昨日は、先週末のNY市場の軟調さから、東京市場前に下値を探る展開になりましたが、午後は米欧主導でドル安懸念を表明するとの報道から、ドル円の買い戻しが優勢となった。しかし、ユーロドルも上昇し、連れてクロスドルも上昇したため、ドル円以外ではドルは下落した形となった。
特にNY市場では株価の上昇を背景にドル円も、ユーロドルも上値を伸ばした。
最近の下落基調に対し、昨日の上昇で短期の移動平均は横ばいに向っており、今日はドル円、クロス円が更に上昇して上昇基調を回復できるかが焦点になりそう。ユーロドルも同様。しかし、各通貨でクロスドルが高値になってきており、反落のリスクにも注意したい。
個別では英国の消費者物価指数CPI、米国小売売上高、バーナキ議長講演などが注目。その他、仏金融ソシエテ・ジェネラルや米小売ウォルマートの決算発表が予定されている。
「市場動向結果・予想」
「東京(アジア)市場」(6:00〜15:00)
●10:30 豪3月住宅ローン貸出:前月比−6.1%(予想−0.8%)、 10:30 豪4月NAB企業信頼感指数:−8(前月−4)。豪ドル下落。NZドルも連れ安。
●15:00 日4月工作機械受注:前年比+0.3%(前月+3.3%)。
●日経平均株価:13,743.36(前日比+88.02)円。13500円台に下げて始まり、前場はマイナスだったが、前場終了時にドル円が始値を超えると、後場に上昇に転じた。
●アジア株:ほぼ全面高。印度が前日比マイナス。香港、韓国休場。
●ドル円:103.3円。上昇。6時に先週末の102.7円台から103.0円に上げて始まった。しかし、7時半に103.1円まで上げた後、下げに転じ9時前に102.5円台まで下げた。その後は底堅い日経平均株価やオセアニア株を支えに12時までに103.4円に上昇した。午後は103.3円前後に多少下げてもみ合った。
●ユーロドル:1.538ドル。大きく下落。ドル円の逆。先週末の1.547ドルから1.545ドルに下げて始まった。7時半に1.544ドルに下げた後、9時半に1.548ドルに上昇した。その後は下げに転じ、12時から1.541ドル前後で下げ止まったものの引け際に下落した。
●クロス円:ほぼドル円連動。オーストラリアの企業信頼感などの悪化でオセアニア通貨(豪ドル、NZドル)が10時半に下落した。午後は、ポンドを初め欧州通貨が売られ下げを強めた。
「欧州市場前半」(〜21:00)
●17:30 英4月生産者物価指数PPI:前年比+7.5%(予想+6.4%)。ポンド上昇。
17:30 英3月貿易収支:−74.37億ポンド(赤字、予想−75億ポンド)。ほぼ予想通り。
●アジア株:全面高。印度もプラスに転じた。東南アジアなどの一部はマイナス。
●欧州株:ほぼ全面高。ポルトガル、ギリシャ、マルタ等が安い。ユーロ圏全体、英国は上昇。
●ドル円:103.9円。大きく上昇。米欧主導によるドル安懸念の報道から、ドル買戻しが優勢となり、15時から18時前にかけて103.9円まで上昇。その後ユーロ買戻しから19時半にかけて103.6円に小緩んだが、再上昇し20時半過ぎに104.0円を付けた。
●ユーロドル:1.544ドル。上昇。東京市場での下落の続きで15時過ぎに1.536ドルまで下げた。その後、ドル円ともみ合いながら上昇し20時前に1.546ドルを付けた。1.544ドルに多少小緩んでNY市場を迎えた。
●クロス円:ほぼドル円連動。ドル円の上昇に加え、ユーロドルの上昇に引かれて各通貨のクロスドルも上昇したため、欧州、オセアニア通貨中心に大きく上昇した。
「NY市場」(〜6:00)
●米国1Q決算株式市場後:MBIA 一株利益−3.01(損失、予想−0.19より大幅悪化)。Sprint Nextelも予想以上の決算。
●21:30 加3月新築住宅価格指数:前月比+0.2%(予想通り)。影響なし。
●翌3:00 米4月財政収支:1593億ドル(黒字、予想1600億ドル)。ほぼ予想通り。
●欧州株:ほぼ全面高。ポルトガル、ギリシャ等が安い。ユーロ圏全体、英国は上昇。スイス休場。
●米州株:ほぼ全面高。チリ、ベネズエラなどが下落。
●NY株:Dow 12,876.31(+130.43), Nasdaq 2,488.49(+42.97), S&P 1,403.58(+15.30).
