東京は初雪だったとか。私はぜんぜん知りませんでした。初雪が今年最後の雪になったりして。ニューヨークではまだときどき降っているようです。
さて、今日のお話。
3ヶ月近くニューヨークにいて帰ってくると、ちょっとした逆カルチャーショックを感じることがあります。その1つは、日本にいると犬と歩いていることを意識することが多いということです。
道を歩いていると、「偉いねえ」「おりこうね」「かわいい!」「おとなしいね」・・・・・。これらの言葉は99.8パーセントくらいの確立で私に向けられているものではなく(いや、100パーセントですね)、一緒に歩いている頼もしい4本足のパートナーに向けられているものです、たぶん。
外出して人々とすれ違うと、必ずそういったコメントを聞きます。私たちが電車に乗ると、周りで、飼い犬の話が始まることもよくあります。なので、私は盲導犬と歩いていることを自然に意識します。とくにニューヨークから帰ってきてからはそうです。
ところが、ニューヨークでは「犬と歩いている」ということを意識することが殆どないのです。外出して沢山の人とすれ違っても犬についてのコメントを聞かないことも稀ではありません。なぜでしょう?
1つは、前にも書いたように、街で犬をみかけるのは珍しくないこと。そして、もう1つはたぶん、ニューヨークの人たちは他人が犬を連れて歩いていようが、狸を連れて歩いていようがべつに気にしないからではないかなと思うのです。みんな脇目もふらずに自分の道を進んでいるという気がします。でも、かと言って不親切なのではありません。こちらが助けを必要としていれば、喜んで助けてくれる人が多いし、助けを必要としていない時でも喜んで助けてくれようとする人も沢山います。
それから、日本でよく聞かれるような親子の会話もよく聞こえてきます。「あ。つ!ワンワンだ!」「あの犬は仕事をしているのよ。だから触らないでね」
人に声をかけられることももちろんあります。犬好きな人、セラピー犬と一緒に老人ホームにボランティアで行っている人、救助犬の訓練士などなど。
人と犬との付き合い方の歴史も関係しているかもしれませんが、アメリカでは一般に人とハーネスをつけている犬が一緒に歩いている姿が歩行の1パターンとしてある程度定着しているように思います。ですから、好奇の視線を浴びることもそれほどないのでしょう。その気楽さに慣れてしまうと、日本に帰ってくると少し落ち着かない気持ちになります。
でも、ニューヨークでは盲導犬でもお店に入るのを断られることが結構多いんですよ。それについてはまた後日・・・・・。