドル円上昇。
●21:30 加3月貿易収支:55億加ドル(予想45億加ドル)。
●欧州株:ほぼ全面安。主要通貨国は前面安。高いところはロシア等。
●米州株:ほぼ全面安。アルゼンチン、コロンビアなど南米の一部上昇。
●NY株:Dow 12,745.88(-120.90), Nasdaq 2,445.52(-5.72), S&P 1,388.28(-9.40).
 前日株式市場終了後発表されたAmerican International Group (AIG)の決算悪化ニュースや、Citigroupが2〜3年で4000億ドルもの非主要資産を処分すると発表したことから経営状況の悪化が予想され、両株を中心に金融セクターが下落した。
 また、原油が史上最高値を株式市場中に更新(126.2ドル)し、株式市場全体を押し下げた。(後からFedExは原油高による利益見通しを引き下げている)。週末のポジション調整もあり、終始頭が重い展開が続いた。
 テックセクター、ナスダックは、前日株式市場終了後発表されたNVIDIAやpriceline.comなどが好決算で、底堅かった。
●ドル円:102.7円。横ばい。欧州市場での下落の続きで102.5円台を付けたが、貿易収支が良かったことで、発表前後から0時前までに103.3円まで上昇した。しかし、その後は株式市場が下落を強めたことから、102.7円まで下落した。
●ユーロドル:1.547ドル。ほぼ横ばい。欧州市場からの下落の続きと、米貿易収支を受けたドル円買戻しから0時前に1.541ドルまで下げた。しかし、米株価の下落が続いたため、4時に一時1.548ドルまで上昇した。
●クロス円:ほぼドル円連動。
●債券価格:上昇。ダウの下落から上昇も、週末のポジション調整で小幅。
●WTI原油:125.96(+2.27)ドル。ユーロ高ドル安から、126ドル台に乗せ史上最高値を更新している。
●COMEXゴールド:885.8(+3.7)ドル。ユーロ高、原油高から上昇。
●シカゴ日経225先物:13,635(2日大証比−25、日経平均終値比−20)円 。
「今日の動向予想」
●全般:下値模索。
 先週末のNY市場は欧州市場で売り込まれた後で、貿易収支で持ち直したものの、株価下落から、軟調な展開。
 今日のアジア市場は、軟調なNY株を受けて株式市場も軟調な展開が予想され、ドル円、クロス円は上値が重い。
 欧州市場前半は、景気の減速感がある英国の指標PPIが注目。
 NY市場は、株式市場動向次第。株式市場前に発表されるモノラインMBIA(損失予想)の決算が注目される。一方、先週提携を発表している、Sprint Nextelが株式市場前に、Clearwire(損失予想)が株式市場後に決算を発表し、これらは上昇方向で再度材料視されるかもしれない。

●ドル円:102円から103円台。特に102円後半から103円前半中心と予想。
●クロス円:ドル円に合わせて頭が重い。
●日経平均株価:13400円〜14750円。今日は終値で13500はサポートされるかが注目。
●注目指標等:
 15:00 日4月工作機械受注
 17:30 英4月生産者物価指数PPI
 17:30 英3月貿易収支
 21:30 加3月新築住宅価格指数
 翌3:00 米4月財政収支


「今週の材料」
●概要:
 先週は、英欧の政策金利発表があり、両方とも予想通り据え置きでした。ユーロ圏のインフレ継続で、前週のドル高ユーロ安が巻き戻され、ユーロ高ドル安が進みました。
 今週は、先週のドル売りユーロ買いの正当性の確認や、据え置かれた英国の景気先行きを確認することになりそうです。またソシエテ・ジェネラル、BNPパリバといった欧州金融機関の決算もあり注意が必要です。
●米国の材料:
12日
 翌3:00 米4月財政収支
13日
 21:20 バーナンキFRB議長講演
 21:30 米4月小売売上高
14日
 21:30 米4月消費者物価指数CPI
 23:30 米週間原油在庫(前週比)
15日
 21:30 米新規失業保険申請件数
 21:30 米5月NY連銀製造業景況指数
 22:15 米4月鉱工業生産
 22:30 バーナンキFRB議長講演
 23:00 米5月フィラデルフィア連銀製造業指数
16日
 21:30 米4月住宅着工件数
 21:30 米4月建設許可件数
 23:00 5月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値

●その他指標:
12日
 15:00 日4月工作機械受注
 17:30 英4月生産者物価指数PPI
 17:30 英3月貿易収支
 21:30 加3月新築住宅価格指数
13日
 17:30 英4月消費者物価指数CPI
 17:30 英4月小売物価指数
14日
 08:50 日3月貿易収支
 17:30 英4月雇用統計
 18:00 南ア3月実質小売売上
 18:00 ユーロ圏3月鉱工業生産
 18:30 イングランド銀行・四半期インフレ報告
15日
 07:45 NZ3月小売売上高指数
 08:50 日3月機械受注
 09:00 NZ4月企業景況感PMI
 18:00 ユーロ圏第1四半期GDP
 18:00 ユーロ圏4月消費者物価指数(HICP)
 20:40 トリシェECB総裁、講演
16日
 07:45 NZ第1四半期生産者物価指数PPI
 08:50 日第1四半期GDP・1次速報値
 18:00 ユーロ圏3月貿易収支


「私の取引」
 米貿易収支で持ち直すも、株価軟調で頭が重かったため、豪ドル円を10万以上の損で損切りしてしまいました。米国の混乱が持ち直せばまた上昇するかもしれないと、我慢し過ぎました。


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「注意」
このブログは、私の体験を記録しているだけです。
(皆様の参考になればという気持ちもありますが)
私の考えが正しいとは限りませんし、
市場がどう動くかは、その時々の様々な要因やその強弱によります。
そのため決まりはなく、運もあると思いますので、自己責任で取引してください。