FedExが原油高による利益見通しを引き下げたことや、MBIAが損失を大幅に拡大していたが、先週までの売りにより割安感が出ていたことからプラスで開始し、上げ幅を拡大した。
CitigroupがWal-Martの株価目標を$57から$67に引き上げたことから、Wal-Martは決算発表を前に買われた。
投資目標を引き上げられたAppleやResearch In Motionなどが大きく上昇し、テックセクター、ナスダックを牽引した。
JPMorgan Chaseが2Qにサブプライムローン損失を2〜2.5億ドル見込むとしながらも、資本市場の危機は75%終わっており、年末に終息するとしてテックセクターが上昇。大幅損失を出したMBIAも上昇して引けた。
●ドル円:103.7円。ほぼ横ばい。株式市場前は22時前に103.6円に下落後、103.8円に戻した。株式市場はダウが先物通り20ドル台で始まったが徐々に上げ幅を縮小したため、ドル円は売られ23時過ぎに103.2円に下落した。しかし、株価は上昇に転じ、1時(NY時間12時)に100ドルを超え、103.8円まで上昇した。その後、ユーロドル高で2時に103.5円に小緩んだが、株価の150ドル以上の上げ幅拡大から4時(NY時間15時)には103.9円に上昇した。株式市場が引ける5時までもみ合った後、103.7円に小緩んで引けた。
●ユーロドル:1.554ドル。大きく上昇。22時過ぎのNY株式市場が始まる前から上昇を開始し、ドル円が高値を付けた1時にもみ合った以外は、トリシェECB総裁のインフレ懸念発言もあり、右肩上がりで2時までに1.556ドルに上昇した。ドル円の上昇から4時に1.553ドルに下落したが、引けにかけて1.554ドルに上昇して引けた。
●クロス円:ほぼドル円連動。ユーロとスイスフランが対ドルの上昇から23時の株価下落時の影響は少なく、あまり下落せずに上昇した。
●債券価格:下落。株価の大幅上昇から下落した。
●WTI原油:124.23(−1.73)ドル。ドル買戻しによるポジション調整で売られていたが、NY市場前半にユーロドルが1.55ドル台に上昇したことから126.2ドルに上昇した。しかし、株価大幅高でドルも上昇したことから再度下げて引けた。
●COMEXゴールド:884.9(−0.9)ドル。原油同様に株高、ドル高から売られた。
●シカゴ日経225先物:13,865(大証比+105、日経平均終値比+122)円 。
「今日の動向予想」
●全般:高値もみあい。方向感を探る展開か。
NY市場は株価が大幅反発。市場環境は改善したようにも見える。しかし、過熱感が高く反落に注意したい。例えば、豪ドル米ドル(AUDUSD)は指標の悪化で0.935ドルまで売られていたにも関わらず、ユーロドルに連れて0.947ドルまで戻している。ドル円が頭を抑えられているためだが、かなり高値にあるので反落に注意したい。
一方、テクニカル的にも、下落に向かっていた短期の移動平均線が横ばいに向かってきており、今日の動きが重要となりそう。日足の一目均衡表では、最近転換線を下抜けて下落基調に傾いていたドル円が、転換線を上抜けそうな位置に近づいている。下落基調にあったユーロドルは転換線を上抜け、基準線を狙う位置に近づいた。クロス円はドル円と同様。今日、上昇を続けられれば上昇基調を回復できる可能性が高まる。
今日のアジア市場は、NY市場の株価上昇を受け堅調な推移が期待できそうだが、昨日の上昇していることや、中国の預金準備率引き上げなどもあり、全面高にはならないかもしれない。
欧州市場前半は、景気の減速感がある英国の指標CPIなどでポンドに動きがあるかもしれない。また影響は限定的かもしれないが、フランスのソシエテ・ジェネラルの決算発表もあり、注意したい。
NY市場は、小売Wal-Martの決算があり、既に発表されている既存店売上高は、予想以上だったため、好業績が期待される。また、指標では小売売上高の発表があり、バーナンキ議長の講演からインフレや利下げの動向を探ることになりそう。後は株式市場次第。
●ドル円:102円後半から104円台。特に103円後半から104円前半中心と予想。
●クロス円:ドル円に合わせた動向を予想するが、クロスドルの下落による影響に注意したい。
●日経平均株価:13700円〜14000円。少なくとも終値で14000円越えは無理か。
●注目指標等:
17:30 英4月消費者物価指数CPI
17:30 英4月小売物価指数
21:20 バーナンキFRB議長講演
21:30 米4月小売売上高
「私の取引」
取引できませんでした。朝の下落を戻し、上昇していたため、高値買いが怖くて買えませんでした。ここまで上昇するのであれば、先週末に豪ドル円を我慢して保持するべきでした。朝は売っておいて良かったと思っていたのですが。

「注意」
このブログは、私の体験を記録しているだけです。
(皆様の参考になればという気持ちもありますが)
私の考えが正しいとは限りませんし、
市場がどう動くかは、その時々の様々な要因やその強弱によります。
そのため決まりはなく、運もあると思いますので、自己責任で取引してください。
特にNY市場では株価の上昇を背景にドル円も、ユーロドルも上値を伸ばした。
最近の下落基調に対し、昨日の上昇で短期の移動平均は横ばいに向っており、今日はドル円、クロス円が更に上昇して上昇基調を回復できるかが焦点になりそう。ユーロドルも同様。しかし、各通貨でクロスドルが高値になってきており、反落のリスクにも注意したい。
個別では英国の消費者物価指数CPI、米国小売売上高、バーナキ議長講演などが注目。その他、仏金融ソシエテ・ジェネラルや米小売ウォルマートの決算発表が予定されている。
「市場動向結果・予想」
「東京(アジア)市場」(6:00〜15:00)
●10:30 豪3月住宅ローン貸出:前月比−6.1%(予想−0.8%)、 10:30 豪4月NAB企業信頼感指数:−8(前月−4)。豪ドル下落。NZドルも連れ安。
●15:00 日4月工作機械受注:前年比+0.3%(前月+3.3%)。
●日経平均株価:13,743.36(前日比+88.02)円。13500円台に下げて始まり、前場はマイナスだったが、前場終了時にドル円が始値を超えると、後場に上昇に転じた。
●アジア株:ほぼ全面高。印度が前日比マイナス。香港、韓国休場。
●ドル円:103.3円。上昇。6時に先週末の102.7円台から103.0円に上げて始まった。しかし、7時半に103.1円まで上げた後、下げに転じ9時前に102.5円台まで下げた。その後は底堅い日経平均株価やオセアニア株を支えに12時までに103.4円に上昇した。午後は103.3円前後に多少下げてもみ合った。
●ユーロドル:1.538ドル。大きく下落。ドル円の逆。先週末の1.547ドルから1.545ドルに下げて始まった。7時半に1.544ドルに下げた後、9時半に1.548ドルに上昇した。その後は下げに転じ、12時から1.541ドル前後で下げ止まったものの引け際に下落した。
●クロス円:ほぼドル円連動。オーストラリアの企業信頼感などの悪化でオセアニア通貨(豪ドル、NZドル)が10時半に下落した。午後は、ポンドを初め欧州通貨が売られ下げを強めた。
「欧州市場前半」(〜21:00)
●17:30 英4月生産者物価指数PPI:前年比+7.5%(予想+6.4%)。ポンド上昇。
17:30 英3月貿易収支:−74.37億ポンド(赤字、予想−75億ポンド)。ほぼ予想通り。
●アジア株:全面高。印度もプラスに転じた。東南アジアなどの一部はマイナス。
●欧州株:ほぼ全面高。ポルトガル、ギリシャ、マルタ等が安い。ユーロ圏全体、英国は上昇。
●ドル円:103.9円。大きく上昇。米欧主導によるドル安懸念の報道から、ドル買戻しが優勢となり、15時から18時前にかけて103.9円まで上昇。その後ユーロ買戻しから19時半にかけて103.6円に小緩んだが、再上昇し20時半過ぎに104.0円を付けた。
●ユーロドル:1.544ドル。上昇。東京市場での下落の続きで15時過ぎに1.536ドルまで下げた。その後、ドル円ともみ合いながら上昇し20時前に1.546ドルを付けた。1.544ドルに多少小緩んでNY市場を迎えた。
●クロス円:ほぼドル円連動。ドル円の上昇に加え、ユーロドルの上昇に引かれて各通貨のクロスドルも上昇したため、欧州、オセアニア通貨中心に大きく上昇した。
「NY市場」(〜6:00)
●米国1Q決算株式市場後:MBIA 一株利益−3.01(損失、予想−0.19より大幅悪化)。Sprint Nextelも予想以上の決算。
●21:30 加3月新築住宅価格指数:前月比+0.2%(予想通り)。影響なし。
●翌3:00 米4月財政収支:1593億ドル(黒字、予想1600億ドル)。ほぼ予想通り。
●欧州株:ほぼ全面高。ポルトガル、ギリシャ等が安い。ユーロ圏全体、英国は上昇。スイス休場。
●米州株:ほぼ全面高。チリ、ベネズエラなどが下落。
●NY株:Dow 12,876.31(+130.43), Nasdaq 2,488.49(+42.97), S&P 1,403.58(+15.30).
FedExが原油高による利益見通しを引き下げたことや、MBIAが損失を大幅に拡大していたが、先週までの売りにより割安感が出ていたことからプラスで開始し、上げ幅を拡大した。
CitigroupがWal-Martの株価目標を$57から$67に引き上げたことから、Wal-Martは決算発表を前に買われた。
投資目標を引き上げられたAppleやResearch In Motionなどが大きく上昇し、テックセクター、ナスダックを牽引した。
JPMorgan Chaseが2Qにサブプライムローン損失を2〜2.5億ドル見込むとしながらも、資本市場の危機は75%終わっており、年末に終息するとしてテックセクターが上昇。大幅損失を出したMBIAも上昇して引けた。
●ドル円:103.7円。ほぼ横ばい。株式市場前は22時前に103.6円に下落後、103.8円に戻した。株式市場はダウが先物通り20ドル台で始まったが徐々に上げ幅を縮小したため、ドル円は売られ23時過ぎに103.2円に下落した。しかし、株価は上昇に転じ、1時(NY時間12時)に100ドルを超え、103.8円まで上昇した。その後、ユーロドル高で2時に103.5円に小緩んだが、株価の150ドル以上の上げ幅拡大から4時(NY時間15時)には103.9円に上昇した。株式市場が引ける5時までもみ合った後、103.7円に小緩んで引けた。
●ユーロドル:1.554ドル。大きく上昇。22時過ぎのNY株式市場が始まる前から上昇を開始し、ドル円が高値を付けた1時にもみ合った以外は、トリシェECB総裁のインフレ懸念発言もあり、右肩上がりで2時までに1.556ドルに上昇した。ドル円の上昇から4時に1.553ドルに下落したが、引けにかけて1.554ドルに上昇して引けた。
●クロス円:ほぼドル円連動。ユーロとスイスフランが対ドルの上昇から23時の株価下落時の影響は少なく、あまり下落せずに上昇した。
●債券価格:下落。株価の大幅上昇から下落した。
●WTI原油:124.23(−1.73)ドル。ドル買戻しによるポジション調整で売られていたが、NY市場前半にユーロドルが1.55ドル台に上昇したことから126.2ドルに上昇した。しかし、株価大幅高でドルも上昇したことから再度下げて引けた。
●COMEXゴールド:884.9(−0.9)ドル。原油同様に株高、ドル高から売られた。
●シカゴ日経225先物:13,865(大証比+105、日経平均終値比+122)円 。
「今日の動向予想」
●全般:高値もみあい。方向感を探る展開か。
NY市場は株価が大幅反発。市場環境は改善したようにも見える。しかし、過熱感が高く反落に注意したい。例えば、豪ドル米ドル(AUDUSD)は指標の悪化で0.935ドルまで売られていたにも関わらず、ユーロドルに連れて0.947ドルまで戻している。ドル円が頭を抑えられているためだが、かなり高値にあるので反落に注意したい。
一方、テクニカル的にも、下落に向かっていた短期の移動平均線が横ばいに向かってきており、今日の動きが重要となりそう。日足の一目均衡表では、最近転換線を下抜けて下落基調に傾いていたドル円が、転換線を上抜けそうな位置に近づいている。下落基調にあったユーロドルは転換線を上抜け、基準線を狙う位置に近づいた。クロス円はドル円と同様。今日、上昇を続けられれば上昇基調を回復できる可能性が高まる。
今日のアジア市場は、NY市場の株価上昇を受け堅調な推移が期待できそうだが、昨日の上昇していることや、中国の預金準備率引き上げなどもあり、全面高にはならないかもしれない。
欧州市場前半は、景気の減速感がある英国の指標CPIなどでポンドに動きがあるかもしれない。また影響は限定的かもしれないが、フランスのソシエテ・ジェネラルの決算発表もあり、注意したい。
NY市場は、小売Wal-Martの決算があり、既に発表されている既存店売上高は、予想以上だったため、好業績が期待される。また、指標では小売売上高の発表があり、バーナンキ議長の講演からインフレや利下げの動向を探ることになりそう。後は株式市場次第。
●ドル円:102円後半から104円台。特に103円後半から104円前半中心と予想。
●クロス円:ドル円に合わせた動向を予想するが、クロスドルの下落による影響に注意したい。
●日経平均株価:13700円〜14000円。少なくとも終値で14000円越えは無理か。
●注目指標等:
17:30 英4月消費者物価指数CPI
17:30 英4月小売物価指数
21:20 バーナンキFRB議長講演
21:30 米4月小売売上高
「私の取引」
取引できませんでした。朝の下落を戻し、上昇していたため、高値買いが怖くて買えませんでした。ここまで上昇するのであれば、先週末に豪ドル円を我慢して保持するべきでした。朝は売っておいて良かったと思っていたのですが。
「注意」
このブログは、私の体験を記録しているだけです。
(皆様の参考になればという気持ちもありますが)
私の考えが正しいとは限りませんし、
市場がどう動くかは、その時々の様々な要因やその強弱によります。
そのため決まりはなく、運もあると思いますので、自己責任で取引してください。